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ママテク(@mamateku)ライターのChiKaです。
女性はお腹に命が宿った時点で「私、ママになるんだ」という意識が芽生える人が多いですよね。
まだ我が子を手に抱くことが出来なくても、
しかし、パパになる男性は「俺、パパになるんだ」という実感があまり持てないという人が多いようです。
自分の体に命が宿るわけでもないですし、実感のしようがないので仕方ないと言えば仕方がないことなのですが…
中には、我が子を手に抱いても「可愛くないわけじゃないんだけど、なんだかな~実感沸かないな」という人もいます。
このように、パパとママのあいだでは「人の親になった」という自覚や実感を持つのにタイムラグがあります。まさに私の夫がそれでした。
ママからすると「パパなんだからしっかりしてよ!」と思いますよね(汗)
ですが、男性も我が子との触れ合いや過ごし方によってはどんどん父性というものを養うことができます。そのためにはママのサポートや優しく見守る姿勢が不可欠になるのです。
今回は、旦那さんに父性溢れる子供想いのパパになってほしいというママのために、私の実体験を交えながら記事を書きました。
パッと読むための目次
「パパ教育」は妊活中から始まってる!
- 夫に父性溢れるパパになってほしい!
- 赤ちゃんが産まれたら2人で育児をして成長を分かち合いたい!
という人は、赤ちゃんを授かる前に妊活のタイミングから旦那さんに「パパ教育」をしておく必要があります。
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最初にもお話しましたが、男性は実際に自分が身ごもるわけではないので、「パパになるんだ」という実感が沸くのが遅い人が多いです(もちろん、そうでない人もたくさんいます)
仕方がないことですが、2人の子供なのにそれはちょっと寂しいですよね…
2人で分かち合いたい喜びもなかなか共感してもらえないですし、何よりパパになった自覚がなかったら育児に参加してもらえない恐れがあります。
それを避けるためにも、妊活のころからしっかりと旦那さんに「妊娠して子供ができるということは、私がママになるだけでなく、アナタも『パパ』になるんだよ」ということを伝えておきましょう。
女性もまだ妊娠していないので、子供が生まれてからのことを想像しにくい時期ではありますが、パパ教育は早いに越したことがありません。
ちなみに我が家は、長女のころに妊活中のパパ教育に失敗しています…
私たち夫婦は「結婚したら子供が欲しい」という大きな部分での意見は一致していましたが、私は
そのため、私が基礎体温を付けたり排卵検査薬を使ったりしていても関心はなく、見向きもしませんでした。
私は大好きなお酒も、かつて吸っていたタバコもやめて、少しでも妊娠しやすい身体になれるように励んでいました。
しかし夫はそんな私の傍らでお酒を満足するまで飲んで、タバコもプカプカ…
このように、妊娠に対する温度差があったのにそれを埋めることができないまま、時は流れて私は妊娠しました。
私は念願の妊娠でしたが、夫にとっては「突然できた子」のように思っており、パパになるんだという実感が明らかに持てていませんでした。
ちゃんと妊活について話して、温度差や思いの差を埋めていれば、もしかしたら少しでもパパとしての実感を早い段階でもってもらえたのかな…とちょっぴり後悔しています。
妊娠中に「パパになる」ということを自覚してもらう
妊娠すると、ママの体はビックリするほど変化していきます。
つわりがはじまり、お腹が少しずつ大きくなり、胎動を感じ…そのいくつもの変化を乗り越えて「ママになる」という実感がどんどん強くなっていくものです。
パパはそんなママの様子をそばで見ることをによって親になるという実感を得ることができたらいいのですが、なかなか難しいものです。
そんなときは、ママが優しくお腹の中の赤ちゃんの状態をパパの教えてあげましょう。
検診のときにもらったエコーを見せながら「赤ちゃん、今は握りこぶしくらいの大きさなんだって」とわかりやすく赤ちゃんの様子を伝えたり、「お腹の下のほうで赤ちゃんが動いているよ」と胎動を触ってもらったりするといいですよ。
私は検診のあった夜に、夫にそうして赤ちゃんの様子を伝えていました。
前の章でもお伝えしましたが、妊娠判明のときは本当にビックリしていて実感することができていなかったので、「2人の事、2人の子供なんだから、これからはこまめに報告しよう」と心に決めていたのです。
その報告を受けて夫は、エコーを見ながら
名前決めないとなー!
そしてこれまで休みの日はフラッと自分の用事で何も言わずに消えていた夫が
赤ちゃんが産まれる準備でいるものあるなら、買いに行く?
マイペースな我が夫からしたらかなりの進歩でした!
根気よく赤ちゃんのことを伝え続けてよかったな…と思いました。
しかし、妊娠中のママは体調が優れなかったり、気分のアップダウンが激しかったりで、赤ちゃんの状態を伝えるどころか、パパに優しくすることが出来ない日があると思います。
そんなときは、パパに「体調や気分が優れない」ということをしっかりと伝えておきましょうね。
「妊娠中なの分かってるでしょ、察してよ!」という態度が1番してはいけないことです。
パパを「蚊帳の外」にするのではなく、体調が悪いときもちゃんと現状を伝えておきましょうね。
出産後がパパ道の本格スタート!まずは「オムツ替え」をすべし!
長いようで短い妊娠期間を経て、ついに我が子をご対面!
パパもママも喜びに満ち溢れていることでしょう。
しかし、出産はゴールではありません。
妊娠状態は終わりましたが、長い育児道のスタートでもあるのです。
ママはさっそく寝ずにお世話がはじまります。
しかし、パパは我が子が産まれてひと安心して気が抜けている人も多いはず。
私の夫は出産に立ち会って涙目で喜んでいましたが、退院していざ育児本番というときに
あまりお世話のフォローはできないかもしれない
妊娠中にある程度のパパの自覚を持つことが出来て、それなりの心の準備はしていたようですが、大事に扱わないと壊れてしまいそうな小さい新生児を見て怖気づいてしまったようです。
私だって育児初心者で不安だけど「ママになった」という自覚で頑張っている中で、早々に音を上げている夫にイライラしたものです。
夜中の授乳はもちろん、日中のオムツ替えや授乳のタイミングになると思いついたかのように「外でタバコ吸ってくるね!」と消えていきました。
2人の子供なのに、夫は子供のお世話を避けていたのです。
こんなことが1週間ほど続いて「このままではいかん!」と思い、夫が家にいるときは赤ちゃんのオムツ替えを全てお願いするようにしました。
最初は
オムツがちょっとずれていても、テープが緩くても、文句を言わずに見守りました。
新生児のオムツ替えの頻度は半端なく、夜だけでも3回から4回、休日で1日家にいるときは10回以上あるのであっという間に夫はオムツ替えに慣れました。
最初は
赤ちゃんにケガをさせそうで怖い
オムツ替えに慣れることによって赤ちゃんの絆が強まったようで、授乳中もどっかに行くことなく赤ちゃんの様子をよく見るようになりました。
そして授乳が終わった後は必ずウンチをしていたので、すぐにオムツ交換ができるようにスタンバイするまでになりました。
「赤ちゃんあるある」の1つである「オムツ替えしたそばから、ウンチをする」にもうろたえることなく対応している夫の姿は、まさしく「パパ」以外何者でもありませんでした。
ついには
オムツ替えが完ぺきにできるようになった夫はどんどん父性を開花させていきました。
最初のころはオムツ替えが終わったら、使用済みのオムツを片づけることもなく疲弊しきっていましたが、慣れてくると「キレイにしようね~」と赤ちゃんに声掛けをしながら手際よくオムツを替えていました。
オムツ替えが終わると使用済みオムツをササッと片づけて「キレイになると気持ちいいね~!」と赤ちゃんを抱きあげていました。
ここまでくるともうママにしか見えません(笑)
生後4ヶ月ほどで寝返りをするようになりオムツ替えが困難になると、夫は自ら会社の帰りにメリーを買って帰宅してきました。
いそいそとメリーを設置し
●●(娘の名前)、驚くだろうな
自分で寝返り時期のオムツ替え対策を調べて自分でその用意をするなんて、ひと昔前の夫では考えられない行為です!
第2ステップは「お風呂」!赤ちゃんとの絆が深まって、更にパパらしく!
オムツ替えでかなりパパ力が上がった夫がトライしたのは「お風呂」でした。
夫はかなりのお風呂好きで、放っておいたら1時間くらい入っていることがあります。
お風呂は夫にとって「癒し」なので、そんな癒しタイムに子供のお風呂をお願いするのはちょっとかわいそうかなと思ったのですが、私がどうしても体調が優れない日があったので最初はその日だけお願いすることになりました。
初めてのお風呂計画は、
- 私が赤ちゃんの服を脱がせる
- 先にお風呂に入っている夫に赤ちゃんを引き渡す
- お風呂が終わったら私が赤ちゃんの体をふいて服を着せる
計画はスムーズに進み、赤ちゃんは泣くこともなくパパとお風呂タイムを楽しむことが出来ました。
お風呂から上がった夫は
私は
そして更に嬉しいことに、翌日も「娘をお風呂に入れる」と夫から言ってきてくれました。
「どうしちゃったの?」と思いましたが、本人がお世話に協力的になっているのでそれを挫くようなことはせず、ササッとお風呂の支度をしました。
お風呂後、「今日も笑ってくれた!」と嬉しそうな夫。もう完全にパパの顔です。
オムツ替えで赤ちゃんのお世話に抵抗や戸惑いが薄くなってきていたので、お風呂も何なくこなして、更にパパと娘の絆を深めることができたようでした。
2人きりのお散歩!父と赤ちゃんのデートでパパ力アップ!
オムツ替えやお風呂をマスターして、すっかりパパらしくなった夫。
娘が産まれてきた時からするとまるで別人のようです。
そんなときに次に夫にお願いしたのが「娘と2人で少しだけお散歩に行ってきてほしい」ということでした。
当時の娘は夜泣きがはじまっていて、私はストレスがすごかったので30分でも1時間でも家で1人ゆっくりとしたかったのです。
そんな状況でしたので、夫も快く娘をベビーカーで連れ出してくれることになりました。
「家の近所を30分程度…」と家を出たのですが、1時間経っても帰って来ず…結局、2時間後にベビーカーで眠った娘と帰宅してきました。
30分予定が何故2時間になったかというと、近所の人や見知らぬお年寄りが「赤ちゃん可愛いねぇ」「パパと一緒で嬉しいね」「パパに目元がそっくりね」とたくさん声をかけてくださって遅くなったとのことでした。
パパと言われまくって、何だかくすぐったい
第三者から「パパ」と言われるのもなかなか効果的だったようです。
また、娘がほかの人から褒められるのが嬉しかったようです。
2人きりでお散歩に行くというのはハードルが高いかなと思っていましたが、一段とパパとしての自信をつけて帰宅してきた夫を見ると、私まで嬉しくなりました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
旦那さんが子供と触れ合ってパパらしくしている姿を見ると、ママとしても妻としても心があったかくなりますよね。
男性はどうしても親としての実感を得るのがママより遅くなってしまいがちですが、1度その自覚を持つと母性に負けないくらいの父性を発揮してくれますよ。
出産前に、旦那さんにパパになる実感を持ってほしいときは、
- 妊娠に対する思いや子供を持つという価値観を夫婦で確認しておく
- 妊娠中の様子を旦那さんにもわかりやすくこまめに伝える
女性はすぐにでも妊娠するつもりで妊活をしていても、男性はそこまで深く考えていないことがあります。
妊活しているということは女性としては「いつママになってもいい!」という思いで挑んでる人が多いと思いますが、深く考えていない男性からするとその温度差に戸惑って気後れしてしまいますよね…
妊活をする前に、ちゃんと妊娠するということや子供を持つということを旦那さんと話し合うようにしましょうね。
その後いざ妊娠することができたら、お腹の赤ちゃんの様子やママの体調に関して分かりやすくこまめに伝えるようにしましょうね。
ママはお腹の中で赤ちゃんを育むことができますが、パパはそれができませんのでどうしても「蚊帳の外」になってしまいがちです。
ママがわかりやすく説明することによって、旦那さんも自分もパパになるんだという思いを育てることができますよ。
そして出産後に、旦那さんにパパの自覚を持って、積極的に育児に参加してもらうには
- やったことに文句は絶対に言わない
- とにかく褒める
- 子供も喜んでいるよと伝える
ここまで、我が家の夫のことを織り交ぜながらお話してきましたが、最初はヒドかったオムツ替えも文句を言わずに見守ってきました(最終的には夫の見ていないところでササッと直していました)
そして
●●も、パパが替えてくれて嬉しそうだね!
泣いているから早くして!
父性を育むには、どんなに下手くそでもとにかく「子供と触れ合うこと」が大切なのかなと思います。
そのためには、旦那さんが育児に参加しやすい環境を作れるようにママがサポートするといいでしょう。
私のお腹の中、居心地悪くないかな