子育て世帯の家探し・地域選び!我が家の失敗談を元に必ず確認したほうが良いことを紹介します

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ののかママ

日々、2014年生まれの女の子に翻弄されているワーキングママです。育児や仕事に家事と、毎日何かに追われへとへとですが、娘からもらう幸せと笑いをもとに生きています。日々の生活の中から役立つ情報が発信出来たら幸いです。

ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。

現在3歳の娘が生まれてから、夫の仕事の都合でもうすでに4回の引っ越しをしている我が家です。

引っ越し、というとそれだけで大変なのですが、引っ越し以上に大変なのが家選び。
その都度、住む地域や住む家選びに苦労してきました。

子どもが生まれる前であれば、昼間は仕事で家にいないので基本的に家は「夜眠るだけの場所」。

住む場所の選択も駅に近い場所、とある程度限定されてくるものの、子どもが居ると選ぶための条件がとっても増えてきます。

『子育てをしながら暮らす』と考えると、暮らしやすい街もあれば、正直そうでなかった場所もあり、住む地域選びや家の構造の選択はとても大事なものであるということをこの4回の引っ越しでは痛いほど感じました。

お仕事での移転はもちろん、子どもが大きくなることを見据えてマイホームの購入等を考えているご家庭もあるかと思います。

今回は我が家の家選びの体験から、家を選ぶ際に外せなかった条件や・確認したほうが良いことなどをご紹介したいと思います。

子育てにおいて外せない条件を考えてみる

単純に家選び、としてもお子さんの年齢で外せない条件は大きく異なってくるかと思います。

新生児や乳幼児であれば学校までの距離はあまり必要なく、その代わり必要なのは小児科や遊ばせるための場所。

ある程度大きな子であれば幼稚園の位置や小学校就学を見据えての家選びが必要となってくると思います。

また、引っ越しするときの家の事情により、賃貸にするか購入にするかなどの検討も必要になってくると思います。

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家を探すことが決まったら、まず現時点の生活をよく観察してみて、その生活に絶対に外せないものが何であるかを改めて考えてみることをお薦めします。

我が家の場合は最初の3回の引っ越しは、夫の会社の都合での引っ越しでした。

その3回のうち2回は夫の会社に社宅にしてもらうための家探しで、1回は夫が単身赴任中に私と娘が母子で暮らすための家探し。3回とも賃貸です。

3回の引っ越しに共通して、我が家が「絶対に外せない条件」として挙げたのは下記のとおりです。

①子どもがたくさんいる環境であること

アパートやマンションといった集合住宅の場合、どうしても気になるのが子どもの声や独特の歩き方によるご近所トラブルです。

赤ちゃんは泣くもの、子どもは動くもの、と思っていても、たくさんのライフスタイルの人が暮らすような場所では些細な事がご近所トラブルになりかねません。

我が家が家を探す際には、不動産屋さんには同じアパートやマンションにどれくらいの子どもが居るかを必ず確認しました。

また、内見の際には外においてある自転車や遊具があるかどうかを確認し、大体何歳くらいの子どもが多いのかを予想しました。

また、近所に公園や小学校に保育園、幼稚園がある場合は、周囲の家も子どもの声に慣れているのではないかと思い、家選びの優先度を高くしました。

②近くに公園があること

子どもができる前は全然気にしていなかったのですが、幼い子どもが居る家庭にとってとても大事なのは公園ですよね。

我が家の場合でも、公園がすぐそばにあるかどうかは必ず確認しました。

とはいっても、夫が単身赴任中に娘と一緒に暮らした場所では、公園の場所を地図では探したものの、実際に行ってみるということをしていなかったために失敗しました…。

アパートのそばに公園はありましたが、遊具は蜘蛛の巣だらけ、砂場はがちがち。

子どもが遊んでいる形跡はあまりなく、近所のお年寄りがたばこを吸いながら立ち話をしているような場所でした。

そのため、その家に住んでいるときは少し歩いて子どもの多い公園に行くことがとても多かったです。

公園などを家選びの条件に入れるときには、実際にその公園に行ってみることをお薦めします。

大体の場合、ごみなどが落ちていない公園はそこで遊ぶ子どもたちもお母さんたちも感じが良いです。

その反対にゴミが散乱しているような場所では、大きな子どもたちがたむろしている場合も見受けられ、小さな子が遊ぶには適さない印象を受けました。

③小児科が近いこと

引っ越し先を探す際に必ず確認するのが、近所の小児科や救急病院の位置です。

夫が単身赴任中に住む家を探す際には、車は夫が持って行ってしまうことになっていたため、特に病院の位置はしっかりと確認し、歩いてでも病院に通える場所を選びました。

病院を基準に家を探したため、母子での生活の際に一番近い病院は徒歩5分の所でした。

急な発熱などの際にもとても便利でしたし、保育園からお迎えコールがかかってきても病院の後すぐに家に帰ることが出来てとても楽でした。

ちなみに、現在住む場所は病院まで徒歩で20分くらいかかる上にその病院には駐車場が数台しかなく、具合の悪い子を連れていくには少し不便です…。

病院に関しては家から近ければ近いほど楽だなというのが実際の感想です。

④繁華街ではないこと

家を探す際に、どうしても外したくなったことには「繁華街でないこと」もあります。

子どもを夜しっかり眠らせたかったため、夜間に酔っぱらいの声やバイクや車の音でにぎわうような場所はどうしても避けたい場所でした。

沢山の人が行き来する場所ということで、治安もどうしても気になりました。

⑤周囲の道が広いこと・整備されていること

子どもの飛び出しなどを避けるため、道が狭い場所にある物件は極力避けました。

子どもをベビーカーに乗せて、または子どもの手を取って歩いても多少の余裕があるくらいの歩道があることを確認して家を選びました。

また、周囲の道を気にした理由はほかにも、火事や震災などの緊急時に救急車や消防車が入りやすい場所であることや、私自身の運転のスキルを考慮してのことでもあります。

⑥2階以上の場合はエレベーターがあること

1階の場合は良いのですが、2階以上の場合には、エレベーターがあるかどうかも家選びで重要なことでした。

と、言うのも最初の3回の引っ越しに関しては、子どもがまだベビーカーに乗っていたからです。

子どもが眠ってしまったとき、ベビーカーから降ろしてしまえば起きてしまうこともありますし、まだ歩くのがおぼつかない子どもの手を引きながら、重い荷物やベビーカーを持って階段を上るのはとても大変です。

荷物と子どもを別々に運ばなければいけないときも、夫がいるときであればどちらかが子どもを見ることもできますが、一人のときは荷物を運んでいる間娘を一人きりにしてしまうこともあるかもしれません。

乳幼児であることを考えると娘から目を離すことはたとえほんの数分であっても避けたいことでした。

2階以上の部屋を紹介された際には必ず、エレベーターの有無を確認し、エレベーターがない場合にはどんなに良い物件でも諦めました。

⑦ご近所の人たちの感じが良いこと

不動産屋さんに必ず確認したことは、ご近所の人たちの家族構成などです。

4回目の家の購入の際には、購入してしまってからご近所の人たちが嫌な人たちだった…となっては嫌なので、特に細かく相談しました。

また、不動産屋さんに聞くだけではなく、家の下見に行く際、近所の人たちに会ったときには、必ずこちらからはっきりと挨拶をするようにしました。

挨拶を返してくれる人、立ち話までしてくれる人、全くしてくれない人など、目を背けられてしまう人などたくさんいましたが、4回目の家の購入の際にその家を決めた一番の理由は、きちんと「目を見て挨拶を返してくれたご近所さん」だったこともとても大きいと思います。

「一軒家であること」や「普段は仕事なので家にずっといるわけではないこと」を踏まえても、出来ればご近所さんとは良い距離間でのご近所関係を持っていたいもの。

実際に付き合いを続けてみない限りはその人なりの部分はわからないところでもありますが、挨拶をして挨拶を返してくれる、というキャッチボールすらできない人とはたとえトラブルになってもきちんと対応できるはずがないと思ったので、良い物件だったとしてもご近所の雰囲気が悪い場合には選択肢から外しました。

我が家が家を探す際には、「今」の生活がどのような状況であるかをよく考えて、間取りや駅までの距離、家賃のほかに、上記のような今の生活から絶対に外せないこと、今後改善したい住環境に対する希望を紙に書きだしてみました。

結果的に、その外せない条件を不動産屋さんに見せることで、我が家の条件に合った家を紹介してもらえることが多く、家探しにはとても有効でした。

漠然と「こういった家」という気持ちで不動産屋さんに行くよりかは、多少我儘でも外せない条件はきちんと伝えたほうが良いと思います。

いくつか候補が上がったら自治体について調べてみる

いくつか選びたい家の候補が上がってきたら、必ずやったほうが良いこと、それは「その自治体について調べてみる」ということです。

我が家は最初の3回の引っ越しではこれをやっていなかったために、家計への負担がとても大きなものとなってしまいました…。

各々の町により、待機児童数も異なれば保育料も異なり、また様々な手続きに対しての対応自体も大きく異なっているということに家の選択の時点では気づいていなかったのです。

我が家が引っ越し前に住んでいた町では待機児童数も少なく、保育料もそれほど高くありませんでした。

1回目・2回目の引っ越しでは隣町であったために同じ保育園に通うことは出来たものの、新しい街での保育料基準になったため保育料が3千円くらい上がってしまいました。

また、3回目の引っ越しで住んだ町は全国的に見ても待機児童数がワーストの町で、しばらく待機児童扱いとなり、『やっと待機児童でなくなった』と喜んだものつかの間、保育料決定通知書を見てショックを受けました。

最初の町の保育料よりもなんと保育料が2万円弱も上がるという事態になっていたのです。

保育園に入れなければ働けないので、泣く泣く払うしかなかったのですが、保育料決定通知書を見てからショックを受けるよりも、事前にきちんと調べて「家計を見直しておけばよかった…」と、とても後悔しました。

ちなみに、4回目の町は、3回目のことをよく踏まえてチェックしていたため、3回目よりは安い保育料になっています。

年収にそれほど大きな変化はなくても、それぞれの自治体により保育料には大きくばらつきがあるように思います。

保育料はホームページなどで調べることは出来ますので、調べてみることをお薦めします。

また、待機児童数や保育料のことだけではなくても、自治体の対応もとてもばらつきがあります。

とても感じが良く親身に対応してくれている町もあれば、窓口の人たちは私的な話ばかりをしていて、仕事は遅く対応も悪いという町もありました。

役所の対応に関してはどうすることは出来ませんが、「手続きに時間がかかる場所」ということくらいの情報があれば、役所の手続きに行く際の所要時間の目安にもなります。

余裕があれば実際に役所に行ってみる、実際に住んでいる知り合いがいれば話を聞く、全く情報がなければ他愛もない質問を電話でしてみて、その対応を目安にすることも有効かもしれません。

家の候補が決まったらその自治体の経済状況や、自治体の対応の良し悪し、そして犯罪率くらいは事前に調べ、その情報を把握したうえで住む家を決定されることを強くお勧めします。

家選び・我が家の失敗談

先にご紹介した公園のことや自治体のこと以外にも、この4回の引っ越しでの失敗談がいくつかありますのでご紹介します。

①ペット可住宅の落とし穴

我が家にはペットはいませんが、2回目の物件はペット可の物件で、ワンちゃんや猫ちゃんを飼っていらっしゃるご家庭がたくさんありました。

ちなみに、私も娘も動物は大好きなため、ペット可物件を選ぶことには特に抵抗はありませんでした。

しかし、ペット可物件で我が家が悩まされたのは、近隣のおうちのペットの毛です。

洗濯を干しているとどうしても飛んでくるのか、洗濯物に毛がついてしまうことが良くありました。

最初のうちは黙って払っていたものの、毎日となると結構な手間で最終的には疲れ切ってしまいました。

また、我が家がベランダで掃除をしたり洗濯を干したりしていると、お隣のワンちゃんがけたたましく警戒し吠えてくることも小さなストレスでした(笑)

ペットが好きな我が家でも、万が一娘がかまれたりしたら嫌だなと思い、ワンちゃんがいる間はベランダに出ないことも多かったです。

あっこちゃん
ペットが好きだから・娘にアレルギーもないから、ペット可の住宅でも大丈夫
とゆったりと構えていましたが、実際にペットを飼っている場合とそうでない場合とでは共存は難しいなと思った物件でした。

②お隣の家のたばこ問題

お隣の家にもお子さんが居たので、子どもの物音については「お互い様」で心強かったアパートでの出来事です。

お隣のご夫婦も感じが良く、お子さんも同じくらいの年齢で仲良くしたかったのですが、お隣のお父さんの喫煙にはとても困りました

おそらくご自分のお子さんのことを思って家の中ではたばこを吸わず、そのお父さんはベランダでたばこを吸っていたのだと思います。

しかし、我が家の寝室はそのベランダの隣。

娘のお昼寝中など、窓を開けたいときもありましたが、窓を開けているとお隣のたばこの煙が入ってきます。

そのため、まだエアコンをつけなくても良い時期であっても、我が家は窓を閉め切ってエアコンを使わなければいけない状態でした。

たばこ位吸うのも仕方ないよね…と頭ではわかっていましたし、たばこ以外のことを除けばとても良いご家族だったため、小心者なので文句も言えない状態でした。

しかし、お隣のたばこが原因で我が家が窓を開けられないことや、受動喫煙などで娘が影響を受けることを考えると長く住める場所ではないなと思った物件でした。

お隣のたばこ事情については不動産屋さんに聞いても分からないことなので、実際に住んでみてその物件が外れだな…と思った出来事です。

③母子での生活には怖かった誰でも入れる共用部

夫の単身赴任中の母子だけでの生活の際には、治安にはとても気を付けて家を選んだものの、大きなお子さんたちがマンションのメインドアを開けっぱなしにして遊んでいることが多く、共用部には誰でも入れる状態であまり意味がありませんでした。

子どもたちが遊んでいる夕方や土日は特に、メインドアが開けっ放しです。

セールスの人や宗教の勧誘の人が来ることもあれば、成人向けのチラシなどがポストに入れられることも多く、マンションには住んでいない人と廊下で出会うことも日常茶飯事でした。

そのため、治安面には常に不安がありました。

管理会社などがメインドアを開けっ放しにしないようにという張り紙をしていたものの、そのマンション内の慣習というか、「これくらいなら大丈夫」という一部の人たちの考えがまかり通ってしまう環境であると、そのマンションやアパートの治安にも影響があるように思います。

我が家の引っ越しが4回であることを考えると、結構な確率で「失敗したな…」と思う出来事に遭遇していることがわかるかと思います。

しかし、場数を踏むごと少しずつ良い物件に出会えていることも事実です。

何か問題がある場合には必ず、次の家探しの時に不動産屋さんに今までや現在の問題点を伝え、できる限りの情報を得るようにしています。

そして、そういった細かい希望や確認事項に対して、親身に対応してくれる不動産屋さんこそが良い不動産屋さんであることもこの4回の引っ越しで学んだことです。

まとめ

単純に「家探し」とは言っても、自分たちの生活の土台になり、子どもの成長にも影響するとても大事な部分であるように思います。

我が家の場合は失敗もとても多く、引っ越しの都度娘も戸惑っているような雰囲気も多くありましたが、結果的にとても良い不動産屋さんと出会えたことで、現在は今までで一番良い住環境を得られていると思います。

現在お家探しをされているご家庭がありましたら、我が家の経験談・失敗談を「こんなこともあるんだ」と頭の隅に入れて頂けると、同じような失敗をせずに済むのかなと思います。

子どもたちの健やかな成長のために、良い物件に出会えますように。

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