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ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。
もうすぐ私は出産をするのですが、出産日を前に日増しに恐怖心が強くなってきました。
私にとって今回は2度目の出産。
前回が緊急帝王切開だったため、今回は予定帝王切開となることがもうすでに決まっています。
今回の方が恐怖心が強いのは、出産までの流れや痛みの種類、産後の体調の悪さもなんとなく予想出来てしまうからだと思います。
出産は人それぞれ。
10人いれば10通りのお産があって、型にはまることはないかと思います。
しかし、いろいろなお産をシミュレーションすることによって、少しは心の準備も出来るのではないでしょうか。
そこで今回は私の前回の出産体験レポートと、前回の反省から今回備えたい準備についてご紹介したいと思います。
パッと読むための目次
41週を越えても産まれず陣痛促進剤投与へ
前回の出産を一言で表現するならば、「痛みのオンパレード」でした。
41週を越えなかなか出産兆候のない私に、主治医からは
「いつ産まれるのだろう?」とワクワクしていた私にとっては、出産日があっさり決定してしまうことに、若干の肩透かしのような複雑な気持ちを感じたことを覚えています。
お腹の娘はどんどん大きくなり
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羊水混濁というのは羊水が濁ってしまうことで、妊娠のうち約1割が羊水混濁を引き起こしているそうです。
羊水はお腹の赤ちゃんのクッションの役割を果たしています。
また羊水を赤ちゃんが飲むことで肺機能を強くします。
通常の羊水は透明ですが、羊水混濁が起こると羊水の色が緑色~黄色になってしまうそうです。
羊水混濁の主な原因は「赤ちゃんのうんち、胎便」です。
通常赤ちゃんはお腹の中でうんちはしませんが、腸の動きが活発になってくるとうんちをします。
腸の動きが活発になる理由として1番に挙げられるのは常位胎盤早期剥離で、早期剥離が起こることで赤ちゃんは低酸素状態となり腸の動きが活発になると言われているようです。
また、お腹の中でうんちが出来る状態、イコール充分に発達している状態であるため、低酸素状態から早く助けてあげるためにも、早く外に出してあげる必要があります。
また羊水混濁が起こると赤ちゃんは汚い羊水を飲み続けることになり、胎便吸引症候群(MAS)という呼吸障害の原因となることもあるのだそうです。
胎便吸引症候群の症状は、多呼吸・低酸素血症・発熱などです。
器官や肺に胎便が付着することにより、炎症を起こし、呼吸状態が悪化するため、チアノーゼになり、呼吸数が多くなります。
重度の場合には唸るような呼吸をしたり、産声を上げられなかったり、場合によっては仮死状態になってしまうこともあるようです。
羊水混濁が起こったら必ずそうなるわけではないものの、健康への影響や将来的な障害を引き起こす可能性がある場合もあるため注意が必要とのこと。
赤ちゃんの誕生日を人工的にきめてしまうことに対しての抵抗は若干あったものの、
赤ちゃんへの負担が大きくなるようであれば、早く何とかしなければいけないという気持ちの方が強くなりました。
その日は翌日の出産に備え、産道と赤ちゃんの大きさを見るためのレントゲンなどを受けて、家に帰り、ゆっくりとお風呂に浸かってリラックスして過ごしたことを覚えています。
陣痛促進剤投与日にようやくおしるしが…
出産日当日、促進剤を使う予定だった日は快晴でとても綺麗な青空でした。
しかし、これから今までの人生で味わったことが無い痛みを味わうと言うことに対してとても緊張していて、朝ごはんは喉を通らず、時間もあまりなかったことから朝食は食べずに出かけました。
病院についてトイレに行くと、その時初めて出血があり、助産師さんに報告して内診して貰うと
このとき
総合病院での出産だったため、「小児科のある日」という理由だけで出産日を決められてしまったことには多少の後ろめたさも感じていたのです。
病室に荷物を置いて着替え、最初の陣痛促進剤を飲んでしばらくゆっくりしているように言われ、夫と雑談しながら陣痛が来るのをゆったりと待っていました。
陣痛促進剤とはその名の通り陣痛を促進する薬です。
内服薬と点滴があります。
薬によって子宮を収縮させ、分娩を促したり、微弱な陣痛を促進させる場合に使われます。
一気に適用すると子宮が破裂することもあるため、様子を見ながら少しずつ服用します。
陣痛促進剤については効く人と効かない人がいるようで、促進剤が効かない場合には帝王切開になる場合等もあるようです。
私の場合、陣痛促進剤は割と効いた方だと思います。
陣痛促進剤を飲んでしばらくすると、じわじわとした生理痛のような痛みが徐々に押し寄せてきました。
しかし、最初の頃はまだ余裕で、持ち込んだ雑誌などを読んでいた私。
しばらくすると助産師さんが子宮口をチェックしたり、陣痛の間隔を調べ、2度目の陣痛促進剤が投与されました。
2度目の促進剤を飲んでしばらくするとさすがに痛みは強くなってきて、「痛い」と言う言葉が自然と声に出てしまうほどに。
陣痛の痛みの表現は人それぞれだと思いますが、私が感じた痛みは、生理痛の酷い時の痛みの強さが30倍くらいになった感じでした。
しかし、それだけ痛くても助産師さんに言わせれば「まだまだ序の口」
もっと痛くならないと赤ちゃん生まれて来ないわよ。
本陣痛の最中に過呼吸に…
これは今思い出しても私のせいではないと思うのですが、最初について下さった助産師さんが
そして、その呼吸方法を忠実に守っていたら、3度目の陣痛促進剤投与後に過呼吸になってしまいました。
過呼吸のパニックで、息の吸い方も吐き方もすっかり忘れてしまいました。
後から来た別の助産師さんには「そんな呼吸していたら過呼吸になるわよ!」と怒られ、それを聞いた夫が
陣痛の痛みと、息が出来ない苦しさ、手足のしびれとで、普段は周りの目がとても気になる私もそんなこと言っていられず、のたうちまわっていると言っても過言でなかったと思います。
例えるならば、まるで海の中に沈没する舟に下半身を挟まれながら溺れてしまっているようなそんな感覚で、とても苦しく、誰かが触ろうとするものなら振り払い、理性なんてどこかへ飛んでしまいました。
これから出産を控えている方もいらっしゃると思いますが、陣痛中の呼吸法等はしっかりと予備知識を入れておいた方が良いと思います。
私はそういったことは一切せず、ぶっつけ本番で挑んだのですが、どれが合っていてどれが間違っているかなどの予備知識が全くなかったため、最初に言われたことを守るしか出来なかったのです。
パニック状態の私のところには、午前中の診察を終えた主治医の先生が駆けつけてくれ、紙袋を渡され過呼吸は何とか解決しました。
ですが、その過呼吸が原因で私の疲労は既にピークに達してしまい、これから母親になるのに情けないのですが、主治医に対して「もう無理です…」と泣いてすがってしまいました。
夫と話し合っていれば良かった緊急時の対応
もともと、私の産道とお腹の中の娘の頭の大きさの余裕が3mmしかなかったため、「場合によっては帝王切開になるかもしれない」という話は事前にされていました。
産道の余裕は3mmでも若干は広がるため、ギリギリ普通分娩も出来るだろうとの事でした。
ですが、私自身が過呼吸と痛みとで完全に疲労してしまい、これ以上の陣痛を乗り切る気力が残っていなかったため、医師から提案されたのは”帝王切開”でした。
私自身「もうこれ以上は無理」と思っていたため、医師の提案には二つ返事で「そうして下さい」と即答してしまいました。
しかし、夫は違いました。
この時点で、私の体に傷をつけることに対して躊躇していた夫。
元々あまり決断力がある方でもないので、案の定「どうしようかな~」と悩み始めてしまいました。
手術の詳細を細かく先生に聞いたり、どこかに消えたり、何故か私の母に電話し始めたり、なかなか「帝王切開にしよう」という一言を言ってくれなかったのです。
夫の意見がはっきりしないうちには同意書を得られないので、病院もどうにもできず、その間にも増す痛みに私は耐え続けなければいけませんでした。
結果的に決断しきれない夫に対して私がキレて
もう無理だって言っているでしょ?
生むのは私なの!
と、付き合って以来初めて声を荒げて怒鳴ったことで、夫も渋々同意してくれ、すぐに手術となったのですが、夫とは事前にもっときちんと話し合っていれば良かったなぁと今になっても思います。
後から聞いた話しによると、夫はこのとき、私がそのときの痛みを乗り切るためだけにお腹を切ってと言って「後悔したら困る」と思っていたようです。
また、傷を付けてしまうことで私の両親にも申し訳ないだとか、手術中何かあったら…と思い、当日は仕事で来られなかった私の母に状況を連絡し、緊急帝王切開になるかもしれないと告げていたそうです。
しかし、出産という今まで味わった痛みの中での最高潮にいた私にとっては、その場を乗り切るための決断だったとしてもすぐに決めて欲しかった。
刻一刻と強くなる痛みから早く解放させて欲しい気持ちでいっぱいで、夫に対してかなりイライラしていました。
出産は何が起こるか全く分からないことなのですよね。
もっと事前にいろいろな場合を想定して夫と話し合う時間を持っていられたら、きっと夫が悩むことも私が怒鳴りつけることもなかったのかなと思います。
今回の出産は、前回の経験を生かして、事前に色々なことを想定して夫と話し合い、何かあれば即決断してもらうように働きかけている今日この頃です。
ちなみにこの後、私は帝王切開を受けるために麻酔をされました。
「麻酔はとても痛い」と聞いたことがありましたが、その麻酔の注射さえ陣痛の痛みを越えることはなく、引っかかれたくらいの痛みにしか感じませんでした。
そして麻酔が効いてきて陣痛の痛みが消えた途端、かなりほっとした感覚をいまだに覚えています。
帝王切開は術後が辛い
陣痛の痛みから解放され、帝王切開で赤ちゃんを産んだ私ですが、手術後麻酔が切れた途端に猛烈な痛みが襲ってきました。
背中には痛み止めの管を入れられていて、手元のボタンと繋がっていました。
痛みを感じたら手元のボタンをプッシュすれば、背中の管から痛み止めが出て「しばらくすれば効いてくるよ…」と言われていたものの、実際のところ元々の痛みが痛すぎて、あまり痛みが軽減したようには思えませんでした。
出産日当日の夜は真っ暗な病室の中でその痛みと戦い、血栓が出来ないようにと足に付けられているマッサージ器のシュー、シュー、と言う音を聞きながらぐっすり眠ることさえできず、とてもつらかったです。
しかし、助産師さんや先生に言われた通り、痛みを伴いながらもトイレに行ったり、保育器に入れられている娘を見に行ったり無理に動いているうちに痛みは少しずつ消えていったように思います。
とは言え、あれだけ「効かない」と思っていたプッシュ式の麻酔も、取り外された日は信じられない位の痛みがありました。
そして、その麻酔を取り外された日に義両親が遠方から娘を見にやってきたのですが、私は笑うことさえ出来ない状態でとても感じ悪かったと思います。
これは帝王切開でもそうでなくても言えることですが、産後に両親や義両親などの訪問もあるかと思うのですが、どのタイミングで来てもらうかについては、事前に旦那さんとはよく話し合っておいた方が良いと思います。
私自身は前回の出産は帝王切開で、帝王切開の痛みをあまり理解していなかったこともあって、術後3~4日後位に来てもらうことに承諾していたものの、正直な所義両親との会話をするには辛い時期でもありました。
どくどくと襲ってくる痛みに、体を起こしていることも辛くて、座っているのがやっとの状態。
また、帝王切開の後でシャワーにも入れていない状態だったので、初めて化粧をしていない姿で義両親と会いましたし、自分の体臭も気になって仕方なかったです。
うちの義両親はとてもいい人たちなので、孫が生まれて本当に喜んでくれて、私にも労いの言葉を沢山かけてくれたのですが、私自身はかなりそっけない態度だったと思います。
自分の親であれば甘えられますし、状況を理解してもらえる部分もあるのですが、義両親となるとなかなかそうもいかなくて「もう少し後に来てもらえば良かった…」と心底思いました。
ちなみに今回も帝王切開の予定で、義両親は手術日に来る予定だったみたいなのですが、それだけは絶対にやめてほしいと夫に頼み、1週間後の退院するくらいの時期を指定しています。
痛みの他に術後辛かったこと
痛みの他に、術後とてもつらかったのは「喉の渇き」でした。
出産日は緊張のあまり朝ごはんを取れず、お昼ごはんも出されたものの陣痛の痛みで食べられずに手術を受けた私。
出産日とその翌日は完全に絶食状態で、水分は点滴で取らなければなりませんでした。
術後は痛みもあったので食べないことはそれほど苦ではなかったのですが、喉の渇きは本当にきつかったです。
喉が渇いているので唇はがさがさになり、声も出しづらく、せめて歯を磨かせて欲しいと切に願いました。
水が飲みたい一心で点滴を引きずってトイレに行き、朝食代わりに白湯を貰って
また、その他に辛かったのが、シャワーに入れないことです。
陣痛の痛みで変な汗を沢山かいて、手術を受けて点滴をして、体臭さえ薬の匂いがぷんぷんしています。
そして悪露も出ていたので、その汚れやにおいも気になって、術後は自分の匂いが気持ち悪くて仕方なかったです。
結局術後4日後位にシャワーに入っても良いという許可が下りたのですが、4日あまりシャワーを浴びられないのは本当に辛かったです。
そのため、今回の入院は体を拭けるシートを持っていこうと思っています。
また退院しても産後1か月位はお風呂の許可が出なかったので、今回は手術前の今、お風呂に一人でゆっくりと浸かって今のうちにお風呂タイムを楽しんでいます。
まとめ
私の初産は、おしるし→促進剤→陣痛→過呼吸→緊急帝王切開→術後の痛みと言った、出産の痛み・苦しみのオンパレードとなりました。
また医師によると羊水も若干濁っていたようで、あのタイミングで娘を取りだしたことは得策でもあったようです。
私は前回の出産でたくさんの痛みを全て経験しているからこそ、これから控えている出産に関しての恐怖が日々増しているのですが、前回の経験を活かし、しっかりと備えて出産に挑みたいと思います。
同じようにこれから出産を迎える方もたくさんいらっしゃると思います。
元気な赤ちゃんをこの手に抱ける日ももうすぐですね。
良い出産が迎えられますようにお互い頑張りましょう!