ばたこママ
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ママテク(@mamateku)ライターのばたこママです。
赤ちゃんが生後3か月以降だと生活のリズムがついてくるためママ以外の誰かに預けやすくなります。
ママだって育児から解放されてたまにはリフレッシュしたいですよね。
我が家も子どもが4か月の時にパパに赤ちゃんを預けて美容院に行こうとしましたが、これが大失敗!
しかし、ある改善をすることでパパと赤ちゃんのお留守番に大成功したんです。
今回はパパと赤ちゃん二人だけの留守番を成功に導くポイントを我が家の例を交えながらお話ししたいと思います。皆さんのヒントになれば嬉しいです。
パッと読むための目次
新米パパと赤ちゃん2人だけのお留守番っていつから考える?
新米パパと赤ちゃん2人だけのお留守番っていつからが適切なのでしょうか?
育児書を見ると、明確にいつからという定義はないようです。
では、実際に育児中のママ達はパパと赤ちゃん二人だけのお留守番についてどのように考えているのでしょうか?
育児中のママの意見を聞くと、赤ちゃんの首が座る生後3か月以降から2人でお留守番をして欲しいと考えている方が多いようです。
赤ちゃんが生後3ヶ月と言うと、出産後から無休状態で育児に全力疾走してきたママに疲れが見えはじめるころです。
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寝不足や慣れない育児への緊張で「自分だけの時間がほしい」と思いはじめるママも少なくないようです。
さらにこの頃の赤ちゃんは生活リズムが出来上がってくるので、がむしゃらだった新米ママの育児に少しだけ時間的余裕が生まれます。
気にする余裕がなかったママ自身の身の回りのことや自分の気持ちに気が付きはじめます。
出産前に髪を短くしたママは、そろそろ美容院に行きたい頃ですし、気分転換のためにお買い物やカフェ、しばらく会えなかった友人達に会いたいと考えるママもいるでしょう。
特に新米ママの場合、出産を機にライフスタイルがガラッと変わり、心身ともにストレスを感じています。
ストレスを溜めたまま頑張り続けると、いつか体調を崩したり精神的な不調の原因にもなりかねません。
パパに赤ちゃんをお願いして一時的に子育てから離れるのは、ストレス解消の意味でも良い効果があると言われているんですよ。
私が二人だけのお留守番を頼んだのは生後4ヶ月の時
私の場合、生後4ヶ月のときに初めてパパに子どもを預けて外出しました。
出産前に切った髪が伸びてきて扱いに困っていたため縮毛矯正をかけようと思ったのです。
パパに
4ヶ月のこの頃には、午後のお昼寝時間は大体決まっていたので、寝かしつけをしてから家を出てきました。
近所の美容院へは徒歩で10分足らず。予約していたためすぐにシャンプー台に案内されて、「今日はどんな感じにしよう?」なんてウキウキ状態でシャンプーをしてもらっていたのですが…
到着して30分後、いきなりパパが
お昼寝をしているはずだった我が子はギャン泣き状態。パパはあたふたとしているばかりで、はっきりいって役に立ちそうにもありません。
シャンプー中だった私はドライヤーでしっかり乾かすヒマもなく、湿ったままの髪で家にとんぼ返りするハメに。
パパが初めてのお留守番で不安に思っていることって?
パパに赤ちゃんと二人きりでの留守番をお願いして、出産後の初めての外出が散々な結果に終わってしまった私。
後々、あの時のことをパパに尋ねてみると
では、一般的に新米パパが赤ちゃんと初めてのお留守番をする時、一体どんなことが不安なのでしょうか?
ネットでの新米パパの意見や我が家のパパの意見をまとめてみると、だいたい次のような3つに分かれるようです。
- おむつやミルク、寝かしつけなど赤ちゃんのお世話がわからない
- 赤ちゃんが泣くとどうすればいいか分からない
- 育児に消極的になる心理的理由がある
我が家のパパだけでなく新米パパ達は子供と二人だけのお留守番に何かしらの不安を抱えているようです。
では、次で詳しく見ていきましょう。
おむつやミルク寝かしつけなど赤ちゃんのお世話がわからない
パパは仕事などで家を空けることが多いため、赤ちゃんのそばにいることが多いママに比べると赤ちゃんをお世話する時間が圧倒的に少なめ。
頭の中で赤ちゃんのお世話の仕方が一通り分かっていたとしても、経験値が少ないため思い通りにできないことが多いのです。
それが、普段は激務のパパならなおさらのこと。
赤ちゃんのお世話経験が不足しているのに、突然ママから「赤ちゃんと2人きりでお留守番していて」なんて頼まれても困ってしまうのは当たり前ですよね。
赤ちゃんが泣くとどうすればいいか分からない
赤ちゃんは「泣くのが仕事」と言われていますが、赤ちゃんが全然泣きやまないと困りますよね。
赤ちゃんは泣くことで「空腹・眠い・暑い・寒い・おむつが濡れている」などの感情を伝えます。
赤ちゃんが泣く声に反応した親は、ソワソワして落ち着かない気持ちになります。
実は、赤ちゃんが泣くと親が落ち着かない気持ちになるのは赤ちゃんの世話をするようにと本能にインプットされた反応です。
「赤ちゃんが泣くとどうしよう?」と不安になるのは仕方がないことなのです。
日頃から赤ちゃんによく接しているパパならば、赤ちゃんが泣きやまなければ「赤ちゃんをあやす」「外に出るなど赤ちゃんの気分転換を図る」などの独自のノウハウがあると思います。
しかし、普段忙しくて赤ちゃんと接する機会の少ないパパは、赤ちゃんが泣きやまないことで不安感が増大。プチパニックになっても不思議ではないのです。
育児に消極的になる心理的な原因がある
赤ちゃんと関わる時間の少ないパパ。
赤ちゃんが大事であればあるほど、思いのほか小さい我が子を「壊れそう」だと恐怖心を抱いてしまう場合もあるようです。
また、何らかの原因で育児に対して肯定的なイメージを持てない場合や、「父親になっていいのだろうか」と考えている場合など、育児そのものに消極的な考えを持っている場合があります。
さらに、一番やっかいなのが「子育ては母親の仕事」と決めつけているタイプや「パパの母親、つまり姑と比較する」タイプ。
これはパパが昔ながらの封建的な考えにとらわれている場合や、理想の母親像が「自分の母」だと思っている場合に起きやすいのですが…
- うちの母は家事も子育て仕事もちゃんと出来ていたのに、なんで同じ女のお前は出来ないの?
- 育児は女の仕事なのに何で手伝わなければならないの?
もちろん育児はママだけの仕事ではないですし、ましては赤ちゃんはパパとママの二人の子供です。
育児はパートナーが協力しあうものだと理解してもらい、パパの考え方に偏りがあることに気づいてもらう必要があります。
こういうタイプは、実際に育児の大変さを体験すれば考え方が大きく変わるチャンスがあります。
場合によってはママ一人で奮闘せず、ママの実家や義理実家を味方につけたほうがよいかもしれませんね。
「察して」は通じない!男女の考え方の違いに注目
パパと赤ちゃんの初めてのお留守番が上手くいかない理由は、パパだけに原因がある訳ではありません。
じつは、ママ側にもちょこっとだけ工夫が必要な場合があるのです。
男性は物事を理論的で合理的に理解するのが得意ですが、「察して」行動することが苦手だと言われています。
一方、女性は共感力が高いために他者とのコミュニケーションに優れているが、感情的になりやすく論理的に考えるのが苦手と言われています。
つまり、ママ達は「男性であるパパは周りの状況から察して行動することが難しい」ということを念頭に置いたほうがよいのです。
では、日常生活でよくある場面にたとえてみましょう。
家事を忙しそうにしているママは、パパがその様子を見て「察して」気づいて手伝って欲しいと考えがちです。
しかし、パパからみれば「要請=手伝って欲しいと言われる」がない限り、
同じように、ママが「赤ちゃんの様子を察してオムツ替えをして欲しい」と思っても、パパはオムツ替えの基準、例えば「こうなればおむつを変える」ということがわからない限り、自分から「察してオムツ替えをする」ことは難しいと考えたほうがいいでしょう。
もしパパに手伝ってほしいことがあるならば、具体的にその内容を指示してお願いすることが大切なのです。
パパと赤ちゃんの初めてのお留守番。成功するための4つのポイント
いままでお話ししたことを踏まえて、パパと赤ちゃんの初めてのお留守番を成功させるために、ママはどんなことを準備すればいいのでしょうか?
日頃から赤ちゃんのお世話に参加してもらう
パパがお世話の仕方がわからないのは、赤ちゃんのお世話に慣れていないから。
お世話に慣れるためには、短い時間でいいので日頃からお世話に参加してもらうことが一番の近道です。
完璧は求めず少しずつ覚えてもらうようにしましょう。そして、短時間でいいのでパパと赤ちゃんが一緒にいる時間を作るようにしましょう。
たとえば、
- 洗濯物を干している間はパパが赤ちゃんと同じ部屋にいて様子を見ていてもらう
- ママがコンビニへ行く間ちょっと見ていてもらう
- 一日一回でいいから実際におむつを変えてもらう
などです。
パパと赤ちゃんが一緒にいることの経験値を上げて自信を持てれば、パパだってママに負けず劣らずお世話上手になる可能性がありますよ。
赤ちゃんが「理由がなくても泣く」事があることを説明しておく
赤ちゃんが泣くのは多くの場合理由がありますが、たまに理由なく泣き続けることがあることを話しておきましょう。
おむつやミルク、その他思い当たることをすべて試しても泣きやまないなら、無理に泣き止まそうとするのではなく、ただ「泣きたいんだなあ」と受け止めてあやすことも必要です。
赤ちゃんそれぞれ泣き止むポイントが違います。
背中トントンで落ち着いたり、一般的に泣き止むと言われている音(掃除機やドライヤー音、ビニール袋のカシャカシャ擦れる音)によく反応する場合もありますので、泣き止まない場合のとっておきの方法として教えておくのもいいですね。
育児に対し消極的な原因がある場合はよく話し合う
パパが育児に対してどうしても積極的になれない原因があれば、夫婦でよく話し合っておきましょう。
我が家の場合なのですが、実はパパが赤ちゃんのオムツ替えを「したくない」と拒否していました。
私は『ただ単に面倒だからかな?』と考えていたのですが、よくよく話し合ってみると、パパなりのちゃんとした理由があったのです。
実はパパは男三兄弟の長男。同世代の女の子は親戚にひとりで、母親以外は男ばかりという家族の中で育ちました。
オムツ替えをしたくないと言うよりは、女の子の扱いをどうすればいいかわからないというか、おっかなびっくりだったようです。
私たちは話し合い、パパが「オムツ替えはここまでなら出来るライン」を決めることにして、最終的にはおしっこのオムツ替えはできるようになりました。
このようにパパが育児に消極的なのは意外な理由が隠れているかもしれません。
まずはパパの正直な気持ちをじっくり聞いてみることから始めてみませんか?
メモなど活用しながらお世話の内容をわかりやすく説明しておく
先ほど、男性は「察する」ことが苦手だとお話ししました。
赤ちゃんの様子から察してお世話することが苦手ならば、ママがお願いしたい内容を「メモにしてわかりやすく指示する」ことが一番効果的です。
おむつ替えやミルクについて、いくら口頭で説明しても「あれ?ミルクの量はどのぐらいだっけ?」と忘れてしまったり、「おしっこしているけど、おむつ替えなくても大丈夫でしょ!」と自己判断で放置してしまったりしやすいもの。
ママがパパに留守番を頼む時は、お世話する内容をしっかり指示しておきましょう。
メモに書く内容は、「細かく具体的に」が鉄則。
論理的に考える男性の特性に合わせて、お世話が必要な基準は何かを判断しやすく書くことがポイントです。
たとえば、おむつ替えについて「紙おむつの交換は、おしっこサインが青くはっきりと表れた時点でする」のようにわかりやすく書いてあげてくださいね。
もうひとつ大事なのが、帰宅時間を伝えるとともにメモにも残しておくこと。
特に母乳で赤ちゃんを育てているママの外出は、授乳と授乳の間になります。帰ってくる時間がハッキリ分かれば、パパだってそれまで必死で頑張ってくれますよ!
我が家の2人だけのお留守番。リベンジはどうなった?
そんなわけで、我が家の二人きりのお留守番リベンジは、パパに赤ちゃんのお世話に慣れてもらうことから始めました。
特にうちのパパは「おむつ替え」に強い抵抗感がありました。
話し合った末、「うんちのオムツ替えはどうしても出来ない」という気持ちを汲んで、おしっこのオムツ替えだけはしっかり出来るように指導しました。
ミルクに関して我が家は混合だったので、パパと一緒にミルクの作り方を確認しながら作ったり、実際に赤ちゃんにあげてもらったりしました。
大切なのは「完璧じゃなくてもいいのでパパと赤ちゃんが困ることさえなければいい」というスタンス。
そうやってコツコツ準備をすること約二ヶ月。
どうしても美容院行きたくなった私は今度こそ縮毛矯正をかけたくて3時間のお留守番をお願いしました。
いきなり3時間のお留守番は不安でしたが、今回はお昼が終わって機嫌のいい時に外出することにしました。
さらに、お留守番の負担が軽減できるよう以下の準備をしました。
- 哺乳瓶をスタンバイしておき、湯冷ましを入れるだけにしておく。
- 外出前に赤ちゃんのオムツ替えは済ませておく。
- お世話の仕方と帰宅時間を詳しく書いたメモを残しておく。
結果は、お留守番大成功!
私が家に戻った時は、パパが普通に赤ちゃんを抱っこしながら迎えてくれました。
準備したかいがあったのか、子どもは特にぐずることもなくパパと遊んだりして過ごしていたようです。
みんながハッピーになるお留守番を目指そう!
パパと赤ちゃんの二人きりでのお留守番は、ママにとってはリフレッシュの機会になりますが、パパにとっては貴重な我が子とのふれあいの時間にもなり、お互いメリットが多いものです。
パパと赤ちゃん二人だけのお留守番は、安全で快適、ニコニコと過ごせればそれでオールオッケーです。
まずはママが完璧を求めず、パパに気楽に預かってもらえる雰囲気を作っていけるといいですね。