野菜がテーマのおすすめ絵本12選!野菜嫌い克服・芋掘り前に読んでみてほしい作品をシェア!

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ののかママ

日々、2014年生まれの女の子に翻弄されているワーキングママです。育児や仕事に家事と、毎日何かに追われへとへとですが、娘からもらう幸せと笑いをもとに生きています。日々の生活の中から役立つ情報が発信出来たら幸いです。

ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。

先日我が家の娘がニコニコ持ち帰ってきたのが、保育園の行事に自分で掘ったと言うじゃがいも。

キラキラした笑顔で「ママ、お土産!」と、とっても誇らしげにじゃがいもを持ち帰ってきました。

秋にはさつまいも掘りもあるようで、とっても楽しみにしています。

大人が思う以上に小さな子ども達にとっては、土に触れることはもちろん、普段自分が食べているものがどうやって実をもたらすか、どう収穫されるかは、とっても興味深いもののようです。

普段野菜嫌いな娘。

これこそ食に興味を持って貰える良いチャンスかも?と親としては見過ごせない娘の野菜への興味の芽生えだなと思っています。

これから幼稚園や保育園でさつまいも掘りなどがあるご家庭もたくさんあるかと思います。

また、我が家のようにお野菜嫌いの子どもにてこずっているご家庭もたくさんあるのではないでしょうか。

今回はそういった行事をもっと楽しみ、野菜や食べることに興味を持たせるために、我が家で読み聞かせしている芋ほりや野菜をテーマにした絵本をご紹介したいと思います。

やさいさん tupera tupera 作・絵/学研プラス

カラフルな色合いのイラストや、分かりやすいリズミカルな言葉使いが子どもの心を引きつけるtupera tuperaさんの絵本はうちの娘も大好き。

このやさいさんという絵本は、絵本に書いてあることも覚えやすいようで、親が読んであげなくても自分で音読して楽しんでいます。

また、この絵本がすごいなと思うのは、野菜の葉っぱがとってもリアルなこと。

しかけ絵本のようになっていて、開くと野菜の収穫の場面が見えるつくりになっているので、ぱっと開くと絵が変わりとても楽しいのです。

野菜の葉っぱと野菜が収穫される場面が分かれて描かれているのですが、各々の野菜の葉っぱがどんな形をしているのかや、土の中でどのように育っているのかがよく分かります。

イラストや言葉ははっきりしていて単純なので赤ちゃんにも向いていると思いますが、食に興味を持ち始める頃の幼児には「この野菜の葉っぱはこの形、この葉っぱはこの野菜」と言った実生活の知識になるような楽しみ方も出来て、赤ちゃんから幼児まで長く楽しめる絵本であるように思います。

うちの娘はじゃがいも掘りをした日の夜にこの絵本を本棚から引っ張り出してきて、その日のじゃがいも掘りの様子を丁寧に説明してくれました。

〇ちゃん、まだ子どもだから力が無くてすっぽーん!と抜けなかったんだよ
と少し残念そうな表情も。

自分の経験と、絵本の中の知識が結びついたんだなぁと感慨深いものがありました。

おおきなおおきなおいも 市村久子 作・赤羽末吉 絵/福音館書店

秋に保育園でさつまいも掘りがあると聞いて、図書館で借りてきた絵本の一冊がこの「おおきなおおきなおいも」という絵本です。

イラストはとってもシンプルなのですが、そのシンプルさが想像力の邪魔をしません。

この絵本は私自身も子どもの頃に読んで貰った絵本ですが、今回娘に読み聞かせるために久々に絵本を開いてみてびっくり。

何を驚いたかと言いますと、子どもの頃読んでいたときはもっとカラフルな絵本だった記憶なのですが、現物はとてもシンプルだったのです。

おそらく子どもの時の私自身の空想の中でこの絵本に色付けをしていたのだと思います。

この絵本の内容は、楽しみだったさつまいも掘りが雨で延期。
そんな時、幼稚園の先生の提案で子どもたちがお絵描きをします。
絵を描きながら、さつまいもに思いを馳せ空想を膨らませて行くと言うお話。

おいもが大きくなったら…?
大きくなったおいもで何をしよう…?

そのワクワク感がとっても面白いですし、えっ?!こんなことあるの?という新しい発見や驚きもあってとっても楽しいお話です。

ちなみに、うちの娘は現在「おなら」という言葉が大好きなお年頃。

この絵本のおならの場面ではゲラゲラ声をあげて笑っています。

また、この絵本を読んであげたことで苦手だったさつまいもを少しだけ克服。

もともとお料理は好きなわが子なのですが、さつまいもを使ったお料理に興味を持ち、この絵本を読んだあとに大学芋を一緒に作ったらそれはそれは大喜びでいつもより食べてくれました。

実際のさつまいも掘りはまだ先ですが、早くさつまいも堀りをしたいと思えた一冊のようです。

おおきなかぶ ロシアの昔話 A.トルストイ 作・佐藤 忠良 絵・内田 莉莎子 訳/福音館書店

教科書に載っていたこともあるので、知っている方も多いと思うのがこの「おおきなかぶ」という絵本です。

我が家の娘はこの絵本を保育園でよく読んでいて、そんなに好きならば…と家で読むために一冊購入しました。

この絵本も、野菜を抜く、収穫をすることをテーマとしている絵本で、じゃがいもの収穫以来娘が好んで読んでいる絵本です。

また、大根やかぶを使った料理を作る時にもよく読んで、とせがまれます。

なかなか抜けない大きなかぶと、そのかぶを収穫するためにおじいさんやおばあさんがうんとこしょ・どっこいしょと皆で協力し合うお話ですが、人間だけではなく動物が出てくる所も娘に取っては面白いと思う点のようです。

また、うちの娘がこの絵本を好きな理由はもう一つあって、我が家の娘の通う保育園には色んな野菜や果物が植えてあるのですが、保育園の先生が、何か野菜を抜くときにうんとこしょ・どっこいしょと子どもたちに助けを求めるようなのです。

うんとこしょ・どっこいしょという掛け声が子どもたちは大好きなようで、うちの娘の保育園では、野菜の収穫イコールこの掛け声と定着しているようです。

やきいもするぞ おくはらゆめ 作・絵/ゴブリン書房

さつまいも掘りを前に、さつまいもに係る絵本を探していて見つけたのがこの絵本です。

しかし、娘の心をつかんだのは、さつまいもややきいもというよりも現在彼女の中で大ブームの「おなら」でした。

この絵本は、落ち葉だらけの森とさつまいもだらけの畑を前に、こうなったらやきいもをするしかない!と動物たちがやきいもをするお話です。

そして、おいもをたくさん食べた後は誰のおならが一番か、おなら大会をすると言う話なのですが、現在「おなら」という言葉が大好きなお年頃の娘にはとても嬉しい絵本だったようです。

この絵本の絵はどちらかというと昔話風で古風な感じなのですが、その絵とリズミカルな言葉運びがとてもマッチしていて、読み聞かせをしているほうもとても楽しくなってきます。

うちの娘のことだから、さつまいも掘りをした後に、この話を思い出し一人で楽しい気分になっているのだろうなぁと思いながらこの絵本を読んでいます。

うちのコロッケ 谷口国博・文 村上康成・絵/世界文化社

じゃがいもを使った料理で「3歳の子どもも一緒に料理できるようなもの…」と考えて真っ先に浮かんだのがコロッケだったので、先日うちの娘がじゃがいも堀りをしてきた後に、図書館で見つけた絵本がこの絵本です。

この絵本は朝のお父さんの「今日の晩ごはんはコロッケにしよう」という一言で家族全員でコロッケを作るという話なのですが、家族全員が役割分担をしてみんなで作り上げるコロッケがとっても美味しそう。

この絵本を読んでから、娘と一緒にコロッケつくりをしたのですが、自分の取ってきたじゃがいもを茹でて皮をむいて潰して、ひき肉や玉ねぎを混ぜて形成して…という流れ一つ一つがとても楽しかったようです。

普段は食べることにムラのある娘が、自分で作った料理を残されると嫌だと思ったようで、自分の普段の行いは完全に棚に上げて私やパパに「残さないでね」としつこく言うので笑ってしまいましたが、自分が一生懸命取ってきた材料で一緒に料理をすることで少しだけ食育にもなった気がします。

一生懸命作った料理を残されたくない、そんな気持ちが少しわかってもらえただけ嬉しかった出来事でした。

しかし、この絵本を読んで初めて一緒にコロッケを作ってからは、何かあるたびに「一緒にコロッケを作りたい」とリクエストされることも多い我が家です。

手間がかかる料理なので少し大変ではありますが、時間のある時であればできるだけかなえてあげたいと思っています。

きっとこの絵本も、「ただコロッケを作る」ということだけではなくて、「家族みんなで料理をする」ということが実りある食事の時間を作りあげているのではないかなと思います。

じゃがいもだけに限らず、他の野菜を使った料理も一緒に楽しんでみたいと思います。

じゃがいもじゃがじゃがさつまいも 長野ヒデ子 作・絵/世界文化社

じゃがいもか、さつまいもか、と問われると我が家の3歳娘は断然じゃがいも派。

そんな娘にとって、じゃがいもとさつまいものどちらがすごいかがテーマのこの絵本はとても楽しい絵本だったようです。

この絵本はじゃがいものだんしゃく一家とさつまいものさつまどん一家が様々な力比べをするお話なのですが、その競い合う姿がとても愉快で面白いお話です。

また何よりもそのリズミカルな言葉回しがとっても読みやすくて、読み聞かせをしながらついつい抑揚をつけたくなってしまいますし、そのリズムが頭に残りやすいので3歳の娘でもあっという間に全文を覚えてしまって一人で読んで楽しんでいます。

この絵本はとくに芋ほりのために探してきた絵本ではないのですが、芋ほりの前に再度読んであげたい絵本です。

やさいのおなか(幼児絵本シリーズ) きうちかつ 作・絵/福音館書店

我が家の娘は保育園でこの絵本を読んでもらっているようで、この絵本が大好き。

保育園で読んでいてとても楽しそうだったので、我が家でもこの絵本をそろえたのですが親子で楽しめる一冊です。

この絵本はストーリー性というよりも、野菜の切り口の絵を見て、「これなーんだ?」というクイズ形式であることも楽しいと思える理由のようです。

子どもってこういうシンプルな絵本や読み手とのやり取りのある絵本が大好きですよね。

我が家では普段一緒に料理をすることが多いのですが、絵本に出てきた野菜をお料理で使うときには一緒に切って断面が本当に絵本通りかを確かめてみたりすることもあります。

この絵本をきっかけに親子の会話が増えるので、とても重宝しています。

この絵本をきっかけに野菜を食べるようになったかというと我が家では残念ながらまだ効果は発揮できていないのですが、野菜への興味は沸いているようです。

じめんのうえと じめんのした(福音館の科学シリーズ) アーマ E.ウェバー 作・絵 藤枝 澪子 訳/福音館書店

この絵本も私が子どものころに読んでもらっていた絵本で、いまだに記憶に残っている絵本です。

にんじんやとうもろこしじゃがいもなど、普段目にする野菜が地面の上と地面の下でどのような姿をしているのかがとても分かりやすく描かれています。

私との散歩や保育園での散歩の途中に、よく畑の間を通って畑に植えてある野菜を一緒に眺めているので、娘もこの絵本を通して野菜に興味を持つのではないか、見た野菜が絵本に出てくれば喜ぶのではないかと思って図書館で借りてきました。

久しぶりにこの絵本を開いてみたのですが、葉っぱとして地面の上に見えている部分と地面の下に隠れている部分がどうなっているのか、植物たちがどうやって生きているのかがわかりやすく説明されていて3歳児にもよくわかったようです。

この絵本は科学絵本という分類に入るようですが、小さなうちからこういった絵本に触れさせていることが将来的に知識として娘の中に蓄積されているといいなとも思います。

とはいえ、現在の所はお勉強につながるかどうかということよりも、好き嫌いなく野菜を食べてくれることのほうがずっとうれしいのですが…。

まだまだ野菜を進んで食べるということにまでは至っていませんが、野菜への興味はぐんと近づき、この絵本を読んだ翌日に一緒にプランター野菜を植えたときには「地面の下に根っこを張るんだよね」だとか、「太陽の光が大切なんだよね」と、この絵本の知識が早速活きている娘でした。

絵本からぐんぐん知識を吸収し、ただの読み聞かせの時間も侮れないなと改めて感じた出来事でした。

にんじんさんがあかいわけ(松谷みよ子 あかちゃんのむかしむかし) 松谷 みよ子 作 ひらやま えいぞう 絵/童心社

この絵本は娘がまだ0歳の時から我が家では重宝している絵本です。

家だけではなく保育園でもよく読んでもらっていたようで我が家の娘はこの絵本が大好き。

そしてこの絵本のおかげか、にんじんとごぼうと大根だけは離乳期から継続してよく食べます。

このストーリーは昔話的なものも含めて何種類かあるようですが、我が家の娘は松谷みよ子さんの絵が大好き。

にんじんとごほうとだいこんのお風呂でのお話が幼い子たちにも受け入れられやすいようで、3歳になった今でもよく読まされる絵本です。

さつまのおいも(ピーマン村の絵本たち) 中川ひろたか 作 村上康成 絵/童心社

歯を磨いたりご飯を食べたり、地中で暮らすさつまいもの生活に我が家の娘もげらげら笑っていた一冊です。

普段は食べられてしまうだけのさつまいもも、地中の中では楽しく生きています。

そして子どもたちとの綱引き(芋ほり)に備えて筋トレまでしているというとってもユニークなストーリー。

最初この絵本を読んだときは、「そうきたか!」と、大人としては目からうろこのような、絵本だからこそ描けるユーモアあふれる内容にとっても感動しました。

子どもの心をぐぐっとひきつける要素がたくさん詰まった絵本だと思います。

秋のさつまいも堀りを前にうちの娘はこの絵本が大好きで、買ってからもう数えきれないほど読まされています。

さつまいもさんとの綱引きを楽しんでこれるといいなと思いながら親子で楽しく読んでいる一冊です。

いもほりくろくま たかいよしかず 作・絵/くもん出版

我が家の娘が大好きなくろくまシリーズの一冊。今回はくろくまがいもほりに出かけます。

この絵本もいもほりのお話…と思いきや、いもほりの穴からリスのちびちゃんが落ちてしまい、皆で探しに行くと恐竜の住む世界があって…ととても夢のあるストーリー。

「野菜に興味を持って欲しい」という気持ちからすれば少しそれている感はあるのですが、これからさつまいも堀りを迎える今、ちょっとこうした「お芋を掘る」以外のわくわく感があっても良いのかなぁと思います。

年に一度あるかないかのおいもほり。

土に穴を掘りながら何が出てくるか、穴の先には何があるかとわくわくする気持ちもおいもほりを楽しむ一つのエッセンスになるのではないかなと思います。

おやおやおやさい 石津ちひろ 作 山村浩二 絵/福音館書店

娘が野菜が嫌いと言うと私の母、おばあちゃんが買ってきたのがこの絵本。

野菜たちが運動会をするお話なのですが、イラストがとっても可愛くて、文章はみじかいもののとてもリズミカルで楽しくて親子ともに楽しんでいる絵本です。

我が家の娘はラディッシュが走る場面が大好き。

それまでラディッシュという野菜すら知らなかったのですが、この絵本を読んだ後にラディッシュを出したら大喜びでした。

絵本がきっかけに野菜が好きになることもあるのだなぁと実感した一冊です。

まとめ

我が家の暮らしには絵本は欠かせないものなのですが、子育ての一つ一つを絵本に支えられている部分がとても大きいです。

野菜嫌いを治すための食育もその一つ。

野菜に関する絵本をたくさん読むことで野菜に興味を持って欲しい、または実生活で出てきた野菜に関わる絵本を読むことで知識と体験を合体させたいなと日々思っています。

野菜に関する絵本をきっかけに子どもたちのが秋の芋ほりを楽しめたり、野菜への興味を少しでも持てたりするといいですね。

ここでご紹介した野菜に関する絵本はほんの一部ですが楽しい読み聞かせの時間を持てますように。

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