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ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。
食べることが大好きな、我が家の3歳の娘。
ふと気づくと、少しずつお箸も使えるようになってきました。
しかし、我が家の娘がお箸を使い始めたのはまだ2歳のとき。
普通よりかなり早い段階から取り組んだものの、結構長い間きちんと使えていません。
親としてはハラハラと見守っている「娘の出来ないこと」の一つです。
なぜ私がハラハラしているかというと、実は私の父は「じいじ」と呼ばれる今となっても箸の使い方が自己流でなんだか変なのです。
そのため、私が結婚する時には両家の食事会で和食を避けなければならなかったほど。
箸が使えないことって、本人だけではなく意外と家族も恥ずかしくて、使えないことで周りから受けるマイナス評価もとても大きいものなのですよね。
なので、どうしても娘には箸や食器の扱い方をきちんと覚えて欲しいという願いが私にはあります。
将来子供が恥ずかしい思いをしないように、家庭で出来る最低限の躾としてしっかりと取り組んでいきたいなとずっと思っているのです。
我が家と同じように現在お箸トレーニングに奮闘中のご家庭や、そろそろお箸を始めようと思う…というご家庭もたくさんあるかと思います。
今回は我が家のお箸トレーニングの仕方や食事マナーの教え方をご紹介したいと思います。
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パッと読むための目次
お箸トレーニングを始める時期はいつから?
スプーンやフォークを使えるようになってから、一刻も早くお箸のトレーニングを始めたかった私は、ずっとその開始のタイミングを見計らっていました。
しかし、2歳というとやっとスプーンやフォークを使って自分で食べられるようになった時期。
箸は子供用のスプーンやフォークより先もとがっていますし、振りまわしたりあやまって刺さったりしたら危ないのではないかと、最初の頃は二の足を踏んでいました。
当時インターネットでお箸トレーニングの時期を調べたのですが、お箸トレーニングスタートに良いとされているのは、下記のタイミングでした。
①スプーンやフォークが使えるようになってしばらくしてから
スプーンやフォークを正しく使えるようになり、スプーンやフォークで遊ばないようになってから・遊ぶものではないという認識がきちんとできるようになってからお箸に移行すると良いそうです。
②ピースサインが出来るようになってから
指先を器用に動かせないとお箸は使えません。
ピースサインが出来るようになっているということは、指の一本一本がきちんと動かせているという証拠です。
③スプーンやフォークをバッキューン(手で鉄砲の形)で持てるようになってから
正しいスプーンやフォークの使い方を説明して、言われたことがわかるようになってからということも目安となるそうです。
我が家の場合も、スプーンやフォークを持たせるときに「バッキューンの形で持つんだよ」と言って、言われたとおりに出来るようになってからスタートさせました。
④お箸に興味を持ち始めてから
せっかくお箸トレーニングをスタートさせようと思っても、親の気持ちだけではただの押し付けになってしまいます。
親からの働きかけだけで素直に動ける子もたくさんいるとは思いますが、うちの娘の場合はその意思の強さから押し付けはおそらくムリ。
そのため、娘がお箸に興味を持ち始めたときがお箸トレーニングをスタートさせる時期と決めていました。
我が家の場合は、上記の①~③は早い段階で習得していたので、④の興味を持つタイミングを今か今かと待ちわびていたような状態でした。
そしてそのタイミングはある日突然やってきました。
家族で食事をしているときに、娘が私の使う箸を「自分も使いたい」と手を伸ばしたときから、我が家のお箸トレーニングがスタートしたのでした。
最初のトレーニングは子供用の矯正箸で
「娘がお箸に興味を持ち始めたときに使おう」と私が密かに用意していたのは子供用の矯正箸です。
実はずっと前から用意はしていて、いつお箸に興味を持つのかとずっと待っていたのでした。
そのため、娘が「自分もお箸を使ってみたい!」と手を伸ばしたときにはすぐにそのお箸を渡すことが出来ました。
興味を持った瞬間に、「はい!」と自分だけのお箸を手渡されたのだから、娘は大喜びです。
そして、大好きなキャラクターが付いていたことにも娘は大喜び。
その日は、初めて使う矯正箸で器用にうどんをつかんでは嬉しそうな笑顔を見せてくれて、矯正箸ってすごいなと改めて実感したのでした。
娘が矯正箸をうまく使えるようになったことを報告すると、私の実家や義両親宅でも娘の矯正箸が用意され、特に問題なく矯正箸を使いこなせるようにもなっていきました。
この頃の年齢は大体2歳を過ぎた頃だったと思います。
このときから、娘の食事の時にはスプーン・フォークと矯正箸の3種類を並べるようになりました。
矯正箸のデメリットは「使いやすいこと」
ここまでの「興味を持たせること」そして「実際に使ってみること」までは、割と順調だったと思います。
何よりもお箸を使って満足気な娘の笑顔があって、家族皆、「お箸上手いね、偉いね~」なんていいながら娘を褒め称えていました。
しかし、順調なように見えたお箸トレーニングでしたが、ここから先が思いのほか大変だったのです…。
矯正箸が使えるようになって、しばらくして、矯正箸から普通のお箸に変えるタイミングがやってくると、今までの順調さは嘘のようになかなか上手く使えない。
上手く使えないものだから、いつもこちらが根負けして「お願いだからスプーンで食べて…」とスプーンやフォークを渡したり、親が食べさせてあげたりすることも増えてしまいました。
また、「このお箸じゃなくて矯正箸が良い!」と、娘自身が普通のお箸を使うことを拒否する事も度々ありました。
私の失敗は、矯正箸は使いやすいことを見落としていたことだったように思います。
矯正箸は指を支える場所が指定されていたため、小さな子供にもどう使えば良いのかが分かりやすく、特に悩む様子もありません。
箸についているリングに指を通せば2歳の子供でも自由に使える位楽なんですよね。
ところが、いざ二本の箸を渡してみると、リングが無いとどこの指を使えばいいかはまだわからない様子でした。
一見成功したかのように思えたお箸トレーニングでしたが、実際には我が家のお箸トレーニングはここからのスタートであったように思います。
お箸トレーニング仕切り直し!我が家が取り組んだ方法
なかなか先に進まないお箸トレーニングに少々焦りを感じ始めたころ、保育園でもお箸トレーニングが開始しました。
保育園では矯正箸の使用ではなく、最初から二本の箸の使用です。
「どうしたものか…」「本当に使えるようになるのか…」と気に病んでいたものの、

そして、保育参観の際に娘と同じ年のお友達でも器用にお箸を使える姿を見たのをきっかけに、「ちゃんとやれば出来るはずだ」と改めて気合いが入ってしまった私。
この時からもう一度仕切りなおして、お箸トレーニングを1からスタートしてみることにしました。
私が仕切りなおしてから取り組んだお箸トレーニングの方法は下記の通りです。
①一緒にお箸を買いに行く
最初に与えたお箸は娘の大好きなキャラクターがついていたこともあって、娘のお気に入りでした。
しかし、次に与えた普通の箸はキャラクターなどもついていない地味目なもの。
どうせなら楽しく箸を使ってもらいたいと、このタイミングで娘と一緒にお箸を買いに行き、自分で好きなものを選ばせました。
娘が選んだお箸は猫がついているかわいらしいもの。
この日から、娘は「自分のお箸で食べたい」とお箸を使う意欲を大いに見せてくれるようになりました。
また、このタイミングで我が家にあった娘のお皿類を一新させました。
どう一新させたかというと、きちんとした作法で食べさせるために、プラスチックやメラミンの「割れないように」という配慮の下で買ったベビー用の食器類は封印。
娘のお茶碗も、コップも大人と同じように陶器やガラスのものを使い始めたのでした。
なぜそこまでしたかというと、うちの娘の保育園の食器は0歳児が使うものも含めて全部陶器。
割れる食器で食事をすることによって食器の重みに慣れ、割れるものや壊れやすいものを扱うということを学んでいくと方針だからです。
確かに割れてしまえば怪我するかもしれないですし、割れた食器を片づけることで親の手間も増えますが、お箸と同様に、正しく食器を扱うことを教えるのもこのタイミングだと思いました。
そのため、お箸と同時に娘の食器は全て買い替え、大人と同じように陶器のお茶碗やお皿を使い、子供サイズのガラスのコップを使っています。
今のところ落として割ったり乱暴に扱ったりすることもなく上手に使えています。
とは言え、子供が扱うものなので、高いものを購入して壊されても悲しいので、子供の食器類はそこまで値が張らないものをリサイクルショップの新品の食器の中から選んで購入したのでした。
リサイクルショップの食器コーナーは、結婚式の引き出物や出産のお祝いなどで貰ったような食器がとても安く購入できるのでおすすめです。
②矯正箸は一旦封印
お箸トレーニングを仕切りなおした我が家ですが、仕切り直しのタイミングから矯正箸を家での食事からは一旦封印しました。
現在うちの娘が家の中で使っているのは矯正されていない普通のお箸です。
普通のお箸はまだまだ使い方に慣れず、下手な使い方をしたりこぼしたりしていることもありますが、その都度指摘することにして、現在では家族3人で普通のお箸の習得に取り組んでいます。
しかし、せっかく用意した矯正箸を全く使わないのももったいないので、家では使わない矯正箸をどうしているかというと、外食用としていつも持ち歩いています。
外で食事をするときには子供用に子供のスプーンとフォークを用意してもらえることもありますが、子供用のお箸をおいていることは少ないので、娘用のマイ箸として利用し、外食時でも和食や中華であればお箸を使わせるようにしています。
外食時はこぼされたりするのも困りますし、うちの娘の使っている矯正箸は2本が固定されているタイプなので箸が片方なくなった…というようなこともなくて結構重宝しています。
③わかりやすいお箸の使い方の説明を考える
お箸トレーニングを始めてから、どうやったら3歳児にもわかりやすく説明ができるかを考えました。
試行錯誤の結果、下記の流れで教えるとうちの娘は理解できるようになりました。
- 「親指さん、こんにちは!」と言って親指を立てます。
- 「人差し指さんもこんにちは」、と言ってバキューンの形を作らせます。
- 「中指さんも仲間に入れて 3人揃ったらくっついた」と言って3本の指をくっつけます。
- お箸を1本3本の指でつかませます。
- もう1本のお箸を添えます
上記(1)-(5)の方法で大体のお箸の使い方の形を取らせてから、お箸や指を使いやすい位置に微調整してあげると、うちの娘の場合は何となく使えるようになっています。
④どんな料理にでもお箸を出す
お箸トレーニングの一つとして行っているのは、「家での食事が洋食であったとしてもスプーンやフォークと一緒に必ずお箸を一緒に並べる」ということです。
どんな食べ物もとりあえずお箸を使ってみて、慣れてもらうしかないと思うのです。
失敗してもうまく使えなくても、使っているうちにいつかは使えるようになるだろう…と思うので、スパゲッティであってもお箸を一緒に並べますし、まずは使わせてみて、ダメだったら別のスプーンやフォークを使わせてみるようにしています。
現在の所はたいていの場合、お箸を使っている間に疲れてしまうようでスプーンやフォークに持ち替えることが多いです。
それでも最初に頑張ってみるということが常習化してきているので、だんだんとお箸の使い方がうまくなっているようにも思います。
「考えるよりもまず体に慣れさせる」ということが大切なことであるように思います。
⑤うまく使えなくても褒めまくる
お箸がうまく使えなくても、途中であきらめてしまっても、決してそこで怒ったりしないというのが我が家の方針です。
時にはせっかく作った料理を全部落とされてしまうことも、途中で食べることに疲れて遊んでしまうということもあるのですが、怒ってもうまく使えるようになるはずがないと思っています。
これくらいの年齢の子供にとって、一番の近道は「行動を肯定してあげる」こと。
お箸がうまく使えなくても「頑張って使おうとした」という事実をまず褒めてあげることで、次も頑張ろうと思ってくれているような気がします。
私自身、あまり気の長いほうではないのですが、うまくできなくても頑張ったら褒めるということはどんなことにも徹底させています。
「あー、もう!」と怒ってしまいたい気持ちになることもないとは言い切れないのですが、今娘があきらめずにお箸を使い続けているのは、「お箸を使えば褒められる」「お母さんが喜ぶ」と思っている部分も多いと思います。
できなくても怒らない・頑張ったことを褒める、我が家のお箸トレーニングで欠かすことが出来ない鉄則です。
⑥大人が正しい食事マナーをする
娘のお箸トレーニングのため、私たち夫婦は自分たちのお箸の使い方を改めて見直しました。
また、お箸トレーニングをきっかけに、食事中の「何かを食べよう」という時の姿勢や心構えについても見直すいい機会となりました。
うちの夫も私も、結構な仕事人間のため、食事中に携帯をチェックすることが娘が食卓を囲むようになる前は結構ありました。
一緒に食卓を囲むようになったところも、いつ誰から連絡来ても対応できるようにと、食卓に携帯が乗っかっていることもありました。
しかし、お箸トレーニングをきっかけに食事するときのマナーなどを今一度見直して、少なくとも朝・昼・晩の食事の時間は携帯をダイニングテーブルに置かないことにしました。
朝のテレビは時間の把握やその日の天気、ニュースを把握するためにやむを得ないと考えていますが、夫婦二人の時はつけっぱなしだったテレビを、夜3人で食卓を囲むときには消すことにもしました。
具体的に言えば娘の食事が終わるまでの間はテレビをつけないので、娘が食べ終わった時点でつけるのですが、最初のころこそ静かだな…と思っていたものの、娘が機関銃のように喋る今となっては、テレビをつけながらの食事より賑やかです。
大人が率先してきちんとしたお箸の使い方や食器の持ち方、食べる時は食べることにだけ集中するといった当たり前のことを実践して子供に見せることで、子供のお箸トレーニングや食事のマナーにもプラスになるような気がします。
④たまに良いレストランで食事させる
我が家では外食も食育の一つであると考えます。
ファーストフードではファーストフードの食べ方があり、普通のレストランでの言動はファーストフードのそれとは異なります。
また、高級なレストランでの態度もそれらとは違うと思いますし、その違いをしっかりと教えることも躾の一つであると考えます。
そのため、お箸トレーニングの一環として、たまにいつも行くよりも良いレストランに連れていき、箸の使い方はもちろんきちんとした食器の扱い方やTPOに応じた姿勢を教えたいと思うのです。
もちろんまだ幼いため、騒いだり機嫌が悪くなったりこぼしたりすることが他のお客さんの迷惑にならぬよう個室のあるところに限られていますが、だんだんとその空気を娘も感じ取っているようで、お箸を使うことに集中してくれるように思います。
まとめ
現在の我が家の娘のお箸を採点すると、大体60点くらいだと思います。
まだまだ発展途上の最中で、完ぺきとは言い切れません。
しかし、まだまだ3歳。
娘の可能性を信じて、焦らずゆっくりと二人三脚で進めていきたいと思います。