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ママテク(@mamateku)ライターの美奈ママです。
赤ちゃんの事故は本当に怖いですよね。私も2人育てていて『一歩間違えれば大きなけがをしていたのではないか』というヒヤッとした瞬間が何回かありました。
まだ動かないから安心と思っていても、急に動けるようになっていることも。ママが考えている以上に赤ちゃんの成長は早く、成長にともなって危険が増えていきます。
特にハイハイや伝い歩きができるようになると、行動範囲が急に広がります。小さい子どもは時に予測不能の行動をすることが多いですよね。
そこで今回は、赤ちゃんに起こりやすい不慮の事故についてまとめてみました。
事故が起こりやすい場所や、事故が起こった時の対処法、事故を防ぐための対策についてご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
パッと読むための目次
どこでどんな事故が起こりやすい?
赤ちゃんや小さい子の死亡原因で、年齢別にみても常に上位の「不慮の事故」。
死亡してしまう以外でも、さまざまな場面で怪我をしてしまう事故が多く発生しています。
不慮の事故はどんな場所で起こるのか、対策も合わせてみていきましょう。
1.家の中で起こりやすい事故
まだ外で活発に動けない乳児の不慮の事故は、部屋の中で起こることがほとんどです。家の中で見ると、リビングや台所、お風呂場などでの事故が多いです。
椅子から転落したり、熱いものを触ってやけどしたり、おもちゃを飲み込んでしまったり、お風呂場でおぼれたり…などさまざまな事故が考えられます。
(1)リビング
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中でも、色々なものが置いてあり、昼間長い間過ごすことが多いリビングでの事故が一番多いといわれています。
大人から見たら危険がなさそうな部屋でも、小さい子供にとっては危険がいっぱいなんですね。
- たばこ、おもちゃなどの誤飲
- コンセントに感電
- ストーブでやけどする
- 窓から転落する
- 誤飲しそうなものは床から1m以上の高さに置いておく
- コンセントキャップをさす
- ストーブや触れてほしくない物の周りに柵を設置する
- 窓に「窓ストッパー」を用意する
私も転落防止のために「窓ストッパー」を使っています。
子どもの安全対策にもなるし、夏場は子どもが通れない位の幅なら、少し窓を開けられるので便利ですよ。
(2)キッチン
火や包丁を使うキッチンは、とても危険が多い場所です。
小さい子は何でもさわりたがるし、好奇心でいっぱい。皮膚は薄くて未熟なので、やけどは重症化しやすいです。
- 炊飯器やポットでやけどする
- 台所用の洗剤を誤飲する
- 包丁で怪我をする
- 入口に柵を取り付けるか、「扉ストッパー」をつける
- やけどの原因となるものは、手の届かないところにおく
- 踏み台などを使う場合もあるので、近くに置いておかない
- テーブルクロスはひかない
特に、コードのある電気製品は、コードを引っ張って電化製品が落ちてやけどするケースも多く、充分な注意が必要です。
コードの配線も手が届かない場所に置くなど工夫しましょう。
(3)お風呂場・洗面所
- 浴槽の残り湯でおぼれる
- 石鹸や化粧品の誤飲
- 熱湯でやけどする
特にお風呂でおぼれる事故が多いです。目を離した一瞬でおぼれることがあります。
赤ちゃんは、自分で起きる力がありません。数センチの高さしか水が入っていなくても危険です。
毎日お風呂に入っているので、お風呂は危険な場所という感覚が薄れているのも原因の1つです。
また、湯船にふたをしていても、ふたに乗ってしまってふたごと落ちることも多いです。
- お風呂場に鍵をかける
- お風呂に水を溜めておかない
- 入浴中、水遊び中は、目をはなさないように注意する
ママ・パパがずっとそばで目を離さずに見守るには限度がありますよね。
目を離しても安全なように環境を整えるのが大事です。一度、自分の家に危険がないのかじっくりとチェックすうようにしましょう。
2.外で起こりやすい事故
歩き始めてきたら、外での事故が急増します。子どもは予測不能の動きをしますので、目を離さないように注意しましょう。
(1)駐車場
- バックする車による事故
- 車の下で遊んでしまい、下敷きになる事故
スーパーの駐車場では、絶対に子どもの手を離さないようにしましょう。子どもは小さいので、死角になる場所も多いです。
(2)乗車中の事故
6歳未満はチャイルドシートの着用が義務となっています。必ずつけるようにしましょう。
衝撃を受けたら、小さい子は首が弱いため、頭に大きなダメージを受けてしまいます。
チャイルドシートを嫌がって泣いていても、絶対に降ろさないようにしましょう。
(3)自転車事故
- 自転車の補助椅子からの転落
- 自転車や車の接触事故
自転車の補助椅子に座らせるときは必ずヘルメットをつけるようにしましょう。
また、公園が道路に面しているところでは、飛び出してしまうことが多いです。目を離さないようにしましょう。
小さい子に特に起こりやすい不慮の事故とは
1.誤飲に注意しよう
1歳まで間、不慮の事故で最も多いのは誤飲や窒息による事故です。
赤ちゃんは何でも舐めて物を確かめようとするので、近くに物があるとすぐに口の中に入れてしまいます。まだ寝返りをうてない赤ちゃんでも、急に寝返りをうったり、少しずつ動いて取って口の中に入れてしまう可能性もあります。
口に入れる可能性のある、小さなものは1m以上の高さの場所に片づけるようにしましょう。
直径39mm(トイレットペーパーの芯ぐらい)より小さなものは誤飲の恐れがあるので、そばに置かないようにしましょう。
また、動き始める生後6ヶ月以降になると特に誤飲事故が増えてきます。危険なものを認識できるようになるまでは、注意深く部屋を観察するようにしたいですね。
誤飲の起こりやすい時間帯は、午後5時から10時までの間といわれています。
この時間帯は、ママが夕飯の準備をしていて目を離しがちになったり、パパが仕事から帰ってきてくつろいで、ママとおしゃべりしている時間帯ですね。
赤ちゃんから目を離した時に事故は起こりますので、油断せずに見守るようにしたいですね。
誤飲の原因となりやすい物をご紹介します。飲んだものの種類によって対応が異なってくるので、必ず医療機関に連絡して指示を受けることが大事です。
(1)タバコ
子供の誤飲で一番多いのが、タバコです。
つい吸って置き忘れてしまった、また普段ママやパパが口にくわえているので、食べ物だと勘違いして口に入れてしまうことが原因で起こるといわれています。
食べたとわかったら、すぐに口の中から出して病院にいくようにしましょう。
タバコは赤ちゃんにとっては、非常に危険なものです。タバコ1本分に含まれるニコチンは、小さな赤ちゃんにとって致死量になることもあります。
特に水をいれた灰皿につかったタバコなど、水とまざると毒性が増しますので注意しましょう。
また、ジュースの空き缶などを灰皿がわりにしている場合、誤ってニコチン液を飲んでしまう可能性があります。高いところに置くなど徹底しましょう。
(2)医薬品・医学部外品
こちらも、誤飲が多いといわれています。包装を自分で開けられる、1~2歳に起こりやすいです。
小さい薬はついつい机の上に置いたままになっていたり、床に落ちていたりすることがあります。また、お菓子と間違えて飲んでしまう場合もあります。
最近の薬は飲みやすいように甘くなっている薬もあるので、沢山食べてしまうこともあるようです。
薬の種類によっては、赤ちゃんに大きな影響を与える可能性がありますので、注意したいですね。
薬が残っていたら口の中を指などを使ってぬぐいとりましょう。水や牛乳を飲ませて吐かせて、病院へいきましょう。
(3)コインなど小さな物
こちらも小さくて口に入るので誤飲が多いです。おなかの方に飲み込んだ場合は、いずれうんちと一緒にでてくるので、心配はいりません。
しかし、気道に入って苦しそうにしている場合は、下向きに抱えて背中をたたいて吐き出させましょう。
出ない場合は早急に病院へいきましょう。
(4)漂白剤・洗剤
万が一飲みこんでしまったときは「早く吐かせないと!」思うかもしれませんが、大事なのは吐かせないことです。
吐かせることで、食道や口の中がただれてしまう可能性があります。早急に病院を受診するようにしましょう。
マニキュアや除光液も同様です。
(5)ボタン電池
電池の中でも小さなボタン電池は特に要注意です。
食道に引っかかると放電してしまい、周囲の気管支に影響が出て手術が必要になることがあります。
子どもは自分で電池を取り出す可能性があるので、手の届かないところに片づけるようにしましょう。
私もボタン電池でヒヤッとしたことがあります。
友達がお祭りで貰ったといって、子どもにぴかぴか光る指輪をくれたんです。ぴかぴか光るので夢中になって遊んでいたのですが、ふっと見ると、指輪が壊されて小さなボタン電池が床にころがっていました。
慌てて片づけて大丈夫だったのですが、電池を使ったおもちゃは要注意ですね。
また、誤飲物を吐かせるために水を飲ませようとすることもあるかもしれませんが、中には毒物の吸収をさらに高めてしまうものがあります。
まずは口をゆすがせるだけにして、医療機関の指示を受けるようにしましょう。
119番に電話する、もしくは「中毒110番」専用電話もありますので、いざという時に備えてメモをしておくといいと思います。
- 大阪中毒110番(24時間対応) 072-727-2499
- つくば中毒110番(9時から21時対応) 029-852-9999
誤飲は「ちょっと目を離していたら」というときに起こることが多いようです。
赤ちゃんは、興味のあるものに貪欲ですよね。成長するにつれて色々なものに興味を持ちだします。周りに危ないものがないか、しっかりと確認するのが大事ですね。
高いところに物を収納したり、扉にロックを掛けたりすることで予防になります。
2.転落・転倒に注意しよう
1歳を過ぎると、転倒・転落による事故が急激に増えてきます。歩き回ったり、走りだしたりし始めて起こることが多いです。
赤ちゃんの転落・転倒も、誤飲・窒息程ではありませんが要注意です。
赤ちゃんは頭が大きくて、バランスを崩しやすいです。たった数センチの段差でつまずいて転んだりすることもあります。
また、寝返りが打てないうちはつい「大丈夫だろう」と思いがちですが、少しずつ移動して転落する場合も多いです。
私も、ベッドで寝かせながらおむつ替えをしていたのですが、荷物の配達が来て玄関で対応して戻ったところ、移動して落ちそうになっていたことがありました。
外でのおむつ替えでも、おむつを捨てようとしているときに、おむつ台から落下しそうになったこともあります。
転落・転倒は、次のような場所で起こることがあります。
- 階段
- ソファ
- ベッド
- ベビーカー
- 抱っこ紐
- ハイチェア
- 部屋の段差
- 座布団
- 浴室
- カーペット
- スリッパ
私もいくつかヒヤッとする出来事があったのですが、そのなかで「ベビーベッド」は実際に下の子が転落しました。
外出先での出来事だったのですが、ベビーベッドの柵の高さが低いなと思いつつも、上の子の世話で追われているときだったので、下の子をベビーベッドに入れておいたんです。
すると、外に乗り出したときに頭が重くて、鉄棒の前回りのようにクルリと落ちてしまったんです。瞬間を見ていたので、叫んでしまいました。
幸い頭からではなくて、一回転して背中から落ちたので、5秒ほど泣いてその後は平気そうにしていたので良かったのですが、反省しました。
外出先は、上の子のお世話などで特に余裕がなくなるので、「少しの間だけなら…」と思ったのが間違いですね。頭から落ちていたらと考えると、今でもとても怖いです。
また、実家の階段でも怖い思いをしました。
一応階段の上と下に柵をつけてもらっていたのですが、上の子が開けてしまって上の子が登るのに下の子がついていって、一番上まで階段を登っていました。
幸い転落はしなかったのですが、家以外の場所は特に危険ですね。
面倒を見る大人も多くなるから、油断しがちになります。
転落・転倒の予防策としては、以下の通りです。
- 高いところに寝かせない
- ベルトがあるものはベルトをしっかりとつける
- 自転車に乗る時はヘルメットを着用する
- 柵をつける
など
頭を打った時は、すぐに泣いたか、意識ははっきりしているか、吐いていないかをチェックするようにしましょう。
小さなこぶができているだけなら、しばらく冷やしてあげるだけで心配いりません。
でもじわじわと頭の中で出血して、しばらくたってから症状がでる場合もありますので、2~3日は様子を見るようにしましょう。
3.窒息に注意しよう
赤ちゃんに特に多い窒息。誤飲から窒息に至るケースもあります。
(1)母乳やミルクをもどして気管につまらせる窒息
赤ちゃんに特に多い原因です。授乳後は必ずゲップをさせるのを忘れないようにしましょう。授乳後にすぐに寝かせるのも注意が必要です。
(2)布団による窒息
大人用の布団にかぶさって窒息死してしまうケースも多いです。一緒に添い寝している場合は要注意ですね。
また、赤ちゃんの周りにタオルやぬいぐるみを置くのは避けるようにしましょう。
(3)窒息の危険がある食べ物とは
ご飯を食べているときも要注意です。食べ物の中には窒息を起こすものがありますので、小さく切ってあげるなどして対応しましょう。
小さいうちは、しっかりと歯で噛まずに丸呑みしてしまう危険があります。
また、歩き食べにも注意が必要です。歩いて食べると気道が広がりやすくなり、窒息の危険が高まります。
特に注意したい食べ物は次のとおりです。
- プチトマト
- 飴
- うずらの卵
- ピーナッツ
- こんにゃくゼリー
(4)ビニール袋
小さい子はビニール袋のカサカサした音が好きですよね。でも遊んでいるうちに顔にかぶってしまって窒息することも多いです。
ビニール袋を置かないようにするか、遊ぶときは必ずそばにいるようにしましょう。
また、お菓子の袋も遊んでいるうちに口に入れてしまって、窒息する危険もあります。
その他のけがをしたときの対処法
(1)切り傷・すり傷
程度が浅い傷なら、水で泥やゴミをよく洗ってあげて市販の薬を塗ってあげます。泥が残っていると、化膿してしまうだけでなく、治った後にシミが残りやすいです。
傷はなるべく乾燥しないように、傷を治す効果があるシートを貼っておくときれいに治るといわれています。使用するときは、説明書を読んで確認しましょう。
深い傷や大きな傷、出血が止まらない場合などは、清潔なガーゼやハンカチで抑えて病院へ行くようにしましょう。
(2)鼻血
鼻血を飲み込んでしまうと胸やけや吐き気が起きる場合があります。
上を向かせるのではく、上体を起こして血液を口から吐き出させるようにしましょう。衣服は緩めてげるようにします。
鼻をつまんで圧迫して、ある程度とまればティッシュや綿をつめておきましょう。
止血後は再度鼻血がでやすくなるので、鼻をいじったり強くかんだりしないように、しばらく安静にすごすようにしましょう。
夜に受診する病院が見つからないときや、受診すべきか迷う時は「#8000」に電話をしましょう。各都道府県の小児救急電話相談につながります。
小児科医や看護師が適切な対処法や病院などを紹介してくれます。
番号をすぐに見つけられるように、冷蔵庫の見える場所に貼っておくといいですね。
まとめ
いかがでしたか。赤ちゃんや小さい子に起こりやすい不慮の事故についてまとめました。
事故を防ぐためには、まずは目を離さないことが大事です。
でも、常に見守ることは不可能ですよね。
危険なものはそばに置かない、危険な場所には安全柵や安全対策のグッズを使用するなどして、予防するようにしましょう。
常に小さい子の目線で、どんなことが起こるかを考えるといいと思います。
私もこの記事を書いて、まだまだ見直す場所が多いなと感じました。
少し大きくなっても、また別の危険が増えてきますよね。安全対策は常に見直していくことが大切ですね。