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ママテク(@mamateku)ライターのmisakichiです。
現在、2歳7ヶ月になる息子は食べることが大好きで、周りの人達からも「たくさん食べられて良いね」と褒めて頂くことが多いです。
現在進行形のイヤイヤ期の息子ですが、食事は嫌がらずに楽しそうに食べています。
しかし、離乳食が始まってからずっとそうだったのかというと、実は息子は離乳食が大嫌いな時期があり、離乳食の時間になると泣き叫び、抱っこしながら無理矢理食べさせる毎日でした。
せっかく時間をかけて作った離乳食を口から吐き出して泣き叫ぶ顔を見ると、こちらも一緒に泣きたくなってしまうくらい悲しく、途方にくれる毎日でした。
どうして現在は食事が大好きになったのか、食事環境が落ち着いてきた今、冷静なって思い返してみると、いくつか思い当たることがあります。
そこで今回は、離乳食を食べない息子に私が実践して効果のあった方法を紹介していきたいと思います。
少しでも離乳食が楽しく食べられるようになり、お母さんたちの負担が少なくなるお手伝いができればと思っています。
パッと読むための目次
生後8ヶ月頃。突然離乳食を食べなくなった息子
まず、離乳食を始めたのは5ヶ月の頃でした。
初めて見る食べ物に驚きながらも少しずつ口に入れ、食べることは嫌ではなさそうでした。
おかゆや、にんじん、かぼちゃ、さつまいもなどをトロトロに加工した物を食べさせていました。
順調に離乳食が進んでいるように見えましたが、ある日突然、離乳食を目の前にすると泣き叫ぶようになってしまいました。
その頃の息子の年齢は8ヶ月頃でした。
口にスプーンを近づけても口を開けず、全く食べなくなってしまいました。
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硬さが月齢にあっていないのかと思い、柔らかくしたり、少し固めにしたりと試行錯誤しましたが、息子は離乳食の時間になると泣き続ける毎日でした。
様々な食材を試してみるものの、息子の様子は変わらず、離乳食を食べない理由が思い当たりませんでした。
どうしたらいいのかわからず、途方にくれる私でした。
毎日の離乳食作りが苦になり、とても辛かったことを今でも覚えています。
幸運なことに、市で開催される離乳食作りの講習会があり、そこで息子の離乳食について相談をすることができました。
講習会講師からの驚きのアドバイス…
講習会に参加した私は、講師の先生に離乳食時の息子の様子を相談してみました。
すると先生は、
半信半疑で、私は息子が手掴みしたくなるような離乳食を作ることにしました。
恐る恐る息子の前に離乳食を差し出すと、息子はおもむろに離乳食を手に取り、口にパクリと放り込みました。
私は嬉しくて、思わず息子の前で拍手をして褒めました。
すると、褒められてさらに気をよくした息子はまたパクリと口に離乳食を入れるのでした。
そんな息子の様子を見ていた私は、はっとあることに気が付いたのでした。
食べさせることばかりにこだわり、いつのまにか息子にとっては楽しい食事環境ではなくなっていたことに気がついたのです。
確かに先生のアドバイスの通り、息子は自分の手で離乳食を食べたがっていました。
息子が自分で食べられた時の嬉しそうな表情、褒められた時の少し得意げな表情を見た時、食事をする時は栄養を取るだけではなく、食自体を楽しむことを教えてあげなくてはと強く感じたのです。
先生のアドバイスをきっかけに、大切なことに気が付くことができた私は、食生活の環境作りに取り組むことにしました。
それからというもの、私は息子が手に取りたくなるような離乳食を試行錯誤して作るようになりました。
そして、息子が口に入れると、少し大げさに笑顔で褒めるように心がけました。
すると、息子は得意げな顔をして離乳食を口にするようになり、泣くことも徐々になくなり、笑顔で食べられるようになりました。
そんな息子を見ていると、私も自然と笑顔になり、心に余裕を持てるようになりました。
心に余裕が持てるようになると、離乳食を食べられなかった時でもイライラすることがなくなり、次は違う物を作ってみようという意欲が湧いてくるようになりました。
息子のお気に入り手掴み離乳食はこれ!
息子の食生活が変わるきっかけになった、息子がお気に入りの手掴み離乳食を2つ紹介したいと思います。
まず1つ目は、かぼちゃの寒天です。
かぼちゃを柔らかくなるまで電子レンジをかけ、裏ごしします。
裏ごしをしてなめらかになったかぼちゃに粉寒天と水を適量混ぜ、製氷器に流し、冷蔵庫で冷やし固めれば完成です。
我が家では、たまたま持っていたクマの形をした製氷器に流し固めていました。
お手持ちの容器なら何でも大丈夫ですが、目を引く形をしていると、子供も喜んで手掴みしてくれると思います。
2つ目は柔飯のおやきです。
ご飯は月齢に合わせた硬さの物を用意します。
ご飯だけでも大丈夫ですが、我が家ではサッと湯通ししたシーチキンを柔飯にまぜていました。
お好みの具材を混ぜた柔飯をクッキングシートに小判形に平らになるように潰して載せ、トースターで表面が固まるまで加熱すれば完成です。
ベチャベチャとした食感の柔飯が苦手な息子も、おやきにするとパクパク食べられるようになりました。
少し手間ですが、慣れると数分で作れてしまうレシピばかりです。
普段の離乳食の中に、1つでも手掴みできる物を加えるだけで、ぐんと食事の時間が楽しいひと時に変わりました。
お母さんがイライラしない食事環境を作ろう
私が参加した離乳食の講習会では、食事の時間は母子共に楽しい時間を過ごせるようにすることが大切だと教えて頂きました。
私は、床や服が汚れてしまうと気になってしまう性格なので、まずは自分自身がイライラしないように、食事の環境を整えることにしました。
手掴みで食べると、どうしてもポロポロと食べカスが溢れてしまい、床が汚れてしまうことが気になります。
それに加えて、たくさん落としてしまうと、食べる量が減ってしまうのも気になります。
落としてしまうことを想定して、たくさん離乳食を作れば良いのかもしれませんが、当時は食べるかどうか分からない物を大量に作る気にはなれませんでした。
そこでまず、息子のイスの下に新聞紙を引くようにしました。
食べ物が落ちても床は汚れませんし、食べ終わったらさっと畳んでゴミ箱にポイっと捨てるだけなので、全く負担になりません。
さらに、皿の下に子供専用のシートを引くようにしました。
シートには、机からはみ出して、受け皿になるトレイがついているので、口や手から溢れ落ちた食べ物が受け皿に溜まる仕組みになっています。
食べ物が床に落ちることが少なくなり、もし床に落ちてしまっても新聞紙が引いてあるので、全く気にならなくなりました。
その上、受け皿に溜まった物を息子は自分の手で取って食べるようになり、落ちた分の食事が減ってしまう心配もなくなりました。
このシートは食器用洗剤で洗うことができるので、食器と一緒に洗っておけば、何度でも清潔の状態のまま使うことが可能です。
シリコン製でできている商品なので、皿がシートで動きにくくなり、手が当たって溢れてしまうことも防ぐ事ができて一石二鳥です。
そして、食事の時に息子がつけるエプロンは、汚れの落ちやすい素材のエプロンや、シリコン製でできた食器用洗剤で洗えるエプロンを使用するようにしました。
そして、エプロンにも食べこぼしをキャッチするポケットが付いているタイプを選びました。
シートの受け皿と、エプロンのポケットで食べ物を受け止めるので、二重に対策をすることができ、さらに床に落ちる心配が減りました。
そして、エプロンの汚れは簡単に落とすことができるので、洗濯で苦労することもありません。
ずっと清潔さを保ったまま使用することができるので、離乳食から使っているエプロンは2歳になった今も買い換えずに同じものを使用しています。
また、息子のエプロンだけではなく、自分も服が汚れないようにエプロンを着け、シミになっても気にならない服装をするようにしています。
手が汚れたまま服を引っ張られることは日常茶飯事なので、自分も汚れても良い服を着ているだけで、イライラすることが減りました。
ほんの少しの工夫をするだけで食事環境が整い、心に余裕を持つことができるようになりました。
私に余裕ができ、離乳食を食べる息子を笑顔で見守ることができると息子も安心するのか、どんどん手掴みで食べ進め、手掴みしにくい食材でも自分から手に取って食べるようになりました。
そしていつのまにか、食事の時間になると「やったー!」と喜ぶほどの食事好きの息子に成長していました。
いつまで手掴みを続けるのか
無事に離乳食を卒業後し、幼児食へと移り進んだ息子ですが、いつからスプーンやフォーク・箸を使わせると良いのか気になるようになりました。
せっかく食事を楽しむことができるようになった息子に、無理やり手掴みをやめさせることはしたくはありませんでした。
私がお世話になっている離乳食・幼児食の講習会では、手掴みをさせることで意欲的に道具を使って食事を楽しむようになると教えて頂きました。
なので、我が家では、スプーンやフォーク・箸はいつも皿の横に置いてあるようにし、息子が使いたい時に好きなように使わせることにしていました。
すると息子は、誰に指示されることもなく、私の真似をしてスプーンやフォークを使うようになりました。
私はうまく出来た時に、離乳食の時と同じように大げさに褒め、笑顔で見守るだけで、無理にスプーンを持たせたりすることはありませんでした。
箸の使い方は、流石に教えないと使えないだろうなと思っていましたが、補助付きの箸の指の入れ方を教えただけで、大人顔負けの箸さばきを披露してくれるようになりました。
ちなみに、スプーンやフォーク、箸は店で息子に好きな物を選んでもらいました。
自分で選んだ道具はお気に入りのようで、飽きることなく毎日使っています。
手掴みの大切さ
私の母に、私が子供の頃の離乳食の話を聞くと、私の姉に離乳食をあげる時に、手を使わせていたところ「手を使わせるなんて行儀の悪い」と父に注意されたそうです。
それから母は、姉に手を使わせないで離乳食・幼児食を与えていたそうです。
幼い頃の姉は食事をすることが嫌いで、母は食べさせることに苦労したと言っていました。
また、私の友人も私と同じように床や服が汚れるのに抵抗があり、一切手掴みをさせなかったと言っていました。
一時期、食事を嫌がる時期が続き、今でも食が細く苦労しているそうです。
両者ともに
外で手掴みをさせるのか
手掴みで自分の好きなように食事をすることがとても大切だということを実感した私でしたが、外食時や友人の家で食事をする時はどうしたら良いのか悩むことがありました。
汚してしまうので、自宅の時のように好き勝手に食べさせるわけにはいかず、とは言うものの、外では手掴みしてはいけないということを息子はまだ理解できませんでした。
そこで、自宅以外で食事をする時も、受け皿付きのシートとポケット付きのエプロンは必ず持参をするようにしていました。
お店で床に落としてしまった時は、ティッシュ等でサッと拾い集めるようにし、友人宅で食事をする時は、汚してしまうかも知れないことを事前に伝えるよう心がけました。
そのように心がけているだけで、お店の方や友人には理解を示して頂き、息子は楽しく食事をすることができました。
年齢を重ねていくうちに、お行儀よく食べられるようになり、今では受け皿付きのシートは持ち歩かなくても大丈夫になりました。
離乳食、幼児食の負担にならない作り方
食事が大好きになった息子は、徐々に食べる量が増えていきました。
とても喜ばしいことなのですが、作る側としては栄養のあるバランスの良い食事をバラエティ豊かに作ることはとても大変な作業で、どんどん私自身の負担が増えていきました。
負担に感じることが多くなると、少しでも食べない時があるとイライラしてしまい、せっかく整ってきた食生活に悪影響でした。
そこで私は、簡単に作れて栄養のあるレシピを研究し、毎日楽に離乳食を作れる方法を編み出しました。
私が実際に作っていた便利な離乳食とは「野菜キューブ」を作る方法です。
野菜キューブを作っておくと、野菜キューブを混ぜるだけで、野菜うどんや、野菜パスタ、コンソメスープや、クリームシチューなど、豊富なメニューを簡単に作ることができます。
野菜キューブの作り方はとても簡単です。
にんじんや、さつまいも、じゃがいも、玉ねぎなど、お好みの野菜をフードプロセッサーや、包丁を使って、月齢に合わせた大きさにカットします。
我が家では、月齢が小さいときはフードプロセッサー、大きくなるにつれて、包丁で粗めに切っていました。
そして、野菜を柔らかく煮込むのですが、鍋で煮るのではなく、炊飯器で野菜を煮ることがポイントです。
切った野菜と、野菜がヒタヒタになるくらいの水を入れて、普通の炊飯モードでスイッチを入れれば、あとは炊飯器にお任せです。
鍋で煮てももちろん大丈夫ですが、柔らかくなるまで子供を見ながら火の番をしているのは手間と時間がかかるため、我が家では炊飯器にお願いすることにしました。
炊飯器だと火の番をすることなく、炊いている間に子供とお昼寝やお出かけができるので、時間にゆとりもできます。
ゆっくりと時間をかけて煮込まれた野菜は甘く、野菜そのものの味のみでパクパクと食べてくれます。
炊き上がった野菜は小分けして冷凍し、使う時は電子レンジで解凍して、茹でたうどんやパスタに混ぜたり、そのまま野菜のみで食べたりしていました。
野菜と煮込んだ水は野菜の出汁が効いたスープになっているので、野菜と分けてスープのみ製氷器に小分けし、冷凍していました。うどんの出汁や、コンソメスープに使うとコクが増し、調味料なしで美味しく食べることができます。
野菜を切ることは少し面倒ですが、1度にたくさん作れば1週間保存可能なので、アレンジ次第で毎食の離乳食の幅が広がります。
息子が大人と同じものを食べられるようになるまで、野菜キューブにはずっとお世話になっていました。
そこまで手間をかけずに毎日バランスの良い食事を作ることができるので、野菜キューブはとてもお勧めです。
まとめ
自分が負担に感じることを工夫してなくすだけで、イライラすることが減り、息子と笑顔で食事をすることができるようになりました。
現在の息子はまだ手を使うこともありますが、食事に合わせてフォークや箸を使い、毎日楽しく食事をしています。
食が細い時は体調が優れない時が多く、食事を摂る量が息子の体調のバロメータになりました。
手掴みをして本人が好きなように食べることはとても大切なことで、今後の食生活に大きな影響を与えることを実感すると共に、子供が好きなように食べさせるには、大人側にも余裕を持つことが必要だと強く感じるようになりました。
自分の心に余裕を持つために、少し工夫をして食事環境を整えることが、子供が食事を大好きになることに繋がるかもしれません。
子供の成長には個人差があり、必ずしも我が家が実践したことが当てはまるわけではありませんが、少しでもお母さん達の負担がなくなり、楽しい食生活を送れるようになることを願っています。