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ママテク(@mamateku)ライターのあっこちゃんです。
私は親と離れたエリアで仕事をしながら子育てをしています。
しかし何かあった時に頼れる人が近くにいない場合、どうにも困ってしまうことがありますよね…。
そんなちょっと助けてほしいときに、気軽にお願いできるのが”ファミリーサポート”です。
私も今までの育児生活の中で度々ファミリーサポートを利用して、助けてもらってきました。
そこで今回はこれまでファミリーサポートに助けられてきた私が、ファミリーサポートとは一体どんなものなのか、どんな風に利用するのか、どんな点が良かったのかなどを徹底レポートしたいと思います。

ファミリーサポートセンターとは?
ファミリーサポートセンターとは、支援を欲している人(子育て中のママ)と、支援できる人を繋いでくれる組織です。
地域ごとに組織があるようで、転勤族の我が家では、これまで2ヶ所のファミリーサポートセンターに登録しました。
その2つのファミリーサポートはおおむね同じ仕組みでしたが、最初に登録したところは登録料1,000円が必要だったのに対し、2つ目に登録したところは無料など、少しずつ異なっている点もありました。
全国組織で各地域に支部があるという形ではなく、あくまでそれぞれの地域に、独立したファミリーサポートセンターという組織があるイメージのようです。
ファミリーサポートセンターで支援をしてもらう際に、お支払いする費用は1時間ごとに決められているのですが、これも組織ごとに違いがありました。
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私が利用したところは1時間800円でした。
気軽に使いやすい金額ですよね。
地域によっては更にリーズナブルなところもあるようので、気になった方はお近くのファミリーサポートセンターを調べてみて下さいね。
ファミリーサポートの会員の種類について
ファミリーサポートには3種類の会員がいます。
- 支援を依頼する「依頼会員」 … 子育て中のママ
- 支援をする「提供会員」 … お手伝いをする人
- 依頼と支援の両方することが出来る「両方会員」 … ママであり、お手伝いも出来る人
「依頼会員」は登録手続きに行けば、すぐに利用開始できます。
しかし、支援をする側である「提供会員」は研修を受けなくてはならないなど、きっちりした決まりがあります。
提供会員は活動を始める前に研修をしっかり受けていると聞き、私は安心して依頼することができました。
また支援を利用する際には出す書類がたくさんあり、実際にやってみると最初は分からないことも多かったのですが、提供会員さんがよく分かっていらっしゃるので、リードしてもらいながら利用できました。
ファミリーサポートの会員になるためには、特別な資格は必要ありませんが、条件があります。
会員の条件に関しても、利用する組織によって様々なので、条件を確認してみて下さい。
ファミリーサポートセンターに依頼できること
提供会員が依頼会員にお願いできることは、ざっくり言うと「子どもの預かり」と「送迎」です。
ただし、これもファミリーサポートの組織によって少しずつ違いました。
例えば、最初に私が登録したファミリーサポートセンターでは、病児の預かりはNGだったのに対し、2つ目に登録したところは病児もお願いできるとのことでした。
また利用できる時間帯も団体ごとに定められています。
私が利用したファミリーサポートでは、預かり場所に関しては提供会員の家と自宅の両方から選べました。
団体によって多少異なる点があるので、お近くのファミリーサポートセンターでどんなことをお願いできるのか調べてみて下さい。
ファミリーサポート利用の流れ
登録申し込み(初回のみ)
ファミリーサポートへの申し込みは、はじめに電話で予約を入れ、ファミリーサポートセンターに足を運び、書類に必要事項を記入するという流れで行いました。
ファミリーサポートセンターに行く際の持ち物は、会員証作成のための証明写真と印鑑。
活動依頼申込書、誓約書、覚書、手引書、と様々な書類を読み、サインしたり押印したりするので、なんだかんだで1時間以上かかりました。
ファミリーサポートの申込みには、時間に余裕を持って出かけることをオススメします。
ファミリーサポートの仕組みや利用方法に関しては、コーディネーターの方が丁寧に説明して下さり、さらにビデオを見て理解していくことになります。
コーディネーターさんに相談
申込をすると、どんな風に利用をしたいのかをコーディネーターさん(事務スタッフの方)に相談することになります。
要望を伝えると近隣に支援できる提供会員さんがいるか探してくれます。
そもそも提供会員が近くにいない場合には利用できませんし、提供会員の生活時間帯によって、できることとできないことがあります。
例えば、私が最初に登録したファミリーサポートセンターには、朝の保育園への送迎をお願いしたくて申し込んだのですが、朝は忙しい方が多いのでなかなか見つからないとのことで、結局利用には至りませんでした。
ただ支援を受けるのが難しい場合でも、どんなことに困っているのかを話すと、良い方法を提案してくれる場合もあるので、しっかり伝えることが大切です。
事前打ち合わせ(面談)
私が利用したファミリーサポートセンターでは、面談時にその場で提供会員さんをご紹介してくれるわけではなく、提供してくれそうな会員さんの情報を郵送してくれるというスタイルでした。
提供会員さんの書類は面談の翌日に届きました。
郵送で送っていただいた書類には、提供会員の連絡先が記載されているので、それを見て自分で連絡を入れることになります。
ファミリーサポートセンターが、事前に依頼会員(私)から連絡が入ることを伝えてくれていたので、スムーズに話は進みました。
ちなみに提供会員さんの書類が届いてから、1ヶ月間はコーディネートが有効です。
紹介してもらってから1ヶ月間を過ぎると、無効になってしまうので注意が必要です。
連絡を入れたら、面談の日を決めて実際に会ってみることになります。
依頼会員側は、子どもが嫌がったり、信頼できそうもないと判断したらファミリーサポートセンターを通じてお断りできます。
逆に提供会員側から、支援が難しそうだと判断された場合は、ファミリーサポートセンターを通じて辞退されることもあります。
無事利用が決定したら、お互いに書類を書いてファミリーサポートセンターに提出します。
尚、書類がファミリーサポートセンターに到着するまでは利用開始できないので注意が必要です。
また、幼稚園保育園などからの送迎を利用する場合には、施設に挨拶してもらう必要もあります。
うちの子が通っていた園では事前の挨拶は必要ないとされ、先生に提供会員さんのお名前を事前にお伝えしておくことでお迎えしてもらえました。
幼稚園保育園側に挨拶の必要がある場合は、その日程も考えながら利用する必要があります。
利用開始
利用が確定したら、あとは約束通りに送迎してもらうことになります。
何か途中で問題が発生した際には、連絡を入れてもらうことになります。
実際にファミリーサポートを利用してみて、2つ気になったことがありました。
1つ目は、自宅の片付け問題です。
私の場合は、自宅での留守番を依頼していたので、自宅を掃除してから出かけないと恥ずかしい思いをすることに…。
娘が散らかしたおもちゃ部屋はドアを閉めて隠していたのですが、娘が勝手にドアを開けて、汚いところを見られてしまいました(汗)
利用前には、見られても恥ずかしくない状態にしておく必要性を感じました。
2つ目は、提供会員さんの車を置くための駐車場の確保です。
初めて利用した時に、提供会員さんが車で来たのですが、停めるところがなく、有料パーキングに停めてもらうことになってしまってお金がかかってしまいました。
次に利用するときにはマンションの来客用駐車場を確保し、提供会員さんに使い方をお伝えするレジュメを作成してお渡ししました。
このように実際に使ってみないと分からないこともあるものです。
支払い・報告書受け取り
最後に報告書を受け取り、支払いをします。
報告書には、その日に娘とどんな話をしたかまで細かく記載して下さっていたので、成長記録として今でも大切に保管しています。
支払いに関しては、

あくまでお金でお願いしてるのではなく、助け合っているというスタイルを子供にも見せていくほうがよいと言うことでした。
私がファミリーサポートを利用した理由
朝早い仕事をするために登録
最初にファミリーサポートに登録したのは、朝早く出かける仕事に就くためでした。
ただ先ほども記載しましたが、朝は提供会員がなかなか見つかりにくいということで、マッチングしませんでした。
自分が希望している日時に支援して下さる提供会員さんがいるかは、ご縁と運だと感じます。
帰宅が遅くなる仕事をする際に利用
長女が3歳になった頃、私自身が仕事の都合でどうしても迎えに行けない日ができてしまったので、ファミリーサポートセンターに登録しました。
この2つ目のファミリーサポートセンターで、初めて支援を利用できることになりました。
幼稚園のお迎えが間に合わない日は毎週同じ曜日に決まっていたので、その曜日のお迎えを依頼しました。
お願いしていたのは、長女が幼稚園に入園したばかりの春から半年間、週に一回です。
幼稚園の預かり保育が終わる午後5時半に迎えに行ってもらい、家まで送ってもらって、夫が帰るまで自宅で留守番をしてもらいました。
次女の出産の際に利用
次にファミリーサポートを利用したのは、次女の出産後でした。
次女が生まれてから約1ヶ月、なるべく体を休ませたかったので幼稚園のお迎えをお願いしました。
自分の親は遠方に住んでおり、仕事をしているため、次女の出産後は来てもらうこともしませんでしたが、ファミリーサポートの提供会員さんのおかげでなんとか乗り切れました。
その時も幼稚園の預かり保育を利用して午後5時半に迎えに行ってもらい、家まで送り届けてもらいました。
ファミリーサポートを利用してみて感じたこと
複数人にお願いすると上手くいく
私がファミリーサポートセンターにコーディネートをお願いしたところ、2人の方を紹介して頂きました。
そして、2人の方と同時に打ち合わせさせて頂き、お願いすることにしました。
毎週お願いするとなると、提供会員の方に毎週その日の予定を空けて頂かなくてはなりません。

また産後の利用時には、平日毎日1ヶ月間お願いしたので、さらにもう1人ご紹介頂き、毎日支援して頂きました。
私自身でも、もしファミリーサポートのほうで支援が受けられない日には長女のお友達のママにお願いするなど、バックアップも考えていたのですが、どうにか予定をやりくりして下さり、大変助かりました。
支援を何度も受けたい場合には、何人かお願いできる方がいると安心だと感じます。
ちなみに何度も利用していると、困った時に『ファミリーサポートセンターよりも先に直接提供会員さんにお話した方が早い』と感じることがありますが、それはNGです。
私が利用していたファミリーサポートセンターでは、直接やり取りをしても支援の前に申請してくれれば良いというスタンスでしたが、ファミリーサポートセンターを介さずに支援し合うことは禁止事項となっています。
ファミリーサポートセンターに届け出がされずに、預かりや送迎をしてもらった時に何かトラブルがあったら仲裁できなくなってしまうためです。
忙しいときこそ、丁寧に依頼することが大切だと感じます。
子供が迷惑をかけることも…
支援をお願いしていた幼稚園の送迎は、基本的に徒歩でお願いし、雨の日はタクシーを使ってもらっていました。
長女が通っていた幼稚園は、毎日行き帰りは徒歩だったので、歩けないことはありません。
ただ、幼稚園から家までは子供の足で30分ほどかかります。
普段は歩けてもお迎えが5時半になると、3歳児だった長女は途中で眠くなってしまうも…。
親だと頑張って歩かせるところですが、提供会員の方は「可哀そうだろうから」と抱っこして下さったこともありました。
かなりご負担をかけてしまったので、途中からガソリン代をお支払いして、提供会員さんの車を使ってもらったり、ベビーカーに乗せてもらったりするなどしました。
ちなみに車での送迎も可能ですが、その際には別途ファミリーサポートセンターに申請が必要になります。
この他にも、送迎中には途中でトイレに行きたくなってコンビニに寄ったり、お水を飲みたがって買ってもらったりと、娘のわがままに対応してもらいました。
とても助かりありがたかったのですが、ずいぶんとお手を煩わせてしまい申し訳なかったと感じています。
なるべく先回りして、提供会員さんにご負担をかけないように準備しておくと気持ちよく利用できます。
育児のアドバイスを受けられる
提供会員さんは、私の母くらいの年齢の方が多いです。
私が支援頂いた方も、私と同じくらいの年齢のお子さんがいて、孫はうちの娘と同じくらいか、もう少し大きいかという感じでした。
そのため、自然と話の流れで育児の悩み相談や、それに対してアドバイスを頂くことも…。
特に産後に利用した際にはゆっくりできたうえ、次女が生まれたばかりで不安な時期に、毎日のようにファミリーサポートの提供会員さんと少し立ち話をすることができたことで、気持ちを楽にしてもらえました!
孫のようにかわいがってもらえる
ファミリーサポートの提供会員さんは、娘をとてもかわいがってくれました。
一生懸命話を聞いてくれたり、手作りのクラフトをプレゼントしてくれたり嬉しかったです。
たくさん迷惑をかけてしまったのも関わらず、毎回会うのを楽しみにしてくれ、素敵なつながりになりました。
まとめ
以上、今回はファミリーサポートを利用した体験談をご紹介しました。
我が家は転勤族なので、支援していただいた提供会員さんとはその後お別れすることになってしまったのですが、引っ越しの前にご挨拶にいき、お別れもきちんとさせて頂きました。
そのくらい、素敵な関係性を築くことが出来ました!
ファミリーサポートセンターを利用して、良いご縁ができ、子どもをお任せできるようになると、育児をしている中で気持ち的にもとても楽になれます。
まだ使ったことがない人は、ぜひファミリーサポートへ登録するところから始めてみてください。
子育てが少し楽になるかもしれませんよ。