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ママテク(@mamateku)ライターのMeow-Meowです。
『ベビーモニター』という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
簡単に言えば、“赤ちゃん用の監視カメラ”で、赤ちゃんがねんねしている部屋にカメラを置き、ママやパパがリビングや隣の部屋からモニターで見守るというアイテムです。
最近、このベビーモニターを取り入れる家庭が増えているようです。
わが家では、わが子が二か月のときに初めてベビーモニターを購入し、使い始めました。
ベビーモニターを使ってみての感想は、一言でいえば「まさに、神アイテム!」
そう言ってしまうほど、とても重宝しています。
ベビーモニターを使い始めて約1年。
とても便利な反面、注意すべき点や、場合によっては深刻なデメリットとなることもあることにも気づきました。
今回は筆者の経験をもとに、『ベビーモニター』の選び方や効果的な使い方、メリットとデメリットをまとめてみました。
ベビーモニターを検討中の方、ベビーモニターを知らなかったという人にも、参考にしていただければ幸いです。
パッと読むための目次
『ベビーモニター』とは?
『ベビーモニター』とは、冒頭で書いたように、別の部屋にいる赤ちゃんをモニター越しに見ることのできる“監視カメラ”の役割を果たすものです。
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赤ちゃんを別の部屋に寝かせ、お昼寝中にママは家事を済ませるというスタイルの家庭も多いでしょう。
このとき、赤ちゃんの様子が心配で何度も見に行ってしまうというママもいると思います。
そんなときにベビーモニターで赤ちゃんの様子を見ることができれば、作業の手を止めることなく、安心して家事に集中することができます。
- 何度も赤ちゃんの様子を見に行かなくて済む。
- そのぶん、家事が捗り、自分時間がとれる。
- 一人ねんねの練習ができる。
- 少し大きくなれば、別の部屋でひとり遊びをさせられる。
普通の“監視カメラ”と何が違うのかというと、カメラやマイクといった基本的機能に違いはないですが、育児に特化した使いやすい設計・各種センサーなどが付加されているところが違うのかなと筆者は思います。
ベビーモニターと似たもので介護用のモニターというのもあり、併用できるものや代用できるものもあります。
ベビーモニターにはこんな機能がついているものも!
ベビーモニターには、カメラ機能だけでなく、さまざまな機能のついたものも販売されています。
例えば…
- 赤ちゃん側からの音声受信機能(鳴き声が聞こえる1wayタイプ)
- 赤ちゃんと通話ができる(2wayタイプ)
- 外出先のパパも、スマホから見られる
- 暗闇でも見える
- 赤ちゃんの呼吸、部屋の温度などをセンサーで感知し、以上があればアラームで知らせる
- 赤ちゃんの動きにカメラが自動でついていく
- (今回はこれについてはあまり触れませんが)カメラなしで音声のみのシンプルなタイプもあり
など、病院で使われる医療機器さながらの機能がついていることに驚かされます。
中には音声のみ、映像と1way音声のみのシンプルなタイプだと4000円位~ありますが、多機能になればなるほどベビーモニターの価格は高くなります。
音声だけでは何をしているか分かりませんし、声を出せない危険な状態に陥っている場合も考えられるので、筆者は最低限カメラ映像つきのものをおすすめします。
しかし「通話ができる」といっても、電話のようにクリアな音声ではなく、だいぶ音割れしていたり、途切れ途切れだったりするものが多いようです。
筆者なら、もし赤ちゃんに話しかける必要性が生じたならベビーモニター越しではなく、同じ屋根の下にいるのですから部屋まで行くと思います。
通話機能は補助的なものと考えた方が良さそうです。
また、赤ちゃんの呼吸や温度を感知するシステムを搭載しているベビーモニターもありますが、これも完ぺきではないようです。
医療機器のように厳格なテストを受けている商品ではないので、映像以外の機能はどれも“付加価値”としてとらえた方がいいかもしれませんね。
わが家がベビーモニターを導入したきっかけ
筆者がベビーモニターを導入したきっかけは、わが子が生後二か月のときにマイホームに引っ越したことでした。
それまではアパートだったので、隣の部屋に赤ちゃんを寝かせて、扉を少し開けておけば様子が分かったのですが、マイホームは二階建て。
わが子の寝室は二階になりました。
下に降りてきた途端に泣き出したので再び二階に引き返し、やっと寝たと思ったら心配になって10分ごとに見に行く…そんな生活が続き、1日に何十回も階段を上り下りするのはとてもしんどかったです。
また、ベビーベッドは使わず、布団を敷いてみんなで寝るという寝室の環境も理由のひとつです。
その後、ベビーモニターを寝室に置いてみると、すぐ目の前にわが子がいるように感じられ、見に行かなくても手に取るように様子が分かるので「これぞ神アイテム!」と拝みたくなるほどでした。
ベビーモニターはどんなときに使う?
わが家では基本的に、寝室で寝かせるときにベビーモニターのスイッチをONにします。
低月齢の頃は、午前中のねんね・午後のねんね・夜のねんねと1日3回使っていました。
昼間はわが子がお昼寝している間に、家事をしたり、ひとりの時間を愉しんだり。
夜寝かしつけたあとは、夫婦でゆっくりご飯を食べたり、リビングでベビーモニターを時々確認しながらくつろいでいます。
1歳3か月を過ぎた現在では、ひとり遊びブームの真っ最中なので、自分から「二階に行く」と指させば連れて行き、遊んでいる様子をベビーモニターで確認しつつ洗濯をしたり、料理をしたりと、ベビーモニターのおかげで短時間の家事をこなせるようになりました。
また、実家に帰省するとき、旅行先にもたまにベビーモニターを持って行きます。
コンセントに差し込むだけなので、どこでも簡単に設置できるからです。
おかげで、わが子のお昼寝中はちょっと離れた部屋で、みんなとわいわいがやがやできます。
ベビーモニターを使い始めて、よかったこと
ベビーモニターを使いはじめてから家事が捗り、自分の時間がとれるようになったのはもちろんなのですが、それ以外にもベビーモニターのメリットかな?と感じたことがあります。
夜泣きをしなくなった
生後6ヶ月を過ぎた位でしょうか、昼でも夜でも、毎日寝ながら泣くようになりました。
寝ていたはずなのに急に泣き声が聞こえれば、「何かあったのかな?」と心配になり駆けつけると思うのですが、わが家はとりあえずモニターを確認し、危険がないかを判断していました。
大体の場合、ぐっすり眠っていたはずなのに突然泣き出すというパターン。
そんな時は、すぐに駆けつけても逆効果(わが子の場合です)
わが子は逆に目がさえて遊びだし、眠ってくれなくなるのです。
なので、布団にからまって泣いている、起き上がってギャン泣きしている、などの場合以外はモニターを見ながら、しばらく様子を見ていました。
すると、5分しないうちに泣き止んで、何事もなかったかのように寝るのです。
だんだん夜泣きは減り、1歳前後になると、ほとんどしなくなりました。
ひとり寝ができるようになった
わが子は10ヶ月頃から“ひとり寝”ができるようになりました(ここで言うひとり寝とは、寝かしつけをしないで一人で眠りに入れるという意味で使っています)
この頃のわが子は、寝かしつけの添い乳も抱っこもトントンも効かなくなり、寝室で一緒にいるだけでテンションが上がってはしゃいでしまうようになったので、ためしに静かに部屋を出て一人にさせてみました。
すると、わが子はお気に入りの枕を抱いて、すやすやと寝てしまいました。
それ以来筆者は、寝る前に寝室で少し遊んでから、「おやすみ~」と言って部屋を出ています。
たまに「行かないで~!」と泣くときもありますが(多分まだ遊び足りなくて眠くない時)、ほとんどの日はすんなり寝てくれます。
おそらくベビーモニターがなければ、思い切って一人にさせるという選択はできませんでした。
また、一人にさせたとしても、気になって何度ものぞきに行き、わが子に見つかって逆に泣かれるというパターンに陥っていたと思います。
育児を楽にしてくれるベビーモニターさまさまな毎日です。
ベビーモニターを選ぶうえで重視したいポイント
筆者がベビーモニターを選ぶうえで重視したポイントは、以下の通りです。
惜しくも予算が合わず断念しましたが、つければ良かったと後悔した機能もあります。
「マストな機能」「これがあれば便利な機能」「付加価値としてついていれば良いなと思う機能」に分けて紹介したいと思います。
- 赤ちゃんの寝ている部屋が真っ暗でも写るかどうか
- 赤ちゃんの泣き声が聞こえるかどうか
- ワイヤレス
- 充電式
- スマホで映像が見られる
- 赤ちゃんが動いても自動で追いかけたり、遠隔操作でカメラを動かせる
- 映像がきれい、高画質、カラーなど
- 映像をパソコンやSDカードなどにデータ保存できる
もし予算が許すのであれば、すべて兼ね備えたベビーモニターを買いたいくらい、どれも欲しい機能です。
しかし、カメラ遠隔操作やスマホでも見られるものは、それらがついていないカメラに比べて5000円~1万円ほど高くなる場合もあり、わが家は断念しました…。
「マストな機能」だけおさえていればベビーモニターとして使うのには問題ないと思います。
では、ベビーモニターを選ぶうえで外せないポイントをひとつひとつ説明していきたいと思います。
暗視機能:暗闇でも見える
「夜は一緒に寝るので、カメラはお昼寝中のみ使う」という方は気にしなくてもいいかもしれませんが、筆者はわが子が寝たあとに夫とふたりで夕食を食べるので、この暗視機能は絶対外せませんでした。
スマホのカメラで夜景を撮影しようとすると分かるように、普通のカメラは暗くなると何も映りません。
暗闇の映像をカメラで映すためには、特別な赤外線機能が必要になります。
この機能があれば、人間の目で認識するのも難しい真っ暗闇のなかでも、赤ちゃんの姿をモニター越しに見ることができます。
わが家のベビーモニターにも赤外線暗視機能がついていますが、白黒ではあるものの想像していたよりずっとはっきりした映像が観られます。
ベビーモニターの用途を考えれば、ほとんどの機種についている機能だと思いますが、購入の際は一度確認してみるといいでしょう。
音声機能:鳴き声が聞こえる
わが家のベビーモニターは、何か音を検知すると、モニターからそれが聞こえるだけでなくモニターのランプが赤く点灯します。
ぐずっているだけの声量だと1つか2つ、大泣きしている状態だとすべてのランプが真っ赤に光っています。ランプの数が多くなる=大きな音です。
このランプ機能は、たとえば洗い物をしていてモニターの音声が聞こえづらいときにも、「あ、泣いてる!?しかも大きな声で!」とひと目で分かるので便利だと思いました。
ランプ機能はなくとも、赤ちゃんの音声が聞こえる音声機能は必須だと感じます。
四六時中モニターを見ているわけにはいかないので、泣いていても聞こえない部屋にいるときなどは音声機能が必要になります。
また、あたかもモニター越しでは寝ているように見えるのですが、顔を向こう側に向けて泣いているときもあります。
ワイヤレス・充電式(コードレス)機能
ワイヤレスというのは、カメラの映像を電波で飛ばし、モニターで受信して映すことです。
電波の届く範囲であればモニターをどこでも持って行けるので、隣の部屋でなくとも、1階と2階でも見ることができます。
ちなみにわが家のベビーモニターは、庭でも駐車場でもOKでした。
とても便利なのですが、自宅のWi-Fi環境と干渉してしまうケースもあるようなので、電波帯(周波数)を確認して購入しましょう。
2.4GHzといった数字が同じだと干渉して電波が乱れるようです。
また、わが家のベビーモニターは充電式です。
コンセントにつながなくても、カメラとモニターそれぞれ単体で動作します。
たとえば赤ちゃんを一時的にいつもと違う部屋で寝かせる場合に、コードを気にせずカメラをどこでも置けるし、赤ちゃんが寝ている隙に庭いじりやシャワーを浴びたいときなどにも、モニターをどこでも持って行けるため便利ですよ。
筆者は旅行先や、実家に帰省する際にも持って行きました。
ただ、わが家のベビーモニターはバッテリーが7~8時間しかもたないため、毎日充電しないといけないので、結局普段はコンセントにつないで使っています。
スマホで映像が見られる
上で書いたワイヤレス機能と同じですが、カメラの映像を自宅のWi-Fiにのせることで、インターネット上でその映像をどこからでも見ることができるようになります。
まさか赤ちゃんをおいて外出することはないと思うので、これは家にいる以外の人(たとえば会社にいるパパなど)が「わが子は今頃どうしているのかな?」と様子をみるために作られた機能なのかなと思います。
わが家のパパが「会社で寝顔を見られたら仕事がんばれそうだなあ」と言ったので、この機能つきを探していましたが、予算が合わずあきらめました。
もしこの機能があれば、赤ちゃんが寝ているときだけでなく、遊んでいるときなどにもカメラをONにしてパパに様子を伝えることができますね。
お留守番ができるくらいの年齢になれば、留守番中の見守りにも使えると思います。
ベビーモニターの用途の幅が広がる利点があると同時に、公共の電波を経由するということはセキュリティの設定に気を遣わないとなりません。
メリットやデメリットを理解したうえで購入するようにするといいと思います。
自動追尾機能、遠隔操作機能
寝返りやハイハイをする頃になると、赤ちゃんはカメラに写らないところに行ってしまうことがあります。
部屋全体を見渡せる高い位置にカメラを設置することができれば要らない機能かもしれませんが、わが家のベビーモニターは視野がそれほど広くないので、2mの位置に置いても部屋の半分ほどしか映りません。
わが子はとくに寝相が悪かったので、すぐにフレームアウトし、姿は見えないけれど泣き声が聞こえる、ということもよくありました。
そんなときに便利なのが、センサーで動くものを感知し、自動で赤ちゃんのあとを追いかける機能です。
これがあれば、少し大きくなって動き回る頃に、一人遊びを見守るという用途にも使えますね。
また、モニター側から遠隔操作でカメラを動かせる機能のついたベビーモニターもあります。
カメラに写らないところに行ってしまうと、ベビーモニターの意味がなくなってしまいます。
「見えないところでうつぶせになっていないかな?」と、一時期はのどから手が出るほど欲しかった機能でした。
その他、付加価値
上で“付加価値”“補助的な機能”について述べました。
本来の主たる目的である「見守り」とはちょっと違う「なくてもいいけど、あればうれしいなあ」という機能です。
筆者は、わが子の寝顔が大好物です。普段はうるさいけど、寝顔だけはまるで天使のよう。きっとそう思うママも多いと思います。
でも、寝顔をちゃんと写真におさめるのは、意外に難しいですよね。
シャッター音で起こしてしまうかもしれないし、夜は暗くて写りません。
筆者も、起こさないように恐る恐る写真を撮りに行っています。
そんなときに嬉しいのが、高画質で映像が保存できるベビーモニター。
わが子がひとりで遊んでいる様子を撮影できるところもいいですよね。
ベビーモニターはさまざまな種類が販売されていますので、自宅の環境や、生活スタイルに合ったものを選ぶといいと思います。
わが家のベビーモニターをご紹介
ちなみにわが家のベビーモニターは、BM-C2501という少し古い機種です。
機能はシンプルで、
- カメラ(映像)
- 音声(2way)
- ワイヤレス
- 充電、電池でも動く
これだけです。
1年使ってみて、上での述べたように自動追尾機能や遠隔操作機能が欲しいと思った時期もありましたし、スマホで映像が見られたら…と今でも思うことはありますが、贅沢を言わなければこれで十分だとも感じます。
テレビにつないで映像を映す機能や、モニター側(ママ側)から赤ちゃんへ話しかけることもできるようですが、一度も使っていません。
これ以上の機能がついていたとしても、結局めんどくさくて使わなかったかもしれません。
いろいろ書いてきましたが、特別こだわりがなければ、基本的な機能だけのリーズナブルなベビーモニターでも十分“神アイテム”だと思います。
ちなみに筆者は、当時「長期間使えるアイテムかどうか分からなかった」ので、ためしに中古品を購入してみました。
時々フリーズしたり、電波が途切れますが、予想外に重宝しているので、きっと壊れるまで使うと思います(笑)
ベビーモニターのデメリットって?
一見、ベビーモニターにはメリットしかないように見えますが、筆者が1年間使ってみて感じたのは、使い方によっては逆に赤ちゃんを危険にさらしたり、慢性的なデメリットになってしまうこともあり得るということです。
ベビーモニターを使うことでどんなデメリットがあるのか、筆者自身の「ハッとした」エピソードと一緒に紹介します。
ベビーモニターに頼りすぎて、危険を見逃してしまう
わが子がちょうど寝返りを始めた頃のことです。
寝返りはできるようになったけど、“寝返りがえり”ができない、つまり仰向けからうつぶせになったまま戻れないという時期がありました。
ある日わが子を寝かしつけて、ベビーモニターでもぐっすり眠っていることを確認し、筆者自身も疲れていたのか階下のリビングでうとうとしていました。
夢うつつに変な声が聞こえるな~と思っていましたが、突然ハッとしました。
ベビーモニターを見ると、わが子がうつぶせになっています。
急いで二階に上がると、顔じゅうを涙と鼻水だらけにしながら泣いていました。
お昼寝から目覚めて寝返りをし、うつ伏せから戻れなくなっていたのです。
顔を横に向けてうつ伏せになっていたので大事には至りませんでしたが、身動きが取れず泣いていたようです。
ベビーモニターがあるから、と安心して自分も寝てしまっていたことを反省しました。
せめて声が聞こえる隣の部屋にいれば良かったのです。
モニターを通して聞こえる声は、夢うつつではわが子の声と認識できませんでした。
また最近では、お昼寝から起きたわが子が取り込んだ洗濯物で遊んでいて、モニターで見ているし危険はないだろうと思っていたのですが、突然火がついたように泣き始め、びっくりして駆けつけると、ハンガーに腕がはまって抜けなくなっていたという出来事がありました。
ベビーモニターがあるから、と油断してはいけませんね。
ベビーモニターの機能を過信してしまうのは危険
ベビーモニターは、映像・音声・センサーなどで赤ちゃんの状態を知ることができるようになっています。
しかし、「ベビーモニターとは?」でも書いたように、その精度は医療機器ほどではありません。
あくまで家庭用であり、医療機器のように赤ちゃんの生命を護る・維持するために作られたものではないので、誤作動が起きる可能性は医療機器と比べると高いと考えられます。
わが家のベビーモニターは古いタイプだからか、映像が時々フリーズします。
ベビーモニターから聞こえる雑音(エアコンや加湿器の音)がピタッと止まる時があるのですが、そういうときは映像も一時停止ボタンを押したように静止状態になっています。
大体数分で復帰しますが、わが子が寝ていて微動だにしないでいると、「まさかフリーズしたままの映像じゃないよね?」と確認しています。
また稀にですが、赤ちゃんの位置によっては、音声を拾いにくかったり、赤ちゃんの動きをセンサーが感知できなかったりする場合もあるようです。
ベビーモニターを通して見る映像は、どこか現実味が希薄になります。
わが子に変わりないのですが、すぐ隣にいる感覚とは違って、表情や息遣いを感じることができません。
ベビーモニターを過信しすぎず、気になることがあれば自分の目で確かめることも大事かなと感じます。
ベビーモニターで逆に心配が増えてしまうことも
上のふたつと似ていますが、ママがベビーモニターの前から離れられなくなるという状態です。
モニターの中のわが子がまったく動かないため、「息をしているのかな?」と不安になって結局何度も部屋に見に行ってしまえばベビーモニターの意味がありません。
また、ベビーモニターが気になって数分に1回確認しないと気が済まず、何も手につかないというママさんもいるようです。
モニターがあることで、生活に支障を来してしまうのであれば、一時的に使うのをやめるという手もありますよ。
放置が常態化してしまう
ベビーモニターのデメリットとして、これが一番大きいと筆者は感じます。
寝かしつけをしてスイッチをONにし、起きたら迎えに行ってスイッチをOFFにする、というのが一番効果的な使い方だと思いますが、慣れてしまうと家事の途中でわが子が起きても「ちょっと待ってね~」と少し放置してしまうことがよくあります。
ベビーモニターで見ると、ひとりで遊んでいるようなので「大丈夫大丈夫」と安心し、30分以上放置してしまうこともありました。
しかし、「危険じゃないから大丈夫」「泣いていないから放っておいてもいい」ということではないと思います。
しばらく放置したあとで迎えに行くと、泣きながら駆け寄ってきたことがありました。
上でも書きましたが、ベビーモニターを通して見ると、“カタチ”“音”は伝わりますが、“感情”は伝わりにくいです。
それに、ベビーモニターを見ているママの方は、わが子の様子が見えているので安心できますが、赤ちゃんからはママの姿は見えません。
カメラの向こうからママが見守っている、ということもまだ理解できません。
ベビーモニターは一方通行なのです。
「ちょっと待ってね~」と言ったところで、独り言に過ぎないのですね。
- 待たせるのであれば、直接「ちょっと待ってね」と言いに行く
- 長時間・常習的に放置はしない
などの約束を決め、守れないのであれば、ベビーモニターは使わない方が良いのかなと筆者は思いました。
まとめ
『ベビーモニター』のような機械に頼る育児は、「赤ちゃんを放っておく」というイメージや、楽をするようで反対だという意見もあります。が、時代は変わってきています。
かつてはおじいちゃんやおばあちゃん、歳の離れたきょうだいや近所の人などがみんなで赤ちゃんを見守ってくれていました。
家も平屋が多く、誰かがすぐ隣の部屋にいるという環境でもありました。
それが今では核家族化し、平日はママひとりが赤ちゃんをみなくてはいけないという家庭が大半ではないでしょうか。
ママは一人しかいません。赤ちゃんが寝ている間ずっとそばで見ているわけにはいきません。
家事や自分時間の確保、きょうだいの世話など、やるべきことがたくさんあるのです。
昔よりもママの育児負担が何倍にもなっている現代、「楽をする」というのではなく「負担を軽減する」ために『ベビーモニター』に頼るのもひとつの手ではないかと思います。
“育児の神アイテム”ともいえるベビーモニター。
一戸建てで二階に赤ちゃんを寝かせている家や、きょうだいのいる家であれば、ぜひ使ってみてほしいです。
しかし、便利な道具には、必ずメリット面とデメリット面があります。
それぞれの面を理解したうえで、購入を検討してみるといいと思います。