【体験談】後悔しない産院選びのポイント!我が家の産院選びをの経験を元にまとめてみました。

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ののかママ

日々、2014年生まれの女の子に翻弄されているワーキングママです。育児や仕事に家事と、毎日何かに追われへとへとですが、娘からもらう幸せと笑いをもとに生きています。日々の生活の中から役立つ情報が発信出来たら幸いです。

ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。

初めての妊娠。そして出産。初産はドキドキすることがたくさんです。

何から何までわからないことだらけ。育児書もたくさんあって、何が正しいのかそうでないのか、どの方法が我が家に合うのか、全くわからず、私の妊娠中はとりあえず「バタバタしていた」「忙しかった」という思い出しかありません。

妊娠していることを楽しむ暇はなく、ただただ、やらなければいけないことに追われて常に手探り状態であった気がします。

我が家はまだ子どもは一人なのですが、あの時ああすればよかった、本当はこうしたかったなど、妊娠出産に関する希望をゆっくりじっくり考えられたのはずっと後の話。

そう、今です。

特に産院の選び方やその産院での過ごし方については、反省点はもちろん、ああしてたいらもっと楽しめた、とか、こういうことをしっかり聞いておけばよかった、という気持ちがたくさんあります。

そこで今回は我が家の産院選びの体験談を元に私が考える「産院探しでチェックすべきポイント」をご紹介したいと思います。

これから産院を探されるプレママさんたちに何か参考になれば嬉しいです。

産院にはどんな種類がある?

いざ妊娠!となった際に、まず通うのが産婦人科です。では、日本にはどんな種類の産院があるのでしょうか。主に4つに分類されます。

個人医院や病院、クリニック

ベッド数によって、医院(19床以下)と呼ばれている場所と、病院(20床以上)と呼ばれている場所に分かれますが、いわゆる「〇〇産婦人科」等と言われている所です。

なかには産科がなく、婦人科だけの場所もありますのでご注意を。

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各々の産院によって、分娩の方法を沢山選べたり、食事が美味しかったり、最近では様々な特徴があります。中には産後のエステ等がある場所も。

個人医院や病院、クリニックの場合、一人の先生が検診から出産までを専任で見てくれるため、その面での安心感もあります。

大学病院や総合病院

ベッド数が100床以上あり、産婦人科以外にも内科、外科等たくさんの科が入っている大きな病院です。

持病があったり、出産に何かしらの支障があったりした場合などには、設備はもちろん、産婦人科以外の分野の知識に深い先生たちもたくさんいらっしゃいますので安心です。

小児科がある場合には、生まれた赤ちゃんのことも産後すぐに対応してもらえます。

しかし、どうしてもほかの病気の方たちも来ているため、妊娠中は院内で風邪など別の病気をうつされるリスクもあります。

先生は〇曜日は〇〇先生、〇曜日は××先生と担当の先生が曜日によって異なることもあるようです。

助産院

助産師さんが子どもを取りあげてくれる昔ながらの出産スタイルです。

しかし、医療行為は行えないため、健康な母体で正常な分娩が出来ることが前提と言われています。

何かあった場合には病院等に運ばれることになります。

その他 周産期母子医療センター

出産や胎児に異常があった際にのみ緊急で運ばれる施設です。

婦人科の治療と妊娠は別物と考えるべき!

私は妊娠する前にも、定期的に婦人科に通っていたので、いわゆるかかりつけ医がいました。

そして、1回目の妊娠が発覚したときも迷うことなく同じ病院に行きました。

駅から徒歩15分。我が家から歩いて10分のところにあるその産婦人科は我が家から一番近い産婦人科医院です。そしていつも妊婦さんでいっぱい。

妊婦さんに囲まれ同じ待合室で待ちながら、「いつか自分もここで生むのだなぁ」と漠然と思っていました。

看護婦さんや受付の人、先生はいつも忙しそう。自分が妊婦じゃなかったときは、テキパキと短時間で診察を終えてくれるので仕事帰りでも楽ちん。

「早く終わる」ことにすごく良いイメージを持っていたのです。

ところがいざ妊娠してみると、初めてなのでわからないことばかり。診察では聞いてみたいことがたくさんありました。

自分の体のことだけではなく、お腹の赤ちゃんがどういう状態なのか等、心配で心配で仕方なかったのです。

しかし…忙しいからか、それともその性格からか、ぱっぱっと患者さんを回したい先生と、ちょっとのことがすごく不安な初産の妊婦です。

どうしてもテンポが合いません。

いちいち小さなことを聞き続ける私に、先生の話し方もだんだん早口になっていき、質問をしても軽くあしらわれることが多くなりました。

何度かそれが続き、気持ちの「ずれ」が生じてしまったように思います。

そうなるともう相性の問題になってしまうのですが、「どうせ聞いてくれないだろう…」と私は質問することをやめてしまいました。

そして、結局、先生にお腹に軽い痛みがあることさえきちんと説明することが出来ず、診察の翌週には流産。

1回目の妊娠はとても悲しい結果に終わってしまいました。

もちろんこれは、ちゃんと伝えられなかった自分が悪いのです。

そして、かつてはかかりつけ医としてかなり頼っていた先生でしたが、不運にも出産に関しては、相性が悪かったのだと思います。

いくつかの産婦人科を比較検討してみよう

そんな苦い経験をしたため、2回目に妊娠が発覚したときは、違う病院へ行きました。

今回はある程度胎児が育つまでは、話をちゃんと聞いてくれる・質問がしやすい先生に会うまで、何か所も病院を回るつもりでした。

産婦人科選びの際に私が重視したポイント

  1. 聞きたいことが聞ける雰囲気があるか
  2. 自分に合った雰囲気があるか
  3. 家から通いやすいか
  4. 分娩費用は予算内か

上記のポイントをもとに、地元で一番大きな産婦人科病院、小さなクリニック、隣町の駅前等々、手あたり次第何院か見たうえで、通おうと決めた産院は待ち時間も診察も非常に長い病院でした。前回とは正反対です(笑)

大きな産院にも、レストラン並みのお料理やエステなど、心惹かれるサービスがたくさんあったのですが、費用が予算内ではあったものの、出産より産後にお金をたくさん使いたいと思い、諦めました。

そして通うことになった小さな産院ですが、先生との相性は非常に良かったと思います。

お爺ちゃん先生はどんな小さな質問も分かりやすく冗談を交えながら一つ一つ回答してくれ、不安がっていることがあると

そんなに不安なら…
と検査等も率先してくれて、まるで田舎のおじいちゃんと話をしているような…(笑)

スタッフの方たちも含めすごくアットホームで、病院によって雰囲気が全然違うんだな…と少しびっくりしたのを覚えています。

しかし、検診に通うことが非常に楽しみなクリニックでしたが、残念ながらそこの病院には産科がありませんでした。最初から産科がなくそこで産めないことは分かっていました。

しかし、それでも通いたかったくらい最初の対応が良かったのと、1回目の妊娠で期待しすぎてしまったため「ちゃんと育つまでは浮かれた気持ちにはならない」と慎重になっていたため一時的に通っていたのでした。

安定期に入ったころ、先生から産む病院を決めてくれと言われました。

そして、

あの病院には良い先生がいるよ
と言ってくれた別の産婦人科の先生を頼って安定期に入ってから別の病院に転院しました。

転院した病院は総合病院です。

産院の比較検討にあたっては、ネットの口コミはかなりたくさん見ました。親戚や知り合いの話も聞きました。

しかし、最初に行っていた病院も口コミは結構良い口コミでばかり。あれだけ混んでいたのですから、当たり前です。人気はすごくあるのでしょう。

しかし、

ののかママ
ネットでは良い口コミだったとしても、他の人との相性はよかったとしても、私自身の性格の相性やライフスタイルに合わなければ口コミもあまり意味がないな…
と、病院や先生との相性の大切さは痛いほど実感していましたので、口コミを参考にしつつも完全に鵜呑みのはせず、産院は実際に自分の目で見てから決めました。

出産は最初に行った病院やかかりつけ医の場所でなくても構いません。

先生との相性はもちろん、何かしらの不安要素があるようであれば、他の病院もいくつか検討してみることをお勧めします。

母親教室や授乳教室など不安なことを確認できる体制はあるか

転院した病院が総合病院だったので、先生は分担制でした。

行く日や時間によって見てくれる先生が変わりましたが、それでも転院前のクリニックの先生が言っていたように、科長の先生が非常に良い先生でその他の先生たちも丁寧に説明してくれたため、安心して通うことが出来ました。

その病院は、個室の出産はなく、原則として普通分娩。何か問題があれば帝王切開、というスタンスでほかの無痛分娩等の選択肢はありません。

総合病院なので費用もお安めではありました。

また、正産期になると、「総合病院なのに?」と少し意外ではありましたが、母親学級や、授乳教室の講座にも参加させられました。

母親学級とは?

産院や自治体が主催する妊娠や出産に関する講座です。

その主催者によって内容は多少変わりますが、

  • 妊娠中の過ごし方(食生活・体調管理)
  • 出産の方法や流れ
  • 産後のケア
  • 育児
などについて教えてくれる講座です。参加することでほかのママたちとも仲良くなれて、友達作りになることも。

私の住んでいた町でも自治体の母親学級はありました。しかし、臨月まで仕事をしていたために平日に参加できる時間がなかったですし、土日はクタクタ。

妊婦検診も土曜に入れていたため、時間はあまりありませんでした。

また、正直に言うと母親学級の大切さ自体が分かっていなかったために、貴重な時間を削ってまで参加したいと思っていなかったのです。

それもあって、産院の母親学級には半ば強制的に参加させられたのですが、結果的に、産院に母親学級があったことはプラスだったと思います。

その母親学級は出産のビデオを見学したり、分娩台に座ってみたり、部屋内の説明があったり…。

しかし、あくまでも「強制的な参加」とその時はかなり受け身でとらえていたために、わからないことがあればネットで調べればいいか…とのんきに構えていました。

しかしこれは大きな間違いで、実際に赤ちゃんと対峙してみると、ネットで調べる時間はあまりなかったです。

また、ネットだとサイトによって言っていることも違ったりする場合も多く、情報が多すぎてすごく混乱しました。

結果的に、母親学級や授乳教室で教わったことがかなり役に立ちましたし、あとから「これ聞いておけばよかった」「あれ聞いておけばよかった」等々、沢山の疑問が出てきたのです。

これから産院を探されるプレママさんたちには、産院に母親学級やその他の講座などがあるかどうかも検討に入れることをお勧めします。

きっと実際に出産を迎えてみないとどの情報が大切でどの情報がそうでないかは実感としてわからないと思います。

しかし、妊娠も出産も確実に自分の体や赤ちゃんに何かが起こります。そして、その起こりうることを自分でしっかり勉強しておくことは決して無駄ではありません。

産院に母親学級や類似の講座などがあれば、学ぶ機会ととらえてわからないことはどんどん聞いておくことをお勧めします。

また、母親学級で会うお母さんたちとも、お友達になれればとてもラッキーです。

私は隣町の病院での母親学級だったために、産院の母親学級で知り合ったお母さんたちとは保育園や検診で会うことはありませんが、たまに町でばったり会うと挨拶や立ち話くらいはしています。

もしも同じ自治体内であれば、母親学級であったお母さんたちとは保育園や子どもの定期検診などで会うこともあるでしょう。

子どもの検診で久々の再開を喜んでいるお母さんたちの楽しそうな姿を見ると少し羨ましくも思いました(笑)

ママ友に関しては出来ればラッキーくらいの気持ちでいた方がいいでしょうけどね。

ちゃんと確認しておけばよかった…産後の体制について

私が出産した病院ですが、産後は24時間母子同室でした。

母親学級で何となく説明を受けた記憶はありますが、初めての出産だったために、24時間母子同室というものがどんなものなのか、ちゃんと理解をしていなかったことをすごく後悔しました。

「産後同室はつらいよ…」という経験者からの言葉を聞いても、

ののかママ
大事な我が子ですもの、子どもを愛するお母さんであれば24時間子どもと離れるなんて出来るはずがない、大変かもしれないけれど大丈夫
とその時は思っていたのですが、実際に出産を終えてみると体へのダメージは予想以上。すさまじいです。

私は帝王切開だったため、2日目から母子同室でしたが、ちょっと動くと傷口は痛み、まっすぐ立つことさえできない、麻酔の管を外してからはしゃべることさえ苦痛で本当につらかった。

そんな状態で24時間母子同室。体が休まる暇は一切ありませんでした。

帝王切開でないお母さんも同室に居ましたが、出来ればもう少し休ませてほしいよね…とお互い愚痴りあっていました(笑)

今から思えば、退院してからは24時間一緒に居ることが当たり前です。2-3時間置きの授乳がしばらく続き、睡眠もままならぬ状態になります。

退院後も続く疲労感に、

ののかママ
せめて入院中くらいは思い切り体を休めて、これから来る過酷な生活のために備えた方が良かったな
と後になってから思いました。

私が出産した病院は原則は母子同室ですが、どうしてもと希望を出せば夜間は預けることも出来たようです。

しかし、自分の子どもを預けることがダメなお母さんととらえられたらどうしよう…とか、せっかく生まれてきた子どもに申し訳ないなと思ってなかなか言い出せなかったのです。

もしもまた出産をすることがあれば、次はもう少し産後の体制を確認すると思います。そして出来れば産後は体を休める方法を選ぶと思います。

出産はゴールではありません。子育てのスタートです。

最初からお母さんが疲れ果ててしまっていたら、これからの生活に支障が出ます。

子どもへの愛は、退院後からでも十分にあげることはできるのですから、体を休めることが子どもへの愛情不足と自分でハードルを上げることはしない方が良いです。

ゆっくり休んでその後の生活を明るく迎えられる方がよっぽど子どものためになりそうだな…と後になってから思います。

しかし、母子同室は悪いことばかりでもなかったのも事実です。

出産後は里帰りをしていなかったのですが、怒涛の入院期間を終えて家に戻ると、特に躊躇なく一人で子どもの世話をすることができるようになっていました。

一日のスケジュールも、入院中と同じ流れで2-3時間置きの授乳。夜眠れないのも当たり前…と、家で育児を行うための予行練習だったととらえればそれはメリットであったと思います。

もちろん、各々のお母さんの体力や気力にもよるとは思いますが、産院の産後の体制(24時間母子同室かどうか)は産院を選ぶ際に十分に検討したほうが良いと思います。

また、その際には産前の体調がたとえ良かったとしても、産後は今までの人生で一番体が疲れた状態であることも考慮したほうが良いです。

期待していなかったけど嬉しかった産後の記念品

産院を選ぶにあたり、ネットの口コミなどで記念品を貰ったとか、退院の際にケーキをプレゼントされた等のコメントが結構目につきました。

しかし、私が出産したのは総合病院。

そういった類のものはないんだろうな…と半ばあきらめていたのですが、退院の際にナース室に呼ばれていくと、帝王切開時に子どもをとりあげた時の写真(子どもがこの世に生を受けた瞬間です)や、先生の書の横に子どもの足型をとってくれたもの等、手作り感は満載ですがとても心のこもった記念品をいただくことが出来、とても嬉しかったです。

記念品はあくまでも産院のご好意の部分ですので、期待しすぎるのもどうかと思いますが、一生の思い出になるものですので、口コミなどを参考にして、少し期待してみても産後の楽しみが出来て楽しいかもしれません。

まとめ

親も子も命がけで取り組むのが出産ですから、その出産を行う場所である産院選びは慎重に行った方が良いと思います。

お母さんたち一人一人、生まれてくる赤ちゃん一人一人の性格や体力が全部違うのと同様に、出産のスタイルも千差万別です。

初めての妊娠で右も左もわからぬ中で、完全に自分と合った産院を選ぶことはとても難しいとは思います。しかし、出産においては非常に大事なことであると思います。

どんなに時間をかけてでも自分と相性の良い先生をじっくりと見つけてください。

そしてどうか無事に、元気な赤ちゃんが誕生しますように!

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