【体験談】帝王切開と陣痛はどちらが痛い?陣痛→帝王切開で出産した筆者が手術~退院までの流れと感想をレポート!

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2017年春に女の子を出産。誘発分娩から緊急帝王切開になり、11日間にもわたる壮絶な入院生活を経験。一人目から実家に頼らず、夫婦二人三脚で育児奮闘中。インターネットの情報が頼りだった私の経験をふまえて、同じような境遇の方に向けて情報を発信していきたいと思います。

ママテク(@mamateku)ライターのMeow-Meowです。

帝王切開にどういうイメージをもっていますか?

  • お腹を切って縫うなんて、絶対に痛い!
  • 無理やり出されて、赤ちゃんがかわいそう
などのマイナスイメージがある方も多いと思いますが、中には反対に
  • 麻酔で痛みを感じないから、陣痛より楽なんじゃ?
  • 寝ている間に終わるなら、自然分娩より帝王切開で産みたい!
という声も聞かれます。

インターネットで口コミを見ても、痛みの感じ方は人それぞれですし、帝王切開しか経験したことのない人は陣痛の痛みは分かりませんので、比べることができません。

筆者は陣痛からの緊急帝王切開だったので、どちらも経験しました。

陣痛と帝王切開、どちらが痛いのか?本当のところはどうなのか、緊急帝王切開になった筆者の実際の経験をもとに書いてみました。

帝王切開の準備やお金の話についての記事と合わせて読んでいただければと思います。

【体験談】帝王切開の気になる費用、リスク、準備、メリットなど不安や疑問を自らの経験を元に分かりやすくまとめてみました。

2017年9月30日

よほどのことがなければ帝王切開にはならない

【体験談】誘発分娩の痛み、費用、リスク、かかった時間、流れなど実体験まとめ!11日間の入院生活をレポート!でも書きましたが、
筆者は自然分娩にはリスクがあっため(骨盤が狭く難産の可能性があるので赤ちゃんが大きくなりすぎないうちに産もうということで)誘発分娩をしました。

しかし、陣痛促進剤の効きが思うようにいかず、3日間も陣痛や吐き気に苦しんだあと、緊急帝王切開での出産でした。

緊急と聞くとあわただしい感じがしますが、なかなか分娩が進まず

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このままだと帝王切開かなあ
と前日から予想されていたので、当日はスムーズな手術になりました。

高熱…そして赤ちゃんの心拍異常

陣痛が始まって2日目には38度の熱と、赤ちゃんの心拍が高まったこともあり、帝王切開の話が出ました。

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一通り帝王切開の流れの説明を受け(痛みでそれどころではなかった!)、手術になるときは同意書を書いてほしいということで紙をもらいました。

このとき、もうすでに40時間以上飲まず食わず寝られずだったので「もう帝王切開にしてください!」と涙ながらに頼み込むほどでした。

長引く陣痛を経験したことがあれば、「お腹を切って出した方が楽なんじゃないか」という考えが一瞬でも頭をよぎった方は少なくないのではないでしょうか。

筆者も地獄のような陣痛3日目ともなれば「いっそのことコロシテクレー」と心の中で叫ぶほどでした。

しかし、帝王切開はそう簡単にできるものではありませんでした。

「苦しいのでもう帝王切開にしてください!」「はい、わかりました」とはいかないのです。

筆者の場合、3日目となる翌日まで容体が安定しなければ、お昼過ぎに帝王切開の予定でした。

いつまで続くか分からない陣痛に耐えていたときとは違い、「あと数時間我慢すれば楽になれる!」と終わりが見え、時計とにらめっこしながら手術のときを今か今かと待っていました。

が、熱もそれ以上上がらず、赤ちゃんも落ち着いたということで、手術の予定は白紙になってしまいました。

手術できないという知らせに、もう世界が終わったかのように感じたのを覚えています。

結局、筆者の体力が限界を迎え、夜を越えられそうにないということで3日目の夜中に緊急帝王切開が行われました。

医学的根拠としては「分娩停止(子宮口が開かない)」ということでした。

帝王切開の流れ

筆者の体験をもとに、実際の帝王切開の様子を書いてみました。

実体験そのままの分刻みの克明な記録なので、イメージがわきやすいかと思います。

これは「緊急帝王切開」のケースです。

「予定帝王切開」のケースは、前日または当日の朝から入院し、お昼過ぎに手術が行われる場合が多いようです。

大まかな流れは一緒ですので、参考にしていただけたらと思います。

帝王切開手術 当日

22:00緊急帝王切開に切り替えるとの診断。病院スタッフは準備を始める。
(夜間だったので、非番のスタッフが招集された模様。麻酔医だけ近くの総合病院から手伝いに来てくれる)
22:30心電図検査・血圧測定(筆者は省きましたが、予定帝王切開では体重測定や麻酔の診察、血液検査も)
剃毛される(恥ずかしさなんてもうゼロに等しい)
22:40抗生剤点滴
22:45尿道カテーテル挿入
22:55静脈ライン確保(手術中に薬が必要になったらすぐに投与できるように血管に針だけさしておく)
23:00自分の脚で手術室まで歩く(カテーテルが邪魔で歩きにくい)
23:10手術台に横になる。血圧計や点滴、血栓防止のポンプがつけられる。
執刀医の先生が注意事項を読み上げ、同意書にサイン(夫が代筆)
23:15立ち会い不可のため、夫が退出。陣痛室で待機。
23:20氏名確認(名前をフルネームで言う)
23:30背中に薬が塗られる(麻酔注射のための麻酔)
23:35腰椎麻酔(陣痛の痛みや苦しさがスーッと引いていった)
23:40お腹に冷たい器具を当てられ、「冷たい?」と聞かれる。
(当てられている感触はあるが、冷たくはない=麻酔が効いている)
23:45酸素マスクを装着
23:50手術開始
頭の上の方にいる看護師さんが絶えず話しかけてくれる。
血圧や心拍のモニターが見え、「ドラマみたい」と思う。
24:00「赤ちゃん出ましたよー」と言われ、スタッフ一同で時計の時刻を確認。
産声が聞こえる。なにも感覚がないのが不思議。
赤ちゃんは計測やきれいにしてもらうため助産師さんの手に。天井につけられたモニターでその様子が確認できるはずだったが、目の前に手術布がかけられていて見えず。まだ赤ちゃんの姿を見ていない。
24:15縫合開始
「血圧下がり気味です」と聞こえ、焦る私。
先生が次々と指示し、薬が追加される。
24:20少し息苦しくなり、気持ち悪くなる。
看護師さんに訴えると、酸素マスクがはずされ、吐いてもいいように受け皿が顔の横に用意される。
24:30猛烈に寒気がし、ガタガタ震えはじめる。
(あとから聞くと、出血量が多かったためだという)
24:40タオルにくるまれた赤ちゃんとご対面。
まだ手術中なので、看護師さんが抱いて顔の横に連れてきてくれ、そのあと、陣痛室で待機している夫のところへ。初抱っこは夫。
1:00手術終了
血などをきれいに拭いてくれ、ストレッチャーに乗せられて、陣痛室へ。

手術当日はこんな感じでした。

緊急帝王切開だったため慌ただしくなっていますが、予定帝王切開だともう少し余裕をもってスケジュールが組まれています。

手術前は飲食禁止で、だいたい食べものは前日の夜から、水は当日の朝からストップとなります。

術後は、容体に急変がないか常に見守るため、病院によっては10~24時間ほど監視装置(血圧計や酸素系、心電図など)を装着したままとなるところも。

その間は面会も夫と上の子のみとなり、入院部屋に移れるのは翌日になる場合もあります。

帝王切開手術 術後1日目

2:00定期的に看護師さんが様子を見に来るので、疲れているがぐっすりは眠れない。
麻酔が切れ、傷が痛み出す。
2:30痛み止めを点滴(以後、しばらくは絶えず点滴)
3:00(術後2時間)水が飲める。
起き上がれないので、ストローつきペットボトルが便利。なければ看護師さんがストローを持ってきてくれるところも。
3:30「赤ちゃんに授乳できますが、しますか?」と聞かれる。
睡魔と痛み止めで朦朧としているのでロクに返事ができず。(看護師さんがミルクをあげてくれた)
6:00興奮で寝付けなかった夫の登場で、安眠が妨害される。
(夫は特別に別室で仮眠させてもらっていたらしい)
8:00採血や計測などをする。
9:00「徐々に起き上がってもいいですよ」と言われる。
電動ベッドなので、調節しながらおそるおそる起き上がる。
10:00看護師さんが赤ちゃんを連れてきてくれる。
はじめての授乳(まだ出ない)
陣痛室でしばらく親子3人の時間を過ごす。
12:001日半ぶりの食事。赤ちゃんはいったんナースステーションへ。
おかゆ、はんぺんのようなもの、味噌汁、ヨーグルト
など消化に良いものばかりの病院食だが、とてもおいしく感じた。
13:00監視装置や尿道カテーテルがはずされる。
13:30歩行訓練。傷がかなり痛い。
「えっ、そんなに早く?」と思うが、動かないと腸閉塞などの危険があるので、がんばって動くことと言われる。
14:00トイレ訓練。
痛みが残っていないか、などを聞かれる。
15:00病室へ移動。
18:00夕食はふつうの食事。術後だからか、食欲はそんなになかった。

自然分娩だと、赤ちゃんは産まれたすぐにお母さんのお腹の上に乗せられて抱っこができますが、帝王切開はそうはいきません。

また、母子同室の病院でも、術後1~2日ほど赤ちゃんはナースステーションで預かり、授乳の時間だけ部屋に連れてきてもらうことになる事が多いです。

たとえすぐに同室になったとしても、お腹の傷が痛んでお世話どころではないので、別室は寂しいのですが身体を回復させる時間だと考えましょう。

帝王切開手術 2日目以降

シャワーは2日目以降で解禁となる場合が多いです。

それまでは浴びることができませんので看護師さんが体をふいてくれますが、べたつきやにおいが気になる方は汗ふきシートなどを持っていると便利です。

点滴での痛み止めがなくなったあとは、座薬や飲み薬となります。授乳中でも問題なく服用できる薬なので、安心です。

退院判定

帝王切開では通常の分娩より1~2日ほど入院日数が長くなります。

術後の経過を見ながら退院予定日が決められ、前日にお医者さんの診察があってOKが出れば無事退院できます。

退院判定は病院によって異なりますが、主に以下のようなことをします。

  • 体重、血圧測定
  • 傷の診察、問診
  • 超音波検査
  • 抜糸
  • 痛み止めの処方

子宮復古の状態や、傷の塞がり具合、痛みなどをみて、退院できるか、それとももう1日入院するか判断します。

ベッドに空きがあれば、本人の希望で入院を伸ばすことができるところもあります(まだ痛い場合や、赤ちゃんのお世話に不安がある場合など)

帝王切開の抜糸

抜糸は、いったん退院したあと後日というケースもあります。

抜糸は痛いんじゃないか、と思われるかもしれませんが、怖がるほどではありません。

最近ではホチキスのような医療用ステープラーで縫合する場合が多く、これは抜糸の痛みが少ないのが特長です。

筆者はチクチクと少し皮膚を引っ張られる痛みくらいでした。痛みが不安であれば麻酔薬を塗ってくれるお医者さんもいるようです。

この抜糸が終わると、傷の痛みが楽になるという人が多いです。

一週間もすれば傷の痛みはだいぶ治まりますが、まだ痛むようであればロキソニンなどを処方してもらえます。

保険適用になり高価なものではありませんので、不安な方は多めにもらっておくといいでしょう。

余った薬は生理痛や頭痛時にも使うことができます。

帝王切開後のケア

最近では、包帯の代わりにテープのようなものを傷口に貼ることが多いです。傷口を保護し、自己治癒力を高めてくれる効果があるそうです。

これは、退院の前に抜糸をするときにはがされ、メディカルテープ(医療用テープ)をぺたぺたと傷口を寄せるように貼られます。

筆者は「3Mテープ」というものを退院のときにもらい、以後は定期的に自分で貼り換えました。

少しコツがいるのですが、傷に対して垂直に、皮膚がつられない程度に軽く寄せるようにして貼り、傷がすべて隠れるまで少し重ねながら貼ります。

これは傷痕がケロイド化するのをふせぐためだそうです。盛り上がってくる皮膚を抑える効果があります。

もし病院でもらえなかったら、市販されているものもあるので、ケロイド化が心配な方はお医者さんに「使っても良いか」相談してみてください。

このテープはかぶれやかゆみが出ることがあり、ひどい場合には貼るのをやめても大丈夫です。

あくまで美容のための処置で傷自体はふさがっていますので、心配ありません。

帝王切開の傷痕は残る?

お腹を大きく切ったのですから、

手術の痕が残るんじゃないか
と心配になりますよね。上に書いたような術後のケアをしっかりしていれば、目立たないほどに治ることがほとんどです。

もしも傷痕がケロイド化してしまったら、きれいにする美容手術もあります。

また、次の出産のときに、前回の傷痕をきれいにしてくれるお医者さんもいます。

縦切りと横切り

手術時のお腹の切り方によって、傷痕の変化は異なります。

一般的に横切りよりも縦切りのほうが傷痕が残りやすいといえます。

縦に切るか、横に切るかはお母さんや赤ちゃんの状態によってお医者さんが判断します。

時間的余裕のある予定帝王切開では傷痕が残りにくい横切りをしてくれることが多い(希望を聞かれる場合も)ですが、これは皮膚・筋肉・子宮とそれぞれ別々に切らなければならないため手術時間が長くなってしまうというデメリットがあるので、緊急帝王切開では問答無用で縦に切られます。

筆者の場合

筆者は緊急帝王切開だったため縦切りでしたが、実際に切られる箇所は、思ったより下の方(おへそよりもずっと下)でした。

そのため、痕が残ったとしてもよほどローライズのビキニを着なければ見えるものではありません。

また、術後テープでのかぶれがひどく、すぐに使うのをやめてしまいました。

産後半年が経ち、傷は少し赤みを帯びて残っています。これから色は薄くなり、周りの皮膚と同化していき目立たなくなってはいきますが、おそらく痕が残ることは否めないと思います。

しかし、この傷痕は、あのとき頑張った「証」なんだと思うのです。

あれほど苦しく辛かったお産体験も、その後の育児の忙しさで過去のものとなり、だんだん薄れていきます。

人はお産の痛みを忘れることで何度でも出産することができる、と言われていますから、今では夫のほうが鮮明に覚えているほどです。

でもお腹の傷痕を見るたびに、全力を尽くしてくれた病院スタッフさんたちや、心配してくれた家族や、頑張った自分、わが子が産まれた瞬間のことを想い出せるのです。

もちろん、傷痕は残らないに越したことはありませんが、筆者は「まあ、いいや」と思っています。

帝王切開のバースプランはどうする?

出産予定日が近づくと、バースプランを考えますよね。立ち会い出産、分娩時に流す音楽、育児指導のやり方など病院によって細かく希望をきいてくれるところもあります。

でも帝王切開は手術なので基本的に立ち会いは不可、淡々と進められます

では、帝王切開は希望をきいてもらえないのかというと、そんなことはありません。

次も帝王切開が確定している筆者が、次の出産で書こうと思っている帝王切開のバースプランをいくつか挙げてみました。

  • 家族の立ち会いがダメなら、せめて赤ちゃんの初めての産声を聞かせたい(録音・ドア越しなど)
  • カメラで赤ちゃんとのショットを撮ってほしい
  • 最初に抱っこしたい
  • トイレに起きるのが苦痛だったので、病室は電動ベッドがいい
  • 早く母子同室にしてほしいが、傷が痛むときは預かってほしい
  • 術後、できるだけ早くシャワーを浴びたい

挙げればキリがないのですが、前回のお産をふまえて、こんな感じです。

初めてのお産であれば、精神的なケアやできるだけ家族がそばにいてほしいなどの希望を出すのもいいでしょう。

バースプランはお母さんと病院スタッフとのコミュニケーションツールでもあります。

帝王切開経験者であれば、前回のお産はこうだったのでこうしたいという風に伝えれば良いと思います。

帝王切開は自然分娩と違い、希望が叶いにくいという難点があります。

病院の方針によってできないことも多々ありますので、「こうしたいが、医者の判断にお任せします」というスタンスにしておくといいと思います。

また、赤ちゃんとお母さんの安全を第一に考え、バースプランどおりにいかなくてもそれはそれ、という風に思っておいてくださいね。

帝王切開と自然分娩、どちらが楽?

帝王切開と自然分娩、どちらが痛いのか?人にもよりますが、自然分娩の方が痛いと感じる人のほうが多いのでは、と筆者は思うのです。

帝王切開は傷が痛むのはもちろんですが、自然分娩でも後陣痛や会陰切開の傷のせいで歩くのがままならない、痛み止めなしには過ごせないという人も少なくありません。

それに陣痛や分娩時の耐えがたき痛みに耐えなければなりません。

では、帝王切開のほうが楽か?というと、そう一言では言えません。

「保険もきくから費用も安いし、痛みも少ないし、楽なんじゃないの?」と思われる方はこちらを読んでみてください。

帝王切開にはたくさんのリスクがともないます。だから、ちゃんとした医学的根拠がないとやらないのです。

まとめ

出産を経験し、このお産の辛さを経験するから、「母になる覚悟」が芽生えるのだと筆者は感じました。

命をこの世に送り出すというのは、大変なこと。楽な出産というのはないと思います。

とはいえ、筆者もそうですが、痛みに弱く、どうしても痛みがストレスになってしまうという人は「無痛分娩」という選択肢もあります。

費用やリスクなどを総合的にみながら、自分のスタイルに合った方法で産めるといいと思います。

どんなに辛い経験であっても終わってしまえば、その後の育児の忙しさ、子供の成長に一喜一憂するなかで記憶は薄れていきます。

大事なのは、無事に元気な赤ちゃんを産むことです。これから出産を迎える方、がんばってくださいね!もう少しで可愛い可愛い赤ちゃんに会えますよ(^^)

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