ののかママ
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ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。
私は1回の出産経験、2回の流産経験があり、今4回目の妊娠でちょうど中期に差し掛かっているところです。
回数を重ねるごとに妊娠していることには慣れているのですが、やはり妊娠中は普通の状態ではありません。
体は常に重く・身動きが取りづらい状態であることは変わらず、あちこちの不調は常につきまとい、つくづく妊婦はマイナートラブルのデパートのようだなぁ…と感じる毎日です。
それらの一つ一つの小さな不調に対して、その時々対応策を講じてだましだましその場を切り抜け、上の3歳児の子育てと家事、そしてフルタイムでの勤務を続ける日々を送っています。
きっと私と同じようにマイナートラブルに悩む妊婦さんもたくさんいらっしゃると思います。
今回は過去および今の妊娠で私が抱えたマイナートラブルやその対処方法についてご紹介したいと思います。
妊娠期間は、
- 初期(妊娠2~4カ月)
- 中期(妊娠5~7か月)
- 後期(妊娠8~10か月)
に分けられます。
私が抱えた妊娠中のマイナートラブルも3つに分けてご紹介したいと思います。
パッと読むための目次
妊娠初期(妊娠2~4カ月)のマイナートラブル
1.だるさ・ねむけ
妊娠初期に私が常に抱えていたのが体全体のけだるさです。
よく、足や手がむくんだ時に体が重いようなだるいような感覚がある方もいらっしゃると思います。
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妊娠初期に私が抱えていたこのだるさは全身にそれが起こっているような感覚で、何をするにもだるく、体重は増えていないのに体が常に重かったです。
このだるさの理由を調べてみたところ、ホルモンの影響で、多くの妊婦さんが抱えているマイナートラブルの一つであるとの事。
妊娠初期に感じるだるさの対処方法は正直にいうとあまりなくて、疲れたら休むということを徹底していました。
以前も今もフルタイム勤務なので、好きな時に休むことが出来ずにかなりつらかった時もあるのですが、有給を取れそうなときには取らせて貰う、家事はしない等、意識的に休める時は休むことを徹底していました。
私自身
- 1回目の妊娠→流産
- 2回目の妊娠→第一子出産
- 3回目の妊娠→流産
- 4回目の妊娠→現在継続中
と流産と正常な出産/妊娠を繰り返しているため、「妊娠中はムリをしない」ということを過去の妊娠経験から学んできました。
だるい時は体を休める、ちょっとだけでも横になる、を徹底させて乗り切りました。
2.下痢・便秘
一回目の妊娠には無かったのですが、2回目・3回目・4回目の妊娠で抱えてきたマイナートラブルが下痢の症状です。
最初こそ「お腹が痛い」→「赤ちゃんに影響があるのでは?」と不安になったものの、下痢のときの腹痛(通常の腹痛)と流産のときの腹痛(生理痛のような腹痛)は種類が異なることも過去の経験からわかってきました。
下痢も妊娠のホルモンの変化で起こる症状の一つであると言われているようですが、実際のところ、私の場合はつわりでフルーツ類やゼリーなどの冷たいものや辛いものしか食べられなかったため、消化が悪くなったのではないかと思われます。
また、お腹を下した後には必ずと言っていいほど便秘になりました。
こちらはどちらかというと赤ちゃんが心配で腹圧を掛けたくなかったために、トイレに行っても出せなかったという部分も大きいと思います。
このマイナートラブルを対処するために実践したことは、ヨーグルト等で乳酸菌を摂取する事と体を冷やさないことでした。
一度「お腹が痛い」と言いながら裸足にサンダルで産院に行ったときには看護師さんからとても怒られましたが、妊婦が体を冷やす事はご法度のようです。
妊娠生活において一番大切なのは体を冷やさないこと。
真夏でも腹巻をして靴下をはいてしっかり体を温めることで、下痢の症状も防げているような気がします。
下痢や便秘の症状が出る前に、腹巻や靴下で下半身はしっかりと温めることをオススメします。
3.立ちくらみ・貧血
私は元々貧血持ちということもあって、妊娠と同時に毎回悩まされるのが立ちくらみや貧血です。
何もしていないときでもすうっと力が抜けてしまい、目の前が真っ暗になってしまう為かなり厄介で、実際に通勤電車で何度か倒れたこともありました。
一番の恐怖なのは座っていても貧血を起こしてしまうということで、立っていて座り込むなどすれば周りも気づいてもらえるのですが、座っているときに貧血で意識を失ってもなかなか気づいてもらえないのですよね。
上の子を妊娠していたときは、通勤電車ではなるべく座れる電車を選んで乗っていました。
また、調子が悪いと思ったらすぐに下りることが出来るように、各駅停車の電車になるべく乗るようにしていました。
現在は上の子の送り迎えがあって通勤がギリギリなので、どうしても満員電車に乗らざるを得ないため回避策はあまりないのですが、突然の貧血はどうしても怖いので、上の子の時は付けていなかったマタニティマークを付けてなるべく優先席付近にいるようにしています。
優先席付近にいたとしても座れることはめったにないのですが、仮に倒れたとしても妊婦であるということを気づいてもらえると思いますし、ごくたまに譲っていただけることもあるからです。
とはいえ、根本的な解決も行わなければいけません。
つわりでなかなかうまく食べられない時もありましたが、出来る範囲で普段の食生活は見直し、立ちくらみや眩暈が頻繁に起こることを妊婦健診の際に先生に相談して、薬を処方してもらっています。
また、血行が悪いと貧血になる頻度も高い気がしたため、かなり早い段階から下着類など体を締め付けないように、前にだけカップのあるものを探したり、ブラトップでも背中のゴムに切り込みを入れて緩くして使っています。
きつい服装はせずに、風通しのよいゆったりしたものを選ぶようにしています。
妊娠中期(妊娠5~7カ月)のマイナートラブル
1.肩こり・腰痛
妊娠中期に差し掛かると、肩こりや腰痛が出てくるようにもなってきました。
お腹が少しずつ大きくなり、またお腹を守るために取る姿勢など、普段の姿勢とは異なってくるためにやむを得ないのかなぁとも思うのですが、地味につらいのがこの肩こりと腰痛です。
普段、妊娠していないときであれば温かいお風呂に入る等で筋肉の緊張を緩めたりも出来ますが、妊娠中、とくに貧血持ちだとなかなか長風呂もできません。
そんな時に出来ることといえばストレッチ。
私がオススメのストレッチは、あおむけに寝て丸めたタオルをストレッチボール代わりに肩甲骨の間に置き、肩を伸ばす方法。
仕事中は出来ないのですが、毎日行っていることで少しずつ楽になっている気もしています。
また、レンジでチンして温めるホットパックなども効果的で、肩こりや腰痛時には当てているだけで楽になります。
そしてこのホットパックですが、お腹を下したり、反対に便秘の時にも温めていると効果がある場合もあるので、一つ持っていると便利です。
2.坐骨神経痛
妊娠中期に坐骨神経痛になって、歩くのが困難なほど辛いということが過去にも今にもあります。
痛みが出てから2~3日放っておくとだんだん楽になっていくこともあるのですけど、歩けない上に寝ていても寝返りが打てないほど激痛なので痛みがある時は大騒ぎ。
横でのんきに寝ている旦那にイラッとしてしまうこともしばしばです。
妊娠していないときであれば湿布を貼る、整体に行くなど、対処法もたくさんあるのでしょうけれど、妊娠中使える湿布薬も限られていますし、整体で断られることもあるため自己流で対処するしかないのが現状です。
坐骨神経痛の痛みがある時に私が行っているストレッチは、階段に片足を乗せて少しずつ上体を前方に移動させ、階段に乗せていない方の足のお尻の後ろの筋肉を毎日少しずつ伸ばして行く方法です。
このストレッチを行うことで、少し楽になっていく気がします。
しかし、ここで気を付けなければいけないのは無理に伸ばさないということで、少しずつ少しずつ伸ばして、痛みが出る箇所の直前で止めるということです。
このストレッチを気づいた時に出来る範囲で行っていくことで、痛みが少しずつ緩和していっているように思います。
姿勢とか痛みの強弱とか、各々の体質により異なるのでしょうけれど、普段からストレッチで体を柔らかくしておくことで痛みの予防にもなるように思います。
3.歯痛
過去というより今私を悩ませているマイナートラブルが歯痛です。
虫歯ではなく歯茎が炎症を起こしています。
我慢しきれない痛みに歯医者に駆け込んだ所、「妊婦さんにはよくあること」と言われました。
妊娠中なので抗生物質を出してもらえず、痛み止めと塗り薬での対処法しかありません。
疲れが溜まってくると顔が腫れてしまうこともしばしばです。
痛みで夜も眠れず痛み止めもギリギリまで飲めないので我慢することしか出来ません。
私が歯痛があるときに行っている対処法としては、毎日の歯磨きをいつも以上に丹念に行うことの他、「疲れない」事しか対処法がありません。
一度痛みだすと食事もままならず、3-4日流動食ということもありますが、ちょっと痛いな…という時点で有効な気がするのが「塩うがい」です。
塩を溶かしたお湯でうがいをしていると、痛みが本格的になる前に腫れが収まることもありますし、口の中もさっぱりするので薬が使えない時はこういった対処法で乗り切るしかないのかなと思います。
小さな子供がいて、なおかつ毎日仕事をしているので疲れないことはとても難しいですし、痛みを抱えながらの日常生活はかなり心が折れそうにもなるのですが、出来るだけ無理をしない範囲で対処していきたいなと思う今日この頃です。
4.こむら返り
夜中に時々やってくるのがこむら返りです。
足のふくらはぎがピーンとつって耐えがたい痛みが襲ってきます。
私の場合、普段足がつるということはあまりないのですが、上の子を妊娠中も、そして今もこのこむら返りが時々起こって、その痛みには毎回悶絶です。
あまりにも何度も起こるので、妊娠中のこむら返りの原因について病院で聞いたところ、大きな原因は冷えとミネラル不足との事。
妊娠中はどうしてもカルシウムやカリウムが不足となるので、体のバランスが崩れてこむら返りを起こしやすくなるそうです。
病院で冷えが原因の一つと言われて思い起こしましたが、上の子も秋生まれで現在妊娠中の子も冬生まれになるため、どうしても夏を通り越さなければならず、眠る時は短パンにTシャツというスタイルが定番の私。
足が冷えていることが原因かもしれないので、現在の私の対処法は足を冷やさないように短パンを止めました。
また、夏場熱中症等を避けるためにエアコンはしっかりとかけているものの、薄い肌掛けは必ずかけて眠っています。
5.耳管開放症
上の子を妊娠中も、今の妊娠中も私を悩ませているマイナートラブルが耳の違和感です。
前回の妊娠の時にあまりにも煩わしかったため耳鼻科に行ったところ、診断されたのは妊娠が原因と思われる耳管開放症(じかんかいほうしょう)。
耳管開放症というのは、耳閉感・自声強調・自己呼吸音聴取(自分の呼吸音が聞こえる)の3つの症状がある病気で、耳と鼻と喉をつなぐ管が開きっぱなしになってしまうことで起こる病気だそうです。
この病気の厄介なところは、見た目はとくにどこが悪いというわけではないという点。
職場では誰かに話しかけられても聞こえなくなったり、会議などでは自分の声が響いて聞こえたり、呼吸音が聞こえるので本当に鬱陶しくてイライラしてしまったりします。
そのため、前回はどうしても我慢が出来ず漢方を処方してもらって対処したのですが、それでもあまり決定的な解決にはなりませんでした。
しかし、出産と同時に上記の煩わしい症状は嘘のようになくなったため、今回はとくに医者にいかずにやり過ごしていますが、私の場合は首を下に向けていると耳の耳閉感が薄れる気がします。
また、まわりの声が聴きづらくなっている為、この症状は会社でも周りに伝えていて、誤解が生じないようにもしています。
妊娠後期(妊娠8~10カ月)のマイナートラブル
1.息苦しさ
お腹が大きくなるにつれ、常に息苦しさを感じるようになってきたのが妊娠後期。
上の子のときは出産予定日の10日前まで働いていたのですが、産休が待ち遠しくて仕方ないくらい息苦しさを感じていました。
息苦しさということで一番苦しんだのが酸欠です。
上の子の時、最初のころは酸欠になった時にパニックになってしまい、どう対処したらいいかわからない恐怖心が植え付けられてしまって、一度酸欠になるとまたいつなるのか…と常に不安でした。
酸欠に関しては1度・2度と繰り返していくうちに少し休んだり、水を飲むことで酸素も体内に取り入れられるため、「水を飲めば大丈夫!」と冷たい水を飲むことで気持ちを落ち着けたりしていました。
家にいる時に酸欠になったときにはなるべく横になってリラックスし、シムスの姿勢でゆったりしていると酸欠や息苦しさも少し改善したように思います。
2.頻尿
恥ずかしながら、妊娠後期になると頻尿のマイナートラブルにも悩みました。
私の住んでいた場所から一番近いターミナル駅までの所要時間が30分程度なのですが、その30分の間、トイレが我慢できないのです。
ターミナル駅なので朝のトイレは長蛇の列で、尿意を我慢しながら並ぶことはとても辛かったです。
また、仕事の時の打ち合わせや会議・来客の対応などでもトイレが近いということはとても不便でした。
大事な打ち合わせの時にどうしても我慢が出来ないこともあったため、同僚に頼んで打ち合わせ中に会議室に内線を入れてもらい、トイレに行く時間を強制的に作ったこともあったくらいです。
家にいる時も、夜はトイレのために何度も起きたので睡眠時間がきちんととれず、頻尿のせいでずっと眠い日々が続いていました。
上の子の時にはトイレが1Fにあって、寝室は2Fだったので、夜間にトイレに行くのも結構面倒くさかったです。
また、頻尿とは違うのですが、自分の体の急激な増量に体が耐えられず、長時間座っているとお尻がしびれ、お尻がしびれるから…と立った状態で仕事をしていると足腰が痛くなり、時にはお腹が張ってしまってとても辛いということもしょっちゅうでした。
頻尿やお尻のしびれ、足腰の痛みにしても、電車内の30分が耐えきれずにいつも綱渡りの気持ちで過ごした妊娠後期でした。
3.むくみ
妊娠後期、それこそ出産ギリギリまで悩んでいたマイナートラブルは体のむくみです。
しかし、「むくみがある」とは言っても結婚指輪を外すまではいかなかったのですけど、常に手足のだるさは感じ、その都度マッサージをしていました。
私が抱えていた妊娠中のマイナートラブルの中で、むくみはあまり深刻な問題ではなかったのですが、緊急帝王切開だったために、急遽手術前に指輪を外さなければいけないときに外せず、看護師さんがベビーオイルを持ってきて外さなければいけませんでした。
出産に関しては何が起こるかわからないので、これから出産を迎える方は病院に行く前に結婚指輪を外しておくことをオススメします。
まとめ/マタニティマークをつけるかどうか
過去の妊娠、そして今の妊娠から言えること、それは「妊娠は病気ではないけれども通常の状態ではない」ということです。
「妊娠よりも辛い症状の人はたくさんいる」という意見はもっともだと思うのですが、一番忘れてはいけないとことは、病気ではないものの「お腹の中に別の命を宿している」ということ。
そして妊娠して産むと決めたからにはその命を守る使命があるということです。
私は上の子の妊娠中は「妊婦様と思われたくない」とか、「妊娠は病気じゃない」と思ってマタニティマークはつけていませんでした。
でも実際に妊娠・出産を経験してみると、妊娠している状態が通常の健康体とはかけ離れているということを身をもって実感し、今回の妊娠はマタニティマークをしっかりつけています。
妊娠初期・中期・後期と形を変えて襲ってくるさまざまなマイナートラブル。
そしてそれらのマイナートラブルを抱えながらも仕事を抱え、男性と肩を並べて働いている人もたくさんいらっしゃると思います。
元気な赤ちゃんを抱けるその日まで、決して無理をせず、一つ一つのマイナートラブルを乗り越えて行きたいですね。