災害の備えはどうする?乳幼児含む4人家族の我が家の防災対策をシェアします!

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あっこちゃん

2013年に第一子、2017年冬に第二子を出産したばかりの幼稚園ママです。昨年まで会社員でしたが夫の転勤もあり退職。今はママでもどこでもできるお仕事スタイルを確立すべく奮闘中です。2姉妹の育児で学んだ役に立ちそうなことをシェアさせて頂きます!よろしくお願い致します。

ママテク(@mamateku)ライターのあっこちゃんです。

水害、地震、台風と、度重なる自然災害のニュースを見るたびに「備えておかないと!」と考えている人も多いと思います。

幸いにも我が家は、今のところ大きな災害に見舞われずに生活してくることができました。

ただ、『いつ自分のところに災害が起こってもおかしくない』という意識を少しは持っているつもりです。

災害が起こったことを想像して、一番心配なのは子どもたちに辛い思いをさせてしまうことです。

そこで我が家でも災害で命を落とさないための対策と、災害後生き延びるための備えをしています。

今回は我が家が行っている「家の中の安全対策」「食糧備蓄」「防災グッズの準備」などを紹介します。

災害を経験していない身での対策なので、これで十分とは言えないところもあると思いますが、何か参考にして頂けるところがあれば幸いです。

我が家が実践している家具の転倒防止対策法

大きな地震に遭ったことを考えた時に、まず恐怖を感じるのは家具の転倒です。

幼児や赤ちゃんを育てるようになり、家にいる時間が長くなったので、会社員時代にはできていなかった家の中の安全対策をするようになりました。

我が家では、これから紹介する3つの器具を使って災害対策をしています。

我が家は転勤族で各地の賃貸物件で暮らしているので、壁に穴をあけるなど家に傷つけることができません。

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引っ越ししても次の家で使える防災グッズで備えています。

「耐震粘着マット」でテレビの転倒防止

薄型テレビが一般的になり、私が子供のときよりも画面もずいぶんと大きくなりました。
その分、安定感がなくなったようにも感じられます。

ちなみに我が家のリビングに置いているテレビは42インチです。

国民生活センターによる実験では、

転倒防止対策を実施しなかった場合、震度 5 弱相当ではテレビに大きな揺れは見られなかったが、震度 5 強相当では大きな揺れが見られ、震度 6 弱相当ではすべてのテレビが転倒し、テレビ台から落下した。
国民生活センター「薄型テレビの転倒防止対策の重要性」より引用

とのこと。

これを見ると、テレビの転倒防止対策の重要性を感じますよね。

そこで我が家では、耐震粘着マットを使って、テレビを固定することにしました。

国民生活センターによる実験では、

粘着マットを使用した場合、50V 型を除き震度 6 強相当でも大きな揺れは見られなかった。
国民生活センター「薄型テレビの転倒防止対策の重要性」より引用

とのこと。

薄型テレビ用の転倒防止マットは、ホームセンターや通販などでさまざまな種類が売られています。

価格にも幅があるので、どれを選ぶか悩みましたが、テレビの大きさや、耐荷重、パッケージに記載された「震度7相当の揺れまで耐えられる」という耐震実験の結果を見て選びました。

マットを敷いてから、娘がテレビを叩いてもびくともしなくなったので、普段の生活の中での安全対策にも役立っています。

「つっぱり棒」で本棚と冷蔵庫を固定

我が家で自分の背より高い家具家電といえば、本棚と冷蔵庫。

倒れてきたら一番怖い存在です。

さらに大きな家具・家電は転倒した場合、家の中から逃げる際に行く手を阻むこともあります。

そこで大物家具・家電を、転倒防止のつっぱり棒で対策することにしました。

つっぱり棒は家具家電の上部と天井の間に設置することで、がっちり固定できる防災グッズです。

つっぱり棒購入の際に気を付けるポイントは、家具家電と天井との距離。

つっぱり棒はさまざまなサイズが出ているので、相応しい高さの物を選ぶことが大切です。

東日本大震災の際にも、宮城県内で揺れに耐えたということなので、万が一大きな揺れに見舞われた際にきっと力を発揮してくれると期待しています。

腰から胸の高さの家具には「地震対策くん」で対策

腰から胸くらいの高さの家具も対策しました。

我が家では、台所の食器棚と、和室に設置した子供のおもちゃ棚が心配なので、クサビの原理とノンスリップ効果で揺れや転倒を防ぐタイプの器具を設置しました。

その名も「地震対策くん」です。

家具と床の間に器具を入れ込み、家具を前に傾けます。

次に家具と壁の間にできた隙間に器具を差し込むことで、揺れや転倒を防止し安定させてくれます。

つっぱり棒ほどの効果は期待できなさそうですが、設置が簡単なので手軽に備えることができました。

我が家の食糧備蓄事情について

万が一災害に遭った際に、食べ物・飲み物に困らないために我が家でも食糧備蓄をしています。

ただ、水や食料を何日備蓄するか、悩ましいところですよね…。

我が家が今生活している自治体では、最低3日分を推奨しているため、我が家では最低3日分は食糧備蓄するようにしています。

内閣府では一週間分の用意を呼び掛けていますが、一週間分となるとかなりの量になってしまいます。

あまりにハードルが高いと諦めたり先送りしたくなってしまうので、できる量から準備して、余裕があるときに少しずつ増やしていくというスタイルで備えています。

現在、我が家が備蓄している食料を確認してみたところ、現在下記の量ありました。

飲み水用 24リットル
飲まない用 24リットル
赤ちゃん用 12リットル
計60リットル
食料
インスタントラーメン/カップ麺 9個
缶詰 15個
フリーズドライ食品 18個
フリーズドライスープ 5個
レトルト食品 4個

ローリングストック法で備えるとムダがない

ローリングストック法とは、普段食べているものの中で、賞味期限の長いものを備蓄しておき、ストックしておいたものを定期的に食べて買い足していく方法です。

我が家では、非常食用として売られているものではなく、普段からおいしくいただけるものを、多めに家の中に置いておく方法で備えています。

そのため、少しずつ量も変動します。

飲料水の備蓄

飲料水は「1日1人3リットル×家族分×3日分以上」が必要とされています。

我が家の場合、4人家族なので最低36リットル必要になります。

我が家で用意しているのは、防災対策用の賞味期限の長いものではなく、普通のお水です。
理由は安いからです。

また使わないまま、賞味期限を迎えたお水も置いてあります。

賞味期限が過ぎると飲み水にはふさわしくないですが、トイレ用などに使うことができそうなので、現在飲み水としては使えないお水もそのまま保管してあります。

下の子が生まれてからは、ミルク用のお水もストックしています。

食料品の備蓄

私は、普段から一人の時のお昼ごはんにカップ麺を食べることがよくあります。
缶詰やレトルト食品も、平日のランチにすることがあります。

そのため、カップ麺や缶詰、レトルト食品をパントリーに常備しています。

常備している日持ちする食品は、お昼ごはんにしつつ、災害時に使えるように、食べたら買い足し、常にかごの中にいっぱいの状態になるようにしています。

そして最近はフリーズドライの進化がすごいですよね!

先日味噌汁を購入してみたところ、簡単なうえ、とてもおいしくて、すっかり魅了されてしまいました。

味噌汁にとどまらず、リゾット、シチュー、パスタ、丼ぶりまで、食べてみるのがわくわくするものがたくさん出ています。

我が家では、非常用にアマノフーズ-フリーズドライ バラエティセット18種類を用意してあります。

18種類入って、4,550円。つまり、一つあたり約250円。
カップ麺や缶詰に比べるとちょっと高価です。

フリーズドライ食品に入っている野菜などの栄養素は壊れにくいそうなんです。

被災したらどんな気持ちになるのか想像することしかできませんが、スペシャル感があるものを食べられれば、食事の瞬間だけでも気持ちが晴れるのではと期待しています。

また、なかなか栄養バランスまで考えて食べられる状況ではなくなってしまうと思うので、そういった面でもきっと役立ってくれるだろうと考えて用意しました。

何事もなく、賞味期限が近付いた時には、楽しみながら消費することにしています。

赤ちゃんグッズの備え

防災対策で、一番不安になるのが赤ちゃんの備えです。

大人は、最悪数日なら飲まず食わずでも何とかなると思うのですが、赤ちゃんがお腹を空かせて泣いている姿を想像するだけで胸が詰まります。

しかし赤ちゃんは離乳食もどんどん進んでいきますし、成長に応じて必要なものも変わってきます。

ローリングストック法でも、月に一度はチェックしないと、備えにならなくなってしまいます。

オムツの備蓄

次女が生まれた頃に、買い置きしていて使わなかったという長女のお友達から、Lサイズのオムツを2パックもらいました。


オムツが外れるまでは、これを非常用にストックすることに。

「大は小を兼ねる」ということで、Lサイズでは大きすぎる月齢の時も非常時はLサイズで凌ぐことに決めてストックしていました。

ちなみに以前、実家で介護用に使っていたオムツも1パックもらってきて備蓄しています。

大人用では大きすぎるかもしれませんが、これなら夫と私、4歳の長女も、トイレが使えなくて困った時に役立つかもしれないと思っています。

ちなみにオムツはパッケージを開けてしまうと湿気を含んで膨らんでしまうことがあるので、開けてしまった場合は、袋などに入れて密閉しておくことをオススメします。

おしりふきの備蓄

おしりふきは、多めに備蓄するようにしています。

赤ちゃんのお尻を拭くだけでなく、手を拭いたり、何かの汚れを落とすなど多岐にわたって活躍してくれそうだからです。

現在8パック予備を置いています。

粉ミルクの備蓄

次女は混合で育てているので、粉ミルクが必要です。

もし災害が発生して、粉ミルクが買えなくなったときに備えて、今使っている粉ミルクのほかに必ずもう1缶ストックするようにしています。

新しいミルクの缶を開けるタイミングで1缶買うことをルールに決めています。

うちの娘の場合は、1日にだいたい700ml飲むので、1缶あれば1週間は凌げそうです。

飲む量が多い場合は、これよりも多く備蓄しておくことをオススメします。

離乳食の備蓄

離乳食はどんどん進んでいくので、備蓄が最も難しいです。

基本的には粉ミルクと同じで、使う時に買い足してという形で市販のベビーフードを備蓄しています。

うっかり使い忘れて、過ぎ去った時期の離乳食を余らせてしまうこともあったので、こまめにチェックすることが大切です。

また災害時には食器を使える状態じゃないかもしれないので、スプーンが付いているものを用意しておいた方が安心です。

次女は11ヶ月になり、とりわけでも食べられるものが増えてきたので、ノンオイルのツナやサラダチキン、大人も食べられる缶詰やおかゆなども、多くストックするようにしています。

取り分け前提で準備すると、離乳食をストックするよりチェックを頻繁にしなくても良くなるので楽です。

哺乳瓶はどうする?

哺乳瓶の消毒が必要だったころは、ミルトンも多めにストックしておくようにしていました。
10カ月を過ぎて、哺乳瓶の消毒を止めたので今は備蓄していません。

ただ普段は消毒しなくて大丈夫でも、災害時に哺乳瓶を清潔に洗うことができるのか心配です。

そこで我が家では、紙コップを用意しています。

コップ飲みができるようになったので、いざというときは紙コップであげようと思っています。

まだ哺乳瓶でしか飲めない時期には、使い捨ての哺乳瓶を用意しておくべきか悩みました。

赤ちゃんがまだ小さいうちは、使い捨て哺乳瓶をいくつか持っておくと安心だと思います。

使わなかった場合は、お出かけ用に使うと便利そうです。

使い捨て哺乳瓶の価格は、5本で1,620円のものを私は検討しました。しかし、1本300円以上になるのでちょっと高価…。

どうしようかと迷っている間に、娘がコップ飲みができるようになったので結局買いませんでしたが、必要経費かなとも感じました。

小さな赤ちゃんがいる方は、検討してみてください。

命を繋ぐためのその他防災グッズ

ラジオ

災害時にラジオからの情報が役に立ったという話をよく聞きます。

私は普段からラジオをよく聞いてるのですが、もっぱらスマホで聞いてしまっています。

しかし災害時には、スマホの充電ができないことが予想されるので、災害用の物を準備しました。

ラジオを聞く習慣がなかったり、スマホで聞く癖がついていると、いざというときに災害用ラジオは持っていても聞き方がわからない場合があります。
周波数が分からない可能性も…。

ラジオは買って満足するのではなく、一度はどのようにして聞くのか、使い方の練習しておくことをオススメします。

カセットコンロ

さきほどご紹介したとおり、カップ麺やフリーズドライの製品をたくさん備蓄しているため、お湯がないとどうにもなりません。

さらに我が家の場合、まだ次女がミルクを飲んでいるのでお湯は必須。

よって湯を沸かすことができるカセットコンロが必要です。

カセットボンベの備蓄本数の目安は、カセットコンロ、ボンベ販売大手のIWATANIのホームページによると、季節によっても必要な本数は変わってくるのですが、

気温10度で大人2人の場合、1日3回食事のために湯を沸かし、飲み物を3回飲み、1日3回殺菌洗浄のためにお湯を使った場合、1日1.3本必要になる

とされています。

我が家の場合は子供が2人いるので、子供たちが大人と同じ量のボンベを使ったとすると、1日に2.6本、3日で7.8本、3本セットのボンベを3つは備蓄しておく必要があります。

いざというときにきちんと使えるように、日頃から鍋の時に使うなど、使えるかどうか確認しながら備蓄するようにしています。

懐中電灯

数年前から懐中電灯を用意していたのですが、使わずにいたら持ち手にべとべとしたものが付着してしまい、スムーズに点灯できなくなってしまいました。

そのため、最近、新しいランタンタイプの懐中電灯を購入しました。

また汚れが付着してしまうことが心配で、パッケージに入れたままにしていて、別売りの電池も一緒に備えています。

乾電池

ライフラインがストップした際に、明かりを灯したり、ラジオを聞いたりするために電池が必要です。

ただ、ずっと使っていなかった製品に電池を入れっぱなしにしておくと、電池の中身が出てきてドロドロになってしまったことがありました。

そのため電池ははずして、懐中電灯やラジオなど電池が必要な製品にマスキングテープでくっつけて保管しています。

まとめ

今回は我が家の災害への備えをご紹介しました。
こうして改めて整理してみると、不十分な点もたくさん見えてきました。

我が家の場合は、家が倒壊したり、浸水しないという前提での備えをしてしまっています。
そのため、備えたものを外に持ち出すための準備ができていません。

今後、もう一歩踏み込んでしっかり備えて行かなくてはと感じます。

防災への備えは家族の状況に合わせて、こまめに見直していくことが大切です。

何かあった時に、子供たちを守れるように工夫していきましょう。

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