チコリーヌ
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ママテク(@mamateku)ライターのチコリーヌです。
すでに二人の子供のママさん、「三人目どうしようかな~」と漠然と考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか?
「三人目ができたらいいなと思うけど、やっぱり大変そう…」と躊躇している人もいるかもしれません。
我が家は三姉妹。
三人いて大変だなぁと思うこと、三人いて良かったなぁと思うこと、いろいろあります。
今回は三人育児の現実、メリット、デメリットなど正直に語りたいと思います!
パッと読むための目次
どうして子供を三人産んだのか?
私はもともと動物は大好きなんですが、子供は正直苦手なタイプ。
友達の子供を「可愛いねー」って眺めているぶんにはいいけど、相手するとなるとどうしていいかわからない…。
子供と同じテンションで遊ぶのも恥ずかしいし、子供って宇宙人並みによくわからない生物だと思っていました。
そんな私がどうして三人も子供を育てることになったのか…。
それはズバリ、「赤ちゃんが欲しかった」から!
自分でも浅はかで単純すぎると思うのですが、人間の衝動って恐ろしいもんですね。
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上の子が赤ちゃん時代を過ぎ、自我に目覚めて思い通りにならなくなってくると、ただただ可愛いだけの赤ちゃん時代が恋しくなってきたのです。
もちろん、ツワリの大変さも陣痛の痛さも、産後の寝不足も全部覚えているのにです!
その上、私は長女も35歳過ぎての高齢出産。
三人目をどうするか、なんて迷っている時間はあまりありませんでした。
そんなこんなで、なかば衝動買いに近い感覚で、我が家にやってきたのが末っ子です。
今から考えると、冷静に計画的に考える時間があったら、もしかしたら三人目はなかったかもしれません。
そうなると、我が家の愛すべき末っ子ちゃんには会えなかったので、結果としては良かったんですけどね。
子供三人の育児、大変?そうでもない?
子供を三人連れて外を歩いていると、それはそれはたくさんの人に声をかけて頂きます。
ほぼ好意的な声をかけていただき、とってもありがたいです。
よっぽど大変そうに見えるのか、よっぽど私が疲れ果てているように見えるのか…。
そんなときは、
自分で決めて産んだ子供だし、子育ては人数関係なく大変だと思うし…。
もちろん子供三人だからこそ楽しいことも、た~くさんあるのも本当。
でも、でも、本音は「め~っちゃくちゃ大変!」です。
正直なところ、子供三人ってやっぱり大変…。
とくに末っ子が1歳すぎるまでは、あんまり記憶がない…くらいです。
何が大変って、いろいろありすぎるんですが…自分なりに子供三人の育児の大変さを整理してみました。
<その1>赤ちゃん時代はやっぱり大変!
なんだかんだで大変なのは、やっぱり赤ちゃん時代。
赤ちゃんのお世話って、一人目も二人目ももちろん大変だったんですが、それぞれ大変さの種類はちょっとずつ違いました。
一人目赤ちゃん時代の大変さ
一人目が赤ちゃんのときのお世話って、何もかも大変ですよね。
とにかく何もかもが初めてなのに、責任重大という大変さ。
可愛くてたまらないけれど、同じぐらい心配も大きくて。
赤ちゃんとずっと二人きりという状態も、精神的にツライものです。
二人目赤ちゃん時代の大変さ
育児自体は一人目の経験があるので、先も見えているし、大変だけど一人目よりはマシという人も多いと思います。
でも、上の子のイヤイヤ期や赤ちゃん返りが出てきますよね。
うちは2歳差なので、上の子のメンタルのケアなどの方が大変でした。
上の子の都合で、下の子を新生児から連れまわす機会もあり、それも何となく可哀想に感じたり、うまくバランスをとってあげる難しさがありました。
三人目赤ちゃん時代の大変さ
これはもう、ただただ忙しい、時間がない、手が足りないに尽きます。
長女の幼稚園や行事や習い事、次女のイヤイヤ期や公園や昼寝の時間、赤ちゃんの授乳や睡眠時間。
とにかく時間のやりくりに追われる日々。赤ちゃんは常に抱っこ紐の中。
もう、上の子のメンタルも、手をかけてあげるバランスもへったくれもありません。
そんな高度な悩み事をもつ時間さえない感じで、日々が過ぎていきました。
ひたすら毎日の最低限の家事育児をまわすだけで精一杯。
寝不足、腰痛、肩こりで私の体もボロボロなのに、自分の体を労わる時間も精神的余裕もなく…。
専業主婦の私でもこんな感じだったので、フルタイムでお仕事されているママさんなんて、本当に大変だと思います。
ただ、不思議なことに三人目の赤ちゃんの可愛さは、ちゃ~んと覚えてるんです。
忙しい毎日のなかで、末っ子への授乳の時間、寝顔を見る時間は本当に癒しの時間。
末っ子の赤ちゃんのお世話自体は「可愛いなぁ」という印象しかありません。
二人目までは、赤ちゃんのお世話の大変さも感じていたんですが、なぜか三人目はないんです。
ただただ可愛い。ひたすら可愛い。最後だと思うとますます可愛い。
あんなに記憶もないくらい忙しかったのに、不思議なものですね。
<その2>どう考えても手が足りない、時間が足りない
子供が二人から三人に増えて、物理的に手が足りないという現実が…。
とくに末っ子が歩き出したら、もう大変!どうやっても私の手は二本。
二人の手をつないだら、どうしても一人はフリーな状態に…。
長女が小学生になった今なら、声をかけるだけでコントロールできますが、末っ子が生まれたときはまだ4歳。
2歳の次女もイヤイヤ期でなかなか手をつないで歩いてくれずで、とにかく安全に家に帰るだけでぐったり。
けっこう鬼気迫る顔で、10秒に1回は「走らない!」「歩道を歩いて!」と怒りながら歩いてました。
さらに問題だったのが、パパも一緒の休日です。
なぜか、お互い責任もって見てるんですが、もう一人いると「パパがみてくれてるだろう」「ママと一緒にいるだろう」と思ってしまうんですね。
迷子になりそうになったのは、いつもパパも一緒のときでした。
そして、足りないのは手だけではなく、時間も足りない!
幼稚園、小学校と上がってくると、楽になるかと思いきやそうでもありません。
直接手をかけてあげることは減るのですが、行事や役員、習い事に病院通い…。毎日予定がぎっしり!
幼稚園も小学校も帰ってくる時間が違います。
もう時間のやりくりをするだけで大変なんです。
そういった意味では、本当に子供が三人いると大変だなぁと思います。
<その3>恐怖の夏休み
我が家はもう三人とも幼稚園、小学校になりました。
そこで恐ろしいのが夏休み。
家にいても5分に1回はケンカが勃発!
「喧嘩するなら離れてたら?」と言っても、いっつもくっついてる三人。
スーパーに子供三人連れて行くなんて、罰ゲームかっていうぐらい大変です。
カートに乗る乗らない、誰がカゴを持つかで大揉め、あげくの果てに追いかけっこ。
子供一人ずつだと、どの子もとってもイイ子にしてるんです。
なのに集団って恐ろしい…怖いもの知らずのチンピラ軍団に豹変。
当然こちらの声も、だんだんドスのきいた口調になっちゃいます。
やさしい見ず知らずのおばさまが、「子供は元気が一番よ」とか「もう少ししたら楽になるわよ」と言ってくださるのだけが救いの日々です。
三姉妹のうちでさえこんなに大変なんだから、男の子三人のママさんは本当に尊敬ものです。
<その4>やっぱり病気は大変!
そして、一番ママが疲れ果てるのが病気のとき。
とくに家に持ちこみたくないのが、胃腸風邪(ノロやロタ)とインフルエンザ!
もうこの二つは、本当に本当に大変です。
何が大変って、確実にうつるんです!一家全滅するんです!
ノロやロタはもちろん消毒しまくるんですが、トイレ以外で吐いたらまずアウト。
いくら消毒しまくっても、私の手が荒れるだけ…。姉妹全員にうつります。
インフルエンザも判明した時点で家の中はすでにウィルスだらけ…。
おじさん小児科医に「ちゃんと隔離しとかないから!」と怒られた日には、「できるもんならやっとるわ!」と泣きたくなりました。
小さいうちは病気の子だけ隔離は、やっぱり現実的に難しい。
一日中ひっついて遊んでるし、お菓子も食べかけを分け合いっことかしてるし、歯の仕上げ磨きとか病気が判明する前はそのまま続けてやっちゃってるし。
もうノロ、ロタ、インフルエンザに誰か一人がかかれば、そこから2~3週間はひきこもりを覚悟して、病院の帰りに大量に食料とOS-1を買い込みます。
そして最後に疲れ果てた私に、ウイルスがやってきて終了のパターンです。
これは子供二人よりも三人になって、確実に大変になりました。
<その5>切実な問題!お金!
子供が増えて避けて通れないのが、お金の悩み。
我が家は資産家でもなく、宝くじに当たったこともなく、ごくごく普通のサラリーマン家庭。
正直なところ、一番切実なのがお金の問題かもしれません。
大きくなってくると食費もバカになりません。
外出先で「ちょっと休憩してカフェでアイスでも…」と一瞬思っても、三人分のお金がかかることを考えると「自販機でジュースにしよっか…」となっちゃいます。
習い事も一人っ子のところは3つも4つもしているのに比べ、わが家はそれぞれ1つずつが精一杯。
貯金も学資保険と子供手当をなんとかかんとか貯めているだけ。
せめて高校までは、全員公立に行ってもらわないと困ります。
これから成長して、塾などに行くようになると本当にお金がかかると聞いているので、今からヒヤヒヤしています。
子供が三人でよかったことって?
子供が三人に増えて、大変さはた~くさんありますが、もちろん悪いことばかりではありません。
三人産んで良かったなぁと思うことも、いっぱいあります!
<その1>子供が三人集れば社会の縮図
子供が三人集まると、子供同士の人間関係も複雑になります。
見ていると小さな社会が出来上がり、子供たちはその中で成長します。
子供なりの駆け引きが繰り広げられていて、すごいなぁと思います。
末っ子は三歳にして、集団で力のある人、自分のいうことを聞いてくれそうな人を瞬時に見分けるようになりました…笑。
ちゃんと子供三人の中に役割ができあがっていて、とっても面白い!
我が家はたぶん典型的な三姉妹。
優等生で風紀委員的な長女、ピエロ的な役割でみんなの緩衝剤の次女、ひたすら甘えん坊で好き放題の末っ子。
時には意地悪したりされたり、遠慮なしにケンカしたり、でもいざという時にはしっかり団結!
いつも「なんで私ばっかり!」「妹がいて損ばっかり!」なんて言ってる長女も、外で妹たちが嫌な目に合うと絶対守ります。
そういう場面を見ると、それぞれ我慢させている場面も多いのだけれど、やっぱり姉妹っていいなと思います。
でも思春期、反抗期に団結されたら怖いなぁ…と思う今日この頃。
もしかしたら三人団結して、ママを無視とかされるんでしょうか…。
<その2>精神的に楽になる!?
私はどちらかというと、神経質で心配性。
いわゆる「良いお母さん」でいたい、という気持ちが強かったんです。
長女のときは、どんなにしんどくても母乳で頑張ろうとしたり、離乳食やおやつも手作りのほうがいいと、自分を追い込んでしまいました。
そんな私が子供三人も育てたら、精神的におかしくなりそうですが、意外なことにそうでもない。
子供一人分だと頑張れてしまうことが、子供三人分になると何をどうしても無理になるんですね。
手を抜く言い訳ができたというか、ズボラな自分を許せるようになりました。
家族や友達に甘えることも、上手にできるようになりました。
そうしないと日々がまわらないんです。
なので、体力的にはとっても大変だけど、精神的には楽になっています。
<その3>子供の能力は無限大!
これも私の性格によるところも大きいんですが、親ってつい子供が心配で、手を出したり口を出したりしちゃいませんか?
子供が三人になって実感することですが、子供って思っているより強いし、たくましい!子供三人になって、手出し口出しすることが減りました。
泣いてもすぐには行ってあげられないし、リクエストにもすぐ応えてあげられない。
すると、こけても自分で立ち上がる。自分で着替える。自分の気持ちを切り替える。
本当にすごいなぁと思います。
そして、たまに何かしてあげるととっても喜んでもらえます。
子供を信じて待つって、やってあげるよりもエネルギーのいることですよね。
それが自然にできるのは、子供が三人いるからかなぁと感じています。
<その4>子供だけで遊んでくれる
子供が多いメリットは、なんといってもコレ!
遊ぶことに関しては、親の出番はほとんどありません。
子供と遊ぶことが苦手な私にとって、これは大きなメリットです。
子供と遊ぶことが得意な人はそうでもないのかもしれませんが…。
2歳児とエンドレスにジャンケンとか、同じ本を10回ぐらい読まされるとか、全力で変顔大会とか…。
いくら可愛い子供のためとはいえ、けっこうストレス…。
こういったストレスからは解放されました。
もちろん姉妹ケンカというイライラはあるんですが、口を出すとややこしくなるので知らんふり、右から左~。
どうせ、5分もしたらまた楽しく遊んでますから…笑。
その上、次女、三女は知らないうちにハサミが使えるようになり、字が書けるようになってます。
きっと長女が教えていたり、見よう見まねでできるようになってるんですね。
つきっきりで何かを教えるということも、少なくなりました。
そういった意味で、子育ての手間は子供が三人になったからといって三倍ではありません。
そんなこんなで、私のストレスは子供三人になった方が減っています!
<その5>なんだかんだで子供は可愛い
子供三人産んで良かったと思うこと。それはこれに尽きます!
大変だけど、常にうるさいけど、イライラもするけど…やっぱり子供は可愛い!
それぞれ性格に違いがあって、三人の絡みが面白いし可愛いんです。
七五三などの写真も華やかですし、クリスマスなどの行事も盛り上げやすい。
日常がとっても賑やかなので、写真もいろんなシーン、いろんな表情が多いのも、三人いるからかもしれません。
時折、それぞれ可愛いお手紙をくれたりするんですが、どれもとっても嬉しいものです。
私がいつも「ママは大変だ!」とアピールしてるので、けっこう気遣ってくれるお手紙です。
こんなに怒ってばっかりのママなのに…。
子育てって、ふだんは大変なことばっかりですが、その中に宝石のようにキラキラ輝く瞬間があるから頑張れるものだなぁと思います。
三人目を迷っていたり、不安なママさんへ
こうやってみてみると、子供三人の子育て、やっぱり大変そうですか?
大変じゃないとは言いません。大変です!
でも、子供を三人産んだことに後悔はまったくありません。
しいていえば、体力的に大変なので、もう少し若いうちに産んでおけばよかったとは思いますけどね。
産んでしまえば、大変でもどうにかするしかありません!
3人の子育ての大変さは1.5倍!
でも喜び、楽しみ、感動は3倍以上!
無責任に「三人目オススメ!」とは言えないのですが、子供三人の子育て、楽しいですよ。
なんとなく「子供三人のママ」って、肝っ玉母ちゃん、子供好き、いいお母さんなんてイメージないですか?
でも、私は「ダメダメ母ちゃん」。どれにもあてはまりません。
すぐイライラするし、怒るし、子供の話きいてないし、家事もさぼるし…笑
長女のほうがしっかりしているくらい。それでも、なんとかなってます。
三人の育児といっても、子供の性格や性別、パパの協力によってずいぶん違うんだろうなぁとは思いますが…。
三人目を迷っているママさん、三人育児の一例として、我が家の赤裸々な現実、よかったら参考にしてみてくださいね。