ハサミやお箸、上手に使えるのはいつから?どう教える?我が家の方法を大公開!

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チコリーヌ

三姉妹のママしています。子供好きでもないのに、なぜ三人も産んだのか自分でも謎…。ようやく三人の話を同時に聞けるようになりました。子どもたちの笑顔をめざして、まだまだ奮闘中です。よろしくお願いします!

ママテク(@mamateku)ライターのチコリーヌです。

2歳ぐらいになると、だんだん大人の使っている道具が気になってくるお年頃。

ハサミやお箸など大人と一緒のものを使いたがるお子さんも多いと思います。

3歳ぐらいになると、

幼稚園入園を控えて練習したほうがいいのかな?
と親も気になりますよね。

そこで今回は我が家が上手くいったハサミやお箸の教え方、使って良かった道具などを紹介したいと思います。

<我が家のお箸事情>お箸は何歳ごろに上手に使えるようになった?

日本人の食生活には欠かせない道具といえば、お箸ですよね。

でもよく考えたら、お箸って2本のただの棒…。

それで焼き魚の身をほぐしたり、小骨をとったり、ほんとスゴイ道具です!

大人は当たり前のように毎日使っているお箸ですが、子どもにとってはハードルが高いんですよね。

スプーンやフォークに比べて、複雑かつ繊細な指の動きが必要です。

うちの子どもたちも、お箸をちゃんと使えるようになるまで時間がかかりました。

1歳半ごろ

1歳半ごろは、子どもが使いたがったら、大人が横についていられる時のみ渡していました。

もちろん2本いっぺんにグーでつかんだ「にぎり箸」の状態。

スプーンと同じような使い方で、お箸についてくる米粒やおかずの欠片を食べているだけです。

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もう、全然食事が進みません(笑)

遊んでいるのか食べているのか…という状態で、本人がお箸を使う合間に私が食べさせていました。

2歳ごろ

2歳ごろになっても、まだまだお箸の正しい使い方からは程遠い…。

3人の中で一番器用な長女だけは、この頃になると2本でつかんでお箸っぽく使えるようになっていました。

補助箸を使っていたのも、ちょうどこの頃です。

イヤイヤ期もかさなって、自分でお箸で食べたいけど上手く食べられない。

でも「手伝われるのもイヤ!」で、よく癇癪を起していました。

3歳ごろ

長女は幼稚園が補助箸禁止だったのもあって、3歳代ではある程度使えるようになっていました。

次女と三女は、3歳ではまだまだお箸は上手に使えませんでした。

その上、次女は食欲旺盛タイプ。

上手く使えないお箸よりも、スプーンで早くたくさん食べたかったようです。

食事の最初に少しチャレンジするものの、すぐにスプーンに、そして最後は手づかみに(泣)

次女にとっては、お箸は面倒くさいものだったようです。

4歳ごろ

長女は4歳には、完璧にお箸を使いこなしていました。

長女はタレや汁が嫌いなので、スプーンよりお箸のほうが使い勝手が良かったようです。
次女は4歳では、なんとかかんとか使えるようになったという感じでした。

6歳の今は正しく持って使えますが、家ではお箸よりスプーンを使いたがります。

三女は今4歳1ヶ月。まだまだ見ていると怪しいですね…。

三女は気分屋さんなので、気が乗らないとお箸は使いません。

お箸がいつごろ上手く使えるかは、やはり器用さと使う回数によるかなと思います。

長女の幼稚園は、年少から補助箸NG、スプーン&フォークNGだったのも大きかったかも。

次女と末っ子の幼稚園は、年中まで補助箸もスプーンもOKだったので、やはり使う回数は全然違っていたと思います。

賛否いろいろ…矯正箸ってどう?

いまはお箸の練習のための、いろいろな形の矯正箸がありますね。

そういった道具を使うことの賛否は、いろいろな意見があると思います。

なので一概に良い悪いは言えませんが、ここでは使ってみた個人的な感想を少し書いてみますね。

チコリーヌ
決して、営業妨害でも特定の商品の回し者でもありません!(笑)

リングつき矯正箸

お箸に指を入れるリングがついてるものです。

たぶん使っている人も、かなり多いタイプだと思います。

2歳ぐらいでも簡単に使えます。

お箸を使いたい!→でも上手く使えない!→癇癪「ぎゃーっ!」
という時のママのストレスを減らすには神アイテム。

ただ、お箸の練習にはどうかな…。

お箸とは力の入れ具合も、指の使い方も全然別の道具だと思います。

チコリーヌ
これに慣れちゃうと、実際にお箸へ移行するのがかえって大変な気もします…。

トレーニング箸

この呼び方で合ってるのか不明なんですが…。

2本のお箸がバラバラにならないようになっていて、お箸を持つ指の位置が固定しやすくなっているものです(↓こんなやつ)

下のお箸は動かさずに、上のお箸を中指と人差指で動かして使うようになっています。

リングつき矯正箸よりは、本当のお箸に近い使い方なんじゃないでしょうか。

お箸をまだ使えない子どもにとっては、お箸より簡単。

お箸をちゃんと使える大人が使ってみると、お箸より使いにくくて不便。
という不思議なアイテム。

そのおかげで、普通のお箸への移行はわりとスムーズです。

うちでは、このタイプ(ダイソーの100円のトレーニング箸)を使ってました。

難点はお箸よりは簡単だけど、そこまで簡単に使えるものでもない。

なので、普通のお箸と同じように指の使い方から教えてあげる必要はあります。

めちゃくちゃ個人的なお箸の結論
  • お箸への一番の近道は、本物のお箸を使って食事すること(当たり前か…)
  • お箸をめぐる親子の攻防があまりにもストレスなときは、リング付矯正箸!
    ただし、本物のお箸への移行は時間がかかることを覚悟…。
  • とりあえず無難に練習させたいなら、トレーニング箸。
    ダイソーおすすめ(100円だし!)
  • 年少ぐらいなら、まだまだ使えなくても焦らなくて大丈夫。
    幼稚園年中ぐらいになって、お箸を上手に使うお友達が増えてくると本人が焦ります。
    指先も発達してくるので、子どもがやる気になれば、そのうちちゃんと使えます。

<我が家のハサミ事情>ハサミは何歳ごろから使えるようになった?

ハサミも、子どもが使いたがるけど簡単には使えない道具の一つですね。

しかも危険なうえに、いろいろ被害が予測される道具です。

うちもいろいろ切られました。髪の毛、洋服、カーテン…。

でも幼稚園に入園したら、年少から使うことになると思います。

少しは家でも使わせておきたいというママさんもいるのではないでしょうか。

長女の場合

長女は2歳から使っています。

プラスチックのハサミ、カバーやバネのついたハサミなどからステップアップして普通のハサミを使わせました。

3歳では小さめの普通のハサミで、うまく切ることができるようになっていました。

次女の場合

次女も2歳から使っています。

次女は、刃先にプラスチックカバーのついたハサミから使い始めました。

でも長女ほど器用ではないので、うまく絵の外側を切り抜いたりできるようになったのは4歳ごろです。

あれこれ紙以外のものを切ってくれたのも次女。

せっかく伸ばしていた自分の髪の毛をバッサリやってしまって、しかたなくショートヘアにしたことも…。

三女の場合

やっぱり2歳ぐらいから使っています。

三女は正直細かいことまで手がまわらず、気づいたらお姉ちゃんのハサミを勝手に使っていて、安全なハサミを用意してあげるヒマもありませんでした。

自分の手を何度か切ってしまったことも…(汗)

まぁそこまで切れ味のよいハサミは普段は置いてないので、絆創膏程度の傷ですが…。

三女は誰も教えていませんが、見よう見まねで3歳では器用にハサミを使いこなしていました。

子ども用のハサミのおすすめは?

うちの末っ子はケガしながら勝手に使えるようになりましたが、やっぱりハサミは危険な道具!

末っ子方式はおすすめしません。安全第一です(笑)

2歳ぐらいから使わせるなら、最初は一緒に安全なハサミがいいと思います。

プラスチックのハサミ

ハサミの刃の部分もプラスチックでできたハサミです。

髪の毛や布は切れません。かなり安全です。
でも残念なことに、紙もうまく切れません…。

運よく紙に垂直にハサミを入れれば切れますが、なかなかそうはいきません。

粘土のキットについている、粘土を切るハサミと似てます。

ハサミを持って、手を動かしてチョキチョキする練習にはなるかなぁという感じ。

チコリーヌ
うちの長女は紙がうまく切れないので、癇癪を起こして早々に使わなくなりました。

カバーやバネのついたはさみ

プラスチックのハサミがあまりにも切れないので、次に試したものです。

刃の先までプラスチックのカバーがついています。

そしてバネの力で、切った後にハサミを開きやすくなっています。

切るときには握ればいいので切れるんですが、2歳ぐらいの力だとハサミを開くほうが難しいんですよね。

チコリーヌ
難点は、指を入れる穴が同じような形状なので、どちらに親指を入れるか子ども自身にはわかりにくいことかな。

分厚いものや、刃先を使った細かい切り方はできませんが、2~3歳が使うには良いハサミだと思います。

小さめで子どもに使いやすいハサミ

上手にハサミを使えるようになってくると、やっぱり普通のハサミが使いやすい。

でも、子どもの手の大きさに合ったハサミが使いやすいし安全です。

子ども用のハサミも、100均やらキャラクターものやら色々使いましたが、我が家のベストはさみはこれ!

このハサミは小さすぎず大きすぎない。

指を入れるところがわかりやすく、丸くて痛くなりにくい素材。

刃が全体的に丸くなっていて、安全なのに切りやすい。キャップつき。

チコリーヌ
切れやすくて安全なハサミって、なかなかないんですよね~。

幼稚園年少~年中ぐらいが使うには、かなりオススメのはさみです。

小学生の長女は細かい作業もするので、大人用の同じメーカーのハサミを好んで使っています。

子どもにはさみの使い方を教える手順は?

はさみを使うのって、意外といろんな能力がいるんですよね。

指を入れて握る、また開く、それと同時に切りたい方向に紙を動かす。

最初はなかなかうまくできません。
切ってるんだか、引きちぎってるんだか…(笑)

幼稚園の先生に教えてもらった、はさみの教え方をご紹介します。

まずは1回チョキン!の練習

はさみを開いたり閉じたりしながら切り進めるのは、かなり先の話。

最初は、まず1回チョキンと閉じる動作で切る練習なんだそうです。

折り紙よりは少ししっかりしたコピー用紙みたいな紙を、幅1センチぐらいに細長く切っておきます。

そしてそれを小さく切っていく練習。

これなら1回チョキン!を何度もできます。

我が家では、しっかりした紙の広告でやってもらいました。

チコリーヌ
それでできた紙吹雪。透明ビニールに入れて、風船みたいにふくらませると、最後まで楽しく遊べますよ。

次はまっすぐ切る練習

1回チョキンが上手になったら、開いたり閉じたりしながらチョキンチョキンと切る練習です。

「はじめてのはさみ」みたいな教材も、100円ショップでも公文式ドリルでも、いろいろ売られていますね。

もちろん、そういったドリルも役に立ちます。

でもお金をかけなくても、無地の紙に親がマジックで大き目の点線を書いてあげるだけで十分ですよ。

直線が切れるようになったら、次はぐるぐるうずまきや波線を書いてあげましょう。

いろいろなものを切り抜いて遊ぼう!

チコリーヌ
ある程度使えるようになったら、いろいろな形を切り抜いて遊ぶと練習になりますよ。

我が家では、もっぱらスーパーのチラシでやっていました。

特売になっている目玉商品の写真は大きいんですよね。

野菜や牛乳、パンやお菓子など。いろいろ切り抜いてもらいました。

それをママゴトのお皿に並べたり、バッグの形の紙に貼って、ついでに糊を使う練習もしたり。

最初は2~3個つながったまま、私が切り抜いておいて、それをバラバラに切ってもらいました。

何度かやると、自分でチラシを選んでどんどん切るようになりました。

お金もかからないし、後片付けも捨てるだけ。

切ってる時間が長いので、親もラク(←これ重要!)

長女はいろいろ教材を使ったりもしたんですが、次女三女はこれでハサミが上達しました。

お金をかけると、失敗したときや目的以外に使われたりしたときに、親もついイラッとしてしまったりしませんか(私だけ?)

子どもに何かを教えるには、気長にイライラせずに見守ってあげたほうが絶対うまくいきます。

その点、チラシはいいですよ。

いくら失敗しようと、途中で違う遊びになろうと、な~んにも気にならない。

チコリーヌ
いくらでもど~ぞ~です。本当にオススメです。

我が子の「まだ○○できない」。どうしたらいい?

子どもって未熟な生き物。でもすごいスピードで成長していきますよね。

とくに乳児~幼児期って本当にスゴイ!

だからこそ、我が子の発達って少し心配しすぎちゃったりしませんか?

特に幼稚園入園を控えていたりすると、そうですよね。

  • まだオムツなんだけど…
  • お箸が使えないんだけど…
  • 靴をいっつも反対に履いちゃう。

ついつい、できてることよりできてないことに目がいきがち。

私もそうです。長女が小学生になった今でもそう…。

だからこそ、子どもに何かを教えるときに気をつけていることがあります。

まわりと比べない!焦らない!

これは言うのは簡単ですが、なかなか難しいんですよね。

でも、まわりと比べてみて良いことって一つもないなぁと思います。

親は出来ていないことばっかり気になっちゃうし、子どもにはプレッシャーがかかる。

悪循環に陥る可能性大なんですよね。

とくに幼児期は個人差も大きいし、いろいろな能力がアンバランスに発達していくことも多いもの。

他の子と比べるのではなく、半年前、1年前の我が子と比べて、成長したところを喜びたいなぁと思っています。

教えてできなくてもがっかりしない

何かを教えるときって当然できることを期待しますよね。
できるようになるために教えるんだから当たり前なんですが…。

ただ、幼児期は体の発達ができる段階に達してないことも多々あります。

体の大きさ、筋力、神経学的な発達、説明の理解力などなど。

できそうに見えてできないこと、半年後には簡単にできること、実はたくさんあるんですね。

できない理由は、練習が足りないからだけじゃありません。

親のネガティブな感情は、子どもに伝わって自信をなくしてしまいます。

教えてみてできなくても、がっかりしないでくださいね(私はこれで何度も失敗してます…)

教え時は、子どもがやる気になったとき!

何かをできるようになる時に必要なものは、能力ばかりじゃありません。

ひょっとしたら能力よりも大切かもしれないのは「やる気」!

「やる気があれば何でもできる」は、本当かもしれないと思ったりもします。

とくに小さい子はそう。必要だから我慢して努力できるようになるのは、まだまだ先。

やる気のない子に無理矢理やらせても、嫌なイメージをもってしまうだけ。

それぞれの子どもに合った「旬」を見極めましょう!

あ、でもやる気の「種まき」は大事ですよ。

親が楽しそうにやっているところを見せたり、ちょっとできたことを褒めたり、いろんなものに触れる機会や声かけを増やしたり…。

種を100個まいても、いくつ芽が出るか、いつ芽がでるかもわからない関わりですが、子どもは案外よく見て考えているなぁと思います。

数年後に「これはあのときまいた種の芽か!」なんてことも、長女を見ているとあります。

チコリーヌ
芽がでることは期待しすぎないで、たくさん種まきしてあげてくださいね。
きっと忘れた頃に芽がでますよ~。

まとめ

まだ○○できないんだけど、うちの子大丈夫かな…
誰しもそんな不安をもちながら、子育てしていることと思います。

でも、後から振り返ったら「心配することなかったな~」ってことがほとんどです。

離乳食を全然食べなくても、ちゃんとお弁当も給食も食べてる。

1歳半健診で言葉が出なくて要観察になったけど、今はむしろ5分も黙ってられない。

いつまでもボタンがうまくできなかったけど、もうちゃんと一人で着替えてる。

三姉妹、私の心配をよそにそれぞれのペースでちゃんと成長しています。

ただ、できるようになったきっかけを振り返ると、

  • テレビの影響で興味を持った
  • 幼稚園の先生に褒められて
  • 友達と同じように遊びたくて
  • なんか知らないけどいつのまにか

なんてことがほとんど!

私がやらせようとすると、まず上手くいかない(私の圧力がすごすぎるのか…)

種まきをいっぱいして、じっと芽が出るのを待ってみてください。

そして芽が出たら、きちんと育ててあげましょう!

うちの三姉妹はほったらかしでも雑草もふくめ、たくさん勝手に育って花が咲いてます。

うちの雑草よりも、もっともっとキレイな花がたくさん咲きますよ!

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