人事担当者が教える!子持ち就職・転職活動を成功させるためのポイントとは?

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ののかママ

ののかママ

日々、2014年生まれの女の子に翻弄されているワーキングママです。育児や仕事に家事と、毎日何かに追われへとへとですが、娘からもらう幸せと笑いをもとに生きています。日々の生活の中から役立つ情報が発信出来たら幸いです。

ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。

私は会社で人事(採用)の部署で働いています。

最近では子どもの居るママさんや、今後子どもをもっても働きたいという意欲のあるプレママたちの応募がとても増えてきているように思います。

現在の政府も一億総活躍社会をうたっている通り、女性が働く環境も少しずつ整備されてきていて、育児や家事だけではなく仕事でも女性の活躍が目立つようになってきていて、いまや女性がどんどん外に出る時代になったのだなぁとつくづく思う今日この頃です。

そして、「女性が働く」ということは、同時に、子どもの居る女性の活躍も大いに増えてきているということ。

子どもを産むことは女性にしかできないことですが、その女性がどんどん社会に進出していき、男性と肩を並べまたは男性を越えての活躍も珍しいことではなくなりました。

そこで今回は私が採用の仕事を通して日々感じている「採用したい!」と思う応募者の特徴や、ママであることを活かした就職活動の仕方など、子持ちママの就職(転職)活動についてをテーマに書いてみようと思います。

これから働きたいと考えているママさん、面接に行ってもなかなか採用されないと悩んでいるママさんに何か参考になればと思います。

企業として採用したい人材って?

採用の仕事ということで年に何回も求人広告で応募を募り、面接をして、やっとの思いで内定を出すわけですが、採用活動において感じることは「欲しい人材は他社も欲しい人材」ということ。

よく検討し、やっとの思いで内定を出したとしても、ほかの会社に行くことに決めた、と内定を辞退されることも珍しくありません。

そしてそれは、子持ちであっても同じ傾向にあります。

先日2歳の子供がいるという方から応募があったのですが、子持ちであることを考慮してもとても素晴らしい方だったので即内定を出したものの、別の会社でも内定を得て、そちらに行くことが決まったとのことでした。

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このように、欲しい人材や好感を持てる人というのはほかの会社と被ることがとても多いのです。

そしてその反面で何社も面接に落ちてダメな方もいるのが現実。

では、そこの違いっていったい何なのでしょうか。

私の経験上でいえば、子どもがいても内定まで勝ち取れる人達は、「子持ちを前提として仕事を探していない」傾向が強いと思います。

会社説明や業務内容を説明し、その仕事をその応募者が本当にできるのか、社風に合うのかどうかを話し合うのが面接という席だと思うのですが、採用する立場として一緒に働きたいと思う方というのはたいてい気づけば子どももいた、という場合がとても多いのです。

その人を採用したいかどうかを検討するにあたってやはり一番に来るのは「仕事への素質や姿勢」がとても大きいと思います。

子どもがいる・いないに限っては、子どもがいることで仕事を休みやすいなどの心配はもちろんあるものの、「いい人がいた、でも子どもが小さくて休みやすいかもしれない、じゃあどうするか」という検討段階の中で、「それでもこの人は会社に尽くしてくれる人だろうな」という判断ができれば意外と大した問題ではないのです。

仕事をする場というのは、いろいろな人がいます。

子どもがいる・いないだけではなく、病気を抱えて働いている人もいれば人知れず介護をしている人もいる。

そして、それらの人が同じ土俵で働き、一緒に会社を動かしていくわけですから、企業が欲しい人材かどうかを見極めるために必要なのは会社を動かす動力になるかどうかということで、子供がいるなどの土俵外のバックグラウンドではありません。

「子どもが居るから…」ということを事前に要求として伝えられてしまうと、「子どもが居て、いろいろ迷惑をお掛けしますが良いですか?」という風にも聞こえてしまうのです。

私には仕事ができる、会社に貢献できる、でも子どももいますのでこの点だけは考慮できますか?
という風なスタンスで応募に挑んでくる方のほうが仕事を任せやすい雰囲気があります。

自分の働きたい理由をしっかり検討する

自分が応募する企業にとって、自分がどれだけの動力になるかをアピールすることは子どもが居る・いないにかかわらず大事なことであると思います。

そして、そのアピールをするために必要なのは、まず、自分が働きたい理由をしっかり検討すること、そして、応募する会社がその働きたい理由を受け止めてくれる会社であるかどうかを事前にじっくり検討することです。

働きたいと思う理由は、子育てにおける家計の都合である場合も多いでしょうし、子どもの手が離れたから少し仕事をしてみたいという軽い気持ちである場合も多いでしょう。

そして、自分の経験を活かしたい、キャリアアップしたい、お小遣いを稼ぎたいというのも立派な理由です。

まずは働きたいと思う理由を自分でよく理解してみることをお勧めします。

また、この際には特に具体的な理由を考えてみることが大切です。

仮に働きたい理由が「家計の都合」であるならば現在の家計の収支を確認し、毎月最低でもどのくらいの月収が欲しいのか、というところまで検討してみたほうが良いでしょう。

また、キャリアアップしたいというのが理由であれば、将来的にどれくらいの所にまで行き付きたいのかまで、理由を一つずつ具体的に考えてみたほうが良いと思います。

働きたいと思う理由に沿う働き方を検討する

働きたい理由が明確になったら、次に必要なのは「どういった働き方ができるか」ということをよく検討することです。

一概に働くといっても、正社員という働き方だけではなく、パートやアルバイト、派遣社員など、働く形態はさまざま。

勤務時間によっては、子どもの預け先を確保する必要もありますし、家事に負担がある場合もありますよね。

自分が働きたい理由を吟味し、それを補える働き方がどういう働き方なのかよく考えてみてください。

  1. 正社員
    フルタイムの勤務になります。ある程度の待遇は保証されています。また何よりも、会社が危険な状態にならない限り雇用期間も保証されています。
    ただし、保証されている反面でその責任も重いです。有給などが付与されれば子どものための休みもとりやすいですが、保育園や学童保育の申請は必須となります。
  2. パート・アルバイト
    一日数時間から勤務可能。シフト制の場合は子どもの都合に合わせやすいので休みやすいと思います。スーパーなど女性が多い職場では働くママも多く、子育て経験者も多いです。
    しかし、人材不足の職場やその反対に多くのスタッフを確保しておくような職場の場合、自分の希望通りに勤務日や勤務時間を設定することが難しい場合もあり、勤務時間が収入に直結しているため月収の増減もあるかと思います。
  3. 歩合制の仕事
    営業やルートセールス、チラシなどの配布の完全な歩合制の職場の場合は完全にノルマ制となり、働く時間も自分で調整することなるためうまくノルマを達成することができるのであれば子育ての隙間時間で働くことも可能です。ただし、ノルマが厳しい場合などもあるので、慣れないうちはあまりかせぐことはできないため注意も必要です。ノルマ達成のため周囲の人を巻き込むと友達を失う可能性もあります。
  4. 派遣会社
    普通に応募したら入れない会社などで働くこともできるため、キャリアを積むためにも良いと思います。ただし、せっかく慣れても仕事の契約期間で勤務場所が変わるためあまり深いキャリアに直結しないことや、収入面でも安定しないことがデメリットです。また、派遣会社と委託会社との間での契約に影響があることもあって突然の休みなどは心象が悪くなるため休みづらい雰囲気もあります。

自分の目指すところにあう働き方を検討し、その働き方のできる職場を探すことが採用されるには一番の近道であると思います。

ただ、採用の仕事を何年も行ってきた経験から申し上げますと、現在仕事をしていなくていずれ仕事をしたいと考えている場合、または今仕事を辞めてしばらく子育てに専念した後復帰したい場合など、いずれ仕事をフルタイムで行いたいという希望が少しでもあるのであれば、アルバイトやパートの職歴をちょこちょこ積み上げるよりかは正社員などでの経験を選んだほうが良いと思います。

もちろん例外もたくさんあるかとは思いますが、一般的にアルバイトやパートが任される仕事の守備範囲と正社員とは大きく異なるため、後々の転職活動に大きく影響してしまうのは事実です。

履歴書の職歴欄の内容をよく読むことなく、行数だけで不採用にするという人事担当者もいると実際に聞きますから、職歴はすっきりと綺麗なほうが良いと思います。

また、子どもが小さいということは、まだママの年齢も若いということですよね。

そう考えると、子どもが小さな今こそ、正社員として採用されるための年齢の壁は低くなると思います。

いずれは正社員として働きたいのであれば、年齢を重ねるほどできることとしたいことのすり合わせが難しくなってきますから、いずれのときより若い今のうちからその時を踏まえた仕事の仕方を検討してしまったほうが良いですね。

子持ち応募者への懸念事項とは?

小さな子持ち応募者、と聞いて企業が懸念する事項は下記の通りです。

  1. 子どもの病気などですぐに休むのではないか
  2. 仕事への責任感
  3. ほかの社員への影響

上記の理由を踏まえて、子持ち応募者を採用するうえで考えるのはたくさんの仕事を任せることへの不安と、急なお休みなどがあった場合のほかの人への負担、そしてそれがほかの社員への不満に変わってしまうことです。

仮に沢山の大事な仕事を任せてしまって突然休まれてしまった場合には業務が止まってしまったり、周りへの負担が増えてしまったりするかもしれない。

仕事の責任感という意味では、時には子どもと仕事を天秤にかけて仕事を優先するができる覚悟があるかどうかも気になるところではあります。

もちろん親にとって子どもが一番であり絶対の位置にあるわけではありますが、そこを譲歩してでも仕事を優先しなければいけないこともあります。

また仮に優先できなくてもそのできないことを「子どもが小さいんだから仕方ないでしょ?」ととらえるか、「お役に立てなくて申し訳ない」と思えるかどうかというのも仕事の責任感や周りとの協調に直結していると思います。

そうなると、小さな子どもがいる社員に重要な仕事を任せるリスクが大きいと捉えて採用を躊躇してしまう会社も少なくはないと思います。

また、その会社に子育て中の女性社員がいない場合なども、前例がなく対応の仕方に自信がないという会社もあることでしょう。

そうなると、小さな子どもが居るときの就職(転職)活動については、上記の企業の懸念事項を払拭できるような売り込み方が大切となるわけです。

また、場合によっては、既婚者が就職活動をする場合においても、子どもができたらどういう風に働きたいかを聞かれる場合もあるかと思います。

子どもが居る場合は特に、面接で子どもの病気の時への対応や仕事の両立の仕方は必ず聞かれると思いますので、事前に準備しておくことをお勧めします。

どういった質問を投げかけられるかなどは求人サイトなどからもたやすく見つけることができますよ。

また、仕事をする・転職をするに当たって、面接で聞かれそうな質問に関しては、面接を乗り切るためだけではなく、実際に就職できることが決まったらどうするかを家庭内でもよく話し合い対応策を整えておくことは言うまでもなく必要です。

子どもが病気のとき、夫も休んでくれるのか、実家や義実家にお迎えは頼めるのかどうか、仕事と育児でいっぱいいっぱいにならないほどの許容量が自分にあるのかどうか、そういった部分もきちんと考えてみたほうが良いでしょう。

自分の強みを知る、または伸ばす

子持ちで転職活動をするという時。

転職に当たって自分の経験や強みを考えるにあたってまず、「子どもが居る」ということは一旦忘れてみましょう。

そして、自分に何ができるのか、をよく考えてみてください。

〇年の経験、臨機応変な対応、正確な計算、丁寧な対応、健康な体力、等々、それぞれによって強みは違いますが、応募書類を作ったり面接にいったりするにあたっては、まずアピールすることはそこになるはずです。

また、アピールすることが少ないという場合、今からでも遅くはないので少しでも自分の強みを増やすための努力を始めてみるのでも良いでしょう。

履歴書に、簿記資格に向けて勉強中・社労士試験に向けて勉強中、という記載があるだけで、仕事のために前向きに努力する人というイメージを植え付けることは出来ると思います。

そして子持ちだということを除いた中で自分の強みを考えてみた後は、今度は子持ちだからこそできることも同時に考えてみてください。

例えば、子育ての中で培った気配り、周りへの配慮、妊娠したからこそわかる妊婦さんへの対処方法や子どもが居るからこそ理解できるようになった子ども連れの方への接し方等々。

子育てほど大きな人生経験ってないと思うのです。

そこを強みとして自分を売り込まない手はないと思います。

企業研究はしっかりと

子どもが居ると企業研究などする時間がない…ということであまり調べないで応募してくる方も多くいらっしゃいます。

しかし、人事ってどんなに良いスペックを持った人が来たとしても、その人が会社になじめるかどうかもよく見て検討している場合も多いものです。

時間がなくても是非調べてほしいのがその応募するお店や会社の社風です。

応募するのがお店などであれば、実際にお客さんとしてお店に行ってみても良いですし、会社の応募ページに写真があればそれを参考にしてみることも良いでしょう。

「似たような感じの人が集まっているな…」と思うことがあれば、自分がその「同じ感じ」に当てはまっているかどうかも確認してみてください。

人を外見で判断するな…とはよく言いますが、似たような外見の人が集まりやすいという場合も多く見受けられます。

仮に応募してみて受かった後、その雰囲気の中で働けるかどうかも検討してみたほうが良いと思います。

そして一番大事なことですが、求人サイトなどを見て応募するのであれば育休の有無や育児休暇復帰の人の有無を記載している場合も多いので、少なくともそこだけはチェックしてみたほうが良いでしょう。

子どもが居る人が活躍している会社であればあるほど、小さな子どもが居ても働けるという前例があるということですから、受け入れて貰いやすいです。

また、入社してから何かあっても「お互いさま」という部分もとても強いので、職場の理解を得やすい環境であることに間違いはありません。

まとめ 子持ちは決してデメリットではない

現在、求人にあたっては売り手市場です。企業が欲しいと思う良い人材は引く手あまたでしょう。

そんな慢性的な人材不足の中、子育て中の女性であっても即戦力になるような人であれば、活躍できる場所はたくさんあるように思います。

小さな子どもを抱えての就職活動・転職活動において重要なのは自分を卑下しないこと、そして準備をしっかりと行うこと。

確かに子育て中ということで採用を躊躇されてしまうこともないとは言えないですが、アピールの仕方次第では採用される可能性も大きいと思います。

じっくりと自分に合った働き方や職場を見つけていけるといいですね。

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