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ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。
2月頃になると、4月の保育園入園可否の連絡が届き始めるかと思います。
この通知、仕事に復帰できるという安堵感を運んできてくれるものの、その反面では、1日中子供と居られる生活の終わりを告げられる手紙でもあります。
安堵と寂しさの間で、なかなか複雑な気持ちにもなりますよね。
保育園の入園、すなわち、他者に子供を預けて仕事をするということには、不安もいっぱいの方もたくさんいらっしゃると思います。
今回は生後半年で保育園生活をスタートさせた我が家の経験談から、保育園に預けることへの葛藤の乗り越え方や心構えについてご紹介したいと思います。
パッと読むための目次
仕事人間が一転?寂しさから涙まで出た入園許可通知
我が家が保育園の申請をしたのは、娘が生後2~3ヶ月のときでした。
しかし、軽い気持ちだった申請にもかかわらず、我が家に届いたのは保育園入園許可。
一般的に「1歳より0歳の方が入りやすい」と言われている通り、第一希望しか記入しなかったのに、最寄り駅に1番近い第一希望の保育園に入園が決まったのでした。
入園許可通知が届いたときは、封を開けることも躊躇してしまうほど緊張し、夫に中身を確認してもらいました。
「入園許可」の文字を見た時には嬉しいはずなのに…心からは喜べない。
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なぜか自然と出た涙は、保育園が決まった安堵ではなくて、寂しくて仕方ない涙でした。
もともと仕事が大好きだった私。
妊娠中は臨月まで働き、早々に復帰したいと思っていたからこそ、4月入園を視野に入れ保育園の申請をしました。
しかし、思った以上に自分の子供は可愛かったのです。
ここまでわが子が愛おしく尊い存在であることは、全く予想していませんでした。
実際に子供が生まれて娘と片時も離れない生活をしていると、娘は私の分身のような気がしていたため、保育園に入れたくない、離れたくない気持ち・寂しい気持ちに押しつぶされそうになりました。
保育園入園までは心の準備
無事入園許可通知を受け取ってから実際に入園するまで、私たち親子に与えられた時間は1ヶ月半くらい。
その間、保育園の入園説明会に行ったり、職場復帰のために挨拶に行ったり、とにかく忙しい日々を過ごしました。
この時期の私は娘を見るたびに胸が痛くて
しかし、そんな言葉を私の母に漏らしたあるとき、母から
一度決めたら後は見ない、あなたに出来ることは限られた時間で愛情を伝えるだけ!
私の母は、私が物心ついたころから企業の営業職として仕事をしてきて、私は保育園児ではなかったものの、祖父母の家で日中過ごす毎日でした。
そんな生活の中で、幼い頃の私は寂しかったかというと、寂しかった記憶はあまりないのですよね。
日中は祖父母の愛情をたくさん受けられましたし、朝と夜、母と過ごす時間はいつだって特別感があり、自分のために一生懸命働いてくれる母の背中はいつだってまぶしかった。
母が働くということは、自然に自分の生活の一部として認識していました。
「(母と)一緒にいる時間が少なくて可哀想ね」と他人から言われたこともありましたが、子供の私はそこまで寂しいと思ったことはなかったのです。
そう気持ちを切り替えてからは、鬱々とした気分が晴れ、娘が保育園で使うものを手作りしたり、自分の復帰後の服を買ったりすることを楽しいと思う余裕が生まれてきたように思います。
最近、保育園の入園通知を受け取ってからの辞退も増えているという話を聞きます。
もちろん色々な事情があるのでしょうけれど、きっと私が感じたような
- 子供と離れたくない
- 寂しい思いさせてまで働く意味はあるのか
という葛藤も、辞退する要因の1つなのではないかなぁと思います。
しかし「子供と離れたくないという気持ち」は母性から発生するものだと思うので仕方ないと思いますが、「子供が寂しい思いをする」という考えは必ずしも正しいとは限らないと思います。
『親が働くということをどう思うか』は子供が感じることで、親や他人が「寂しい」「可哀想」と決めることではないと思いますし、それを子供に言ってしまうことでそういった価値観が刷り込まれていく可能性もあります。
人に子供を預けて働くということに後ろめたさを感じてしまうお母さんたちもたくさんいるとは思うのですが、「子供のために一生懸命働く」「与えられた時間内でたくさんの愛情を与える」ことが出来ていれば、後ろめたさを感じる必要なんて全くないと思います。
後ほどご紹介させていただきますが、保育園でしか経験できないこともたくさんあると思うのです。
保育園入園準備にあたって用意したもの
鬱々とした気分を乗り越えて、保育園の入園説明会が終わると、いくつか手作りするものが出てきました。
正直なところ、いつも家庭科は親に手伝ってもらっていて手先が器用ではない私…。
しかし、「離れている間に娘が使うもの」ということもあって、手作り品にはいつになく気合が入りました。
「離れていても大好きだよ」という気持ちを込めて、娘が保育園で使うものを作りたかったのです。
私が保育園入園で手作りしなければいけなかったものは、
- 手作りエプロン
- お手拭き
- お昼寝用シーツ
また、たくさんの名前付けの作業もありました。
保育園グッズの手作りや、名づけでおすすめグッズを少しご紹介したいと思います。
ミシン
私はこの保育園の入園準備のためにミシンを購入しました。
無駄になるのではないかという懸念もありましたが、やっぱりあると何かと便利です。
娘が大きくなるにつれて必要なものも増えていきますし、我が家の場合はいくつかの保育園に転園したため、その保育園で必要なものをその都度作る必要がありました。
ミシンの購入にあたっては、たくさんの種類があってとても悩んだのですが、私は不器用なので特別なものを作ることは今後もありません。
そのため、刺しゅうとか特別な機能は必要なし。
最低限の直線縫いなどが簡単にできるもので、とにかく使い方が簡単・上糸や下糸のかけ方がシンプルにわかるものを探しました。
ミシンは高額なものから安いものまでたくさんの種類が出回っているので、どれが自分に合っているかだんだんわからなくなっていきます。
そんなときはお店で話を聞いて、自分の使い方を明確にしてからの購入のほうが無駄がないと思います。
ネームタグ
きっとどこの保育園でも同じだと思いますが、洋服や持ち物にはすべて名前を記入する必要があります。
しかし、マジックで名前を書いてしまうと後々人にあげたり売ったりできないし、アイロンプリントでもはがすときに汚れてしまうのではないか…という心配がありました。
「名前が分かって、あとから取り外せるもの…」といろいろ検討して、たどり着いたのが洋服などについているようなネームタグ。
小ロットで対応してもらえるお店を探して、娘の名前のラベルを100枚作り、将来的に人にあげたり売ったりする可能性のある服にはこのネームタグを縫い付けました。
100枚作ったので4歳になった今もたくさんストックはあるのですが、縫い付けることで名前が色あせることもないですし、サイズアウトした時には縫い付けたものを外して売ることもできるので重宝しています。
唯一不便かなと思うのは名づけの際に一々縫い付ける手間がかかるという点です。
取り外したネームタグを使いまわして新しい服につけたりもしているので、100枚も要らなかったかな…という気もしますが、まだまだこれから名づけは必要だと思うので満足しています。
ワッペン
0歳で娘が保育園に入園した時、「保育園で使う帽子にワッペンを付けるように」と保育園からの指示がありました。
子供たちが認識できるように…とのことだったのですが、まだ0歳なのでどういったキャラクターが好きなのか等はさっぱりわからず、とりあえずうさぎのワッペンを付けて、後ほど娘のリクエストに合わせてその都度つけなおしました。
それからは、手芸屋さんに行くたびに可愛いワッペンを見つけるとついつい買ってしまいます。
こんなにワッペンがあっても無駄なのではないか…という気もするのですが、転んでズボンの膝に穴をあけたり、手袋に穴をあけるたびにワッペンが大活躍で、在庫はあっという間になくなってしまいます。
100円ショップで買ったようなものでもワッペンを付けるだけで特別感が増すのでおすすめです。
わが子が保育園に慣れるまで・不安でいっぱいの慣らし保育期間
準備万端で迎えた保育園の入園。
しかし、実際に慣らし保育が始まると、私自身は不安でいっぱいでした。
子供一人一人性格は異なりますし、我が家の場合が必ずしも全員のお子さんに当てはまるとは思わないのですが、我が家の娘が保育園に入ってどう慣れていったのかをご紹介したいと思います。
みんな泣いていた慣らし保育期間
いざ慣らし保育が始まって、朝保育園に娘を連れていき、保育園の先生に娘を預けると、予想通り大泣きの毎日でした。
しかし、泣いていたのはうちの娘だけではありません。
0歳児の教室にいたほとんどの子が、ママから離れて顔をくしゃくしゃにして泣いていました。
教室はとても賑やかで、他のお母さんたちと顔を見合わせ思わず笑ってしまった私です。
「この子は一人じゃない」と思うと、なんだかとてもほっとしてしまったのを覚えています。
それから慣らし保育の期間、預けるたびにずっと娘は泣き続けていたのですが、だんだんと日がたつにつれて、連絡帳には「昼間は機嫌良く過ごしました」という先生からのメッセージが増えてきました。
わが子が慣れていくことにほっとしたものの、周りの子を見渡してみると慣れる速さは一人一人違いました。
2日目くらいから保育園の先生に笑顔を見せる子、娘が慣れたころでもずっと泣いていて食事を一切拒否してしまっている子…。
子供の性格によって保育園に慣れるペースも違っていて、慣らし保育を延長して欲しいと依頼しているお母さんもいました。
私の娘は6月くらいまでは朝は毎日泣かれましたが、半年くらい経つとうちの娘も他の子供たちもその日の気分次第ではありますが、保育園に慣れていったように思います。
私にとっても大切だった慣らし保育期間
慣らし保育の期間は、私自身も保育園という環境に慣れることに精いっぱいで、とっても疲れたように思います。
しかし、慣らし保育期間中に保育園の先生と情報をやり取りしていく中で信頼関係が生まれましたし、他のお母さんたちともお互いの子供の慣れ具合を相談しあっているうちに仲良くなれて、段々と保育園が楽しいと思うようになりました。
この期間は保育園のやり方を学ぶだけではなくて、先生がどんな人なのか、自分や娘がどんな性格なのかも分かってほしくて、人見知りだった私も積極的に先生に話かけるようにしましたし、周りのお母さんたちや子供たちにも話かけるようにしていました。
そして不思議なのですが、私自身がゆったりと構えられるようになると、泣いている娘に対しても笑顔でバイバイすることが出来て、私の笑顔を見ると娘も安心するのか、最初泣いていたとしても、私がいなくなると気持ちの切り替えがサッとできるようになっていったようです。
今思えば親である私自身も、「早く預けなければいけない」とか「また泣かれている」…ということに焦ってしまって表情や言動が強張っていて、その焦りの気持ちが娘に伝わっていたのかもしれません。
母親が悲しそうな顔をして無理やり別れようとすれば、子供も不安になりますよね。
子供が泣いていても笑顔で「すぐに帰ってくるよ、楽しく過ごしてね」と笑顔で接すると、最初は悲しくても私がいなくなればお友達と楽しく遊んでいたようです。
慣らし保育は、子供だけではなく、親も保育園に慣れるための大切な期間ととらえて、焦らずにじっくりと取り組んだほうが良いと思います。
保育園に入園してよかったと思うこと
保育園に入れることに不安をたくさん抱えていた私ですが、今元気に保育園の園庭を走り回る娘を見ていると、保育園だからこそ経験できたことがたくさんあって、うちの場合は保育園に入れて良かったと思っています。
また、現在お腹の中にいる第2子に関してもすでに保育園の申請をしていて、出来れば0歳から保育園に預けたいと思っているくらいです。
私が思う保育園でしか体験できないことをご紹介したいと思います。
①人見知りがない
0歳から色んな人とかかわって育っているせいか、親に似ず人見知りが全くありません。
また、先生たちだけではなく他のお友達のお父さん・お母さんなどたくさんの人に見守られて育っているような環境なので、人との関わりがとても多いです。
②生活リズムが整う
物心がついたころから保育園で生活することが普通であるため、朝早く起きて体を思う存分に動かし、生活にもメリハリがあるように思います。
③色々な遊びをさせてもらえる
遊び方一つ一つがダイナミックで、どんなに寒い日でも薄着・裸足で走り回っているせいか、4歳になった今、体はとても強いと思います。
ちなみに4歳になってから病気で保育園を休んだのは、今のところ1日しかありません。
また、行事なども多く、季節や伝統を感じる遊びはもちろん、夏にはプール、雪が降れば雪遊びなど色んな遊びをさせてもらえます。
④わざわざ友達作りをする必要がない
0歳~3歳までの間で、公園に行ったり、児童館に行ったり、わざわざお友達作りをしたことがありません。
保育園で知りあったお友達が仲間であり、一緒に育ったせいかとても仲が良く、土日でも遊ぶことも有ります。
⑤共同行動が得意
物心ついたころから周りにお友達がたくさんいるので、共同生活でのルールや周りを思いやる気持ちは備わっているように思います。
子供の性格が形成される乳幼児期に、思う存分体を動かし色んな人と触れ合うことが出来ることは、とても意味のある事に思います。
どちらかといえば私は人見知りが激しく内向的なのですが、娘はそんな私からは想像できないくらい明るくのびのびと素直に元気に育っています。
今、もしも0歳の娘を抱えて「保育園に入れることは本当に良いことなのか」と悩んでいる自分に会えたなら「そんな心配は全然必要ない」と伝えてあげたいです。
まとめ
保育園の入園許可通知が届くとあっという間に春ですね。
その短期間での葛藤や準備はとても大変なものであるように思います。
しかし、我が家の経験からこれからその時期を迎えるご家庭には「心配ない」と伝えたいです。
葛藤も準備の大変さも、慣らし保育の後ろ髪惹かれる思いも、過ぎてみればその時にしか体験することが出来ない貴重な経験で、そしていつかその経験があって良かったと笑える日が来ます。
子供を愛するほどに迷いや心配は常につきものですけど、子供と一緒に保育園生活を楽しむくらいの気持ちで前向きに捉えてみてください。