ふざける子供の心理って?3歳児検診で保健士さんに教えてもらった対処法をシェアします

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ののかママ

日々、2014年生まれの女の子に翻弄されているワーキングママです。育児や仕事に家事と、毎日何かに追われへとへとですが、娘からもらう幸せと笑いをもとに生きています。日々の生活の中から役立つ情報が発信出来たら幸いです。

ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。

3歳も半ばを過ぎ、反抗期もある程度落付いてきた感のある我が家の娘ではありますが、

女の子は4歳になるとすごく楽になるよ
という先輩ママの言葉を完全に信じることが出来ないくらい、今困っていることがあります。

それは、「悪ふざけ」。

私と二人きりの時、夫と私と3人だけの時は、ふざけることはあってもそこまでハイになってしまうことはないのですが、例えば

  • 保育園の帰りに他のお母さんと立ち話しているとき
  • 駅の中で知り合いに会ったとき
  • お店で優しい店員さんに話しかけられたとき

など、私以外の大人と一緒の時には悪ふざけやハイテンションに拍車がかかり、制御できない状態になってしまうのです。

大きな声でキャーキャー言うことから始まり、「静かにしなさい」と怒るものなら「静かにしないよーだ!」と返される。

挙句の果てには「楽しくなってきちゃった~」とむやみやたらに走り回る。飛ぶ。騒ぐ。

怒ってもダメ、諭してもダメ、何より他の大人の前では私の怒りも制御されることをよく知っているので、足元を見ているかのような態度に…。

最近家に帰ると大反省会を行っている我が家です。

そこで今回は「どうしたら良いか」と保育園や保健師さんに相談した時に教えていただいたこと、そして現在実践している子供がふざけた時の対処方法についてご紹介したいと思います。

子供がふざける心理って?

先日、3歳児検診がありました。

普段と違う環境・たくさんの子どもが居る環境に我が家の娘の興奮はヒートアップ。

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保育園のお友達にもばったり会って、「楽しい!」という気持ちは頂点に…。

こうなるともうこの次に起こることが分かりますね。ずばり、「制御不能」です。

保健師さんたちが皆優しく、子どもの発達状態を確かめるためにたくさん話しかけてくれるものだから、うちの娘はそこから悪ふざけスイッチが入ってしまいました。

「お名前は?」と聞かれると大きな声で「〇〇 〇〇です!!!」
「好きな食べ物は?」と聞くと「お魚です!」

大声で答えられたことが嬉しくて、そのあとはワーワーキャーキャー意味不明の言葉を変顔で叫びだし、リズミカルにお尻を振る…。

それを笑う周りの子どもたちの反応もまた嬉しかったようで「やめなさい」「静かにして」という母親である私のいうことは一切聞きません。

実は我が家の場合、こういった事は結構たくさんあって、楽しい時、わくわくした時、知らない人がたくさんいる時などに娘の悪ふざけが始まるのです。

とはいっても、毎回そうというわけでもなく、娘が楽しいと思わないときは普通のテンションですし、家族といる時は騒がしいことは騒がしいものの、そこまででもない。

テンションが高かったときに自分がしたことが悪いことだという認識もあって、しばらくしてからしれっと「お母さん、さっきは悪い子でごめんなさい」なんて謝ってくるのです。

あまりのうるささに、検診の最中に保健師さんに相談したところ、子供がふざける心理を教えてくれました。

子供がふざける理由① もともとの性格

3歳くらいの子にはもうすでに性格があります。
明るい子、恥ずかしがりやの子、活発な子、おとなしい子など。

そして、それぞれの性格の中で、何か楽しいことがあったときの感情の表面化にも個人差があるそうです。

楽しい!と思ったときに、それを楽しいという気持ちから親が制御できないほどに興奮状態になってしまう子どももたくさんいるようです。

子供がふざける理由② 甘えている

ママに構ってもらいたい、パパに笑って欲しい、家の中で行われる悪ふざけに関してはそういった心理が働いているのだとか。

悪ふざけをすることで親の関心を自分に引きたいという心理が働いている場合もあるそうです。

何度話しかけてもまともな回答をしない、ずっとふざけている場合にはその悪ふざけの裏にある子どもの心理状態をしっかりと親が受け止めてあげる必要があるそうです。

確かに我が家でも、私が仕事をしている時や忙しくて子どもの顔を見ていないときなどにわざと裸になって踊ってみたり、何度言っても服を着ないといった行動が見受けられます。

「変なのー」だとか「面白い子だねぇ」と反応すると満足気です。

子供がふざける理由③ 周りの反応を確かめたい

知らない人や新しい場所で周りの人たちの反応を見るような行動は「試し行動」というそうです。

悪ふざけをすることで、初めて会った人やその環境がどのような反応をするのかを子どもなりに確かめているそうです。

そうやって周りの反応を見ながら、自分がその人や環境に対してどのような言動をするべきかを子どもなりに学んでいく、成長の一つの段階でもあると保健師さんには言われました。

今回の我が家の娘の場合は、もともとの性格もあるのでしょうけれど、確実に周りの人たちの反応を確かめていましたので、こちらの試し行動に近いものがあるのだと思います。

ふざける子供の心理を見極める観察のポイント

子どもの悪ふざけの心理を聞いてみると、子どもの行動をよく観察することがとても大切なことであるように思います。

今回の健診の際に保健師さんに言われた観察ポイントを紹介します。

①悪ふざけを我慢できないのか、わざとやってしまうのか

何かを「したい!」と思ったときに突発的に動いてしまうことは子どもの特徴でもありますが、毎回毎回我慢が出来ないのか、悪いと思っていてもやってしまうのかを見極める必要があるそうです。

悪いことだと思わずに我慢できなくてやってしまう場合は、まずその行為が「悪いこと」であることをじっくり教えていきます。

そして、何度も教えても理解できない場合にはそう思ってしまう原因をカウンセリングなどでしっかりと突き詰める必要があるそうです。

悪いと思いながらも行ってしまう場合は、周りの人や環境を確かめる行為につながっていることも強いため、その都度注意する必要はあるもののそこまで深刻に悩む必要はないそうです。

悪いと思っていてわざとやっている場合は、甘えや、自分の存在を認めてもらいたいという気持ちから行ってしまう、周りの反応を試しているということにつながっている為、1度の奇跡を大切にする、一度でも静かにできた場合には「静かにできたね、えらかったね」などと褒め、子どもを肯定してあげることがとても大切だそうです。

②ふざけるのがいつもなのか、たまになのか

また、ふざけるのがいつもなのか、たまになのかを把握することも大切なことであるそうです。

悪いと思ってやってしまう悪ふざけで、それをいつもいつもやっている場合は、「お母さん、こっちを見て」「もっと構って」というようなメッセージがふざける子供の心理に隠れている可能性がとても強いそうです。

ただし、たまに悪ふざけしてしまうくらいは、3-4歳くらいの子どもにとっては明るさやユーモアの表れでもあるので、そこまで大きく心配する必要もなく、

  • 笑ってあげる
  • 反応してあげる
  • 肯定してあげる

ことで子どもの欲求は満たされます。

③ふざける状況がどういう状況なのか

子どもによっては、ふざける状況が毎回同じである場合もあるそうです。

その場合、その環境下でどうしてふざけてしまうのかを子どもによく確認したほうが良いそうです。

こちらのケースですが、実はうちの娘も、習い事に行くと必ず悪ふざけをしてしまう、という時期がありました。

先生がとても可愛くて優しくて、先生の周りにはいつも子どもたちがたくさん。

今思えば、先生の意識を自分のほうに向けたいための悪ふざけだったように思うのですが、その後先生がたくさん構ってくれるようになるとふざけることがなくなった、ということがありました。

そのほかのケースでも、例えば悪ふざけするのが大嫌いな病院だったり、一定の先生に対してだったりする場合もあるようです。

そしてそういった場合、病院が怖いから悪ふざけをすることで怖いという気持ちを隠している場合や、一定の先生への好奇心や苦手意識から悪ふざけをすることで相手の反応を試してしまうこともあるそうです。

ふざけてしまう状況が大体同じ場合、その状況をよく観察して、もしも子どもの心の中に何かしらのネガティブな気持ちが発生しているのであれば、その原因を把握することで悪ふざけを軽減させることもできるそうです。

④保育園や幼稚園で集団生活になじめているか

娘の悪ふざけやキーキーキャーキャー叫ぶことに関して、何かしらの潜在的な問題があるのではないかと思い、保健師さんのアドバイスから先日保育園の先生に相談してみました。

しかし、保育園の先生によれば、普段の園生活で特に目立ったことはないため、悪ふざけも奇声も、楽しいという気持ちの時の現れで特にまだ深刻に悩む必要はないのではないかとのことでした。

3歳児検診で相談した保健師さんから

保育園での集団生活になじめなかったり、ずっと悪ふざけしているなど、集団生活に大きな影響があるくらい問題があるようであれば専門のカウンセリングを受けたほうが良い
と言われていたので保育園にも相談したのですが、我が子の場合はそこまで大きな問題ではなさそうでした。

とは言え、親としては、過度に落ち着きがなさすぎるのではないか、周りに迷惑をかけるのではないかと心配な気持ちもありますが…。

親として子どもの悪ふざけと向き合うには

我が家の娘の悪ふざけに関して、私がどうしても悩むのは、娘が第一子なので前例がないからかもしれません。

他の子が悪ふざけしてけらけら笑っている姿を見ると、「元気だね」「楽しそうだね」とある程度おおらかな気持ちで対応できるものの、それがわが子となると話が違います。

例えば先述の3歳児検診などでも、その会場でお母さんの言うことを聞いて静かにできている他のお子さんを見ると、「うちの子は何でこんなに言うこと聞かないんだろう?」という気持ちがわいてしまいますし、騒いでいる娘を見て若干引いている感のある他のお母さんたちの表情を見ると「また迷惑かけている」と肩身の狭い気持ちになります。

また、1歳2歳のころの「まだ小さいから仕方ない」という気持ちの時とは違ってもう3歳。もう少しで4歳です。

「言えば分かるのに聞かない」という娘の言動にイライラが募るのです。

私が悪ふざけに対して不安になる理由
  1. 心理的に何か問題があるのではないかと不安になる
  2. 大事な娘の声でさえうるさいと感じてしまう
  3. 他人の目が気になる
  4. 育て方に問題があるのではないかと不安になる
  5. 娘が将来的に集団の中で孤立してしまわないか心配になる

「そんなに深刻に感じることはない」と言われたとしても、どうしても上記の不安材料を考えてとても心配になってしまうのです。

そのため、今回は意を決して相談できる場所に相談してみたわけですが、少しでも改善させるために、下記の方法を取ってみることにしました。

①静かにしなければいけない場所に行くときには事前に言い聞かせる

病院や習い事など、大声を出すことで周りの人へ大きな迷惑がかかる場所へ行く前には、なぜこういった場所では大声を出したらダメなのかを説明するようにしています。

また、「約束を守ってもらえなければ連れていけない」ことをしっかりと言い聞かせるようにもしています。

今回はとことんふざける癖を治したいと思っているので、説明は一つ一つしっかり行っています。

例えば、「病院で騒いではいけない」ということを説明するときには、

「病院には具合が悪い人が行く場所」→「大声をあげることでもっと具合が悪くなってしまう人もいるかもしれない」→「周りの人に迷惑を掛けたらダメ」
という風に、じっくりと教えます。

また、話をするときには膝の上に娘を座らせ、目線を合わせて真剣に話をします。

②時には思いきり悪ふざけさせる

保健師さんも保育士さんもおっしゃっていたように、悪ふざけもユーモアの一つで子どもの明るさや積極性の現れであるとも言われているそうです。

ふざけるところも娘の良いところであれば、その芽を完全に取り去ってしまうことはもったいない気もしました。

そのため、家の中では好きなだけふざけてもいい時間があっても良いかなと思い、悪ふざけに乗ってあげる時間をあえて設けるようにしました。

例えば、娘が裸でふざけている時には「服を着なさい!」と追いかけ捕まえてくすぐって…といったような悪ふざけに乗っかってあげる遊びですが、私や夫の関心が自分に向けられることでとっても嬉しそうな娘がいます。

また、悪ふざけにも良い部分もあって、先日保育園でお母さんとの別れに泣いてしまっているお友達がいたのですが、娘がその泣いているお友達に寄って行っておどけて見せることで泣き止み、一緒に遊び始めた…ということもありました。

「周りの人たちの気持ちを和ませる」という意味合いでのおどけというかおふざけを「悪ふざけ」と言っていいのかどうかはわからないのですが、大好きな家族やお友達に笑って欲しい…という気持ちでの行為であれば制御する必要もないのかなと思っています。

③一度の奇跡を大切に

出かける前に話したことをきちんと理解して、外出先で悪ふざけがなかった時には、そのたった1度の「出来た」という奇跡を大切にするようにも気を付けています。

何をするのかというと、家に帰ってから娘を抱きしめて、静かにできたことをべたべたにほめちぎるのです。

静かにするべき場所で静かにできたということは出来て当たり前のことでもあるのですが、それでも自分の騒ぎたい気持ちをぐっと我慢できたことを見逃してしまうことでまた振り出しに戻ってしまう気もしています。

また、反対に周りを嬉しくさせるようなおふざけやおどけに関しても、同じようにほめちぎることも忘れないようにしています。

「あなたのおかげで楽しい気持ちになったよ、面白かったよ」と伝えることで娘自身の自信も保てるように注意しています。

甘いかな…と思うこともあるのですが、出来たことには気づいてあげる、そして気づいたことをきちんと伝えることで「ちゃんと見ているよ」「大好きだよ」というメッセージになればいいなと思っています。

④それでもふざけてしまったときは真剣に叱る

たまに気を付けられるようになったとは言ってもまだ3歳児。
ついついはめをはずし過ぎてお約束を忘れてしまうこともあります。

そういったときは、面と向かって真剣に叱ります。

また、叱るときには何かをしながら、テレビがついたままで、ということないようにしています。

家事などは一旦やめて、テレビなど音の出るものは消し、一緒に座って何がいけなかったのかを細かく説明し、「周りの人に迷惑をかけてしまってお母さん悲しかったな…」と伝えます。

この時に気を付けているのは、感情的にならないことです。
声のトーンを落とし、きちんと目を見てちゃんと話し合います。

娘がちゃんと理解できて次から気を付けると言うのであれば娘を信じます。

言うことをちゃんと理解してもらえた時には仲直りのハグをして解放です。

そういった叱り方を実践してみて、また娘の言い分も聞いてみて、改めて思ったのは娘自身、どこでふざけて良くてどこでふざけていけないのかということをあまり理解していないのではないか、ということです。

言うことが分かってきた年齢とは言ってもまだ3歳児なのですよね。

良いこと・悪いことの区別は何となくわかってきていても、ここではふざけて良くてここではダメと言った線引きはまだまだ難しいみたいです。

例えば、先述の3歳児検診でふざけてしまったことも、「子どもがたくさんいる場所」ということで保育園と同じと理解してしまったようでした。

そういった理由を聞いてみると、確かに線引きが難しいかもしれません。

そして、こういった悪ふざけをしていい場所と悪い場所を理解させるためにどうしたらよいかというと、親が一々教えていくしかないのですよね。

何度も何度も根気よく教えていくことでそのうち自分で認識が出来るようになるのではないかなと思います。

まとめ

我が家がかなり困らされている娘の悪ふざけですが、アメリカの大学の調べでは「言うことを聞かない子どものほうが将来成功する傾向が高い」という調査結果もあるそうです。

確かに、お調子者の周りには人が集まるということもありますし、たとえ親の忠告があったとしても自分の意志を曲げない強さがあるのかもしれません。

我が家の娘が将来成功するかどうかはまだまだ分かりませんが、悪ふざけも個性の一つ。

行き過ぎた部分は調整しつつ、周りに配慮できる子に育って行って欲しいものです。

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