【体験談】双子育児の楽しさは後からやってくる!~双子育児こそ肩の力を抜こう~

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いのこ

いのこ

男女の双子を育てながらフリーランスで働いています。婦人科系疾患の治療、多胎妊娠、双子育児など経験者ならではのリアル感あふれるエピソードや妊娠出産・育児のコツなどをお伝えできたらうれしいです。

ママテク(@mamateku)ライターのいのこです!

「一人でも大変なのに双子なんてもっと大変そう!」と言われることが多い双子育児。

妊娠中や出産直後にこう言われると不安が大きくなって、私にできるのかしら…と考えてしまいますよね。

私も妊娠中から周囲に言われ続けてきましたし、実際今でもそう感じる時はたくさんあります。

けれど双子ならではの楽しさや発見が多いのも確か。双子を育てるからこそ経験したり感じたりできることも実はたくさんあるんですよ。

子どもを育てるという行為そのものは特別ではありませんが、双子育児はやはり特別。

双子育児経験者だからこそお伝えできる双子育児のいろんな側面を今回はご紹介したいと思います。

双子育児はやっぱり大変!でもそれだけじゃない

まだ子どもたちが自分では歩けない小さい頃、散歩や買い物の時に双子用の大きなベビーカーを押して歩いていると、目立つせいか実にいろんな人から声をかけられました。

かけられる言葉はほぼ決まっています。

「わーかわいい!…でも大変でしょう?」

初めこそあまりに声をかけられるのでとまどっていましたが、慣れてくると判を押したようにかけられる同じ言葉をむしろ楽しんでいた記憶があります。と同時に、笑顔で対応しながらも心の中でこう答えていました。

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大変です、でもすごく面白いです!

うちの双子は今年8歳で、お世話という意味ではもうほとんど手がかからなくなりました。私もママ8年生になって少しだけ育児に対して余裕をもって対応できているという自覚があります。

そういう時期になったからこそお伝えしたいのは「大変な部分よりも楽しい部分にフォーカスしよう」ということ。

双子育児は確かに大変な面はあります。

私の場合は夫が仕事でほとんど家におらず、実家も遠かったため、平日でも土日でも関係なく私一人で双子育児をやっていましたから、0~1歳代の記憶は実はあまり残っていません。3歳までつけていた育児日記を見返しても、「こんなのよくやってたね」と他人事のように感じるほどです。

けれど双子育児でおこるいろんなことを単に大変と思うか、貴重な経験だと思うか、同じ育児をするにしても気持ちの持ちようで子どもたちへの向き合い方が全く違ってくると思うのです。

せっかくかわいい子どもたちを育てるならママである自分自身が楽しんでいたいですよね。

とはいえ双子育児の現実は知っておこう

双子はほんとうにかわいいですが、いったんぐずり出すとなかなかひどい状況になります。

特に初めての育児が双子育児だと、いきなり言葉の通じない赤ちゃん2人と対するのですから悩みや戸惑いが大きく、「私ってこんなに短気な人間だったっけ?」と思うほどずっとイライラしている時期が続きます。

私自身初めての育児が双子育児で、一人育児との違いは経験がないためよく分かりません。

しかしおそらくこれは双子育児特有の大変さだろうな…という内容についていくつかお伝えしたいと思います。

授乳が大変

双子育児の最初の難関は授乳です。

それぞれお腹がすくタイミングもお腹がすいた程度も差があるので、とにかくバラバラに泣き出します。

生まれたばかりの頃は特におっぱいを飲むのが下手ですから、一人が満腹になるまで時間がかかります。やっと一人の授乳が終わったと思ったらもう一人が泣き出したり、一人が授乳中なのにもう一人が泣き出したり…といった状況は日常茶飯事。

生後半年くらいまでは3~4時間おきに授乳しなければいけないので「もうおっぱい出しっぱなしでいいや!」状態でした。

そうした時間差攻撃を避けるために、二人同時に授乳という荒技も何度か試してみました。一人が欲しがったらもう一人があまり欲しがっていなくてもとにかく授乳するわけです。

けれどそれはあくまでもママの都合ですから、同時におっぱいを飲みだして同時に飲み終わるということはまれで、たいていは一人が満足したもののもう一人は結局後で泣き出すという事態になります。

私の場合、いわゆるフットボール抱きという手法で授乳していましたが、この時間差攻撃が連日続いたのですぐ諦めて一人ずつ授乳する方法に戻しました。

疲れはたまりますが一人ずつ抱っこしてあげることに幸せを感じたというのもあります。

抱っこも大変

ぐずっている時や寝かしつける時の抱っこ、これはかなりの重労働!

特に二人同時に日中ぐずぐずになってしまうと正直お手上げ…。

私の場合は、

  1. 割り切って一人だけ抱っこし、もう一人は泣かしたまま(泣き疲れて眠るのを狙う)
  2. 一人は腕に抱っこし、もう一人はバウンサーに乗せて足で揺らす
  3. 一人は腕に抱っこし、もう一人は座って伸ばした両脚の間にうまく挟んで揺らす
  4. 一人はおんぶ紐でおんぶし、もう一人は腕で抱っこ(つまり体の前と後ろを両方使う)
といったパターンをランダムに繰り返していました。

抱っこばかりしていて腕がたくましくなる…なんてかわいい悩みは通り越します。

抱っこの頻度や時間は一般の育児よりもかなり多いので、腱鞘炎になる可能性が高いです。肩こりも慢性化します。

手首や肩や腰に負担がかからないよう注意して抱っこするようにしてくださいね。

お出かけも大変

初のお出かけとなる生後1か月の乳児検診が終わると、徐々に散歩などで外に一緒に出ていくことが増えますね。

ベビーカーに乗せられる月齢になったら、自分自身の運動不足解消のためにもできるだけ外に出ましょう。

お出かけの準備は正直大変です。

着替え一式、タオル、哺乳瓶、携帯用粉ミルク、お湯が入った水筒、おむつ、これらを2セット準備しなければいけないし、これらが入ったママバッグはかなり重たい!

それでも私はできるだけお散歩には行ってほしいなと思います。

なぜなら子どもたちに体力がつくと同時にママのストレス解消にもなるからです。

双子は普通よりも1ヶ月ほど早産になることが多いのでたいていの場合小さく生まれてきますね。他の赤ちゃんより1000g近く出生体重が違うことも珍しくなく、それだけ体力がないということです。

となると、体格はともかく基礎体力をしっかりつけてやることが大切なんです。

『冬の寒い日でも外気にあたることで、呼吸器系が鍛えられて丈夫になるよ』と担当医からアドバイスを受けたこともあり、私は天候が悪い日以外は意識して散歩に行くようにしていました。

おかげで2000gちょっとと小さく生まれてきた子どもたちですが、風邪をこじらせることがほとんどなく本当に元気です。

基礎体力がつけば感染症にかかる回数が減って通院もしなくてすみますから、育児する側としては本当に助かります。

そして何よりお散歩はママのストレス解消になります。

家という閉鎖的な空間の中で、授乳しておむつ替えて抱っこして…を延々繰り返すのは本当につらいこと。睡眠不足な上に疲れがたまってママが精神的に追いつめられてしまいます。

たった10分、公園まで行かなくても家のまわりをゆっくり歩くだけでもいいので、毎日お散歩してください。気分がすっきりしてまたかわいい子どもたちとの時間を楽しめるようになりますから。

グッズを揃えるのも大変

年が違っていても同い年でも「子どもが2人いる」という事実は変わらないのですが、決定的に違うのはおさがりが一切つかえないということ。

服や靴や帽子はもちろん、食器もおもちゃも布団も、何もかもとにかく2つ必要です。共有できる前提で購入できるのはおむつとミルクくらい。

そしてモノが家の中にあふれていくわけです…。

特に男の子と女の子の双子はそれぞれ準備しなければいけないと割り切りましょう。体格がほぼ同じでも服を共有することすらほとんどできませんから。

本人の意志に関係なくベージュや黄色といったどちらでも使えるカラーの服を選んだりおもちゃを1つですませたり、そんな方法でOKだったのは2歳くらいまででしょうか。

自我が出てくるともうごまかせません。

不思議なもので男の子と女の子とでは興味の対象が自然と分かれるので、残念ながら共有できるとしてもその時期はとても短いです。

双子育児は一緒に楽しんだもの勝ち!

ここまで読んでいただいて「なんだかとても大変そう…」とぐったりした方も多いかもしれません。

双子育児が大変であることは私も否定しません。

けれど冒頭でも触れたように、大変だと思っていると大したことではないことすら大変だと感じてしまうようになって、それはもったいないなと思うのです。

「双子だから大変」という面があるのなら、逆に「双子だから楽しい」という面も当然あります。

育児8年生の私がこれまでの日々で感じている双子育児の楽しさについていくつか挙げてみようと思います。

成長の違いを目の当たりにできる

同じ年齢の子どもを2人育てるのが双子育児。

つまり同じ年齢でありながらそれぞれ違う成長を日々見ることができるというのは、双子育児を経験している立場ならではの特権だと考えています。

私の場合は子どもたちが男の子と女の子なので、性格の差だけでなく性の差についても日々発見があります。

体格、考え方、興味の方向などなど、二人の違いを見たり聞いたりするたびに「なるほどそう考えるのか」と楽しんでいる毎日です。

私の周囲には双子育児をしている友人知人がいないので、この感覚を共有できないのがとても残念なのですが、こうした経験は双子育児だからこそできること。

これからもこんな楽しさを当分味わえるのだと思うとわくわくしますね。

早めに手が離れる

双子育児は大変でしょうと言われることが多い…と冒頭で触れましたが、お世話という視点で見れば、私自身は双子育児が大変なのは2歳くらいまででそれ以降はむしろ一人っ子や年子の育児より楽なのではないかと感じています。

というのも子どもたちは、いわゆる双子語という大人には意味不明な言葉を操ってコミュニケーションを図り合っていて、1歳代から自分たちだけで遊び始めていたからです。

双子を育てるとなると、一人ひとりにしっかり向き合って常にケアしてあげるという環境はなかなかつくれません。一人に手がかかっているともう一人はどうしても放置したままになってしまいます。

けれど子どもたちは大人が思う以上に状況に順応してくれますし、双子の場合は常に同い年の相手がそばにいるので一緒に遊ぶことの楽しさを早く覚えてくれるようです。

「あれ、さっきまで泣いてたのに一緒に遊んでるな」といったことは我が家でもよくありました。その間に仕事や家事を進めることができて私も大いに助かりましたね。

同い年ならではの絆

私自身は2つ上の兄がいる一般的な兄妹の関係で育ってきましたから、双子として育つ感覚ってどういう感じなのだろう?と子どもたちを見ながら常々感じますが、本人たちはいたって楽しそうです。

年齢が同じなので「お兄ちゃんだからしっかりしなさい」といった言葉をかけたことがなく、同じ立場としてずっと育ててきました。そのせいか子どもたちにはお互いに対して上下関係という概念がありません。その分、2人の間には特別な絆があるように思います。

おもちゃを譲り合う、知らないことを教え合う、2人で一緒にお手伝いをする、そういった持ちつ持たれつ的な関係が普通というのは双子ならではの感覚なのかもしれません。

そんな子どもたちを見ることができるのも双子育児の特権ではないでしょうか。

双子育児のポイントは?

最後に、双子育児がこれから始まる方や始まったばかりの方へ、ちょっとだけ先輩の私から双子育児を楽しむためのポイントをいくつかお伝えしますね。

育児書は見ない

市販されている育児書はそのほとんどが一人の赤ちゃんの育児を対象とした内容です。

おむつの替え方や離乳食の作り方といったテクニック的な部分は参考になりますが、双子育児の場合は時間との戦いが問題のひとつ。

育児書どおりに行かないことの方が多いので、読めば読むほど同じようにできない自分を責めることになってしまいます。

そもそも育児書を読み込んでいる時間がありませんし、育児書のとおりになるとは限りませんから、読まなくても全く問題ありません。

目の前にいる子どもたちをじっくり見て触れ合ってあげれば大丈夫です。

双子ママ友をつくる

私が出産した8年前、自治体主体で「双子のつどい」というイベントが年に数回開催されていました。参加できるのは双子の親と子どもたちです。

このイベントの一番のメリットは、双子育児の大変さを共有したり育児のコツを教え合ったり、一般的なママ友とは共有できない話ができることでした。

双子育児の悩みは特有のものが多いため、同じ立場どうしでないとなかなか理解し合えません。

特に先輩双子ママの話は参考になるだけでなく、勇気をもらえたりストレスが軽くなったりします。

お住まいの地域で双子親を対象としたイベントがあったらぜひ参加してください。一人でも同じ立場の友人がいるだけで、日々の悩みやストレスはかなり軽くなりますよ。

家事には目をつぶる

特に0~1歳代の一番手がかかる時期は、家事まで手が回らないのが現実です。

朝、洗濯物を干そうとしていたはずが交互に授乳してお昼寝させてまた授乳して…を繰り返していたらいつのまにか夕方になっていて干せなかった、なんてこともありました。

洗濯物はたまると大変ですから毎日するとしても、料理や掃除は「できたらする」といったスタンスでいきましょう。

完璧を求めるのは自分自身が苦しくなるだけですからやめましょうね。

夫にはイクメンではなく…

最近増えてきているといわれるイクメン。おむつを替えた、お風呂に入れた、休日に遊びに連れて行った…といった育児参加に積極的なパパはもちろん大歓迎ですよね。

けれど双子育児の場合は育児に「参加」では困ります。

育児にかかる手間や時間が一般よりも多いのですから、夫も主体的に動いてもらう、つまりイクメンではなく「父親」になってもらいましょう。

双子ママたち、肩の力をぬこう!

私が双子を出産した時、親をはじめとして周囲からは「これからが大変だね」という声をたくさんかけられました。そう言われ続けているとまだ何も体験していないのにもかかわらず、私自身も「ああ大変なことになった」と思ったものです。

そんな中、一人の友人がこう言ってくれました。

「双子ちゃんを育てられる人だからこの子たちはあなたのところにきたんだね」と。

自分に双子を育てられるのかまったく自信がなく不安ばかり感じていた時だったので、あたたかく背中を押された気がして、その一言はとても印象に残っています。

双子育児というとどうしても気負ってしまいがちですが、何もかも完璧でいなければいけない必要はないですよね。むしろ肩の力を抜いて、子どもたちと一緒に育っていけばいいと思うのです。

双子育児の仲間の皆さん、がんばりすぎず周囲のサポートを上手に受けながら双子育児を心から楽しんでいきましょうね!

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