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ママテク(@mamateku)ライターのチコリーヌです。
赤ちゃんに関する悩みはいろいろありますが、頑固な便秘もその一つ!
意外と赤ちゃんの便秘に悩んでいるママさんは多いのではないでしょうか?
じつは、我が家の末っ子も相当な便秘ちゃん。
代わりに出してあげるわけにもいかないし、便秘対策のためにいろいろ試行錯誤しました。
そんなわけで今回は「我が家流の便秘との付き合い方」をご紹介したいと思います。
どうしても話の都合上、「ウンチ」だの「便」だのと連呼いたしますが、ご容赦くださいね。
パッと読むための目次
末っ子ちゃんの便秘遍歴
便秘の始まり
出産後、病院に入院中は、普通に一日に数回は便がでていました。
退院して家に戻ってからも、数日は普通だったように思います。
便秘に気づいたのは、1週間経ったころ…。

三人目ということもあり、里帰りもしていなかったのでバタバタした毎日。
当然、育児日記などの記録もつけておらず、産後のぼーっとした頭では記憶も曖昧。
まぁ明日は出るだろうと思っていたのですが、次の日もウンチはでない…。
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長女、次女は快便タイプ。赤ちゃん時代は一日に何度もウンチをしていました。
初めての経験で、ネットで検索すると2~3日に1回の赤ちゃんもいるらしい。
本人も元気なのでばらく様子を見ていました。
それでも、便が出なくなってとうとう4日目。
さすがに気になって、おそるおそる綿棒浣腸をしてみました。
綿棒にウンチの色はつくものの、まったく出てきません。
初めて「便秘」で小児科へ
さすがに赤ちゃんが4日も便が出ないのは、心配になります。
便秘ぐらいで…とも思いましたが、かかりつけの小児科を受診しました。
診察してもらうと、お腹も張っているし、やはり便秘でしょうとのこと。
まずは看護師さんが綿棒で浣腸してくれることになりました。
すると看護師さんの綿棒浣腸は、さすがに効果てきめん!
わたしがやった綿棒浣腸とは、全然違います!
浣腸してしばらくすると、出るわ出るわ…。よくある赤ちゃんの水っぽい便ではなく、泥状の便でした。
次から次へと4日分、しっかり出ました。本人もスッキリ。

新生児~1歳まで
それからも、末っ子の便秘生活は続きました。
赤ちゃん時代は快便のときでも2日に1回。いつも綿棒浣腸で出していました。
それでも出ないときには、イチジク浣腸!
イチジク浣腸は上の子に使ったことがありましたが、0歳児に使うのは初めてです。
でも、小児科では

最初はやっぱり抵抗があったのですが、イチジク浣腸の効果は綿棒浣腸とは比べ物になりません。
4日ほど出ないときには、迷わずイチジク浣腸を使って出していました。
そして、小児科で勧められたマルツエキスをミルクや母乳に溶かして、1日1回あげていました。
1歳ごろ~
離乳食が進み、固形のものを食べるようになると、便秘も本格化!
ますます手強くなってきました。もう、本当に出ないときは出ない!
本人も顔を真っ赤にして、一生懸命きばるのですが出ない!
そのうえ、末っ子のウンチングスタイルは、足を揃えて直立スタイル。
ただでさえ出ないのに、両足揃えて力を入れるんです…。
わざわざ、ウンチの出口をふさいでどうする!?と思うんですが、1歳児に説明してもわかるわけもなく…。
出てきそうになったら、私が手でお尻を両側に広げて、ちょっとでも出てきやすいようにサポートしていました。
直立不動できばる1歳児に、真剣な顔で背後からお尻を広げる私…(笑)
この頃の排便回数は3日に1回。1週間出なかったら、イチジク浣腸を使っていました。
小児科の先生に相談して、ラキソベロンという便秘薬を使い始めたのもこの頃です。
2歳ごろ~
成長して排便する力がついてきたら、便秘も治るだろうと思っていました。
それでも、2歳をすぎても一向に改善する気配のない、末っ子の便秘。
大人とほぼ同じような食事になり、食事内容によってはますます酷くなる便秘。
何か腸の病気でもあるんじゃないかと、心配していました。
便の様子を観察すると、どうも常に便秘の便というわけではなさそう。
2~3日に一回、硬い便が出口をふさいでしまっているようでした。
出てきた便を見る度、びっくり!普通に大人のこぶしぐらいの大きさ。
どうやって出てきた!?お尻の穴の伸縮性のスゴさを実感!当然切れて、お尻ふきには毎回血が…。
2歳にして切れ痔になったらどうしようとか、変な心配までしてました(汗)
その硬い大きい便を浣腸で出してあげると、そのあとはスルスルと普通の便が大量に出てきます。
この頃も、排便回数は3日に1回。普段はマルツエキスを毎日スプーンで飲ませていました。
1週間でないと、イチジク浣腸→しばらくラキソベロン(小児科で処方された薬)
結局、イチジク浣腸は1ヶ月に3~4回。ラキソベロンは1ヶ月のうち15日ぐらいは使っていました。
末っ子の便秘は本当に頑固なもので、お腹の風邪をひいてやっと快便ぐらいでした。
現在3歳。
末っ子は3歳になってから、トイレトレーニングをしてオムツをはずしました。
今では、ずいぶんイチジク浣腸を使う頻度は減りました。
イチジク浣腸の出番は、月に1回ぐらいです。
ラキソベロンもマルツエキスも使っていません。
成長して排便する力がついてきたことが、一番大きいように思います。
そして足を閉じた直立スタイルから、足を開いて便器に座ってするようになったことも、排便しやすくなったのだと思います。
今の排便回数は2~3日に1回。毎日快便の長女と次女に比べたら、やはり便秘気味です。
それでも、あまり薬を使わなくても定期的に出るようになりました。
赤ちゃんはどんな時に便秘になる?
思い返してみると便秘になる時には、いくつか共通点がありました。
一度、硬い便が出口をふさいでしまうと、なかなか自力では出せません。
そうなると、浣腸や薬の力を借りないといけません。
やはり、できれば薬には頼りたくないものです。
できるだけ原因をつくらないよう気をつけていましたが、なかなか難しかったです。
水分を摂らない
水分はやはり便の硬さと関係あるようでした。
長時間出かけたりして水分補給を忘れていると、必ず便秘になりました。
その上、末っ子は自分からはあまり水分を欲しがりません。
そのため、意識して水分は摂らせるように気を付けていました。
野菜不足
野菜不足だろうと思うのですが、行事やお出かけで外食すると便秘になりました。
末っ子は、それほど好き嫌いがあるほうではありません。
なので、普段の食事ではたっぷり野菜を食べさせるようにしていました。
やはり外食では、たくさんの野菜を食べさせるのは大変です。食物繊維、やっぱり大切みたいです。
運動不足
小児科の先生には、運動不足も便秘の原因だと言われました。
たしかに公園に行けない梅雨時は、便秘がひどかったように思います。
運動不足も関係あるんだろうとは思いますが、なかなか気まぐれなので、散歩に行ってもすぐに抱っこ~になったりで、難しいところです。
我が家の便秘対策
便秘になったときに、うちの末っ子に効果があったなと思うものをあげてみます。
ただ、便秘って体質によるものが多いと思います。
それぞれの便秘の原因によっても効果が違うと思うので参考程度にしてくださいね。
オレンジジュース
ヨーグルトやリンゴやいろいろ試してみましたが、うちの子どもには柑橘系の果物が合っていたようです。
ミカンやオレンジはもちろん、オレンジジュースでも効果がありました。
なので、ジュースを飲ませるときにはオレンジジュースにするようにしていました。
本人はリンゴジュースのほうが好きだったんですけどね。
さつまいも
食べ物で効果的だったのが、サツマイモ!
他の野菜でも効果があるのかもしれませんが、本人が好んで食べたのがサツマイモです。
レンジでチンしてサイコロ状に切って、おやつに食べさせていました。
外食するときにも、タッパーに入れて持って行けるので便利でしたよ。
マルツエキス
小児科で勧められたのがこれ!マルツエキス!
薬局で売っているんですが、水飴みたいなものです。
金沢土産で有名な「じろあめ」そっくりの味です。
これは2歳ごろまで、毎日食べさせていました。
だいたい、薬局の便秘薬コーナーに置いてます。
ラキソベロン
これは、病院で処方してもらうお薬です。
私も妊婦のときに便秘になり、このお薬をもらっていました。
目薬みたいな小さい容器に入った液体で、水などに溶かして飲みます。
先生は「ほとんど味がしないので、そのまま飲めますよ~」と言ってましたが、マズイです。
味というか、独特の薬くさい感じ。末っ子はお茶などに入れると、全く気付かず飲んでいました。
ラキソベロンはさすがにお薬なだけあって、効果は明らかにあります。
容器にもこれでもかと目立つ赤で、しつこいぐらいに「下剤」と書いてあります。
どうしても使わないと出なかったので仕方ないですが、親心としては薬に頼りたくないなぁというのが本音でした…。
お腹のマッサージ
とくに赤ちゃん時代は、お腹のマッサージも効果があったと思います。
綿棒浣腸の前にやると、ウンチが出てきやすくなりました。
マッサージといっても、赤ちゃんにやるものですので、ほとんど体をなでるようなものでした。
これも小児科で教わりました。やり方は次のような感じです。
「の」の字マッサージ
赤ちゃんのおへその周りを平仮名の「の」の字を書くように、ゆっくり撫でます。
私は手のひらや、親指以外の4本の指全体で優しくなでるようにマッサージしていました。
気持ちいいのか、末っ子は嫌がることなくされるがままにしていました。
足の運動
赤ちゃんの足を片足ずつ、大きく歩くように曲げ伸ばしします。
足首を持って、赤ちゃんの太ももがお腹につくくらいまで、左右交互に曲げ伸ばしします。
これは本人も楽しかったようで、よく笑っていました。
「1、2。1、2。」と号令をかけるようにやったり、歌に合わせてやったり、スキンシップも兼ねて楽しかったです。
M字開脚
最後に寝ている赤ちゃんの両足を、いわゆる「M字開脚」というか「ヤンキー座り」のような感じにします。
両足首の上の方を持って、赤ちゃんの太ももと膝をお腹につけるようにぐーっと押し上げます。
このようなマッサージをしてから、肛門のあたりを軽く刺激すると、それだけで便が出てくることもありました。
ただし、赤ちゃんにするマッサージなので、あまり無理はしないでくださいね。
力加減がわからなくて不安なときは、小児科や保健師さんに聞いてみると教えてもらえると思います。
それでも便秘が続いたら?
綿棒浣腸
赤ちゃんの場合、まずは綿棒浣腸をしてみましょう。
はじめてするときは恐る恐るしていましたが、ある程度しっかり刺激しないと効果がありません。
- 大人用の普通の綿棒を用意します。
小児科では棒の部分がプラスチックではなく紙でできたものがいいと言われました。
赤ちゃん用の綿棒は、綿球が小さすぎ、固すぎだそうです。 - 綿棒の先から2センチのところにマジックなどで目印をつける。
これは綿棒を入れた時に、どこまで入れるかの目印です。 - 綿棒の先にたっぷりベビーオイルをつける。
うちではオリーブオイルやサラダオイルも使いましたが、特に問題ありませんでした。 - 赤ちゃんの下に、新聞紙など汚れてもいいものを敷く。
我が家は犬を飼っていたので、ペットシーツを敷いていました。 - 赤ちゃんをあお向けに寝かせて、お尻の下に開いたオムツを敷く。
赤ちゃんの足首を持って、お腹につくように曲げさせる(オムツ替えのときと同じ感じです)
誰かに赤ちゃんの足を曲げて固定してもらうと楽ですが、慣れれば一人で大丈夫です。 - 綿棒をお尻の穴に入れる。2センチの印を越えない程度に、しっかり入れましょう。
最初はなんとなく恐いですが、綿棒の頭がすっぽり入るぐらいには入れてくださいね。 - 綿棒を優しくぐるりと回します。
綿棒で○を書くように、お尻の穴を広げる感じで回します。
ここは優しくですが、しっかり刺激しましょう。
小児科の看護師さんは、お尻の穴の中が見えるぐらい大きく回していました。 - だんだんお尻の穴が開いて、便が出てきます。
時には勢いよく飛び出すので、おむつで上手にキャッチしてください。
うちは私の肩の上を越えて、2メートルぐらいウンチが飛んだことがあります…。 - 1回の刺激で出てこないときもあります。
綿棒の先にウンチの色がついていれば、ウンチはもうそこまでやってきています。
もう一度トライしてみましょう。
それでも出なければ、時間を置いて授乳後やマッサージをしてからトライしましょう。
イチジク浣腸
綿棒浣腸をしても、便が出ずにお腹が張って苦しそうなときはイチジク浣腸が効果的です。ただ、初めて使う時には不安ですよね。
本当にただの便秘かどうかもわからないので、まずは小児科に相談してみましょう。
小児科でも浣腸してくれますよ。
- イチジク浣腸を用意する。(薬局に売っています。)
一番小さいのが10gですが、赤ちゃんにはその半分の5gだけを使います。 - 綿棒浣腸と同じ要領で、赤ちゃんをあお向けに寝かせます。
- イチジク浣腸をしばらく手で温めます。
ノズルにベビーオイルやワセリンを塗って、おしりの穴に入れます。 - 半分の量を注入します。
浣腸の丸い部分の下半分を親指と人差し指でつまみ、軽く押すと半分ぐらい入ります。 - ウンチがしたくなるまで、お尻の穴をウェットティッシュで押さえておきます。
勢いよくウンチが飛びだしてくることもあるので、注意してくださいね。
綿棒浣腸もイチジク浣腸も、慣れれば難しいものではありません。
でも最初は「本当に大丈夫?」とちょっと不安…。
ウンチが出ない原因に、腸などの病気がかくれていることもあります。
4日~1週間以上、便が出ないようであれば、まずは小児科を受診してみることをお勧めします。
浣腸のやりかた、使う目安なども教えてくれますよ。
浣腸や便秘薬はクセになる?
赤ちゃんの便秘は、機嫌も悪くなり見ているママも辛いもの。
自然に出るのが一番だけど、なかなか出ないのでしかたなく浣腸、便秘薬…。
でも、浣腸や便秘薬って、クセにならないのか気になりませんか?
私も末っ子のあまりの頑固な便秘に、このまま薬がないと排便できなくなったらどうしよう…と心配していました。
それについて、小児科のかかりつけ医に相談したときの医師や看護師さんのコメントです。
「肛門を刺激しているだけなので、クセにはなりません。」
「赤ちゃんは綿棒浣腸してでも、規則的に排便させてあげた方がいい。」
「幼児は便を出す力も弱いので、便が大きく固まってしまうと出せない。お腹が張って苦しいときや、便秘で食欲がないなら、イチジク浣腸を使ってでも出してあげた方がいい。」
「そこまでクセになるのを気にしなくていいけれど、頻繁に使わなければいけないようであれば、生活習慣や食べ物で便秘にならないよう、気を付けてあげたほうがよい。」
「依存性や副作用はほとんどないけれど、やはりお薬なので使いすぎは勧めない。」
「小さいうちの便秘は体質によるものが大きい。成長して排便する力がつけば改善することも多い。それまでは、あまりに便秘がひどいようであれば、薬を使ってでも定期的な排便習慣は大事。」
やはり体質的なものなので、こうすれば必ずうまくいく!というようなものがあるわけではありません。
私は風邪などで受診するときについでに便秘の相談もしながら、薬や浣腸を使ってきました。
一生、薬に頼らないと排便できないんじゃないかと思いましたが、3歳になり、いつのまにか薬を使う頻度は減ってきました。
今はラキソベロンは使わず、どうしても出ないときにイチジク浣腸を使っています。
2歳ぐらいが、全力でイチジク浣腸を拒否されるので大変でした。
今は本人もウンチが出ないのはしんどいのか、話せばイヤイヤながらも我慢してくれます。
まとめ
赤ちゃんや幼児の便秘で悩んでいるママさん、子どもが便秘で苦しそうなのを見るのはつらいですよね。
まずは子どもの体質に合った生活習慣や食べ物をみつけてみてください。
そして、便秘ぐらいで…と遠慮せずに小児科で相談してみてください。
便秘が病気からではなく体質的なものなら、便秘とうまく付き合っていきましょう。
きっと、成長とともに少しずつ改善してくると思いますよ。