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ママテク(@mamateku)ライターのMeow-Meowです。
0歳からできる習い事は、
- リトミック
- ベビーサイン
- ママフィット
その中でも最近人気なのが『ベビースイミング』です。
ベビースイミングは、水への抵抗をなくしてあげたいと思っているママはもちろんのこと、「目的はないけど、何か始めたい」と思っている方にもおすすめです。
わが子は生後6か月から始め、9か月頃には潜れるようになりました。
しかし、すべての赤ちゃんとママにおすすめできるかと言えばそうではありません。向き、不向きはあります。
ベビースイミングでは一体どんなことをするのか?費用や準備するものは?効果は?など、わが子が実際に半年やってみて感じたことをまとめてみましたので、ベビースイミングに興味のある方はぜひ参考にしていただければと思います。
パッと読むための目次
ベビースイミングの特長
ベビースイミングの最大の特長は、「習い事」ではないということ。
ベビーサインや英会話などは、技術や能力を向上させる、目標を達成することが目的ですが、ベビースイミングでは何かを覚えさせるという決まりや、テストなどはありません。
子どもとママやパパが水中でスキンシップを楽しみ、子ども同士、親同士のコミュニケーションの場を広げることを目的としています。
だから、
かといって、遊んでいるだけじゃ公園の水遊びと一緒じゃないのかというと、そうではありません。
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ベビースイミングはジュニアスイミングとは違い「クロール」「平泳ぎ」などの決まった目標はありませんが、体操や水慣れなどを通して、赤ちゃんのいろんな機能の発達に役立っているのです。
- 生後6か月頃~3歳くらいまでの子が対象。
- ママやパパが抱っこして、大人用プールに入る。
- 水温は26~32℃と温かく、終了後はジャグジーやサウナで暖をとれる。
- 水に慣れることから始めるので、音楽に合わせて水中で動いたり、おもちゃやボールを使うこともあります。
- いろんな子がいるので、自分に合ったペースで参加できる。
- 服装(水着)や時間などは基本的に厳しくない(子どもの体調や機嫌に柔軟に対応してくれる)
ベビースイミングのシステム(料金)は、週1回で月会費4000~7000円くらいのところが多いようです。
赤ちゃんとママ、二人で1回につき1000円前後と考えると安いですね。
無料で見学・体験を実施している店舗も多いので、気になる方はまずは参加してみるといいでしょう。
赤ちゃんの水着って?何を用意すればいいの?
ベビースイミングを始めるにあたって、最低限これさえあればOKというものは次のとおりです。
- ベビー水着とキャップ
- ママの水着とキャップ
- タオル(子供用のかいまきタオル、ママのラップタオルがあると便利)
意外と少ないですね。もう持っているという方は、すぐにでも始められます。
ベビー水着ってどこに売ってるの?
赤ちゃんが水遊びをするときは、裸だったり水遊び用のおむつだったりしますが、ベビースイミングでは『ベビー用水着』を着用します。体温や身体を守るためです。
実はこの『ベビー用水着』、スポーツ用品店などではあまり販売されていません。
西松屋やトイザらスなどにはとっても可愛い水着もたくさんありますが、スイミングには適していないものも多く、シーズンでないと店頭には置いていません。
筆者が困ったのは『水泳帽(スイムキャップ)』でした。水着は用意できたのですが、ベビー用の小さい水泳帽はどこを探しても売っていないのです。
そんなわけで筆者がおすすめするのは、ネットショップです。
楽天やヤフーショッピングなどのネットショップでベビー用水着を探してみると、サイズは70cmくらいからあり、可愛いものや保温機能のもの、着脱しやすいものなど、かなり種類が豊富でした。
粗相が心配…
基本的におむつはなしで水着を着用させますが、心配な方は水着の下に水遊び用のおむつをはかせてもいいと思います(筆者の通っているベビースイミングではそう言われました)
でも、あまり心配することはありません。
プールサイドや更衣室でおしっこをしてしまったら、スタッフに言えばすぐに水を流したり掃除をしたりしてくれますし(毎回そういう子はいるので慣れっこのようです)、水に入ると水圧によってあまり出なくなるそうです。
水着はどんなのがいい?
特に指定がないスイミングスクールの場合は何でも良く、わが子は夏のクリアランスセールで500円だったピンクのフリルがついた水着です(女の子です)
ただし何でもいいとはいえ、筆者が実際に通ってみて感じたのは、着脱しやすく、保温性があり、生地が厚めのものがいいということ。
筆者の通っているベビースイミングでは、「Splash About」というブランドのベビー水着が人気でした。
海外ブランドですが、ベビー&キッズ水着専門として25年以上も歴史と実績があり、夏限定ですが日本でも大阪や横浜などにショップがオープンしています。
スウェットスーツ素材で保温機能に優れており、全開できるので着替えさせやすいです。
どれがいいか分からない、という方は、こちらを買えば間違いないと思います。
デメリットとしては、
- 海外製なので大きめ
- 厚手なのでぴったりさせないとちょっと動きにくい
- 小さ目や細めな子は合わない事もあるかも
という点です。
子どもの可愛い水着姿を見られるというのも、ベビースイミングの醍醐味ですので、お気に入りの水着が見つかるとママも子どもも楽しみが倍増しますよ。
【レッスンの流れ】ベビースイミングって具体的に何をするの?
筆者とわが子が通っているベビースイミングのプログラムをもとに、ベビースイミングの流れを説明します。
10:00 | 来館 | 先生やお友達に笑顔であいさつ。 |
---|---|---|
準備 | ママもしくはパパと一緒に更衣室に入り、水着に着替えます。 (見学席が設けられているところもある) | |
プールサイドへ | 席カードにスタンプを押してもらいます。 | |
10:15 | 点呼 | 出欠カードをもとに先生が名前を呼ぶので、元気良くお返事! |
体操 | プールサイドに敷かれたマットの上で、音楽に合わせてリズム体操したり、ストレッチ、マッサージ。 | |
シャワー | シャワーを浴び、浮き輪などをつけます。 | |
10:30 | 水慣れ | プールサイドに座ってバタ足、水に入ってジャンプ!ジャンプ! |
レッスン | 壁を蹴る練習、バタ足の練習、潜る練習。 | |
リズムレッスン | 音楽に合わせて歩いたり、ジャンプしたり。楽しく動きます。 | |
自由レッスン | 泳げる子、水に顔をつける練習をする子、ママと楽しく水遊びをする子、ママがエクササイズをするなどいくつかのグループに分かれたり、個別で先生がトレーニングしてくれたりします。 | |
遊び | ボール拾い、おもちゃ遊びなどを通して、プールの楽しさを知ったり、お友達作りができます。 | |
11:00 | ジャグジー | プールから上がったら、温かいジャグジーへ。 |
シャワー、着替え | 肌荒れ防止のため、しっかりとシャワーを浴び、よく拭いて着替えます。 | |
一休み | 休憩室で、水分補給やランチタイム。 |
ベビースイミングの流れやレッスン内容は大体イメージできたでしょうか。
『レッスン時間が意外と短いな?』と感じる方もいるかもしれませんが、スイミングスクールに来館した時点からレッスンは既に始まっています。
笑顔で挨拶をし、出欠カードにスタンプ、元気よくお返事をするのは保育園や幼稚園でも同じですよね。
体操やマッサージは楽しみながら皮膚や身体に良い刺激を与えます。
音楽に合わせて動くことでリズム感も鍛えられますね。
赤ちゃんにとってはすべてが新鮮な刺激となりますし、他の子ども達と一緒に何かをするというだけでも協調性が養われます。
前述したとおり、ベビースイミングは何か目標を決めて行うものではありませんので、ひとつひとつしっかりと習慣づけることが大切なのですね。
ベビースイミングのメリットって?
では、気になるベビースイミングのメリットはどんなものがあるのか?
大きく三つに分けて、筆者が考えるメリットを挙げてみました。
精神的メリット
- メンバーが決まっているので、自然に友達ができる。
- 子どもの社会性が身に付く。
- 挨拶や返事などができるようになる。
- リズム感が養われる。
- 習慣ができる。
身体的メリット
- 水泳は全身の筋肉をまんべんなく使うので、まだハイハイができない赤ちゃんでも浮力を利用しバランス良く筋肉が発達する。
- 両手、両足を自由に動かせるので、楽しみながら想像力を働かせることで、神経系の発達に役立つといわれる。
- 免疫力が高まり、風邪などひきにくい身体になる。
- 皮膚が鍛えられ、肌が強くなってアトピー予防効果が期待できる。
ママ、パパのメリット
- 産後ママのシェイプアップ、パパの運動不足解消になる。
- ママ友ができたり、育児の情報交換などコミュニケーションの場ができる。
- 息抜きになる。
ベビースイミングには、精神的や身体的な部分、更にはママパパにとっても、こんなにたくさんのメリットがあるのですね。
ベビースイミングのデメリットって?
しかし、中にはこんなデメリットを感じる方もいます。
- 費用が高い!
ジュニアスイミングのように、みっちり指導されるわけではないので、遊んでいるだけだと感じ、レッスン内容に対して月会費が高いと感じる方もいるかもしれません。 - 感染症のリスク
プールの塩素で肌荒れを起こしたり、プール熱などの感染症にかかってしまったりする可能性があります。
ですが、子どもはそうやって免疫をつけていくものです。幼稚園や小学校で必ず通る道ですので、早くから免疫力を高めていくのは良いことだと筆者は感じます。 - 効果が目に見えない
スイミングに通うからには、子どもに何か変化があって欲しいと考えるのは当然のことですよね。
しかし、ベビースイミングは何か一つの目標に向けて練習をするという趣旨ではありませんので、「達成感」や「効果」が感じにくいと言えます。
筆者の周りにも、早々に見切りをつけて辞めてしまったお友達も少なくありませんでした。長い目で見れない方には向いていないかもしれません。 - スイミングに通うこと自体がストレス
子どものためにスイミングに行かなきゃ、という義務感がある方には向いていません。
ママが嫌々やっているのに子どもが楽しいはずがないのです。
子どもと一緒にプールを楽しむという感覚で通うのがベストです。 - 子どものご機嫌や体調に左右される
子どもにも、プールに入る気分ではない日ってあると思います。そういう日に連れて行くと泣いてしまうことがあります。
でも安心してください。スイミングのスタッフは慣れていますし、他の子もお互い様。
どうしてもダメなら途中で帰らせてもらい、別の日に振替ということもしてもらえます。
子どもは水に入るのが大好きなので、意外と泣かないんですけどね(ママのお腹の中にいた時のことを思い出すのかな?)
また、風邪気味のときやインフルエンザの疑いのあるときなどは控えないといけません。予定どおりに行けないことを柔軟に受け入れる気持ちを持つことが大事です。
ベビースイミングはいつから始めればいい?早いほうがいい?
最近では、生後四か月頃から始められるベビースイミングもあるようです。
ちっちゃな可愛い可愛い赤ちゃんと一緒にプールに入れるなんて、素敵ですよね。
ママやパパが行きたいと思っているなら、いつからでもOKだと思います。
しかし、「早ければ早いほど、子どもにとって効果があるのか」という問いに関しては、YESとは言い切れません。
むしろ、ベビースイミング自体が、それほど顕著な効果があるとは思えません。
- 顔に水がかかっても泣かなくなった!
- 潜れるようになった!
わが子も、たしかにこの半年間でこのような変化がありました。
とはいっても、それは「ベビースイミング効果」なのか「自然な成長」なのか判別がつきません。
ベビースイミングに通っていなくても、顔に水がかかることが平気な赤ちゃんはたくさんいます。
水に顔をつける練習、バタ足の練習なら自宅のお風呂でできます。赤ちゃんの身体は小さいので、それで十分なのです。
スイミングに通うのは、4,5歳から始められる幼児コースや、小学生のジュニアスイミングからでも全く遅くないと思います。
ベビースイミングの効果とは?
では、ベビースイミングは何の意味もないのかというと、そうではありません。
お風呂で泣いている赤ちゃんの顔に水をジャバジャバかけることや、赤ちゃんをお湯の中に沈めることに抵抗のある方は多いと思いますが、ベビースイミングに行って驚いたのは、なんのためらいもなくわが子がプールに沈められたことでした。
「3、2、1…ざぶん!」という掛け声とともに、先生が赤ちゃんの顔を水につけるのですが、この掛け声で水に入ることを覚えると赤ちゃんは自然と息を止めます。
また、
このように、適切な指導を受けられるという点においては、自信のない方にとってベビースイミングはとっても効果があると思います。
休日には、パパと一緒に参加する子が多いです。
普段子どもと遊ぶ機会が少ないパパや、どうやって遊んだらいいか分からないというパパにとっては、ベビースイミングは一緒に触れ合う良い機会ですよ。
ベビースイミングに向いている人、向いていない人
最後に、これまで書いてきた中で出てきた、ベビースイミングに向いている人、向いていない人をまとめてみたいと思います。
- わが子のいろんな可愛い姿を見たい。
- ストレス解消、運動不足解消したい。
- ママ友を作りたい。わが子にも友達を作ってあげたい。
- 自分ではどうやってプールデビューしたらいいか分からない。
- プールが好き。わが子にもプールが好きになってもらいたい。
- わが子のために、水泳というものをやらせてあげたい。
- 何か始めるなら、具体的な結果を求めたい。
- 効果がなければ意味がないと思っている。
- プールはあまり好きではない。または、水着になりたくない。
- パパは賛成していない。
まとめ
半年間ベビースイミングに通ってみて、わが子には大した変化はありませんでしたが(笑)
「週に1回プールへ行く」という習慣ができ、運動する機会もでき、我が家の日常が少し良い方へと変化しました。
プライベートで遊びに行くような友達はまだできていませんが、会うと話をする程度には人間関係も広がりました。
ベビースイミングには、結果を求めるだけではなく「退屈な毎日を少し変えたい」「何か始めたい」というぼんやりとした動機が一番合っているのかもしれません。
つまり、ベビースイミングはベビーではなく、ママのためにあるのかな?と思っている筆者なのでした。
教育ってかた苦しい…