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ママテク(@mamateku)ライターのMeow-Meowです。
通勤時間0分、自由な場所で好きな時間に働く――こんな働き方があるのをご存知ですか?
これは“在宅ワーク”といって、家にいながら働くスタイルのことです。
筆者も現在、在宅ワーカーのひとりです。
家にいながら仕事ができるというスタイルから、在宅ワークは育児中のママたちの間で広まりつつあります。
子どもがお昼寝をしている間に、家事の合間に、ちょっとお小遣い稼ぎをするという人も。
子どもが幼稚園に行っている間に、本格的に在宅で仕事をするという人も。
ライフスタイルに応じて、仕事の量を調整できるというのが在宅ワークの最大のメリットだと思います。
また在宅ワークは、特別なスキルや知識がなくても、誰にでも始められます。
しかし「在宅ワークを始めたい」と思ってはいても、仕事の探し方が分からなかったり、「リスクはないのか?」という不安もあると思います。
そこで、在宅ワークが気になっているというママさんのために、今回は在宅でできる仕事の種類や探し方、注意点などをまとめてみました。
前編では在宅ワークのメリットや役に立つスキルを詳しくまとめています。前編を読んでいない人は合わせて読んでみてくださいね。
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在宅ワークにはどんな仕事があるの?
在宅ワークには、さまざまなお仕事があります。
ここには書ききれませんが、よく在宅ワークで募集されている代表的なものを挙げてみます。
データ入力
例えば
- ある商品の価格をインターネットで調べ、結果をExcelに入力する
- ○○市にある動物病院を調べて、結果を入力
など。
1件1円~5円などと単価は安いですが、単純作業なので、数をこなせばこなすほど収入もアップする、やりやすい仕事といえます。
ライティング
グルメ、美容、ダイエット、育児など……いろいろなジャンルの記事を執筆する仕事。
自分の体験談をブログ風に書いたり、商品やお店のレビューを書くだけの簡単な仕事もあれば、1万字以上の記事や小説を執筆するお仕事まであります。
普段、SNSやブログ、日記をつけている方にはおすすめ。
アンケートモニター、ポイントサイト
サンプル商品を試して、アンケートに答えたり、使ってみたレビューを投稿するというもの。
美容系の新商品、食品、スマホアプリの使い勝手を確認するというものが多い。
アンケートに答えるだけでポイントがもらえるサイトもあり、スマホで空き時間にできるので手軽ですが、10分やって3円など単価が安いのがデメリット。
覆面調査
レストランやエステに行って、接客・サービス内容などを評価しレポートをまとめるお仕事。
報酬は、だいたいそのお店の会計金額と同等になることが多いので稼げるわけではありませんが、タダでお食事ができると考えればおすすめの楽しい仕事だと思います。
筆者も学生時代に友人とよくやっていました。
ネットショップ商品登録代行
Yahoo!ショッピング、楽天、メルカリ、BUYMAなどのインターネットショッピングサイトに商品を出品するお手伝い。
「そのサイトを利用したことがある」「自分でも出品したことがある」という経験があるとやりやすいですが、マニュアルが用意されていることがほとんどなので未経験でも○。
商品の写真と説明がデータで送られてくるので、それをもとに簡単な写真加工、文章作成という流れが多いです。慣れると数をこなせます。
ホームページ作成、デザイン制作、プログラミング
- ホームページ作成
- チラシデザイン
- 企業のロゴを作成
- イラスト制作
- アプリ開発
こちらのように、在宅ワークはパソコンを使ったIT関係のお仕事依頼も多いです。
例えば「個人で経営しているお店のホームページやチラシを作ってほしい」というような内容から、大手企業の下請けとしてアプリ開発やプログラミングの一部を任される上級者向けのお仕事もあります。
その他
このほかにも、面白いものでは、
- 「抜け毛」に関する記事を書いてください。
- このキャラクターのネーミングを考えてください。
- 〇〇という漫画の二次創作小説を書いてください。
といったお仕事まであります。
一口に在宅ワークといっても、1件1円のものから1件30万円の報酬がもらえるものまで。
ピンからキリまであります。
「何ができるのか?」
「何をしたいのか?」
を明確にして、探し始めるといいでしょう。
どうやって始めるの?在宅ワークの仕事の探し方
では、どうやって在宅ワークの仕事を探せばいいのでしょうか?
「仕事をさがす」というと、ハローワーク、求人サイト、求人誌…などが思い浮かぶと思います。
しかし、在宅ワークはそういった一般的な求人には載っていません。
なぜなら、企業に雇用されて働くわけではないからです。
会社に応募して仕事をもらうというより、自分でやりたい内容の仕事を見つけて直接「その仕事」を獲得するという方が近いです。
試しにインターネットで“在宅ワーク”を検索してみると、さまざまな内容がヒットします。
でも、どれがいいのか分かりませんよね…
筆者も初めは手当たり次第クリックしてのぞいてみましたが、「何を言っているのか文字だけじゃ分からない」「信頼できるのかな」と迷ってしまいました。
在宅ワークのリスクについてはのちほど説明しますが、在宅ワークを騙った詐欺も横行しているので注意が必要です。
そこで、筆者が実際に仕事をしたことのある、安全で確実な方法・サイトをご紹介したいと思います。
クラウドソーシングサイト
個人・企業からの仕事を、インターネット上で不特定多数の個人・企業に仲介するサービスのことを“クラウドソーシングサイト”といいます。
簡単にいうと、インターネット上のハローワークといったイメージですね。
クラウドソーシングサイトは、お仕事を仲介するだけでなく、サイト上でのメッセージのやり取りや、報酬の入出金を代行してやってくれるところも多いため、支払いトラブルも少なく便利で安全です。
在宅ワークは顔が見えない不安もあるため、在宅ワーク初心者は、こういった仲介サイトを通じてお仕事をするのがおすすめです。
例えば、こちらの『ランサーズ』という日本最大級のクラウドソーシングサイト。
毎日新着のお仕事がたくさん更新され、「初心者大歓迎」のお仕事から「30万/月の固定給」といったプロのフリーランサー向けまで幅広く豊富なお仕事があります。
筆者は、仕事をするたびに自分の実績が積みあがっていくシステムや、通帳みたいに報酬が一目でわかるシステムが気に入って使っています。
クラウドソーシングサイトの特長はこんな感じです。
- 仕事を依頼したい人がサイト上に募集を載せ、仕事を探している人がそれを見て応募するシステム。
- 基本的に契約などは必要なく、「〇月〇日までに5000円でこういうイラストを描いてください」という募集に対して、イラストを描いて相手に送れば5000円の報酬がもらえる。
- イラストからプログラムの作成、データ入力、食レポなど、あらゆるジャンルの仕事がある。企業だけでなく、「こういう小説を書いてください」など個人的な依頼もある。
- お金のやり取りもサイト上で行われ、相手がサイトに入金をしてから仕事を始め、完了すれば必ず自分のページに入金してもらえるので安心。サイト上の報酬金は、定期的に銀行に振り込むことができる。
- ただし、インターネット上のやり取りなので、信頼関係や密な連絡は大事。
クラウドソーシングサイトは無料で登録することができます。
まずは登録をして、どんなお仕事があるのか見てみるといいと思います。
ポイントサイト
サイト上にあるタスクをこなしてポイント(報酬)を得るという方法です。
例えば、こちらの『マクロミル』というサイトでは、アンケートに答えるとポイントがもらえます。
他には、広告をクリックするだけ、メールマガジンを受信して開くだけなど、簡単にポイントを貯められる案件が無数にあります。
誰かとメッセージのやり取りをする必要はなく、サイト上にあるタスクをこなすだけなので、空いた時間に手軽にできるという意味では一番楽だと思います。
ただ、そんなに多くは稼げません。
月に500円~5,000円といったところです。
ポイントサイトの特長はこんな感じです。
- ポイントという形で報酬がもらえ、ギフト券や電子マネー、現金に交換できる。
- 暇なときにだけ、やれば良い。
- やりたくなければ、やらなくてもいい。
- でも、稼ぎたくても1日にできる量は限られている(定期的にタスクがサイト上にアップされるが、それほど多くはない)
- かなり単価が安い。
まとまった時間が取れない、会社のお昼休みや通勤時間に少しでも何かやりたいなどの場合には、こういったポイントサイトをやってみるのもいいと思います。
ミステリーショッパー(覆面調査)
あまり知られていませんが、登録をすれば覆面調査員になれるサイトもあります。
例えば、こちらの『ファンくる』では、「リアル(お店に行くモニター)」と「通販(自宅で行うモニター)」があり、それぞれグルメ・ビューティー・お買い物・ライフなどというカテゴリに分かれています。
「リアルモニター」では、覆面調査を実施している店舗が都道府県別で載っており、行ってみたいお店に応募できます。
調査の流れとしては、
- 応募して当選すると、レポート(調査してほしい内容)が送られてくる
- あとは実際に店舗に行き、レポート(調査してほしい内容)どおりに注文したりサービスを受ける
- レポートを書いて提出
- レシート(必ずもらう)の写真を撮って提出
- お店で使った金額がキャッシュバックされる(30%~100%)
- 覆面調査だということは、お店側には知られてはならない
- 指定があれば、曜日や時間帯は守る
- 指定の商品やサービスを必ず購入する
企業の募集を探す
企業の中には、仲介サイトなどを使わず、自社で在宅ワークを募集しているところもあります。
例えば、iPhoneでおなじみのApple社のホームページでも、在宅勤務アドバイザーを募集しています。
でも、その会社のホームページを一つ一つチェックしていかなければならず、見つけるのは至難の業です。
市役所、図書館などで情報収集
筆者はたまたま行った図書館で、“在宅ワーカーのためのスキルアップ講座”の案内を見たことがあります。
それがきっかけで、自分の住む地域が在宅ワークを支援していて、育児中のママ向けの講座やお仕事紹介などもしているということが分かりました。
ハローワークとはまた違う、民間の団体です。
調べてみると、東京都でも東京都福祉保健局というところが「ひとり親家庭在宅就労支援」というプロジェクトを開催していたようです。
こういった情報は、図書館や市役所などに、掲示されていることがあります。
また、県や市のホームページにこういった情報が載っていることもあります。
在宅ワークはまだまだ知られていないため、お仕事の紹介や斡旋が受けられるところが少ないのが現状です。
しかし、在宅ワーカーの需要は年々増しているので、あきらめずに、情報収集することが大事なのかなと思います。
在宅ワークのリスクって?注意すべきこと
在宅ワークは、相手が見えません。
面接をしたり、会社を訪問したり、会社の資料をもらったり…といったことがなく、すべてネット上のやり取りで完結してしまいます。
そのため、「怪しいんじゃないか?」「ちゃんとお金を払ってくれるんだろうか」という不安もつきまといます。
実際に在宅ワークを装った詐欺や犯罪があるのも事実です。
実は筆者も、引っ掛かりそうになったことがあります。
そこで、安心して在宅ワークをするために、どういうところに気を付けて仕事(相手)を選べばいいのか、絶対に選んではいけない「危ない在宅ワーク」などを教えたいと思います。
初期費用のかかるものは絶対NG!
在宅ワークの募集の中には、「初期費用がかかる」と言っているものがあります。
「サーバー開設に3万円かかる」「契約料として月々5千円」など。
これらはすべて疑ってかかったほうがいいと思います。
在宅ワークに初期費用は必要ありません。
普通の会社に入社するときに、お金を払うでしょうか?
払いませんよね。
それと同じことで、仕事をする前からお金を払わなくてはならないと言ってくる相手は、すべて詐欺に近いと考えていいと思います。
ただし例外として、上で紹介したランサーズのようなクラウドソーシングサイトは、仕事が完了して報酬が払われるときに利用手数料が差し引かれます。
といっても報酬から5%~20%ほど引かれるだけなので、マイナスになることはありません。
- 研修費として〇万円かかります。あとから十分取り戻せます
- 登録料として毎月〇円かかりますが、それ以上に確実に稼げます
違法な仕事内容に注意
「違法な仕事内容」というのは、アダルトをはじめ、取引してはならない品物を扱っているなどという場合です。
筆者は以前、とあるオークションサイトに出品するお手伝いの仕事をしようとしたことがあります。
その在宅ワークは「商品の写真を撮影・加工し、寸法などを測ってデータを作成する」という内容でした。
商品は宅急便で送られてきたのですが、中を開けてびっくり!
なんと、小中学生用の体操着や学生服、水着でした。しかも、使用済みで名前や学校名も入っています。
仕事の途中で放棄するなど本来ならペナルティを受けても仕方ないところですが、相手もやましいところがあったのか、事務的に「了解しました」の一言が返ってきただけでした。
使用済み制服はヤフオクやメルカリなどでも取引禁止になっており、公安委員会の古物商許可を受けた業者でないと販売できないようですが、一部ではマニア向けやアダルト目的で違法販売されているようです。
このように、違法なものの販売の手伝いをしてしまうと、自分まで罰を受けかねません。
このとき、出品物が何かをちゃんと聞いておけばよかったなと、筆者は後悔しました。
少しでも「怪しい」と思ったら、納得するまで相手に確認する、辞退するなどして、自分の身に火の粉が降りかかるような状況は回避するようにしてくださいね。
報酬がしっかりと支払われるか確認する
「仕事をしてもちゃんとお金がもらえるのかな?」というのも、在宅ワークの不安要素のひとつだと思います。
個人と個人であれば、1つの仕事ごとに『契約書』『納品書』などをしっかりとやり取りすることが重要です。
そうすれば、仕事内容や金額、納期などがはっきりし、トラブルも回避することができます。
上で書いたクラウドソーシングサイトを利用するのであれば、サイト上でお金のやり取りができるため安心です。
依頼主からまずサイトに入金があり、それからお仕事を開始します。
仕事が完了すると、自分のページに入金されるという仕組みなので、「納品したのにお金を支払ってもらえない」ということがありません。
また、ポイントサイトの場合は、換金先や換金方法を確認しましょう。
せっかく頑張って貯めたポイントでも、限られた場所でしか使うことができなければ無駄になってしまいます。
使い勝手の良いポイントに換えられるか、商品券や現金に換えられるかというところを確認しておくとよいです。
まとめ
しかし、相手の顔が見えないことや、膨大なインターネットの海から信頼できる情報を探しにくいという理由から、在宅ワークに踏み出せないでいるママもいるのではないでしょうか。
筆者自身も、在宅ワークに興味をもって調べ始めてから軌道に乗るまで、約10年。
以前は今ほどシステムが整っておらず、ネット上の掲示板などで個人的に募集している相手にメールしたりしていました。
最近、在宅ワークは急激に増加傾向にあると感じます。
ネット上のクラウドソーシングサイトだけではなく、県や市町村でも在宅ワーク支援に乗り出し始めています。
信頼できるサイト、民間の団体も増えてきました。
この機会に、在宅ワークデビューしてみてはいかがでしょうか。