チコリーヌ
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ママテク(@mamateku)ライターのチコリーヌです。
2歳のお誕生日を迎える頃になると、「そろそろトイレトレーニングしなくては!」と考えるママさんも多いと思います。
1歳半ぐらいから、トイレトレーニングを始めているお子さんもいますよね。
特に初めてのお子さんの場合、まわりのママ友も初めてのお子さんのママということがほとんど。
まわりの誰かがトイレトレーニングを始めると、何となく焦る気持ちが出てくるものです。
我が家の三姉妹は、それぞれトイレトレーニングを始めた時期も進み具合も全くバラバラでした。
そんな三姉妹のトイレトレーニングを通して考えたこと、感じたことを今回は書いてみたいと思います。
パッと読むための目次
三姉妹それぞれのトイレトレーニング事情
我が家の三姉妹のトイレトレーニングは、本当に全然違いました!
それぞれの発達にも違いがありますし、親側の事情も違います。
我が家は三人それぞれ、どのトイレトレーニングもいわゆる王道の成功例ではありません。
お恥ずかしながら、どれも私の行動がツッコみどころ満載で…(汗)
お手本の参考例ではないんですが、それでも三人ともちゃんとトイレでするようになってるので、こんな例もありますということでご紹介します!
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長女編
私にとって初めての子どもである長女。
トイレトレーニングを始めたきっかけは、よくあるパターンですが「一番仲の良かったママ友がトイレトレーニングを始めた」と聞いたから(笑)
そのママ友のお子さんは月齢もうちの長女と1ヶ月違い。
一番良く遊んでいた友達で、家もよく行き来していた仲でした。
そりゃあ、うちもそろそろ…って思いますよね。
その上、これもよくあるバァバからの
長女のトイレトレーニングを始めたのは、ちょうど2歳のお誕生日前でした。
でも、これがなかなか教科書通りに進まない!
長女お気に入りのキャラクターのオマルを買って、最初は遊び感覚で座らせて。
私がトイレに行くときには、一緒にトイレに入って用を足している姿も見せて。
2時間おきぐらいにオマルに座らせて、ごほうびシールも用意して。トイレトレーニング用の布パンツも使いました。
もう笑っちゃうぐらいマニュアル通りのトイレトレーニング!でも、これが全然うまくいかないんです。
オマルはただのオモチャと化し、ごほうびシールは無駄に消費されるだけの日々。
一方、ママ友の子どもは着々とトイレトレーニングが進んでいる(ように見える)
トイレトレーニングは怒ってはいけないと聞きますよね。
でもあまりに進まないと、気をつけていてもついイラッとした気持ちが表情や声に出てしまいます。
長女は敏感に感じ取り、だんだんトイレに座るのを嫌がるようになりました。
そうするとますます焦る私…。
トイレでするよう迫る私と、怖気づく長女。
トイレに座らせてもオシッコが出ないのに、オムツをはかせたとたんにジャーッ。
もう、典型的なトイレトレーニングの悪い例ですね(泣)
実際何度も長女を強く怒ってしまったこともあるし、嫌がってるのに無理矢理パンツで過ごさせてしまったこともあります。
完全にトイレトレーニングをこじらせ、長女には悪いことをしたなぁと今でも思っています…。
結局、トイレトレーニングは半年ぐらいで一度中止しました。
そして幼稚園の入園もあったので、三歳すぎにもう一度仕切り直しで始めました。
まずは
それができるようになったら、トイレでオムツにオシッコ。
次にオムツを履いたまま、便座に座ってオシッコ。
それで自信をつけてから、ようやくオムツも脱いで、便座でできるようになりました。
この時は1ヶ月もかからずにトイレトレーニングは終了し、「最初のトイレトレーニングの親子ともストレスMaxな半年はなんだったのか…」と何ともいえない気持ちになりました。
次女編
実は次女に関しては、私は全くトイレトレーニングしていません。
オマルも使わなかったし、布パンツもトレーニングパンツも使っていません。
使ったのは、便器につける補助便座だけ。
ちょうど次女が1歳3ヶ月の頃、私は三女を妊娠しており、ツワリの真っ最中。
ツワリが重かった私は、最低限のこと以外は子どもは放ったらかしで、ツワリに苦しんでいました。
長女は面倒見がよいタイプで、次女は長女大好きだったのをいいことに、次女の事はほぼ長女まかせ。
次女は長女にべったりで、長女がトイレに行くときにもずっと一緒にトイレに入っていたようです。
そして三女を出産。
またまた赤ちゃんのお世話が忙しく、次女は2歳になりましたがトイレトレーニングまで手が回らず…。
その頃には長女のトイレについて行って遊ぶ中で、オムツを脱いで便座に座ることを覚えた次女。
2歳半ぐらいのある日
長女のトイレトレーニング、あんなに苦労したのに…。
はい、次女のトイレトレーニングは長女がしてくれました。
私と違って一度も怒らずに(笑)
そしてそのまま、次女は憧れのお姉ちゃんと同じパンツをはきたがり、あっさり昼間のオムツは卒業しましたとさ…。
私は楽チンでしたが、ちょっぴり複雑な気持ちの次女のトイレトレーニングでした。
三女編
そして末っ子の三女ちゃん。
これまた三姉妹の日々のバタバタで、2歳になってもトイレトレーニングする気のない私(笑)
トイレトレーニング、早くからオムツがとれても絶対おもらしするし、私の家事は増えるばかりだし…。
長女の経験からも、早くから始めると私のメンタルのキャパシティを超えるのは目に見えていました。
次女のときみたいに勝手にトイレに行ってくれないかな~なんて、自分勝手な願望もあり3歳過ぎまでトイレトレーニングにはノータッチでした。
でも世の中、そんなに甘くない!
長女も日中は幼稚園に行っているし、次女は面倒見のいいタイプでもない。
となると、誰も末っ子ちゃんのトイレトレーニングはしてくれそうにない(←いやいや当たり前…笑)
当時住んでいたところが2年保育の公立幼稚園だったので、入園までまだまだだしとトイレトレーニングは先延ばししていました。
ところが急に転勤が決まり、転勤先は3年保育!
3歳5ヶ月にして「ヤバイ!トイトレしなきゃ!」と慌ててトイレトレーニングを始めたのです。
いくらなんでも遅すぎ…ですよね。
もちろん、もう「オシッコしたい!」という感覚もわかっているし、便座に一人で座ることもできる。
「簡単に終わるでしょー」と思っていたら、問題が一つありました…。
そう悪魔の3歳。
2歳のイヤイヤ期と違い、ちょっと精神的に複雑になったイヤイヤ期。
ちょっと頭が良くなったイヤイヤ期。
もう絶対できるのに、なかなかこちらの思い通りに動いてくれない。
私にかまってほしくて、わざとトイレでオシッコを漏らしたり、何度も「トイレにいくからついてきて~」と言ったり。
あげくの果てには、「トイレでオシッコしたらオモチャ買って。」と自ら交換条件を提示…恐るべし末っ子!(笑)
さすがにワガママがヒートアップしてきたので、昼間のオムツを買うのをやめました。
お気に入りのキャラクターのパンツを一緒に買いに行って
これで一日で、トイレでするようになりました。おもらしはその日に1回だけ。
「なんじゃそら~!」とツッコみたくなるような終わり方でした。
トイレトレーニングが進まなかった原因を自己分析
我が家の苦戦したトイレトレーニング。
とくに長女ですが、トイレトレーニングをこじらせちゃった原因を考えてみました。
1.私が焦りすぎた
トイレトレーニングをこじらせてしまった出発点がこれ!
お友達と比べたり、まわりの声を勝手にプレッシャーに感じて「早くトイレでさせなきゃ」と焦ってしまいました。
子ども本人の気持ちや様子よりも、「トイレトレーニングはこうあるはず」「教科書通りにできるようになってほしい」という私の気持ちを優先させちゃったんだと思います。
トイレトレーニングだけじゃなく、第1子にはありがちなんですが…。
その子に合った方法や時期をもっと見極めてあげることができたら、あそこまでこじれることはなかったと反省です。
2.怒ってしまった
私が焦ったうえに、一番やってはいけなかったと思うのがこれ!
トイレトレーニング、怒っても何一ついいことはありませんでした。
トイレトレーニングに嫌なイメージをもってしまうと、まずトレーニングが進みません。
それだけでなく長女の心に何かしらダメージはあっただろうなと思います。
トイレってやっぱりデリケートな問題ですよね。
どんなに小さくても、お片付けやイタズラで怒られるのとはちょっと違うというか…。
でも、でも、ホントに言い訳なんですが、私は私でその時は一生懸命。
今だから反省できるけど、あの当時はあれが私の精一杯だったのかなとも思います。
今、トイレトレーニング苦戦中で怒りすぎちゃって、寝顔見て泣けてくるというママさんもいるんじゃないかなと思いますが…(当時の私です)
トイレトレーニングで怒ってしまっても、落ち込まないでくださいね。
でも、あんまり心の余裕がなくなるようなら、一度トレーニングをお休みしてもいいと思いますよ。
2~3歳の子どもって、数か月で見違えるように成長しますから!
3.道具を使い過ぎた
長女のトイレトレーニングでは、オマルやらトレーニングパンツやらご褒美シールやら、とりあえず色々なものに頼ろうとしました。
もちろんこういったアイテムは、上手に使えばトイレトレーニングの強い味方なんだと思います。
でもうちの長女の場合、そのことでかえって長女を身構えさせてしまった感がありました。
やらなきゃいけない勉強道具に囲まれてる感じというか…。
さらに道具を揃えたのに使ってくれないことで、私のイライラも大きくなってしまいました。
トイレトレーニングって早いほうがいい?遅いほうがいい?
我が家の場合、トイレトレーニングの時期は
長女は「もっと遅くてよかったな。」
三女は「もっと早くてよかったな。」
と思いました。
悩ましいトイレトレーニングを始める時期ですが、私なりに感じた事をまとめてみます。
トイレの「自立」に必要なことって?
よく言われるトイレトレーニングのために必要な事。
- 便座などに一人できちんと座ることができる
- 言葉での指示が理解できる
- ある程度オシッコの間隔があく
などを耳にすることが多いと思います。
でも、これってトイレトレーニングの「開始」に最低限必要なことなんですよね。
トイレの「自立」は、これだけではまだまだ無理なんです。
子どもが自分でトイレに行くタイミングを判断して用を足すためには、もう少し必要な能力があると思います。
- 尿意を感じられること
- 排尿自体をコントロールできること(トイレに到着するまで我慢できる)
身体面の成長として、この二つができないとトイレの自立はできませんよね。
これができていなくても、もちろんトイレトレーニングはできますし、オムツをとることもできます。
ただその場合は、トイレトレーニングのゴールは「トイレに座ったらオシッコできる。」という条件反射的なもの。
身体面の成長が追いつくまでは、オシッコを漏らさないうちに大人がトイレに誘導するという形になります。
そのあたりを考えないでトレトレーニングを始めると、「トイトレがいつまでたっても終わらない」「オシッコを漏らされてイライラしてしまう」ということが起こってしまうかも…。
トイレトレーニング、結局いつ始めるのがいいの?
ママさんが一番知りたい
もちろん子ども側の条件は発達状況、性格など個人差がかなりありますよね。
トイレトレーニングが一番短期間でスムーズに進みやすいのは、自分でオシッコしたいのがわかるようになってから。
でもそれだけじゃないのかな、と私は思います。
トイレトレーニングに限らずですが、ママは子供のことになるとつい頑張りすぎちゃうことも多いと思うんです。
小さいうちは子育てのハードル、あちらこちらにありますよね。
だから「一番ママにストレスがかかりにくいとき」がベストタイミングなのかな、と個人的には思います。
第1子でまわりのお友達がみんなオムツがとれてて、バァバからトイトレせかされて嫌味言われて…。
そんな状況でトイトレしないでいられるって、なかなか鉄のメンタルか鈍感力に自信ある人ですよね。
またイヤイヤ期が始まったばかりで、あちこちに地雷が落ちてる状態で、ただでさえイライラの多い日々。
そんなときにトイレトレーニングという爆弾を抱え込むのも、なかなか自虐的すぎます。
ベストタイミングは個人差なのですが、子ども側の発達や性格を見つつ、「ママのメンタルにある程度余裕のあるとき」がオススメです。
トイレトレーニンググッズ、何を買うといい?
トイレトレーニング、いろいろなグッズがありますね。
中でも最低限これだけはあったほうがいいと思うものは「補助便座」です。
さすがに4~5歳ぐらいにならないと、一人で補助便座なしで座ると便器にはまりそうになります。
我が家でも、現在3歳の末っ子はまだ補助便座を使っています。
早めにトイレトレーニングを始めるなら、オマルを買う方も多いですよね。
それならオマルとしても使えて、補助便座と踏み台としても使えるものがオススメです。
トイレに一人で座るのには、踏み台があった方が便利です。
身長や身体能力にもよりますが、3歳ぐらいまでは踏み台がないと一人で登りにくいと思います。
毎回、便座に乗せてあげるのもママの腰に負担がかかりますしね。
トイレトレーニングをしたら夜のオムツもとれる?
昼間のオムツを卒業したら、夜もオムツを使いたがらなくて困るという方もいるのではないでしょうか?
でも、昼間のトイレトレーニングと睡眠中のオネショは別に考えた方がいいそうです。
うちの長女は、なんと小学校入学直前まで夜はオムツを使っていました。
かかりつけ医が夜尿症外来もやっていたので、聞いてみたところ、夜のオネショは身体面の発達が不可欠だそうです。
なので、うちでは1週間続けてオムツが朝に濡れないようになるまで夜はオムツでした。
オネショは頻回だと家事も増えて、ママもストレスがたまります。
かかりつけ医に「夜中に起こしてトイレさせるのはしない方がいい」と言われたので、それもしていませんでした。
6歳を過ぎる頃には自然に夜のオムツもとれました。
おねしょは夜の水分の摂り方など、生活習慣によっても改善できるところもあるそうなので、気になる方は夜尿症を相談できる小児科医に聞いてみてもいいかもしれませんね。
さいごに
トイレトレーニングって育児の中でもハードル高めですよね。
でも、無理しなくてもいつかはできる時期が必ずきます。
育児ってトイレトレーニングに限らず、まわりと比べる必要はありません。単純に早くできたから良い、というものでもありません。
とくに小さいうちの発達は、個人差が大きいもの。
小さい頃は「うちの子、なんだかなぁ。大丈夫~?」って感じだったのに、小学校ではしっかり者になっている。
逆に「うちの子、もしかして天才かも!」なんて思っていたのに、小学校に行く頃にはみんなに追いつかれてる。
そんなことはよくあること。
幼稚園から入園までにパンツにするよう言われてる人もいるかもしれません。
でも、よっぽど厳しい幼稚園でなければ毎年数人はまだトイレトレーニングが終わってないお子さんもいます。
まさに今トイトレに苦戦しているママさんもいるかと思います。
もし親子ともに大きなストレスになりすぎているなら、一度立ち止まってみてくださいね。
私のように中断して、もう少し成長を待ってからだと案外すんなりいくかもしれません。
長女が小学生の今も、私にとって長女のことは初めてのことばかり。「信じて待つ」がなかなかできません。
でも、子どもの成長って本当にスゴイ!
子どもの成長する力、できるようになりたい気持ち、信じて待ってあげてくださいね。