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ママテク(@mamateku)ライターのMeow-Meowです。
『不妊』というと、身体的な原因ばかり取りざたされますが、『2人目不妊』に関して言えば、原因はほかにあることの方が多いのではないかと感じます。
もちろん年齢や健康上の理由もありますが、環境や精神的なもの…。
さまざまな事情が絡み合い、2人目は1人目のときとは大きく違っていると思います。
筆者は、わが子が1歳を過ぎたところで、夫と相談して2人目妊活に踏み切りました。
1人目のときは、結婚してから間を空けずに妊娠が分かったので、「妊活」の「に」の字どころか、「子どもを作ろう」と意識したことさえありませんでした。
したがって、2人目も「すぐにできるだろう」と高をくくっていました。
しかし、そこには見えない大きな壁が立ちはだかっていたのです。
『2人目不妊』は、決して他人事ではありません。
どうして「2人目妊娠のハードルが高い」のか…?
筆者は、その原因について真剣に考え、どうすればいいのか考えてみました。
そこで、わが家のリアルな事情を公開しながら、筆者が考えてみた「2人目不妊の原因」と「解決法」をまとめてみました。
パッと読むための目次
2人目の壁①、子育てが忙しい
日々の育児が大変で“2人目”の余裕がない
2人目が1人目と大きく違うところは、上の子の育児をしながらの妊娠・出産になるという点です。
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そして産まれてからは、年齢の違う2人の子供のお世話をしなければなりません。
筆者は自宅で仕事をしているフリーランスなのですが、わが子がいるあいだは、あまり仕事が進みません。
なぜなら、
「一緒に遊ぼう!」「見てみて!」と注意を引こうとしたり、
「かまってよ!」とまとわりついてきたり、
積み木がうまくできなくて泣いて床を転がって頭をぶつけたりするからです。
したがって、作業できる時間はわが子のお昼寝中や、夜就寝したあとに限られます。
- 上の子が入園してから
- 手がかからなくなってから
下の子が産まれれば、上の子にじっくり向き合う時間がなくなります。
そうすると寂しい思いをさせてしまうのではないかと思っているママも少なくないと思います。
このことから、2人目不妊の原因として
- そもそも積極的に2人目に踏み切れない
- 行為自体はしているけど、どこかで上の子のことが気がかり
いつまでも「甘えたまま」「ママを独占したまま」大人になってしまうよりは良いのではないかとも考えられます。
数年経てば、きょうだいで遊ぶようになるので、ママは逆に楽になるという話も先輩ママからよく聞きます。
1人目の出産経験が忘れられない
妊娠・出産を終えると、女性の身体は満身創痍です。
「交通事故に遭ったのと同じくらい」と誰かがたとえていましたが、本当にその通りです。
筆者は、3日間も陣痛に苦しみ、陣痛促進剤の副作用にも苦しみ、最終的に緊急帝王切開での出産でした。
出産する前は、元気で気持ちにも余裕があったので「子どもは2人くらいほしいな」とか笑いながら話していました。
しかし、実際に産んでみれば、出産でダメージを受けた身体に大変な育児…。
「2人目なんて軽々しく考えていてごめんなさい!」と土下座をしてもいいくらい、分かっていなかったなと実感しました。
筆者の元上司である友人は、40歳のときに1人目を出産しました。
登山が趣味で体力的にも自信があり、産休に入る直前には
そして、出産は難産だったと聞きました。
みんなで彼女の赤ちゃんを見に行ったとき、普段仕事で見ていた彼女のはつらつとした姿は見る影もありませんでした。
すっぴんだったというのもあるかもしれませんが、急に老け込んでしまったような顔をして、
でも1人目の出産や育児が大変だと、なかなか次に踏み切れないものです。
「これをもう1回くり返すのか…」と思ってしまうのですね。
今すぐにできることはありませんが、時間をおくことで体力が回復したり、身体や心も楽になるのではないかと思います。
筆者も、2人目を待たずにいったん仕事を始めることにしました。
新しいことを始めることで、身体と心をリフレッシュすれば、いずれ2人目が欲しくなるタイミングが来るのではないかと、気長に構えています。
計画的にはいかない
上で書いた元上司の彼女は現在、契約社員として短時間勤務をしています。
子どもは3歳になり、保育園にも慣れているようですが、元の役職にも正社員にも戻るつもりはないそうです。
なぜなら、子どもが軽度の発達障害だと診断されたからです。
バリバリのキャリアウーマンだった彼女は、「出産、子育て」をイベントのひとつだと考えていたようですが、出産後は優先順位が変わり、今では子どもが中心になり、生活のために仕事をするようになりました。
このように、「○歳で1人目、2歳差で2人目」と計画を立てていたのに「産んでみたら考えが変わった」ということはよくあると思います。
それは「あきらめ」ではなく「計画の変更」であり、当初の計画通りではなかったとしても、本人が納得して新しく選んだ道であればいいと思います。
しかし、どんな困難があってもやはり計画どおりに「やっぱり仕事も2人目もあきらめきれない」と思ってしまえば、それはそれで大変な道を選ぶことになるのではないかと思います。
でも、柔軟に考え方を変えていくことも大切だと思います。
上では急がないで待つことが解決法だと書きましたが、難しいようであればきっぱり「2人目をあきらめる」という選択肢もあります。
筆者はまだ2人目の妊活を始めたばかりなのでわかりませんが、出来なければ出来ないで無理せずあきらめるということも、もちろん視野に入れています。
筆者が子ども時代はきょうだいがいるのが普通でしたが、時代は変わっていきます。
晩婚化や高齢出産が増えるこれからは、一人っ子も増えるのではないでしょうか。
周りが「2人目、2人目」と言っていると「次は2人目」が当たり前だと思ってしまいがちですが、流されることはないのです。
2人目の壁②、年齢
ママもパパも1人目のときよりは歳をとっている
一般的に、女性は35歳を過ぎると妊娠率はガクンと下がる、と言われています。
肌と同じで、歳をとると卵子もおとろえてくるそうです。
それだけが理由ではなく、出産してからスタミナが続かない…と筆者は感じます。
1人目が産まれる前の筆者といえば、フルタイムでバリバリ働き、週3でスポーツジム、毎週飲み会でも平気でした。
あれから3年も経っていないのに…。
今ではすぐに風邪を引いてしまうし、就寝時間も早くなりました。
子どもが寝たあとは、残りの家事を済ませると疲れてしまい、パパに誘われても「それより早く寝たい」と思ってしまうときもあります。
すると、「排卵日が近いのに、疲れていてしたくない」ということがあり、後からチャンスをムダにしてしまったことを後悔します。
逆に、排卵日を狙って準備万端で待っていたのに、パパが疲れて寝てしまったということもあります。
ほかにも、ちょうど排卵日なのに体調が悪いときだったり、仕事が忙しくて余裕がなかったり。
このように、歳を取るにつれて行為自体が億劫になるのは、「2人目不妊」の大きな原因のひとつなのではないかと思います。
たまにですが、外に働きに出る、友達と飲みに行く、ひとりでショッピングに行く。
そうやってリフレッシュしてみると、昔の自分を取り戻せたような気になります。
リハビリではありませんが、気力や体力を回復させるためにいつもと違ったことをしてみると、何か変わるのかもしれません。
出世などで仕事が忙しくなる
以前より仕事が忙しくなった、というパパも多いと思います。
家族が増えた、マイホームを購入した、出世したなど、働き盛りのパパは仕事量が増えるのではないでしょうか。
わが家のパパも役職がつき、残業こそ減って前より早く帰ってくるようになったものの、仕事では責任とストレスが増したようです。
子どもの相手やお世話はしてくれますが、夫婦ふたりきりになったとたんにどっと疲れが出て、平日はパパのほうが早く寝てしまうときもあります。
また、仕事復帰をするママもいると思います。
仕事復帰したばかりなのに、また産休で休むわけにはいかないと、2人目に踏み切れないケースも聞きます。
そうでなくとも、仕事と家事と育児をしながら、2人目の妊活をしていくのは大変なことでしょう。
共働きや核家族が増えたことで、ママやパパががんばらないと生活を維持していけなくなり、毎日の忙しさに追われて2人目の妊活が思うように進まないという夫婦が増えたことも、大きな原因のひとつだと筆者は思います。
ここで
わが家は、仕事でストレスが溜まっているようなときは、できるだけパパの話を聞いてあげるようにしています。
逆に筆者がストレスと感じているときは、子どもをみてもらって一人で出かけたりすることもあります。
そうするとだいたい気持ちがスッキリするので、自然と仲良くする日も増える気がします。
2人目の壁③、夫婦関係
マンネリ化する
わが家も、そうでした。
夫婦仲が悪くなったというわけではありませんが、それまで名前で呼んでいた夫のことを『パパ』と呼ぶようになり、恋人同士や夫婦ふたりだけだった頃とはお互いを見る目が変わったとはっきり感じます。
『父親』らしさ、『母親』らしさが板についてきたということは、悪いことではありません。
しかし、
- 女性として見てくれない
- パパのことを男として見れない
ことからのレス状態だという話も、よく聞きます。
ずっとラブラブでいるのは難しいです。
筆者が20歳頃の話ですが、友人の家に遊びに行ったときに、友人の母がこんなことを言っていました。
冗談で言ったのか、若いころの体験談なのかはわかりませんでしたが、筆者は「なるほど!時には刺激も必要なのね」と妙に納得したのを覚えています。
『パパ、ママ』という役割から解放されるのは難しいかもしれませんが、筆者もたまには新婚の頃を思い出してみようと思います。
時間が合わない
わが家の夜の時間帯はこんな感じです。
19:00 | パパ帰宅・みんなで夕飯(子どもの夕飯は済ませていることもある) |
---|---|
20:00 | みんなで2階の寝室へ行く |
21:00 | わが子:寝る ママ:洗い物などの家事 パパ:お風呂 |
22:00 | テレビを観たり、スマホをしたり。 ママは家計簿をつけたり、仕事をすることも。 |
23:00 | 朝が弱いので、翌朝の準備をしてしまう(朝食の準備など) |
23:30 | パパ、ママ就寝 |
わが家では、わが子(もうすぐ2歳)が寝るときはパパとママの両方がいないとダメなのです。
寝かしつけの際にどちらかが1階で用事をしていると、「ママいないねー」と言ってなかなか寝ようとしません。
わが子が寝る夜9時頃までは何もできないので、そこからパパとママはそれぞれのやるべきことをし始めます。
上の表では1時間くらいは夫婦の時間があるように書いていますが、実際はそれほどありません。
筆者は夜の空き時間を仕事に、パパは趣味に、それぞれ費やすこともあるので、夫婦でまったり過ごす時間は少ないのです。
少しでも空き時間があれば、それを有効活用しようとしてしまいます。
「余裕がない」のとは違いますが、「あそびがなくなった」と感じます。
「あそび」がないと、きつきつになってしまいますよね。
実はこの「あそび」が重要で、今となってはムダな時間こそが大事な時間だったなあと感じます。
もっと「ムダ」を作って、パパと過ごす時間を大事にしたいなあと思います。
パパが非協力的
ママ友の話や、ネット上の体験などを読んでいても、2人目不妊の原因として「パパが協力してくれない」というママが多いです。
筆者はママ側なので、「パパが非協力的」とママ目線で書いています。
そうすると、どうしても「パパが悪い」という風に思われがちです。
しかし、必ずしもそうではないと筆者は思います。
なぜなら、不妊に悩んでいたある夫婦の、パパ側からの意見も聞いたことがあるからです。
これは筆者の古くからの友人同士で集まったとき、最近2人目ができたという男友達の話です。
詳しく話を聞くと、こういうことでした。
奥さんは計画的に二人目を妊娠したいと考えており、排卵検査薬を使って排卵日を調べていました。
夫であるその友人も二人目は欲しいと思っていました。
しかしある夜、妻から「今日、排卵日だから」と誘われると、まったく乗り気にならなかったのです。
当然ベッドでもうまくいかず、奥さんからは「せっかくのチャンスなのに!」と怒られる始末。
排卵日は月に一回のチャンスなので、妻は計画通りではなくなることに焦り、夫の都合(体調、仕事)はお構いなし。
「今日こそはしなきゃ」と言い、できなければ責められ、友人はだんだん毎月の排卵日が来るのが苦痛になっていったのです。
正直、もう妻としなくていいんだってことにほっとしてる。
その友人は、それまでは妻のことを嫌いでもなんでもなかったし、定期的に仲良くしたいと思っていたのです。
しかし、妻が強引にしようとすればするほど引いてしまうタイプだったようです。
そのことに自分でもショックを受けて、でも妻に言えばますます外堀を埋められるばかりなので、どうしたらいいか分からなくなっていたそうです。
といっても、「ママが悪い」わけではありません。
こういったケースでは、お互いの気持ちをもう少し考えられていたらよかったのかな、と思います。
女性から積極的に誘われると萎えてしまうパパもいます。
2人目を作ること自体、まだ心の準備ができていないパパもいます。
雰囲気作りとして、ママが「母親の顔」から「妻の顔」になってほしいと思っているパパもいます。
筆者も「早く2人目がほしい」とはやる気持ちもありますが、自分の都合ばかり押し付けてはならないんだなと思いました。
まとめ
子どもを作ることは、一人ではできません。
パパとママ、お互いが信頼し合い、協力し合うことで成り立つ行為です。
どちらか一方だけの都合だけでは前に進みません。
子どもが2歳を過ぎると、まわりで2人目の話を聞くことも多いと思います。
仕事の都合で、間が空きすぎるのは良くないと感じているママもいると思います。
でも、人にはそれぞれ“タイミング”というものがあると、筆者は感じます。
今はなかなかできなくても、いずれその“タイミング”は来ると思いますし、もしパパとの間で納得のいかないことがあれば、解決してから臨むことが近道なのかなと思います。
そもそも、つわりやお腹が大きいのに一緒に遊んでやれないのではないか。