周りに頼る人がいないママへ、出産・子育てを乗り切る方法を紹介します。

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美奈ママ

2012・15年生まれの2人の娘を育てています。主婦ならではの目線を大切に、 育児で感じたこと・役立つ情報などを発信できたらと思っています。よろしくお願いします。

ママテク(@mamateku)ライターの美奈ママです。

最近は核家族の増加により、子育て期に、頼る人や知り合いが周りに誰もいないというママ・パパも多いと思います。

私も二人目を出産してすぐに引っ越しをしたので、だれも知らない土地で子育てをすることになり、とっても不安でした。

また最近は、理由があって里帰り出産しないママも増えてきていますよね。

出産前、出産後にどのように家事・育児を両立すればいいのか、悩んでいるママもいるのではないでしょうか。

そこで、今回は周りに頼る人がいない出産時の乗り切り方と、その後の子育てのコツについてお話します。

自分一人で頑張りすぎずに、出来るだけ頼れるところは頼って乗り切っていきましょう!

里帰り出産しないときの乗り切りかたとは?

最近はご両親の都合や、上の子が幼稚園に行っていて生活スタイルを変えたくない、などの理由から里帰り出産しないことを選ぶママも増えています。

でも、陣痛時の移動や出産後の育児や家事が心配になりますよね。

そこで、少しでも不安を解消するために、出産する前に事前にしておきたいことをいくつかお話します。

1.陣痛タクシーサービスへの登録

陣痛はいつ起こるかわかりませんよね。特に初めての妊娠の場合は「パパが仕事に行っている間に陣痛がきたらどうしよう……」「自分で運転していくのが不安…..」と心配している人が多いと思います。

そんなときは、陣痛タクシーを利用しましょう!

多くのタクシー会社が、24時間365日体制で、陣痛時に優先してタクシーを配車してくれるサービスを行っています。

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マタニティ研修を受講しているドライバーもいますので、事前に登録しておきましょう。

陣痛タクシーは会社によっても違いますが、普通タクシーとの違いは以下の点です。

陣痛タクシーの特徴
  • 普通料金で利用できる(深夜料金や、早朝料金がかかる場合があります)
  • 病院は事前に登録しているので、道案内は不要
  • 防水シートを完備
  • 破水などで車内を汚してしまっても、クリーニング代は請求されない
  • 看護師に引き継ぐまで、付き添ってくれる
  • 痛みで料金を支払えないときは、後日支払いでもOK

産院へ一人で行かなければならないとき、痛みでいっぱいいっぱいの陣痛時には、嬉しいサービスですよね。

是非登録だけでもすませて、いつでも電話できるように、見えるところに電話番号を貼っておきましょう。事前に登録だけでも済ませておくと、安心材料になります。

また退院するときもパパが仕事で不在のときがありますよね。そんなときに備えて「キッズタクシー」も登録しておきましょう!

キッズタクシーは、忙しいパパやママにかわって、習い事や学校の送迎をドアtoドアでしてくれるサービスです。チャイルドシートをつけているので、退院時でも安心して利用できます。

新生児にも使用できるチャイルドシートを設置したタクシーを配車してもらえるように、タクシー会社に伝えておきましょう。

陣痛時や退院時は、赤ちゃんや自分のことで精一杯になります。少しでも、負担が減らせるように、事前に移動手段を考えておくと安心ですね。

2.ネットスーパーや宅配弁当を利用しよう

出産後は、「ご飯作りはどうしよう….」「買い物はいつ行けばいいの…」と悩みますよね。

最初は育児に追われて、ゆっくりと買い物をしている暇はありません。かといって、毎回パパに買ってきてもらうのも大変です。

そんなときは、ネットスーパーを利用しましょう!

ネットスーパーとは、いつも利用しているスーパーの食品や日用品を自宅のパソコンやスマホから注文すると、家まで届けてくれるサービスです。

中にはチラシの特売の商品が、ネットでも同じ価格のまま買えるスーパーもありますので、お得ですよね。産後の忙しいママにはぴったりのサービスです。

私も出産後は頻繁に利用していました。重い物を購入したいときは特に便利です。

オムツやおしりふきも意外とすぐになくなっちゃうので、家まで届けてくれるサービスはありがたいですよね。

主力のネットスーパーは次のとおりです。

スーパーによって、届けてくれる時間帯や扱っている商品数、配送料が違いますので、自分に合ったスーパーを利用しましょうね。出産前に一度試しに利用しておくと、産後いつでも利用できて安心ですね。

また、毎日スーパーのお惣菜やお弁当では飽きてしまいますよね。そういう時は宅配弁当サービスも利用してみましょう。

今は高齢者や共働き家庭向けに、たくさんの宅配弁当サービスがあります。

栄養士が監修して、カロリーや塩分などに配慮した、バランスの取れた食事を日替わりで届けてくれるので、母乳育児のママも安心。

私はコープのお弁当を利用していました。不在時は保冷箱に入れていってくれるので、赤ちゃんのお世話に追われているときなどはとても便利でしたよ。

3.陣痛時や入院時の上の子のお世話は?

幼稚園や保育園に通っていない上の子がいるママは、陣痛時や入院中上の子の預け先が心配ですよね。

特に「陣痛が起きてパパがいなかったらどうしよう….」と考えると思います。

そんなときは、次のことを事前に確認して、乗り切りましょう。

(1)産前産後の一時保育

私も上の子が幼稚園入園前だったので、保育園の一時保育を利用していました。

産前産後なら一時保育を利用できます。一度近くの保育園に問い合わせしてみましょう。

幼稚園前に集団生活に慣れることができるので、私は行かせてよかったと思っています。出産前から利用しておいて、慣らしておきましょう。

入院中はパパが送迎しなければいけません。

服やおむつ、エプロンやタオルなど、朝準備しなければならないものが意外とあります。

いざ本番というときに焦らないよう、何度かパパに朝の準備や、送迎を経験してもらいましょう。

(2)ファミリーサポートに登録する

ファミリーサポートとは、地域で育児や介護の援助を受けたい人と、行いたい人が会員となって、助け合う組織です。

市区町村が運営していて、事前登録することが必要です。

陣痛時や入院時に以下のことを頼むことができます。

  • 保育園、幼稚園までの送迎をしてくれる
  • 保育園、幼稚園の開始前や終了後に子どもを預かってくれる
  • 急用や外出の場合に子どもを預かってくれる

など

パパが仕事で忙しくて迎えに行けないときなどは、助かりますよね。

事前に顔写真提出や書類の記入など登録が必要なので、出産前に登録しておきましょう。区役所や自治体に問い合わせてみてください。

私もファミリーサポートを利用しています。利用回数はそれ程ないですが、いざというときに備えて登録しておくと、安心ですよね。

(3)ママ友や近所の人を頼ろう

特に陣痛はいつ起こるかわかりません。

パパがすぐに来られない場合もありますので、ママ友や近所の人にパパが来るまで面倒を見てもらうように事前にお願いしておきましょう。

また、私はたまたま近くに預かり施設もある産院があったので、そこで出産しました。入院中も時間単位で預かってもらえるので、とても便利でした。通院中は無料で預かってもらえるので、ゆっくりと待ち時間を過ごすことができました。

お腹が大きくてもストレスなしで通院できてよかったです。

一度周りにそういう産院がないか、調べてみるといいですね。

4.パパに伝えておくこと

里帰り出産しないと、どうしてもパパを頼らなければ出産時・産後を乗り切ることができません。事前にパパに以下のことを伝えておきましょう。

里帰り出産しないのは大変ですが、乗り越えると夫婦の絆も深まると思います。二人で協力し合って子育てできるといいですね。

(1)入院中や退院後に必要なものを教えておく

入院中・退院後にパパに買ってきて欲しい育児関係の用品があると思います。

パパはママと違って、どこに何が売っているのか全くわからないことも。

一度出産前に一緒にスーパーに行って、パパと確認しておきましょう。

母乳に関する用品など、事前にどんなものなのか、どこで購入できるか、教えておくといいと思います。

(2)上の子の幼稚園や保育園準備の確認

上の子が幼稚園や保育園に通っているときは、朝の準備やお弁当の用意など必要になりますよね。普段パパはノータッチの家庭も多いと思います。

どんなものが必要なのか、事前に紙に書いて貼っておくなどしておきましょう。

曜日によっても準備グッズが違うこともありますので、混乱しないように事前に伝えておくといいですね。

(3)洗濯や掃除などの家事

出産後は家にいるため、ママは家事が普通に出来ると思われてしまう可能性も高いです。

事前に「出産後はしっかりと身体を休めなければいけない」ということを何度も伝えておきましょう。

また、ママ自身も家にいると、気になって辛い身体で頑張って家事をしてしまいがちですよね。

ですが、そこは割り切りも大事です!

「出産後はまず育児に専念する。自分の身体を休ませる」と割り切って、しばらく家事はパパにお願いしましょう。

5.産褥期の育児サービスについて

産褥期とは、産後6~8週間くらいの期間をいいます。

昔から産後は1~2か月ほどは部屋に布団を引いて、ママは横になって身体を休める必要があるといわれていました。

無理をせずにしっかりと身体を休めて休養をすることが大切で、この時期に無理をしてしまうとママの身体によくないとされていました。

頼る人がいないママは、産褥期に次のようなサービスがありますので、一度確認してみましょう。

一般社団法人「産後ドゥーラ」

産後間もないママの、日常生活を支える専門家を派遣してくれる団体です。

ママが子育てに専念できるように、家事や育児、上の子の相手などのサポートをしてくれます。

妊娠・出産子育てについて勉強し、合格した人が派遣されてきますので、安心ですね。

産後孤独なママの生活を一緒になって考えてくれるので、メンタルの部分でも相談することができます。

家事を代わりにしてくれるだけでなく、心配事や悩みも相談に乗ってくれるので、頼る人がいないママはとくに心強いと思います。

産後ケアセンター

出産後、赤ちゃんとママが一緒に宿泊して過ごせる施設です。

パパや上の子も一緒に宿泊できるスペースもありますので、安心ですね。

看護師や助産師など専門家がサポートしてくれますので、産後のママの体力回復や育児の相談など安心してできます。

利用料金はホームページから確認できます。施設によって値段も全然違いますので、一度確認してみてくださいね。

ニチイ産前産後サービス

お風呂掃除や買い物代行、洗濯などの家事だけでなく、調乳・授乳の補助や、おむつ替えの補助などの育児のサービスもしてくれます。

他にも、ダスキン産前産後応援プランなど、家事を代行してくれるサービスがありますので、産後の家事・育児に不安を感じているママは是非調べてみてくださいね。

また、私の住んでいる市では、出産後にママと赤ちゃんが一緒に宿泊できる施設があります。利用期間は、6泊7日で基本料金は1日3,000円ととても割安です。

上の子も一緒に利用できるように、おもちゃもたくさん置いてあり、個室もあるので安心ですね。

私はこの制度があるのを産後しばらくして自治体のホームページから知りました。

意外と自治体のホームページには出産・子育て支援についての情報がのっています。是非一度確認してみてくださいね。

「こんなサービスがあったんだ!」と驚くかもしれません。

特に頼る人がいないママはこういう支援サービスを積極的に上手に活用しましょう。

周りに頼る人がいないママの子育てのコツとは

1.保育園の一時預かりを利用しよう

保育園では時間単位で一時預かりをしてくれるところがあります。

両親や親せきに預けることができないママは、自分が体調を崩したり、歯医者や美容院に行きたい、リフレッシュしたいと思ったりしても、なかなか行くことができませんよね。

そんなときは一時預かりを利用しましょう。

子どもも最初のうちは泣くかもしれません。でも、社会生活になれるチャンスでもあります。まずは短い時間から始めてみましょう。

事前に登録して、注意点や持ち物などの説明を受けます。保育園によって持ち物も違いますので、急なお預かりでも対応できるように事前に準備しておきましょう。

私は急なお預かりになったとき、保育園に空きがないといけないので、念のため複数の保育園に登録しています。

気軽に預ける人がいないと、ついつい自分のことが後回しになってしまいがちですよね。

私も長い間美容院に行けていなかったのですが、保育園の一時預かりを利用して、久しぶりにゆっくりと美容院に行って良い気分転換になりました!お友達のママも、週一回1日預けている人もいます。

ママのストレス解消は子供にとっても大事です。たまには預けてリフレッシュしましょう!

2.支援センターに行こう

頼る人がいないと、ちょっとした子育ての悩みなども1人で溜め込んでしまいがちになります。

地域の中で、サポートしてくれる人を見つけましょう。

支援センターに行くと、ちょっとした悩みを聞いてくれるスタッフの方がたくさんいます。

「こんなこと聞いてもいいかな…」と思いがちですが、みんな子どものこと、パパのことなど、ちょっとした愚痴や悩みなどを相談しています。

スタッフも親身に話を聞いてくれたり、アドバイスしてくれたりすると思います。

子育て支援センターのデビューはいつから?上手に利用するコツ・注意点をまとめてみました

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また、引っ越してきたばかりの人は、子どもを遊ばせる公園や、子連れで入りやすいレストラン、子連れのサークル、幼稚園などの情報を知りたいですよね。

支援センターに行けば、スタッフの方に聞くこともできますし、掲示板などにも載っています。また、顔見知りのママが役立つ情報を教えてくれたりしますよ。

また一部の支援センターでは、一時保育も対応しているところがあります。料金も保育園より安い場合も多いので、確認してみましょう。

支援センターを上手に利用して、ママの気分転換や情報収集に役立てましょう!

3.サークルやセミナーに参加しよう

子育てに役立つ情報交換は、ママ友を作るのが一番ですよね。時には困ったときに、手助けしてくれるかもしれません。周りに頼る人がいないママには心強い味方です。

しかし地元で子育てしていない人にとっては、なかなかママ友づくりが難しいと思います。

そんなときは、サークルや子育てセミナーなどに思い切って参加してみましょう。

ママ友を探している人って意外と沢山います。

私も月に1度、子育てセミナーに通っているのですが、「新しくこの土地に引っ越してきました」というママも多く、みんな知り合いを求めてきているんだなと思いました。

また、地元の人でもそういったセミナーに積極的に参加する人は、情報通のママが多いです。是非知り合いになっていろいろなことを教えてもらえるといいですね。

まとめ

いかがでしたか。周りに頼る人がいないママの、出産時と子育て時のコツをご紹介しました。

里帰り出産しない人は、いろいろと不安なことも多いと思います。

でも、パパも早めに育児に慣れることができるし、夫婦の絆がより深まるチャンスです。ママは、家事や育児を工夫して、手を抜くところは抜いて、産褥期は特に無理をしないようにしましょうね。

また、小さな子を育てているママは、周りに頼る人がいないと、ストレスがたまることも多いと思います。

地域で頼れる場所やママ友を見つけて、一人で頑張り過ぎないようにしましょう。

一時保育を上手に利用して、子どもと離れてリフレッシュする時間を見つけてくださいね。

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