丸美子
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ママテク(@mamateku)ライターの丸美子です!
うまれたばかりの赤ちゃんの気持ちを読み取るのは、新米ママにはなかなかむずかしいものです。
「どうして泣いているの?」、「何が気に入らないの?」そう話しかけても、当たり前ですが答えてはくれません。
そのようにはじめての育児に悪戦苦闘していると、仕事から帰宅した夫が妬ましく、つい当たってしまうということがありませんか?
「私だって、一日中赤ちゃんから目を離さず、手も離さずで疲れているんだから、何か手伝ってよ!」
産後間もないママは、育児についてさまざまなストレスを抱えています。
どのようなストレスがあるのか?また、その解決のカギを握るといってもいい夫との関わり方を教えます。
パッと読むための目次
ワンオペ育児は親子の危機を招く?!
近年、核家族化が進む中、どうしてもワンオペ育児にならざるを得ず、育児にストレスを感じているというママが増えています。
最近ニュースなどでも話題として取り上げられている「ワンオペ育児」ですが、どのような意味かご存知ですか?
「ワンオペ」とは、お店や事業などをひとりで回している状態のこと(ワンオペレーション)を意味します。
夫の単身赴任や病気など、何らかの事情によって、育児を行う人がママだけになってしまうワンオペ育児の場合には、ママの育児ストレスを一時的にでも解消したり、軽減することができず、中にはママの体調不良や育児放棄などのように重大事態に陥ってしまうことさえあります。
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もっとも多いのは「半ワンオペ育児」
夫が単身赴任などで不在であり、近くに両親など育児を手伝ってくれるがいないとワンオペ育児となってしまいますが、夫が同居していたとしても、一般的には昼間は仕事に行っており、夜も帰りが遅くなることも多いことから、夫がなかなか育児に関われないというご家庭が多いのではないでしょうか?
それでも昔に比べると、夫の育児参加時間数は増えているといいますが、それでも平日に育児のための時間をとることは難しく、休日に手伝ってくれたとして「半ワンオペ育児」となっているご家庭が多いことがわかります。
キャリアと育児のギャップ
特にはじめてのお子さんの場合、ママは出産のために仕事を辞めていたり、産休や育児休暇をとっている場合が多く、生まれる前までの仕事をバリバリやっていた生活と、時間軸がゆっくり流れているという生活のギャップに慣れることがむずかしいといいます。
仕事をしているときには「少し休んでゆっくりしたい」と思っている人が多いと思いますが、いざ長い期間ずっとお休みになってしまうと「産休後に仕事に戻れるかどうか?」「社会において行かれているのではないか?」と不安になるママが多いのです。
しかも、子どもが産まれると自分の思い通りにいかないことの方が多く、計画通りにテキパキ仕事をこなしてきたという人には、かなりストレスを感じてしまうようです。
このように、赤ちゃんが産まれる前の生活とのギャップや育児の大半をひとりでこなさなくてはならないという不安を抱えるママに、救いの手はないのでしょうか?
救いの手となるのは、やっぱり一番身近な人
昔は、家族が何世帯かで同居していたり、ご近所でお互いに協力して子どもを育てるなど、コミュニティーが密着していたものです。
用事があるときには、ご近所同士で子どもを預け合ったり、病気のときにはお料理したものをいただいたりなど、「困ったときにはお互い様」が当然のことでしたので、子育てもママの「ワンオペ育児」になるようなことがなかったのです。
近年では、夫の転勤などもあり、ママの地元ではない地域で、はじめての赤ちゃんを育てるという人も多くなっています。
すると、両親からは離れているために援助も受けられず、ママ友もまだそう多くない時期には、他に頼る人がいないということもあります。
そこでやはり、一番身近にいる夫の存在が重要になってくるのです。
休日に夫が家事や育児を手伝ってくれる家庭は仲良し?
平日は仕事で遅くなることが多くても、休日に家事や育児を手伝ってくれるというご家庭では、二人目、三人目の出生率が高くなっているというアンケート結果があります。
また、たとえば、ひとり子どもがいる家庭での休日の夫の家事・育児時間が2時間以上の場合の二人目の出生率は58.8%、8時間以上で71.3%と、時間数が増えれば増えるほど二人目の出生率が高くなることがわかります(厚生労働省:第6回21世紀成年者縦断調査)。
休日のときに、夫が赤ちゃんと出かけてママを休ませてくれたり、またはママを気晴らしのため外出させて夫が家で赤ちゃんのお世話をしてくれるなど、日頃の労をねぎらってくれると、ママにも夫への感謝の気持ちが湧いてきます。
また、一人で担ってきた育児が夫の協力で軽減されることがわかると、「ひとりでも手一杯」から「もうひとり子どもを産んでも大丈夫かもしれない」と思えるようになるからかもしれません。
つまり、夫の育児参加が夫婦円満の秘訣ともいえます。
夫を動かす秘訣5つ
それでも、「休日に夫が8時間以上家事や育児をやってくれるなんて…うちでは到底考えられない!」というママのために、夫が進んで行動してくれるようになる秘訣を教えちゃいます!
①ほめる
大抵の男の人はほめられると気持ちがいいそうです。
ですから、やってくれたことに対して「すごい!」「さすが!」「私よりうまい!」など、出来栄えはともかくとして、とにかくほめまくります。
洗濯物の干し方やたたみ方など、あなたのやり方とは違ってダメ出しをしたくもなるでしょう。
でも、そこはがまんです。完成度よりもやってくれたことに感謝し、ほめるようにします。
注意すべき点は、男の人は変にプライドも高いので「こうやったらダメ」「こうしないとダメ」など頭ごなしにダメだしされると、傷つき「次はやりたくない」と思ってしまいがちです。
どうしてもやり直ししたいときには、夫が見ていないところで直したり、普段自分がやっている方法をわざと見せるなど、夫の気持ちを傷つけないように配慮すると、継続して手伝ってくれるようになります。
②赤ちゃんに接する機会を多くする
赤ちゃんはママが大好き!だから他の人に抱かれるだけで泣いてしまったり、ぐずってしまいます。それはパパにも同じことです。接する機会が少なければ他人と同じ。
赤ちゃんのお世話をしようと思っても、肝心の赤ちゃんに嫌がれてしまっては悲しい気持ちになりし、やる気もなくなってしまいますよね?
そうならないためには、日頃からパパと接する機会をなるべく多くすることです。
お風呂に入れる、抱っこする、ミルクを与える、おむつを替えるなど赤ちゃんに接する機会を増やせば増やすほど、赤ちゃんも安心し笑顔を見せてくれるようになります。
すると、パパの自覚や満足感も得られるようになり、より積極的に育児にかかわるようになります。
赤ちゃんを夫に預けてママはリフレッシュ外出したいと思うなら、普段から夫に赤ちゃんと接する機会をつくり、だんだんと時間を長くするようにしましょう。
③夫はいつも”一番”が好き
赤ちゃんがうまれると、それまでどんなに大好きだった夫でもママにとっては赤ちゃんの次の二番手になります(笑)。正直いって、このように感じているママはとても多いと思います。
別に夫を嫌いになったわけではなく、子どもを産むと守るべき存在ができるため、必然的に順位が変わってしまうのですが、これをなかなか理解できない夫が多いようです。
まるで、二番目の子どもが産まれたときの赤ちゃん返りをする上の子どものように、自分が一番に大切にされていないと感じることがあるそうで。
特に育児が大変なときには「夫の面倒までみられるか!」と怒ってしまいそうになることもありますが、ここはママの方が大人になって、家事や育児を手伝ってもらうためにも、ときどき愛情を感じさせてあげましょう。
言葉でもいいですしスキンシップでもよいので、「あなたのことが一番」と実感させてあげることで満足することができ、育児にも協力してくれるようになります。
④疲れたフリ、演技も重要
「ちょっと疲れちゃった」など、体の不調を訴えて夫に頼ることもおススメです。
あまりにしょっちゅう具合が悪いフリをすることはよくありませんが、ちょっとだけズルするつもりぐらいで、お休みをさせてもらいましょう。
心配してくれて手伝ってくれるなら、ママも夫の愛情を感じることができますし、実際休息も必要です。
夫に育児の大変さを実感してもらうためにもちょっとぐらいのウソは勘弁してもらいましょう。そして、替わってくれたことに感謝の気持ちを伝えましょう。
⑤2・3歳ぐらいになると夫も遊びやすくなる
赤ちゃんから幼児になると、ある程度言うこともわかるので男の人でも遊びやすくなります。
意思が伝わると遊べることもぐっと増えるので、パパに外遊びを担当してもらいましょう。
パパと公園に行っている間に、ゆっくりすることも、ショッピングに行くこともできます。
パパと遊ぶ間にコミュニケーションがとれ、子どももまた一緒に遊びたいと思うようになります。
共働き家庭は家事と育児を分担する
共働き家庭の場合、専業主婦や産休・育児休暇中の夫婦関係とは多少異なります。
育児のみならず、家事についても「手伝ってもらう」というよりも「分担する」という考え方が正しいでしょう。
保育園へは比較的早い時間に退社できるママが迎えに行き、そのまま買い物へ、夕食を作って寝かせる。子どもを寝かせる時間ぐらいに夫が帰宅するというパターンが多いのではないでしょうか?
退社時間を早くすることが難しい場合もありますが、夫が早く帰宅できるときには保育園へ迎えに行ってもらう、または帰宅後の家事や育児を分担するなど「仕事・家事・育児」3つ全部をママひとりで行わないようにしましょう。
先に説明したように、この分担が上手くいくか否かによって、二人目、三人目出産へ目を向けることができるか?がかかっているといってもよいでしょう。
女性にとっては、復帰したのにまた産休をとって復帰しての繰り返しになります。
職場の理解も必要ですが、一番は夫の理解と協力次第なので、一人目のときにお互いに負担感が偏らないように取り決めをしましょう。
ワーキングママの悩み
産休や育児休暇が終わり、仕事に復帰をしたワーキングママには、専業主婦ママの悩みとは異なる悩みもあります。
①体力的な悩み
保育園が必ずしも家の近く、または職場の近くではないことも多いことから、保育園への送り迎え、仕事で疲れたまま夕食作り、お風呂に入れて寝かしつけなど、体力的な不安を抱えています。
②経済的な悩み
共働きだからといって経済的な不安がないかというと、実はそうでもありません。
自分の分のお給料の大半が保育園の利用料金に消えてしまうというケースも多くあり、ときどき何のために働いているのか?わからなくなってしまうこともあります。
③悩みを共有できる相手がいない
職場では、子どもがいるからといって甘えていると思われたくありません。仕事上の迷惑もできるだけかけたくないと気を張っていることもあります。
職場の中で同じようにお子さんを育てている人がいない限り、悩みを話しても真に共感してもらえるのか?不安に思っています。
また、保育園のママ友ができても、なかなか自分の時間を持てないことから、頻繁に連絡を取り合うことも少ないといいます。
手抜きをすることも必要
ワーキングママは、とっても真面目な方が多いと思います。自分のできていないところを反省し、子どもや夫に対して申し訳なく思ったり、悩んだりしています。
たとえば、働いていないママ友が子どもに手づくりのお菓子を作ったと聞けば、そんな時間をもてない自分を反省し、我が子をかわいそうに思ったり、朝「保育園に行きたくない」というわが子に申し訳なく思ったり。
でも、お子さんは他のママと比べたりしていないと思いますよ。手づくりのお菓子じゃなくても市販のお菓子でも愛情は伝わります。
保育園に行ったら、お友だちとのコミュニケーション力も学べます。
なんでも完璧にこなすことが子育てではなく、ときには手抜きをしてもいいのです。
たとえば
- お惣菜やお弁当を買ってみる
- 宅配を利用する
- 家事は夫が帰宅してから分担してやる
共働きの場合には、「夫に家事や育児を手伝ってもらう」のではなく、「夫と家事や育児を分担する」ようにします。
子どもを育てるためにはもちろんお金も必要です。
そのためにも、今は大変でも仕事を続けていくことの大切さ、協力し合うことの重要性を夫婦で話し合い、一緒に家事や今しかできない育児を分かち合いましょう。
パパを上手くつかって空いた時間は何をする?
夫に家事や育児を手伝ってもらって(分担する)空いた時間には何をしたいですか?「とりあえず眠る?」、それとも「ママ友とランチする?」。
休息や気晴らしも必要ですが、どうせだったらせっかくできた自分の時間で「自分磨き」をしてみませんか?
専業主婦の人も、育児休暇中の人、あるいはワーキングママにとっても、子どもが小学校へ通う前の未就学児育児中は、体力的にも精神的にもストレスが溜まりやすく、自分のための時間をとりにくい時期です。
ですが、小学校へ子どもが進学するぐらいになると、時間的にも気持ち的にも余裕ができるようになります。
ですからその前に、今からできる範囲で自分のスキルアップに役立つ勉強をしませんか?
たとえば、通信教育などで将来役に立ちそうな資格をとる、以前から興味があった趣味をはじめるなど、自分の将来もあきらめず新たな夢を追いかけてみてはどうでしょう?
子育てを足かせにしない、子どもがいるからこそ輝くママに
子どもが産まれると、女性はママになり、育児のために今まで抱いていた夢や希望を犠牲にしがちです。
でも、夫はもちろんのこと、子育てを応援してくれるすべての手を利用してでも、諦めずになりたい自分になってほしいと思います。
あなたのお子さんも疲れているママより、輝いているママの方が好きにちがいありません。
特に就学前の子どもをもつママにとっては自分の時間をもつことはむずかしいかもしれません。
でも、今はインターネットで同じような悩みをもつママ同士のコミュニティを探すこともできますし、子育て支援サイトもたくさんあります。
それらを利用して、この環境でも自分自身のためにできることを見つけて、前向きに育児をしてほしいと思います。
ママになったら育児がすべてではない、自分自身の人生もまだまだ先が長いのだから、子どもにかっこいいママをみせてあげましょう。
自分の時間をつくるためには、何よりもパパの理解と協力が必要です。夫婦で話し合い、楽しい子育てをしませんか?