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ママテク(@mamateku)ライターのChiKaです。
1人育児に慣れてきた頃にふと頭によぎるのが「そろそろ2人目どうしようかな?」という人は多いことでしょう。
思い描いている家族計画というものがご家庭ごとにあるでしょうし、複数の子供を望んでいるご家庭なら2人目のタイミングが気になっていることだと思います。
しかし、しっかりと2人目の子供を迎え入れる準備をしておかないといざ妊娠出産となるとてんてこ舞いになってしまうことも…
気持ちに余裕をもって2人目を妊娠出産するためにも、今から出来ることはやっておきたいですよね。
そこで今回はそろそろ2人目が欲しいと思い始めたママのために「2人目を授かる前にやっておきたいこと」についてお伝えします!
まずは自分の身体をチェック!
「子供が欲しい」と思っても、出産するママの身体に異常があってはいけません。
子供をお腹の中で育てて産むということは、ママの身体や体力が基盤になるのでしっかりと整えておかなければなりませんね。
1人目の妊娠出産のときよりも間違いなく年齢を重ねていますし、体力も落ちているという人が多いでしょう。
1人目の育児に慣れてきたのもあって「この調子ならあと1人か2人はいけるかも?」と感じる人もいるかもしれませんが、特別なことをしていない限り、肉体的には確実に老化しているので1人より2人、2人より3人を育てるほうが絶対にしんどいです。
私も体力には自信があった方で、

妊婦はもともと疲れやすいものだということは理解していたのですが、明らかに1人目のときよりも疲れやすくなっていました。
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夕飯の準備をしようとお米をといだだけでハァハァと息切れ、洗濯物を取り込むだけでクタクタ…
とにかく「こんなことで!?」というところで疲れていました。
その上、出産後は、昼間はまだまだママに甘えたい盛りの上の子の相手をして、夜は授乳や愚図る下の子の相手をして…という1人目のときよりも遥かに過酷な状況で、しんどすぎて思わず涙することも。
私は2人目を出産したことで、自分の体力の衰えに鈍感だったことを痛感しました。
育児は本当に体力や精神を消耗します。これは1人目のときに実感済み(もしくは、現在進行形)ですよね。
上の子のお世話と並行して妊婦生活や赤ちゃんのお世話ができるかなど、精神や体力のキャパシティをよく自覚しておきましょうね。
運動など体力をつけるために今からできることがあれば、やっておくといいと思います。
実際に妊娠してから運動となると、出来ることも限られてしまいますので、妊娠していない今のうちからやっておきましょう。
また、近年では晩婚化が進んで初妊娠・初出産の年齢が年々上がってきています。
30代になってからの出産と妊娠が増えているので、2人目を妊娠する頃には高齢出産の域に入っている人も少なくはないでしょう。
30代半ばや40代前半は人間的にはまだまだ元気な年齢なのですが、妊娠と出産となると「高齢」にあたってしまうのでそのことはよく覚えておきましょう。
また、1人目は問題なく妊娠できたのに2人目はなかなか授かれないという「2人目不妊」に悩む人も年々増えています。
年齢を重ねることに妊娠する確率は落ちていき、高齢出産の域に入るとその確率はさらに下降します。
30代半ばで妊娠を希望していて、半年ほどで自然妊娠をしなかった場合は早い段階で不妊外来を受診することをお勧めします。
肉体は1日1日と年を取り、妊娠できる可能性も1日1日と減っていっています。

本気で2人目が欲しいと思ったら、早々に授かれる方法を取れるのであればとりましょう。
そして無事に妊娠できたとしても、高齢出産となると妊娠中も出産時もなんらかのリスクがある可能性もあるので、そのあたりの覚悟も必要です。
高齢出産だと、切迫流産や切迫早産、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのトラブルが起きる可能性が高くなります。
とにかく若年での妊娠や出産とは何かと違うので、いざというときに慌てないためにもそういったことの知識をある程度身につけておいた方がいいかもしれません。
2人目を希望したタイミングで、人間ドックや婦人科検診などしっかりとしたメディカルチェックを受けておくといいですよ。
産まれてからでは遅い!2人を育てるお金のこと
子供を育てるのはとーってもお金がかかります。
小さいうちは、コンスタントにかかる子供のお金はミルクやおむつ代くらいですよね。
服などにもお金がかかるかもしれませんが、毎月○万円かかるほど買ったりしないでしょうし、同性の兄弟姉妹だと上の子のおさがりがある程度使えたりしてそんなにお金はかからないものです。
卒乳してオムツが外れるとこれまでコンスタントにかかってた費用からも解放されます。
ですが、問題はそこから。子供のお金は年齢を重ねるごとに徐々にアップしてくるのです。
まずは幼稚園の保育料。
公立に入園した場合はとてもお安く済みますが私立に入園した場合はピンキリありますが公立よりも割高です。
次に習い事。
やらせる習い事や習わせる数、総合的な予算を決めて習わせることによって調整することができますが、用品購入などで臨時出費があることもよくあります。
そして小学校は私立に入れない限りは授業料がかからない(給食費やそのほかの経費のみ)ので「幼稚園のころよりも安くついてる!思ってたよりも子供ってお金かからないね!」と思うかもしれませんが…その考えは危険です!
小学校は「嵐の前の静けさ」だと思っておきましょう。
中学校になると部活の費用や高校受験のための学習塾の受講料、高校に上がると私立という選択肢が多くなるのでその入学金や授業料や設備費、遠方の学校の場合は通学定期、さらにはスマホ代やお小遣い…そしてときが来れば大学受験です。
受験のための予備校の受講料、大学の入学金や授業料、場合によっては1人暮らしの仕送りをしなくてはなりません。
子供が大きくなればなるほど、必要な費用はどんどん跳ね上がっていきます。
そして当然のことですが、子供が2人いるということはこのような教育費や必要なお金なども2人分かかるということになるのです。
上の子にやってあげたことは下の子にも同じようにさせてあげたいと思うのは親心です。
上の子が習い事をしているのなら下の子にもやらせてあげたいですし、上の子が私立の幼稚園や小学校に通っているのなら、下の子も「お兄ちゃんの行ってたところに行きたい」と望むのであれば通わせてあげたいですよね。
「上の子も下の子も平等に」ということをしようとするとどうしてもお金がかかってしまうものです。
親のお金の見通しが甘くて、下の子に「上の子と同じようにはしてあげられない」なんて言いたくありませんよね。
こんなことにならないためにも、お金に関する計画はしっかりとしておきましょう。
上の子が産まれたときにしていたプランも見直しが必要です。
家を購入していたりなど1人目のときとは環境が変わっていることが多いはずです。
仕事をしているママなら、仕事復帰のタイミングや保活の問題もありますが、2人分の保育園費用について(第2子以降の割引があるか、2人預けても毎月やっていけるか)、将来のためにしっかりとお金を貯めることができるかなどをよく検討しましょう。
計画を立てるときは常に「1番お金がかかるケース」を想定して保守的に考えることをおすすめします。
そしてパパやママの保険の見直しも必要です。
滅相もない話ですが、生活の軸となる両親2人が病気やケガで動けなくなったときは必ずお金がかかります。
健康なときは保険のことなんて考えられないかもしれませんが、健康なときこそ保険に入りやすいですし、子供たちの将来を考えるのなら保険については真剣に考えるべきです。
子供が増えるということは、これまで1人目にかかっていたお金がもう1人分追加されるということをよく肝に銘じておきましょう。
上の子をどうするかなど、2人目の出産時のシミュレーション!
自分の体力的な問題やお金に関する問題をクリアしたら、次はいよいよ2人目ちゃんについて真剣に考えてきましょう。
具体的に2人目の出産を考え始めるとどうしてもぶつかる大きな壁は「2人目の子の出産時、上の子を連れてうまく立ち回れるだろうか」ということでしょう。
ここをしっかりとシミュレーションしておかないととっても大変な思いをします。
基本的には夫と2人で解決するのがベストなのですが、夫が仕事中などに陣痛や破水があるとてんやわんやになりますよね…
病院によっては「上の子の陣痛室への同伴はお断り」としているところもたくさんあります。
事前の準備が甘くて「どうしようもないから、とりあえず上の子も病院につれていっちゃえ!」なんてことをすると、陣痛室には子供は入れないのでママが陣痛からお産のあいだは子供が1人ぼっちになってしまいます。
忙しい病院内では誰も子供にかまってくれませんので、上の子に不安で寂しい思いをさせてしまいます。
また、1人でフラフラと病院外に出てしまったりとかなり危険です。
最悪なことにもなりかねないので子連れ出産お断りを明言している病院の場合は、強引に子供を同伴させるのは絶対にやめましょう。
2人目は、1人目のときと比べると陣痛がきたらお産の進みが早いことが多いので、陣痛が始まってからゆっくりと預け先を探している余裕はないです。
パニックにならないためにも、かなり早い段階で出産時に上の子はどうするかということは解決しておきましょう。
もし、里帰りで出産したり、自分や夫の両親を同居していたり、近距離に住んだりしている場合は陣痛などがはじまったら「上の子をお願いします!」と頼ることが出来ますが、問題は両親に頼れない場合です。
ご主人が連絡をしたらすぐに帰ってこれる人なら問題ないのですが、そうじゃない人もたくさんいると思います。
こういうときのために、ファミリーサポートやベビーシッター、一時保育が出来る託児所などを調べて登録しておきましょう。
相談をするときは、予定帝王切開などの計画分娩でないかぎりいつお産になるかわからないので「正産期(妊娠37週0日から妊娠41週6日までの期間)のあいだ、突然預けることは可能か」ということを聞いておきましょう。
正産期を過ぎそうになると計画分娩になることがほとんどなので、それまでの突然の陣痛などに対応ができるようにしておきたいところです。
「突然なのはちょっと…」というところもあるかと思いますが、断られてもめげずに他を探しましょう!
しかし、ここまでやってもお産は想定の斜め上をいくこともあります。
36週など正産期より前に陣痛が来たり、お願いしていた託児所やシッターさんの営業時間外で、しかも夫のいない完全に「穴の時間」に陣痛が来たりなど「何故、今!」となることだって考えられます。
そういうときは「ママ友さんや友達に頼る」ということも視野に入れておきましょう。
上の子繋がりで何人か親しいママ友がいる場合は「もしかしたら、こういうことがあり得るかも…そのときは主人が迎えに行くまで上の子をお願いできませんか?」とあらかじめ事情を話してお願いしておくといいでしょう。
もちろん、後日のお礼は忘れずにしましょうね。
ちなみに私は近くに住む実家の両親は2人とも仕事をしていたので日中は頼れずでした。
そんなときに助けられたのがママ友さんでした。


実際に陣痛が来たのは深夜で主人が家にいるときだったのでお世話になることはありませんでしたが、「頼れる誰かがいる」というのはとても心強く、安心して臨月を過ごすことができました。
そして両親やママ友には頼れない、託児所やシッターさんもダメかも…というときは、子連れで出産・入院が可能な産科を選びましょう。
夫が激務でサポートが期待できない、両親がすでに他界しているなど事情があってどうしても都合がつかない人のほかにも、上の子にも出産に立ち会ってほしいという人は最初からこういった産科を選んでいるようです。
サービスが充実しているところだと、子供の面倒を見てくれる保育士さんがいたり、子供の食事がついていたりと上の子を安心して連れていけるようになっています。
しかし、そういう産科はとても人気があるのでかなり早めの予約が必要です(妊娠がわかって病院を受診したタイミングくらいで予約するくらいの勢いがいります)
陣痛が進み出すとママは余裕がなくなってしまいますので、上の子が寂しい思いをしたり不自由を感じないためにはサービスが充実した産科で子連れ出産・入院がベストかもしれませんね。
まとめ
自分の体調面、将来を踏まえたお金の問題、出産時の上の子のこと…2人目を授かろうと思うと、しておかないといけないことは意外とたくさんあります。
「産んだらなんとなる!」というものではないのでしっかりと事前に考えておかないといけませんね。
いざ産んでから疲労でママが倒れたり、ノイローゼになったり、「やっぱりお金が回らない!」となったりしていては遅いのです。
ですが、だからといって「2人目は諦めよう」というわけではありません。
体力に自信がない人は、産後は適度に休憩の時間が持てるように夫に相談したり、ファミリーサポートや宅食を検討したりすることでちょっとだけ解決できます。
また、お金の問題が心配な人はファイナンシャルプランナーさんに相談したりして今後の見通しをつけてみてはどうでしょうか?
どんな状況の人でも、ちゃんと事前に計画的に考えておけば解決策は見つかるはずです。
陣痛から出産時は慌ててしまうものですが、こちらもちゃんとシミュレーションして準備を整えておけば安心です。
上の子がどこかで1人ぼっちになってしまうということが絶対にないように、しっかりと出産の計画を立ててください。
これらの準備が整ったら、いつでも2人目を安心して授かることはできますよ!