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ママテク(@mamateku)ライターのばたこママです。
ひとりっ子って聞くと、みなさんはどんなイメージがありますか?
我が家は娘一人のひとりっ子家庭。娘は実にマイペースな子に育っています。
国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査」によると、2015年の調査ではひとりっ子の割合が18.6%で年々増加傾向にあるそうです。
少子化の波を受けて、ひとりっ子の割合が以前に比べて増えているのも納得です。
しかし、いまだに兄弟がいる子に比べ「ひとりっ子はかわいそう」なんて言われたりします。
実は私もつい最近まで「ひとりっ子ではかわいそう」と思っていて、ひとりっ子の育児に悩んでいました。
しかしある本に出会ってからその考え方がガラッと変わり、ひとりっ子育児に大切だなと思えるポイントが3つできたのです。
そこで今回はひとりっ子のメリット・デメリット、ひとりっ子育児で押さえておきたい3つのポイントについて、自分の育児の現状を振り返りながら考えてみたいと思います。
また、私が出会ったひとりっ子の育児についての著書、諸富祥彦さんの「ひとりっ子の育て方」から、私が感じたことや実践していることについても合わせてご紹介します。
パッと読むための目次
ひとりっ子ってどんな感じ?
我が家は小2の娘一人のひとりっ子。
おちゃらけるのが大好きで、アイドルが大好き。クレヨンしんちゃんのブリブリのマネするのも好きで、踊ったり歌ったりとにぎやかな子です。
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よくも悪くも空気を読まないマイペースな子に育っています。
また甘え上手でもあり、何かあると「ママ大好き!」と抱きついてきたり飛びついてきたり。
全身でタックルしてくるのはうれしいのですが、こんな甘えっ子でも大丈夫かな?と心配になります。
ときどき娘のママ友や私の友人から「ひとりっ子でいいね」と言われる反面、「ひとりっ子って寂しくない?」と聞かれることもあります。
一般的にひとりっ子のイメージって「甘やかされてマイペースで空気が読めない」とか「兄弟がいなくてひとりぼっち」など、ややマイナスのイメージが強いです。
でも、ひとりっ子に生まれることは、一般的に言われているとおりマイナス面が多いのでしょうか?
確かにわが子を見ていると突然歌を歌ったり踊ったり、空気をまったく読もうとしないので一般的なイメージは当たっているのかな?と思います。
でも、「兄弟がいないひとりっ子はマイナス」と簡単に言い切っていいのか、私にもよくわかりません。
まず、ひとりっ子であることのメリットとデメリットから考えてみたいと思います。
ひとりっ子育児のメリット
親からみたひとりっ子のメリット
大きな声じゃ言えないけど、子どもにかかるお金が一人分でOK
実は子どもがひとりなので経済的にずいぶん助かります。
兄弟がいると食べるもの・着るもの・おもちゃだって人数分必要です。
子どもが大きくなってくれば、将来の教育費問題が親に重くのしかかってきます。
兄弟が多ければ、将来の大学進学までの人数分の教育費を貯金しなければなりませんし、もし子どもたちが「塾へ行きたい」「習い事したい」なんて言ってくればその費用も準備したくなるのが親心ですよね。
その点ひとりっ子の場合、子どもにかかる費用は一人分なので兄弟の多い親御さんより経済的負担は少ないと思います。
あまり大きな声では言えませんが、この点はとても助かっています。
兄弟がいるママよりもひとりっ子ママの方が自分だけの時間が取りやすい
ひとりっ子ママからすると、子どもがある程度手がかからなくなってきたらママだけの時間を持ちやすいと感じます。
ひとりっ子ならその子だけ早く寝かしつけちゃえば、あとはママの自分だけの時間!
私の場合、娘を寝かしつけたあとはティータイム。読書したりネットサーフィンしたりとゆっくり気ままに過ごしています。
きょうだいがいるママの場合、上の子がある程度手が離れる年令になっていたとしても、下の子がまだ手のかかる頃という場合があります。
上の子は寝ていても下の子が起きてきて…なんて話も聞きますから、思うようにはママだけの時間は取りにくいのではないでしょうか?
子供一人の育児に集中できる
子どもがひとりなので、その子にじっくりと手をかけてあげられることもメリットだと思います。
子どもの変化にも気が付きやすいですし、困ったことがあったらすぐに手を伸ばして手助けできます。
ただし、これってデメリットもあります。
やりすぎはただの過保護ですし、親が先回りして何でもやってあげると今度は自分で何もできない子どもに育ってしまう可能性があります。加減が難しいところですね。
子どもから見たひとりっ子のメリット
おやつもおもちゃも独り占め!シェアする必要がない
我が子を見ていてもそう思うのですが、おやつもおもちゃも自分一人で全部独り占めできるのがひとりっ子の特権です。
三人兄弟でおやつ争奪戦が激しかった私から見ると本当にうらやましい限りです。
そのせいなのか、欲がないというか「あればあるでいいし、なくても大丈夫」という感じでモノへの執着が薄く、あっさりしています。
これもひとりっ子ならではかもしれません。
「お姉ちゃんだから…」と比べられたり我慢したりする経験がない
兄弟がいないということは、比較対象になるライバルがいないこと。
“兄弟の多い人あるある”かもしれませんが、例えば「お姉ちゃんはちゃんとお勉強するのに、あなたはしないのね」と比較されたり、「妹や弟におもちゃを譲ってあげなさい」と我慢を強いられる経験がありません。
わが子を見ていてもひとりっ子で兄弟がいないせいか、「やりたいことはやる、したくないことはしない」と実にはっきりしています。
ある意味のびのびと育っているのですが、あまりのマイペースっぷりにこのままで大丈夫かと心配になったりもします。
親を独り占めできる
兄弟が多ければ親に甘えたくてもできない場合があったりします。
特に小さな弟・妹が親にベッタリな時期であれば、上の子は甘えたいのに甘えられないなんて経験、あるのではないでしょうか?
ひとりっ子は親の愛情を奪い合うライバルがいないわけですから、甘えたい時に甘えられます。
親との密な時間を過ごせるのもひとりっ子の特権ではないでしょうか。
一人っ子育児のデメリット
親から見たひとりっ子のデメリット
必要以上に過干渉・過保護になりやすい
子どもがひとりなので変化に気が付きやすい分、過保護・過干渉になりやすい傾向にあります。
我が家の場合ですが、なんだか落ち込んだ様子で家に帰ってくれば、本人が何か言う前に「何があったの?〇〇ちゃんとケンカしたの?」なんて聞いてしまいますし、仲のよいお友達のことを根掘り葉掘り聞こうとしてしまいます。
そして、娘からめちゃくちゃウザがられてしまいます。
いつも気を付けなければと思ってはいますがなかなかやめることができません。
私にもう少し放任にできる気持ちの余裕があればいいんですが…
子どもに期待をかけすぎてしまう
子どもには子どものペースがあるのに、親の願望から勝手に期待しすぎてしまうところがあります。
実は、娘が年長さんの時に絵画教室に通わせて失敗した経験があります。
娘は絵を書くのが好きで、わりと上手な絵を書くので舞い上がってしまったのかもしれません。
才能があれば開花させてやりたいし、それが将来娘の役に立つかもしれないと思ったのですが…
確かに娘は絵を描くことが好きなのですが、それは紙の切れ端にちょこっと可愛い絵を描ければそれで満足できる程度だったようです。
親が期待していた美術の基礎を学ぶこと、先生に言われて静物画を書いたり、水彩絵の具を駆使して描くことなどは興味がなかったのです。
結局1年もしないうちに絵画教室を辞めてしまいました。
今思えば、親に勝手に期待をかけられた娘も相当なプレッシャーだったんだろうと思います。
期待しすぎもほどほどにしないといけませんね。
必要に応じて親が遊び相手にならなければいけない
子どもがある程度大きくなったら兄弟だけで遊んでくれる場合もあると思うのですが、ひとりっ子の場合パパ・ママが親であり遊び相手です。
一人遊びをしてくれる場合もありますが、一人で遊ぶのに飽きたら「遊んで~」とやってきます。
パワーが有りあまる子供の遊び相手って、正直いうと疲れます。
「鬼ごっこしよう」「かけっこしよう」なんて言われた日には内心「やめて~」と叫んでいます。
親に遊んでと甘えてくれること自体はとてもうれしいのですが、親の体力を考えるとちょっとツライのが本音です。
子どもからみたひとりっ子のデメリット
同世代の子供との距離感がわからない場合がある
家庭の中で唯一の子供なので、子ども同士の距離感がうまくつかめない場合があります。
うちの娘の場合、おちゃらけた性格なのはいいのですが、ふざけすぎてしまってお友達にちょっと引かれているのがわからないことがあります。
また、小学校低学年でまだまだ幼いからなんでしょうか。
お友達に対して「〇〇持ってる?私、買ってもらったんだ~」と自慢していることもあって、母としてはお友達に嫌われはしないかと心配することも。
できるだけお友だちと遊べる機会を増やしたり、同年代の娘のいとこと遊べる機会を設けたりして子ども同士の関わりを増やすように気をつけています。
それと同時に「自分も楽しく、相手も楽しくなるような言葉を選んでみよう」と話しています。
兄弟がいないので退屈
同世代のお友だちは兄弟がいることが多いので、兄弟、姉妹で我が家に遊びに来たりします。
娘はその様子を見て「いいなー、〇〇ちゃんは妹がいるから一緒に遊べて」なんて言っています。
一人遊びしても、親に遊んでもらっても年が近い子ども同士の遊びの楽しさにはかないませんよね。
娘としても、ひとりっ子で一緒に遊べる兄弟がいない現状は退屈のようです。
ひとりっ子育児、ママも子供もハッピーになるための3つの考え方
実は私、長いこと娘の育児に悩んでいました。
「お友だちとの関係は大丈夫か?」「マイペース過ぎて困ってはいないか」と毎日心配で心配で過干渉になることが多く、このままじゃ娘によくないと思ったのです。
そんなとき、諸富祥彦さんの「ひとりっ子の育て方」という本に出会い、私のひとりっ子育児の基準がやっとできあがりました。
諸富さんの本も引用しながらママも子どももハッピーになれるひとりっ子育児のポイントを考えてみました。
過干渉・過保護・過剰な期待にはブレーキを
子どものことが心配になりすぎて子どものことを根掘り葉掘り。私もついやってしまいますができれば避けたいところです。
子どものことについてある程度放任し、鈍感になる必要があります。
諸富さんの本ではお母さんの「4つのブレーキ」と具体的に紹介しています。その4つのブレーキとは、
- 「しつけ」のやり過ぎのブレーキ
- 「習い事」にハマりすぎることへのブレーキ
- 「友だち関係」に口出しすることへのブレーキ
- 「勉強」させようとしすぎてしまうことへのブレーキ
しまいには親のコントロールがなければ何もできない子になってしまう可能性があります。
自分のことは自分で、危険がないようにだけ見守りつつ放っておくことが必要です。
私もこれから肝に銘じて頑張りたいです。
友だちと遊ぶお膳立ては積極的に。しかし友だち関係は子どもに任せる
ひとりっ子の場合、どうしても子ども同士の関わり合いが少なくなる傾向があります。
なので、子ども同士で遊ぶ機会をできるだけ作るようにしています。
諸富さんの本では「自宅を解放区にする」について触れています。
つまり自宅を子どもたちの遊び場として提供することですね。
私もこの方法を実践していますが、我が家の場合3つの条件をつけています。
- 友だちを連れてくる場合、友だちのお母さんに必ず許可をもらう。
- 遊んだあとは必ず自分たちで片付けをする。
- 帰る時間は私が決め、その時間になったら遊びは終わり。
友だちのお母さんに許可をもらっていれば誰を連れてきても構わないし、私は基本的に見守るだけでノータッチです。
まだ始めたばかりですが、子ども同士、ワイワイやりながら遊ぶのは楽しそうなので今後も様子を見ていきたいと思っています。
子どもが一人なことに罪悪感を持たない
我が家の場合、子どもに兄弟を作ってあげたかったけど子どもに恵まれず、結果的にひとりっ子になりました。
私の実両親や義理の両親からも「兄弟を早く作ってやらなければひとりぼっちでかわいそう」と言われ続けてきましたし、自分や夫が三人兄弟だということもあって、娘に兄弟を作ってあげられなかった罪悪感というか、「娘をひとりっ子にしてしまって申し訳ない」という気持ちがあったんです。
兄弟がいないから退屈だろうし、将来的に私たち親の介護で手をわずらわせてしまう。
兄弟がいないから親が死んだあとは子供一人だけ取り残されてしまう…
諸富さんの本のなかでも書かれていますが、ひとりっ子の親御さんにひとりっ子の子育ての不安についてアンケートを取ったところ、大半の親御さんが「両親が死んだらひとりぼっち」とか、「助け合う兄弟がいなくて心配」という回答が多く見られたそうです。
だけど、今からこんな心配をしても何も始まらないですよね。
諸富さんはこのことについて『兄弟がいれば安心というのは勘違いで、大切なのは子どもが大人になった時にいざというときに頼れる相手を持てるかどうか』だと述べています。
実は私にとってこの言葉が目からウロコものでした。
ひとりっ子に対して罪悪感を持つよりも、今後ひとりっ子の娘が本当に信頼できる相手を見つけられるよう助けていくことのほうがもっと重要なんだってわかったからです。
子どもが一人なのはかわいそうでも悪いことでもありません。
ひとりっ子に罪悪感を持ってしまうママ自身の問題なのかもしれませんね。
ひとりっ子でもいいじゃん!と楽しむぐらいの余裕が持ちたいところです。
子育ての最終目標は「子どもの自立」。それはひとりっ子でも同じ
子育ての最終目標は「子どもの自立」です。
自立のためには、どこへ行ってもやっていける生活力とコミュニケーション能力を育てることが何よりも重要です。
それは兄弟がいる子でもひとりっ子でも同じで、いつかは離れてしまう我が子が将来ちゃんと自立できるよう親が少しずつお膳立てをしてあげることじゃないでしょうか。
だけど子どもが幼い今から、「ひとりっ子だからしっかりした大人に育てるためにもっと厳しくしなきゃ」とか「ひとりっ子だから甘えた子にならないよう気をつけなきゃ」とか気負いすぎるのもよくないのかなと思います。
我が子を見ていても、忙しい時に限ってのんびりと好き勝手なことをしているマイペースさにイライラしますし、空気の読めなさにこんなんじゃお友だちに嫌われるんじゃないかとかハラハラしっぱなしです。
でも、時が来ればこのままじゃいけないと本人が気づくはず。
親は子どもが本当に困ったときに手を出すようにして、あとはどっしりと構えるぐらいでちょうどいいのかもしれません。
まずは親がひとりっ子であることにとらわれすぎず、付かず離れずでいることが大事です。
結局は子育ての最終目標はみんな同じです。ママ自身の肩の力を抜いて、今のこの時期を楽しむぐらいの気持ちが一番なのかもしれませんね。
国立社会保障・人口問題研究所:2015年 社会保障・人口問題基本調査(結婚と出産に関する全国調査) 現代日本の結婚と出産 ─ 第15回出生動向基本調査 (独身者調査ならびに夫婦調査)報告書 ─