あっこちゃん
最新記事 by あっこちゃん (全て見る)
- 子供のお絵かきデビュー!なるべく安全に、汚さないために工夫していることをシェア! - 2019年3月6日
- 手づかみ食べのストレスを軽減できるメニューはこれ!ママも赤ちゃんも楽しくなるレシピを紹介! - 2019年2月17日
- 世代を超えて親子でハマった!50周年を迎えたリカちゃん人形の世界が凄い! - 2019年2月1日
ママテク(@mamateku)ライターのあっこちゃんです。
赤ちゃんを育てていく上で抱っこ紐選びは、かなり重要です。
現在4歳になった長女の時のことを思い返してみると、2歳になるころまでは頻繁に抱っこ紐を利用しました。
長女の時に使っていたのは、今では旧型になってしまったエルゴ。
ボロボロになり、首の後ろで止めるバックルが壊れるまで使いました。
昨年11月に次女が生まれ、抱っこ紐をどれにするか吟味したときに、エルゴが進化していることに気が付きました。
店頭で他のメーカーのものも試してみましたが、エルゴアダプトを購入。
9カ月になった現在まで、毎日のように使用しています。
今回は、小柄で肩こり持ち、猫背な私がエルゴアダプトの使用感をレビューします。
特に抱っこで体が辛いママに参考にして頂けたら嬉しいです。
パッと読むための目次
私がエルゴアダプトを選んだ理由・決め手について
長女の手を引きながら使うことを想定
抱っこ紐には、様々な形があります。
長女が赤ちゃんの時はエルゴで縦抱きしていましたが、当初は横抱きやたすき掛けのようにして使う抱っこ紐も検討していました。
しかし
そのため、4歳の長女の手を引くことが多い私には横抱きの抱っこ紐は難しいと感じました。
【スポンサードサーチ】
また、たすき掛けのようにして使うタイプは、装着が難しく、長女を朝送っていくときなど、急いでいるときにきちんと装着する自信がなく、断念…。
やっぱり使い慣れたエルゴが1番かな、という思いになりました。
エルゴは見た目がオシャレ!
長女の時にエルゴを購入した理由は「周りの親戚や友人が多く利用していた」からでした。
街に出てもエルゴ率は高く、昭和の後半、前でクロスするおんぶ紐でくくられて育った私にとって、エルゴで前抱っこしているママたちはとてもオシャレに見えました。
つまり、決め手は見た目です。
同じような形の抱っこ紐でも、エルゴのマークがついているだけでオシャレな気がしたのです。
次女の時は、見た目だけでなく値段や機能性も大切だと考え、他のメーカーものを試してみましたが、ファッションに自信がない私は、エルゴマークに頼りたい思いがあり、再びエルゴを選びました。
エルゴ一本で抱っこ紐卒業まで使える
私は、月齢によって途中で抱っこ紐を買い替えることは検討しませんでした。
安いものを買って壊れたり、大きくなって使いにくくなって新しいものを買うと結局高くつくことも予想されます。
エルゴは少々値が張るのですが、大切に抱っこ紐卒業まで使っていこうと決意してエルゴアダプトを購入しました。
私が選んだエルゴアダプトの商品概要
商品名 | エルゴアダプトクールエア |
---|---|
値段 | 27,000円(税込) |
対象 | 0~48ヶ月 3.2~20kg |
夏場の抱っこ紐は暑いイメージがあったので、メッシュタイプを購入しました。
現在17kgの長女を抱っこするのもできれば避けたいと思ってしまっていますが、20kgまで対応できるってすごいですよね。
エルゴアダプトは前抱っこ・おんぶ・腰抱きの三つに使えます。
おんぶと腰抱きは、首が座って、体重が7.8kg以上になった6ヶ月ころから使えます。
腰抱きは、赤ちゃんの視野が広がるメリットがありますが、使い方が複雑で、装着を試みた際に毎回娘がえびぞりして嫌がるのでまだ成功していません。
いつか上手に使えるようにと、時々嫌がられながらも練習しています。
旧型エルゴとエルゴアダプトは何が違う?比べてみた!
ずいぶんと進化を遂げたエルゴですが、具体的にどんなところが進化したのか気になりますよね。
4年前、長女のときに使っていた旧型エルゴと具体的に何が違うのかを比べてみました!
落下防止ベルトがついた
旧型エルゴと比べて見た目に一番大きく変わったのは、落下防止ベルトがついたことです。
ママの腰の真ん中部分に、ベルトを巻いて、赤ちゃんの腰に巻いた輪っか状のベルトと繋ぐことができます。
エルゴアダプトを選んだ時に、『この落下防止ベルトは非常に画期的で良さそうだ』と感じたのですが、実際に使おうとすると、ただでさえ首の座らない赤ちゃんを抱っこするのはふにゃふにゃでこわいのに、ベルトを装着するためにもうひと工程付け加えるのが怖くて、結局使わなくなってしまいました。
不器用な私は赤ちゃんのベルトと、エルゴを繋ぐのがなかなかうまくできませんでした。
そうこうしている間に首も座り、腰もしっかりしてくると動き回るようになり、ますますベルトの出番はなくなってしまいました。
私はうまく扱えなかったのですが、以前抱っこ紐から赤ちゃんが落下してしまったというニュースを見たので、上手く使える人は取り入れるべきだと思います。
ただ、ずぼらでおっちょこちょいな私でも、エルゴを落下防止ベルトなしで使っていて赤ちゃんを落下させてしまったことは一度もないので、なくても大丈夫な気もします。
この落下防止ベルトをうまく扱えるか不安な場合は、まずは店頭で装着の練習をしてみて、判断してみて下さいね。
立体的になり赤ちゃんの体にフィット
旧型のエルゴとエルゴアダプトの最も大きな使用感の違いは、しっかりしたことです。
ウエストベルトが太くなり安定しました。
さらに、立体的になって赤ちゃんの体にフィットするようになったのも大きな進化です。
赤ちゃんの丸みをよりしっかり包み込めるようになったと思います。
エルゴアダプトが立体的になったポイントは3つ。
①シートの幅が調整できる
エルゴアダプトの腰ひもの裏側に、マジックテープがついています。
このマジックテープを調整することで、シートの幅を変えることができます。サイズは3段階。
3ヶ月頃まで、3~9カ月頃、9カ月頃以降と、成長に合わせて変わる股幅に合わせて使うことができます。
②フロントストラップが赤ちゃんの足を支える
シートの表面下についているストラップも、赤ちゃんを支えています。
赤ちゃんの足がM字に開脚した形で抱っこできるように、ストラップの長さを変えて調整できます。
③ストラップの引き上げ方向が斜め外側上方向に
旧型エルゴは、フィット感を調整するために、ショルダーストラップをまっすぐ斜め下に引っ張っていたのですが、エルゴアダプトは、ストラップを斜め外側上方向に引っ張る形に変わりました。
慣れるまでは使いにくかったのですが、サイズを調整する際にも、より赤ちゃんにフィットしている気がしています。
インサートが必要ない
旧型のエルゴは、首座り前の赤ちゃんを抱っこする場合にインファートインサートを使う必要がありました。
インサートにくるんでからエルゴを装着するととても不安定で、最初はドキドキでした。
赤ちゃんの足の形も、インサートを使って抱っこすると、正しいのかよく分かりませんでした。
しかも、インサートは首座りまでの数か月しか使わないのでもったいない…。
今回エルゴアダプトで、インサートを使わずに抱っこできるようになったと聞いて感激しました。
ただ今度は、インサートであれほど厳重にくるんでいた赤ちゃんを、インサートのない抱っこ紐で抱っこして本当に大丈夫なのかと不安になりました。
エルゴアダプトにはインサートがない代わりに、シート上部にヘッド&ネックサポートがつきました。
この部分で赤ちゃんの不安定な首・頭をしっかり支えてくれるとのこと。
また立体的になったエルゴアダプトによって背中の丸みは保たれるので、インサートを使っていた時よりも安定感を感じることが出来ました。
首座り前でも、インサートなしで簡単に使えるようになったのは本当に感動ですね!
このヘッド&ネックサポートは、3段階で使うことができます。
生後6週ごろまでは内側に折り曲げて使うと、赤ちゃんの首と頭を支えてくれます。
それ以降は、起きているときは外側に折り曲げて使い、寝ている時には、上方向に持ち上げると首が安定します。
大きなボタンでしっかり固定できるのでぐらぐらせずに安心です。
エルゴアダプトの欠点・デメリットは?
そんな素晴らしい進化を遂げたエルゴアダプトですが、使いにくいなと感じている点も少しだけあります。
ゴムが使いにくい
エルゴアダプトは、旧型エルゴに比べて、赤ちゃんの体にもママの体にもとてもやさしくなったと思うのですが、旧型から変わっておらず改善してもらいたいポイントもあります。
旧型エルゴから変わらず、ストラップを丸めてゴムでまとめる構造になっています。
はじめはこのゴムがかなりきつくて使いにくいのですが、次第にゆるゆるになっていきます。
だからと言って、ゴムでまとめずに紐をだらりと垂らして使ったら、どこかに引っかかる可能性もありとても危険です。
このゴムはエルゴの弱点だと感じています。
ポケットの場所が変わった
旧型のエルゴには、フードをしまうポケットの近くに、もう一つポケットがあり、ここにガーゼを常備していました。
ところが、エルゴアダプトには、同じ場所にポケットがない!
エルゴアダプトのポケットは、ウェストベルトの右手側にあるのですが、チャックがついていません。
容量も小さくなり、少し使いにくくなったかなと感じます…。
重い
エルゴアダプトは、旧型にくらべてしっかりした分、エルゴ自体が重いです。
また、エルゴはしっかりしている分、小さく折りたたむことができないのが難点。
さらに旧型よりもしっかりしたエルゴアダプトは、自転車の前かごに入れたときに、いっぱいになってしまうほどかさばります。
今はまだ歩き出していないので、お出かけの際は常にエルゴを持っていきますが、娘が今後歩くようになると、『使うかもしれないから持っていく』というときに荷物になるでしょう。
暑い
旧型エルゴでインサートを使っていたときに比べたら格段に暑さは軽減されたと思うのですが、それでも猛暑の中、エルゴで抱っこされると娘は暑くてよく怒っています。
ママと密着した上、厚みのある布にくるまれて汗だくになってしまうのはかわそうな姿です。
そのため、夏場は首元に保冷剤を付けて使うようにしています。
エルゴアダプトの装着方法は「クロス装着」が疲れにくくてオススメ!
クロス装着は肩紐がずり落ちない!
エルゴアダプトを使い始めて8か月。
娘がよく動くようになったからか、ショルダーストラップ(肩紐)がずり落ちやすくなってきました。
旧型エルゴよりも、エルゴアダプトの方がショルダーストラップが外側に開いている気がします。
私は身長が156cm。なで肩ではないのですが、外国製のエルゴを装着するには背が低いのかもしれません。
ちょっと使いにくいと思っていたところ、エルゴアダプトの肩ベルトを後ろでクロスにして装着する方法を知りました。
クロス装着するときにはショルダーストラップバックルに、普通に抱くときとは反対側のショルダーストラップを差し込みます。
ショルダーストラップが背中で内側に入るので、ずり落ち知らずになりました。
クロス装着は肩が内側に丸まらない
エルゴアダプトで普通に抱っこする時には、首の後ろに来るフロントストラップに赤ちゃんの重さがかかってしまい、肩が前に引っ張られる感じがしていましたが、クロス装着することで、背中の負荷が分散された感じがして、逆に肩が後ろに開くようになりました。
普通に抱っこしていた時には、赤ちゃんを抱っこするたびに、肩が前に丸まることで背中も丸まり、背中や肩にだるさや痛みを感じていました。
クロス装着するようになって、体が楽になった気がしています。
クロス装着はバックルに負荷がかからない
旧型のエルゴは、二年弱使用したころ、首の後ろで止めるチェストストラップバックルが壊れてしまいました。
このバックルは赤ちゃんを支えるうえで非常に大切な部分です。
負担がかかりすぎて壊れてしまったことが予想されます。
この部分が壊れたという人は周りにも多く、壊れやすい箇所とも言えそうです。
今回購入したエルゴアダプトでも、普通に抱っこしている時には、チェストストラップバックルが引っ張られている感覚がありましたが、クロス装着にしたことで、チェストストラップの役目はクロスが開かないための補助的なものになり、力が集中しなくなりました。
クロス装着の欠点① 背中スイッチを発動させやすい
クロス装着を知ったことで体がとても楽になったのですが、クロス装着には欠点もあります。
それは、赤ちゃんが寝てしまった時に、布団に下ろすのが難しい点です。
寝ている赤ちゃんは、背中スイッチが発動するとよく言われるほど、下ろすのが難しいもの。
普通に抱っこしているときには、チェストストラップバックルを外すと、肩からエルゴが外れ、赤ちゃんを布団に寝かせることができました。
それでも、赤ちゃんがしっかり寝ていないタイミングに置いてしまうと、置いた瞬間目が合ったり、泣かれたりと失敗してしまうことがよくあります。
クロス装着にすると、エルゴを外すのが難しくなります。
チェストストラップバックルを外しても、エルゴは簡単には肩から外れません。
そのため、チェストストラップバックルを外す前に、ショルダーストラップを緩めておく必要があります。
ショルダーストラップを最大に緩めていても、赤ちゃんを布団に置くときに、エルゴが赤ちゃんの足に引っかかったり、お尻の下に入ってしまったりと、不器用な私は頻繁に背中スイッチを発動させてしまっています。
クロス装着で、上手に赤ちゃんを布団に寝かせるためには練習が必要です。
クロス装着の欠点② リュックが背負いにくい
エルゴは、ショルダーストラップが太くしっかりしているので安定感があるところが魅力です。
その反面、ショルダーストラップの上からリュックを背負うと、かなりごつい感じになってしまいます。
またリュックの素材にもよりますが、リュックの肩ベルトとエルゴのショルダーストラップが滑って、ずり落ちやすくなることも。
このように、ただでさえエルゴはリュックと相性が良くありませんが、クロス装着にすると、普通に抱っこするよりも内側にショルダーストラップが来るので、リュックの肩ベルトはエルゴのショルダーストラップの外側に行ってしまいます。
そのため、リュックはよりずり落ちやすくなってしまいます。
エルゴアダプトのクロス装着とリュックは相性が悪いと感じます。
エルゴアダプトで上手にクロス装着する方法
普通に抱っこするのに比べて、クロス装着は難しいです。
上手にクロス装着するためには、クロスの状態でショルダーストラップを止めてから、ウェストベルトを装着します。
その際に、ショルダーストラップは最大に緩い状態にして肩にかけ、赤ちゃんを抱っこします。
次に赤ちゃんの足を、ショルダーストラップの下に入れ込んだら、ショルダーストラップを引き上げ、フィット感を調整します。
最後に、チェストストラップをバックルに差し込むとしっかりと抱っこできます。
ショルダーストラップがねじれてしまうこともあってスムーズにいかないこともありますが、使っているうちに慣れてきます。
まとめ
エルゴアダプトは旧型に比べて、より赤ちゃんやママの体を考えて改良されてたように感じられます。
8ヶ月の娘には両方のエルゴを装着させてみて、抱き心地の違いを聞いて見ることはできませんが、これだけ立体的に変化したのできっと快適になっていると思われます。
そして、クロス装着ができるようになったことで、156cmの私にとっては格段に体が楽になりました!
背中や肩の凝りに悩んでいる方は是非一度エルゴアダプトを試してみて下さい。
エルゴアダプトが毎日の子育てに頼れる相棒になってくれたら良いですね。