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ママテク(@mamateku)ライターの丸美子です。
赤ちゃんのツルツルすべすべなお肌を見るたび感じるたびに、「こんな肌に戻れたらどんなにいいだろう」と思ってしまいますよね。
毛穴なんてどこにあるんだろう?と思うようなキメの整った肌に、思わずスリスリしちゃいます。
「私もツルツルすべすべなお肌になりたい」と思った方必見!今からでも簡単にできるケアで、もちもち素肌を取り戻すことができるかもしれません!ぜひご一読くださいね。
パッと読むための目次
「赤ちゃん肌」をつくるために、まずは肌の組織を知ろう!
皮膚は「表皮」と「真皮」、その下に「皮下組織」でできています。
さらに、その表皮は4つの層からできており、一番内側から「基底層」「有棘層(ゆうきょくそう)」「顆粒層」と皆さんよくご存じの「角質層」があります。

表皮の中でまず、一番内側の基底層から生まれた細胞が変化しながら上層へと押し上げられていき、その間に角質細胞(核がない状態)となり、最後は一番外側にある角質層から自然に剥がれ落ちるという仕組みを繰り返しています。
よって、私たちママの肌細胞も日々生まれ変わっていることになります。
この肌の生まれ変わりサイクルを「肌のターンオーバー」と呼んでいます。
肌のターンオーバーは部位よって異なる?
肌のターンオーバーは、体の部位によって異なり、30~60日程度かかるといわれています。

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その中で顔のターンオーバーは、体の中でも比較的早く約30日サイクルといわれているようです。
手や足などは顔に比べて血行がよくないこともあり、体の中では比較的ターンオーバーが遅い部位になります。
加齢によっても肌のターンオーバーの速度が遅くなる?
肌のターンオーバーの周期にはもともと個人差がありますが、加齢よってもだんだんと遅くなるといわれています。
それには新陳代謝が大きくかかわっているといいます。

20代では約30日程度で生まれ変わっていた表皮が、30代40代になると約40~45日かかるようになるともいわれ、このころになるとシミやくすみなどの悩みが出てきやすく、それにも肌のターンオーバーの周期の遅れが関係していると考えられています。
産後に気づく肌トラブル?

乾燥やくすみ、シミが目立つようになったなど、妊娠出産を経て今までは気づかなかった肌トラブルに悩んでいるようママは意外と多いようです。
実は、妊娠や出産は女性の体や肌に大きな影響を及ぼします。

妊娠時には、脳から分泌されるエストロゲンやプロゲステロンという女性ホルモンが急増します。そして、出産を機にまた急激に減少することが知られています。
このように妊娠や出産によって、女性ホルモンが急激に増減することでバランスが崩れ、肌トラブルをおこしやすくなるのです。
また、特にはじめての育児を経験する新米ママにとっては緊張や不安も大きく、そのストレスが肌トラブルにつながることもあります。
数時間おきに授乳の必要があり、睡眠不足やママの栄養不足によって肌がよい状態を保てないこともあります。
母乳はママの血液からつくられていますが、赤ちゃんに母乳を与えることで貧血気味になると血行が悪くなり、肌に十分な栄養がいきわたらない可能性もあります。
また、授乳によってママの体の水分量が減り、肌荒れの原因ともなる便秘になることもあります。
このように、産後すぐはさまざまな肌トラブルを起こしやすいのですが、体同様にメンテナンスできる時期でもあるので、肌のターンオーバーを整えることによって、気になる肌トラブルを改善していきましょう。
肌のターンオーバーを整えるための秘策~紫外線対策~
一般的に、肌のターンオーバーは年を重ねるごとに遅くなるといわれています。
では加齢のせいだとあきらめなくてはならないのでしょうか?

いえいえ、肌のターンオーバーを正常に整えることで、赤ちゃん肌を目指すこともできます。
その方法のひとつは「UVケア」です。
肌は紫外線を浴びることで、ハリや弾力を失います。よって、お出かけするときにはUVケアを忘れずにおこないましょう。
赤ちゃんと公園に出かけるときはもちろんのこと、意外と見落としがちなのは洗濯物を干すときです。ちょっとだからと油断していると浴びる紫外線が蓄積することもあります。
朝の洗顔のあとのケアにUVケアを加えましょう。そして、お出かけ前のメイクをするときにも忘れずに。
お出かけのときにはUVケアをしたくても、ベビーカーに日傘はさしにくいものです。
安全面においても日傘をさすことはできないので、つばのある帽子を活用するようにしましょう。
肌のターンオーバーを整えるための秘策~コラーゲンを補給~
先に説明した肌の組織のうち「真皮」の約70%をコラーゲンが占めています。
このコラーゲンは古くなったものを新しいものに作り替えながら量を保っているのですが、加齢にともなってコラーゲンの合成量が減ってしまうことが知られています。

コラーゲンを補給するために美容液を外側から塗り込む、美容皮膚科で注入するといった方法もありますが、経費もかかり継続していくのはなかなか困難な気がします。
ましてや、赤ちゃんのためにお金がかかっていくのに、私だけ贅沢できない……と思われるかもしれません。
だったら、日常の食事の中でコラーゲンを摂取しちゃいましょう!
コラーゲンを多く含む食材いえば…
- 手羽先や鶏軟骨
- 牛すじやモツ、レバー
- フカヒレ
- 鮭
- ウナギ
- イカ
これらを使ってメニューを考えれば、特別なお金をかけずにコラーゲンを補給することができます。工夫して日常の食事に取り入れてみましょう!
コラーゲンの効果的なとり方
コラーゲンはそのものだけをとるよりも、一緒にとるものによって相乗効果によって効果的にとりいれることができます。
例えば「ビタミンC」です。
ビタミンCはコラーゲンを安定させる働きをします。

もうひとつは、ごはんやパン、麺類といった「炭水化物」です。
炭水化物には必須アミノ酸のひとつである「トリプトファン」が含まれています。このトリプトファンはコラーゲンを合成するのを助けてくれる働きをします。
また、このトリプトファンは動物性タンパク質や乳製品にも多く含まれています。

これらの栄養素も一緒に摂ることで、コラーゲンが吸収しやすくなります。
忙しいときにはサプリメントで補給することもおすすめです。食事やサプリメントで定期的にコラーゲンを補給しましょう。
天使のララ
天使のララは高濃度の液体フィッシュコラーゲンで、 毎日の食事や飲み物に混ぜるだけで手軽にコラーゲンを摂取することが出来ます。
個包装になっているので持ち運びにも便利で、何かと子供のことにお金がかかる時期でも手が出しやすい価格帯なのが嬉しい!
液体で溶けやすく、味にもあまり変化がないので飲みやすいと好評のコラーゲンです!サプリメントを飲むのは続かないという人にもおすすめ!
コラゲネイド
コラゲネイドは粉末タイプのコラーゲンペプチド。大さじ一杯で鶏手羽先約15本分のコラーゲンが撮れるというスグレモノ!
しかもカロリーはたったの19.2kcalなので、産後ダイエット中のママにもおすすめ!糖分も脂肪分もゼロです。
例えばお味噌汁やスープに入れたり、コーヒーやジュースに入れたりして手軽にコラーゲンを摂取することが出来ます。
肌のターンオーバーを整えるための秘策~正しい洗顔~
いらなくなった角質を速く取り除こうとして、ピーリングやスクラブ洗顔を繰り返すと、かえって表皮を痛めてしまうことにもなりかねません。

また、ターンオーバーを無理に速めることは、角質細胞に核が残ったまま角質層に上がってくる可能性もあり、水分を保持する機能が弱められ、乾燥した肌となってしまいます。
適度な角質ケアをおこなうと肌が滑らかになるという効果が期待できるので、角質ケアはやりすぎないように注意しましょう。
洗顔についてはゴシゴシ洗う必要はなく、大抵の汚れや皮脂、いらなくなった角質は、泡で優しくなでるだけで落とすことができます。
スポンジやブラシを使う洗顔方法もありますが、正しく使えないと表皮を傷つけてしまう可能性があり、あまりおすすめではありません。
それよりもしっかりと泡立て、肌に乗せるようにして洗うようにしましょう。
肌のターンオーバーを整えるための秘策~良質な睡眠~
肌のターンオーバーを整えるためには、睡眠が重要です。
といっても、ママは家事や育児に追われていつも睡眠不足という人も多いのではないでしょうか?
でも、睡眠にとってもっとも大切なのは「時間」よりも「質」なのです。

人は睡眠をとっている間に、日中に受けたダメージをリカバリーすることができます。このリカバリーには、脳から分泌される「成長ホルモン」が関係しています。
この成長ホルモンは細胞のリカバリーを促進させるので、肌のターンオーバーにも大きく関わっています。
この成長ホルモンの分泌を妨げるのは、睡眠不足や不規則な生活習慣といわれています。
赤ちゃんを育てているときは、ママの睡眠時間が乱れることもいたし方ありませんが、子どもの就寝時間を早めに誘導することで、だんだんとママの睡眠時間が確保できるようになります。
毎日決まった時間に子どもと一緒に就寝することで生活のリズムも取りやすくなります。
子どもはお昼寝の時間が長すぎると、夜眠れなくなってしまうものです。子どもが夜なかなか寝ないからといって、大人の時間にあわせてしまうと、子どもの成長ホルモンにも影響が出る恐れもあります。
子どもの健康とママの肌質改善のためにも、規則正しい生活を目指しましょう。

質のよい睡眠をとるためには、入浴する時間帯にもポイントがあります。
就寝前に入浴すると体が温まったままで、眠りにつきにくくなります。
スムーズに眠りにつきやすいのは、体温がだんだんと下がってくるときなので、入浴後一時間ほどたってから就寝するのがよいでしょう。
入浴してからあまり時間が経ってしまうと、冬などにはせっかく温めた体が冷えてしまい、眠りにつきにくいどころか風邪をひきやすくなるので注意しましょう。
また、睡眠には眠りの浅い「ノンレム睡眠」と深い「レム睡眠」があり、約1時間30分ごとに繰り返しています。
この1時間30分の倍数で起きると目覚めがよいことが知られており、約6時間、もしくは約7時間30分の睡眠が理想的です。
肌のターンオーバーを整えるための秘策~便秘改善~
産後は特に痛みのためにいきみづらくなり、そのまま便秘がちになってしまったという人も多いと思います。

また赤ちゃんからなかなか目を離せず、便意を我慢してしまうこともあるかもしれません。
出産に関わらず、便秘になってしまう原因はいくつかあげられるので、ひとつずつ確認していきましょう。
水分不足が原因である場合
口から飲んだ水分の約80%は、まず小腸で吸収されます。その後、残りの約20%のほとんどは大腸で吸収されていきます。
水分不足の状態では大腸の働きが弱くなり、便を送り出しづらくなります。
また、便が大腸に留まることで便に含まれていた水分も吸収されてしまうので、便が固くなりさらに排出されにくくなってしまうのです。
のどが渇いたときに水分をとるのではなく、意識的に水分をとる習慣をつけましょう。
食物繊維不足が原因である場合
お通じをよくするためには食物繊維が必要だといいますが、なぜかご存知ですか?
食物繊維は大腸まで残っていることが多く、便の中で水分を吸収し大きく膨らみます。よって大腸のぜんどう運動を促進させ、排出されやすくなるのです。
食物繊維が有効活用されるためには、やはり水分も必要です。また、食物繊維は便と一緒に排出されてしまうことになるので、食物からとりつづける必要があります。
食物繊維+水分はセットと考えましょう!
子育てに追われ、トイレに行く時間がない場合
朝ゆっくりトイレに行けるといいのですが、便意があるときに子どもから手が離せなかったりして、せっかくの機会を逃してしまうこともあります。
私自身はそのようなときテレビ番組やDVDを見せるなど、子どもの気を引くものを用意しておきました。

そのうち子どもも察知するのか?私がいなくなったら探すようになってしまい、困った経験があります。ちょっと見えなくなっただけで「ママ~、どこ~?」と。
最終的にはトイレのドアを開けたまま用を足すことになりました(泣)
もちろん、人がいるときにはできませんが、子どもと二人ならそれでもありかな?と思います(今はついてきません)
環境変化が原因である場合
普段が快便であっても、例えば旅行に出かけると便意を感じにくくなることがありませんか?
もちろん、先にあげたように水分不足や食物繊維不足も考えられますが、環境が大きく変わることで自分でも知らないうちにストレスを感じ、便が出にくくなることもあります。
また出産を機に環境ががらりと変化し、気がつけば便秘になっていたということも同様に起こりえます。
環境変化が原因である場合は、環境に徐々に体が慣れてくることで改善されてくるでしょう。
また便意がなくても決まった時間にトイレに行ってみることもおすすめです。雰囲気?によって便意が表れることもあります。
便秘が続くと肌荒れなどのトラブルを招きやすいので、水分や野菜、果物などを積極的にとるようにしましょう。
肌のターンオーバーを整えるための秘策~ストレス~
はじめての育児に奮闘しているママにとっては、ある程度のストレスはつきもの。
きちんと肌ケアをしていても、そのストレスによって肌トラブルを招くこともあります。
一般的には、肌にとってのストレスには「外的ストレス」と「内的ストレス」がありますが、外的ストレスについては先に紫外線等でお話したので、今回は内的ストレスについて説明します。

内的なストレスとは、もちろん子育てがうまくいかない…といったものや人間関係などの精神的なストレス、食生活や睡眠不足などの生活習慣の乱れ、疲労などが関係しています。
これらのストレスによって、活性酸素が発生しやすくなります。
活性酸素は強い酸化力をもち細胞を酸化させてしまうので、その結果、細胞の老化を加速させたり、炎症をおこしたりします。
人間関係などの悩みが直接体に影響することは一見考えにくいかもしれませんが、心と体はつながっているとはよくいったもので、ストレスによって血管が収縮したり血流障害がおこることで、大量の活性化酸素を発生させてしまうのです。
また、ストレスはホルモンのバランスも乱すことが知られています。
ストレスを感じると対抗しようとするストレスホルモンや副腎皮質ホルモン、男性ホルモンなどが分泌されます。これらのホルモンによって、皮脂分泌が活発になり、毛穴のつまりやニキビ、吹き出ものなどの原因となってしまいます。
ストレスによって肌が本来もっているバリア機能が低下するともいわれています。
これは、ストレスを感じることによって内臓機能が低下し、肌のバリア機能も低下させてしまうというしくみです。
「ストレスを感じて食欲がなくなる」ということも関係しているのかもしれません。
なるべくストレスを溜め込んでしまわないように、自分にあったストレス発散方法を見つけておくといいですね。
赤ちゃん肌になりたいのなら、肌のターンオーバーを整えよう!
いかがだったでしょうか?妊娠や出産によって肌質が変わってしまったと感じているママは、肌のターンオーバー機能を正常化させるのがポイント!
しっかりとUVケアをし、コラーゲンを補給、睡眠をしっかりと撮り、便秘をしないように心がける。
これらを地道に実践することでターンオーバーを正常化させ、赤ちゃんのようなツルツルすべすべ肌に近づくことが出来ます!
高い化粧品や施術をしなくても、赤ちゃんのお世話をしながらできることばかりです。みんなで「赤ちゃん肌」を手に入れちゃいましょう!