専業主夫体験。ワンオペ育児の大変さを知ってもらうため、パパに1日育児を任せてみた!

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2017年春に女の子を出産。誘発分娩から緊急帝王切開になり、11日間にもわたる壮絶な入院生活を経験。一人目から実家に頼らず、夫婦二人三脚で育児奮闘中。インターネットの情報が頼りだった私の経験をふまえて、同じような境遇の方に向けて情報を発信していきたいと思います。

ママテク(@mamateku)ライターのMeow-Meowです。

ある暑い夏の日、わが家のパパは“専業主夫”体験をすることになりました。

普段外で仕事をしているパパに、朝から夜まで1歳のわが子の育児を任せてみたのです。

わが家のパパは、朝7時半に家を出てから夜7時すぎに帰ってくるまでの約12時間、家にいません。

残業こそほとんどありませんが、隔週で土曜出勤(繁忙期は毎週)なので、月曜~土曜までの6日間は筆者はワンオペ育児となります(実家は両方とも遠方なので)

休みの日のパパは、比較的(あくまで私の一般的なイメージと比較してですが)育児や家事をやってくれている方だと思います。

産後すぐから、おむつ替えやミルク、お風呂に寝かしつけ。現在は離乳食などもあげてくれます。

しかし、あるときにふと気づきました。

パパが『子どもと二人きりで過ごす時間』って、ほとんど無いのではないかと。

母子ふたりきりで過ごすのは1日12時間、一週間で60時間。

でも父子ふたりきりになるのは長くてもで2~3時間、週に一度、私の外出中にお留守番をする程度。

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これで、育児の大変さなど分かるわけがない!
と思った筆者は、思い切って1日パパに育児を任せてみることにしました。

今回、こういうチャレンジを決意した経緯、結果どうだったのかをレポートしたいと思います。

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どうしてパパに育児を任せる決心をしたのか?

はじまりは、前日の夫婦喧嘩からでした。

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パパにはもっと育児に責任をもってほしい!
俺は俺なりに精いっぱいやっている!これが最善だ!
と、いつものように言い合いは平行線を辿っていました。

私は、“育児の大変さ”は「実際にやっている内容や時間」より「責任の重さ」に比例するということを分かって欲しかったのですが、パパにはうまく伝わらず、最近このような応酬が頻繁に発生していました。

しかしこの日は、私も後には引かないつもりでした。
なぜなら、昼間こんなことがあったからです。

私は午前中いっぱい溜まっていた家事をこなし、その間はずっとパパがわが子と遊んでいました。

パパとじゃれ合ったり、部屋の中を走り回って元気よく遊んでいましたが、途中からぐずるようになりました。

パパはわが子を抱っこして、「どうしたのかな?」とあやしています。

しかし、わが子はパパの腕を逃れるように泣くばかり。

床に降ろすとますます大泣きし、何かを訴えるようにパパにしがみついてくるので、パパはずっと抱っこしたままです。

見かねた私が代わると、わが子は汗びっしょり、水をあげるとひったくるようにつかみ、ごくごく飲んでいました。

激しく遊んで汗をかいて、暑くてのどが渇いていたのです。

そして、パパはそんなわが子の様子にまったく気づかず、「どうしたのかなぁ」と呑気にあやしていたのです。

こういったことが、最近何度もあったのです。

パパはその場しのぎだけで、根本的な解決には向き合ってない

パパは「とりあえず目の前のわが子を泣き止ませること」しか考えておらず、“原因を探ること”や“解決策を練ること”を全くしていないと筆者は感じていました。

「わが子が泣けば、抱っこしてあやす」のですが、どうして泣いているか、抱っこしてどうするのかを考えていないのです。

わが子が「眠い」とぐずっているときに、抱っこして歩き回ったり、いつまでも「よしよし」とあやしてばかり。

「下ろしたら泣くんだもん」とパパは言いますが、では、そのままずっと何時間も抱っこしたままなのか、わが子はいつ誰が寝かせるのか…といった根本的な問題に向き合っているようには思えません。

結局、最終的には私が泣き止ませ、寝かしつけをします。
パパがいるのにもかかわらず、平日のワンオペ育児とあまり変わりません。

パパは「とりあえず抱っこしてあやす」以外の泣き止ませ方を知らないのです。

わが子はどんどん成長しているのに、パパの方は赤ちゃんの頃からやり方が変わっていないということです。

1歳を過ぎれば自我も芽生え、意思表示もはっきりしてきます。

そうなればママやパパはただ泣き止ませるのではなく、わが子の言いたいことを汲み取って、それ応じた対処の仕方が必要なのだと思うのです。

パパはわが子のことをよく分かっていない

冒頭で書いたように、「暑い、のどが渇いた」とわが子がぐずっている場合、抱っこをするだけではもちろん解決しません。

一時的に泣き止むかもしれませんが、抱っこし続けていれば余計に暑くなるだけだし、泣けばもっとのどが渇きます。

パパが抱っこでウロウロしていると、わが子は「なんで分かってくれないの!」とパパの腕の中でいよいよ泣きわめき出すので、これも結局、私が家事の手を止めて様子を見ます。

「たぶん、暑いんだろうな~」と思いながら触ると、やっぱり服は汗でびしょびしょです。

パパは抱っこ疲れでぐったりしてしまっているので、仕方なく私が着替えさせて、水を飲ませます。

パパは“場をもたせる”“ママが来るまでの時間かせぎ”にしかなっていません。

むしろ、対処が遅くなることで、事態を悪化させる、収拾がつかなくなる場合もあります。

その都度説明しても、次にわが子が泣いたときにパパは同じ行動をとります。

どうしてなのかと考えてみると、パパはわが子のこと(1日の流れや意思表示の仕方)をあまり把握していないのではないかと思えたのです。

パパはどうしてわが子のことを把握できないのか

上で書いた“わが子のことを把握する”ということは、決して難しいことではありません。

まだわが子は言葉を話せませんが、言いたいことは毎日一緒にいる筆者はなんとなく分かります。

では、産まれてから今まで一緒に暮らしているはずのパパは、なぜわが子のことを把握できないのか、それは責任感のなさに原因があるのではないかと感じます。

わが子のご飯、何をして遊ばせるか、お風呂の時間、寝かしつけ…など、ママは1日がスムーズにいくように、常に次の一手を考えながら行動していると思います。

すると、自然に「午前中寝ていないから、いつもより早く眠くなるだろう」と予測し、ぐずると「ああ、眠いんだね」と推察することができます。

「動き回れば暑くなる。朝からあまりおしっこが出ていないので、水を飲ませた方がいい」といった可能性も、ママは直感的に分かります。

なので、上で書いたケースは、わが子の汗びっしょりの服を触ってみる前から「暑いんだろうな」ということは、筆者は薄々分かっていました。

しかしながら、パパは育児に対して「言われたことをやる」「決まった仕事を遂行する」といった具合に、“必要なときだけ手伝う”というスタンスで後手に回り、主導権をママに渡している場合が多いです。

したがって、自分では何も考えていない(何も考えなくても必要なときはママから指示が出るだろうと思っている)ので、わが子がぐずるなどのイレギュラーなトラブルに対して、解決法を自分で考えることができず、どうしたらいいのか分からないのだと思います。

これは、育児をやっているように見えても、「最終的にはママ頼み」「ママの指示待ち」といった“責任感がない”状況だといえます。

これでは、パパが休みの日でも、ママは育児から解放されるとは言い難いです…。

筆者は逆に、パパが悪化させたわが子の対処に、疲れてしまっていました。

パパに自発的に行動してもらうにはどうしたらいいか

もちろん、パパには育児に口出ししてほしくない、パパは言われたことだけやってくれればいいという考え方のママもいると思います。

そういったタイプのママには、パパが自発的に勝手な行動をしてくれては困りますが…(笑)

筆者は、“パパが自分で考えて行動できる”ようになってほしいと思っています。

それこそスイッチを切り替えるように、たとえば急に「午後は出かけてくるからお願いね」という一言でパパにバトンタッチできるようになってもらうのが理想です。

そのためには、上で書いたように、やはりわが子のことを把握してもらわないといけません。

そこで、普段パパが仕事に行っている間、私が一人でどう家事と育児をやっているのか、一度体験してもらえばいいと考えました。

というわけで、パパに丸一日、わが子の育児をひとりでやってもらうことにしました。

パパの1日専業主夫レポート

この日はパパに1日仕事をお休みしてもらいました。

パパから送られてくるLINEや、あとから聞いた話をもとに、筆者が代わってパパの育児をレポートしたいと思います。

  • パパ、お味噌汁を作る。
  • わが子、食べず。
  • 白米だけ少し食べた。

筆者は洗濯物だけ干し、8時半には家を出ました。
近くのネットカフェへ入り、仕事開始です。

家にいるときはパソコンを開けばわが子に邪魔をされ、わが子が寝ている間にやろうと思っていたら他の家事に追われてほとんどできないままわが子が目覚め邪魔をされる…という日も多いのですが、今日は仕事がとても捗ります。

誰にも邪魔をされずに自分のペースで仕事ができるということが、どれだけありがたいことなのか実感しました。

それと同時に、外に働きに出ているパパのことを改めて羨ましく思い、自分も早く自由に働きたいという思いが強くなりました。

「分からないことがあれば、聞いてね」と出かける前に言っておいたのですが、極力自分で考えてやろうと思っているようで、筆者のもとにはなかなかヘルプの要請はきませんでした。

午前中のお散歩
  • わが子が外に行きたいというので、パパとベビーカーでお散歩。
  • 途中で寝てしまい、パパはスーパーの休憩コーナーで一休み。
  • 帰りはぐずってしまい、片手にわが子を抱っこ、片手にベビーカーで筋肉痛になったそうです。

今日はベビーカーに乗せて出発してしまったので、パパはわが子の靴や抱っこ紐を持って行くのを忘れていました。

出かけるときはゴキゲンでも、外出先でベビーカーを嫌がることもあるので、靴や抱っこ紐は念のため持ち歩いたほうがいいと、身をもって大変な思いをして学習したようです。

また、わが子がベビーカーからストローマグを投げ捨てた拍子に壊れてしまい、パパはわが子が投げ捨ても大丈夫なように、ストローマグやおもちゃをベビーカーに吊り下げておく案を出してくれました。

こういった、「自分で改善策を考える」「自分から意見を出す」ということが大事だと、筆者は思います。

そうすることで、やらされているだけではなく、パパ自身も“育児に参加している”という実感がわくのだと思うからです。

お昼ご飯
  • パパ、ママのアドバイスどおりにチャーハンを作る。
  • わが子はお腹が空いて大泣き、脚にまとわりついて離れないので、料理できずてんてこまい。
  • でも、チャーハンはしっかり食べた。

キッチンの使い勝手に慣れていないパパは、簡単な料理をするのも時間がかかってしまったようで、わが子は待てずにずっと足元で泣いていたようです。

私は普段どうしているのかと聞かれ、そういえばお昼や夕飯は直前に作り始めるのではなく、わが子の機嫌の良いときを狙ってちょこちょこ準備をしていました。

たまねぎを刻んではわが子と遊び、具材を炒めてはわが子と遊び…とキッチンとリビングをこまめに行ったり来たりしながら、わが子が一人遊びをしている空き時間に少しずつ家事をこなしていました。

パパは、キッチンに入り浸って一度に全部やろうとするのではなく、次からはそのようにする、と言っていました。

男性はマルチタスクが得意な女性と違い、ひとつのことに集中する傾向があるように思うので難しいかもしれませんが、育児とは“全体を俯瞰して見なければ分からないもの”だと、筆者は感じます。

いろんなことを考えながら、複数のことを同時進行していかなければなりません。

普段あまり意識することはありませんが、ママはかなり頭を使っているのですね。

午後の遊び
  • 普段ならご飯のあとはねんね。
  • でも今日はベビーカーで朝寝をしたので眠くならず、元気いっぱい。
  • 外に出たがったので、庭で水遊び。

パパは、遊びならお手の物。

ボールやじょーろをお風呂から持ってきて、庭で泥だらけになりながら楽しく遊んでいたようです。

筆者はどうしても「片づけが大変」「泥だらけになったらお風呂入れなきゃ」「家事もやらなきゃいけない」と考えてしまい、思い切り遊ぶことができません。

なので、パパから送られてきた写真やムービーを見て、わが子が楽しそうに遊んでいるので正直羨ましくなってしまいました。

後のことなんか考えず、思い切り遊ぶのも必要なんだなと感じました。

お昼寝
  • 着替えさせて寝室に連れて行くと、なぜか泣き始める。
  • 抱っこしても泣き止まず、気分を変えてリビングに戻ったり、歌を歌ったりする。
  • やっと16時すぎに泣き疲れて寝る。
  • パパも疲れて寝る。

わが子が寝ている間に、好きなことをしたり、片づけをしたりしたかったようですが、今日はなかなか寝てくれず。

しかしパパは、泣き止ませ方や気分転換の仕方などは、試行錯誤をしてなんとなく分かってきたようでした。

寝かしつけばかりは、筆者もいつも手こずります。

わが子の場合、寝かしつけをしようとすると逆にテンションが上がってしまうので、一緒に居ない方がよく、寝室にひとりにしておくと寝るタイプの子です。

でも、ただ寝室に閉じ込めて放っておくのではなく、「これからねんねだよ」と教えて、しばらく静かな遊びをして眠気を誘ってから部屋を出るのが効果的です。

このさじ加減は人にこうだと教えるのは難しく、パパには場数を踏むことで慣れていって、だんだん自分で覚えてもらうしかないです。

育児には、こういう微妙な場面がたくさんあります。

お風呂
  • パパも一緒になって寝てしまい、目覚めたのは18時すぎ。
  • さすがに寝過ぎなので、すぐにお風呂に入れる。
  • 冷凍ストックで夕飯。わが子、トマトしか食べず。仕方ないのでバナナをあげて、寝る準備。

筆者は、わが子が寝室に行ったあとに帰宅しました。

ちなみにこの日の夜も、わが子はなかなか寝てくれず、18時すぎまで寝かせてしまったせいだろうとパパは反省したそうです。

寝ないときは無理に寝かそうとしないでいい、お昼寝はしなくてもいいから夜ちゃんと寝てくれた方がいいとアドバイスしました。

平日は児童館や支援センターも開いているし、そういったところに顔を出してみるといいなと思ったのですが、ママたちの中に入るのは勇気がいるようでした(笑)

パパの姿もたまに見かけるのですが、比べると圧倒的に少ないので。

パパももっと支援センターのような施設を利用して、パパ友とはいかないまでも、その場限りでもいいので他のパパと交流を持てればいいのにと感じました。

1日専業主夫を終えたパパの感想とその後の変化

「1日専業主夫はどうだった?」と聞くと、パパは「大変だった。もう、ぐったり」と答えました。

育児をしながら効率的に家事をこなすのは、慣れていないパパにとって大変だったようです。

翌日、仕事から帰宅したパパは、

会社で8時間仕事をしただけでは、ママの1日の苦労と全然釣り合わない
と感想を述べました。

今回パパは「どこへ遊びに行く」「何を食べさせる」など事前に1日のスケジュールを決めず、わが子に合わせながら行き当たりばったりでしたが、普段筆者は、朝起きた瞬間から「今日は児童館へお弁当を持って行こう」と決め、その日のスケジュールを立てて準備を始めます。

毎日同じスケジュールでは飽きてしまうので、今日児童館へ行ったなら明日は公園かプール、といった具合に飽きないように別のことを考えます。

また、わが子の食事も栄養バランスを考えて、メニューを考えます。

一週間のなかで、納豆が2回、しらすが1回、今日は手を抜いてシリアル…という具合にうまく分散させ、偏らないような配慮が必要です。

パパは1日だけの体験だったので昨日や明日とのつながりを考える必要もなく「何をして遊んでも良く」「何を食べさせても良かった」ので、そのあたりは気が楽だったのではないかと思いました。

1日だけだと思えばモチベーションも保てますが、『毎日の繰り返し』になると、途端に精神的ストレスが大きくなります。

わが子の機嫌によっては、遊びを早めに切り上げて帰ってきたり、ついでに足りない物をスーパーで買って帰るなどの臨機応変さも必要になってきます。

わが子が寝たあと、そういった“1日”では体験できない『毎日繰り返すことのストレス』についても話し合いました。

そしてこの日以来、パパは育児や家事を率先してやってくれるようになりました。

以前は休日といえば、必要なとき以外はスマホをいじってテレビを観ていることも多かったパパ。

今では、もう「指示待ち」なんて言わせないぞ、という感じで、わが子がぐずれば積極的に外に連れ出したり、いつの間にか洗濯物を取り込んで畳んでくれていたり。

見ているだけでは分からない大変さ、というのを、自分でやってみて感じてくれたようです。

今回1日育児を体験したパパは、「俺は仕事で疲れているんだ」「主婦は楽でいいな」なんてことは、今後何があってもきっと言うことはできないだろうと思います(笑)

まとめ

育児の大変さを身をもって体験することで、パパは本当の意味で育児に参加してくれるようになりました。

筆者としては、パパに1日育児を任せてみるというのは、半ば当てつけのようなつもりだったので、そんなに効果を期待していたわけではなかったのですが、今では本当に「やって良かったな」と感じています。

自分が体験したことのない大変さを、言葉で説明されても、実感がわきにくいと思います。

パパの仕事の大変さは、私には分かりません。

ただ、『給料』という形で目に見える報酬があるため、その見返りに合った“働き”をしているだなあと思うだけです。

“家事”や“育児”は目に見える報酬(見返り)がありません。

したがって、より「分かってもらいにくい」のだと、筆者は感じます。

しかし、“家事”や“育児”はパパに実際に体験してもらうことができます。

パパに育児の大変さを分かってもらい、言われたことだけをやるのではなく自分から行動してもらうためには、思い切ってパパに一度家のことを全部任せてみるのも効果的な方法だと思います。

そうすれば、“家事のやり方”“わが子の育児の流れ”というのを理解しやすいのではないでしょうか。

今後も、パパにはたまに専業主夫になってもらおうと思っています。

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