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ママテク(@mamateku)ライターのChiKaです。
出産が近づくと「もうすぐ我が子に会える」という喜びでいっぱいになりますよね(^^)
でもその喜びと同時に「陣痛に耐えられるかな…」「うまくいきめるかな?」など出産への不安や悩みもあることでしょう。
人によっては「会陰切開ってするのかな?」という不安を抱えている人もいることかと思います。
私は妊娠出産の雑誌で初めて会陰切開のことを知ったのですが、「陣痛で1番しんどいときに股を切るの!?」と衝撃を受けました…(汗)
会陰切開をする部位と出産直前というタイミング的に「絶対痛いもの」というイメージしか抱くことができず、出産の喜びをイメージするときには必ず心の何処かで会陰切開の恐怖を思い出すという、よくわからない感情を抱えていました。
ただでさえ出産は不安が多いものなのに、それに会陰切開というものが上乗せされて眠れない日もあったものです。
ですが、私の2回の出産経験と2回の会陰切開を経て言えるのは
- 痛いこともあるけど、絶対毎回痛むというものではない
- 痛みには個人差がある
ということです。
というのも、初めての会陰切開はかなり苦しめられましたが、2回目は何故か全然平気だったのです。
今回は、出産に向けて会陰切開がどんなものか知りたいという人や、我が子に会えるのは楽しみだけど「会陰切開は怖い!」という人のために私の出産時の会陰切開の感想などをお伝えしていきます!
これから出産を控えている人の参考になったらと思います(^^)
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会陰切開は切ったときよりもその後が痛かった!私の感想をレポート
先ほども少しお伝えしましたが、私は長女の出産のときと次女の出産のときの2回とも会陰切開をしています。
結果から言うと「1回目はむちゃくちゃ痛かった」「2回目は平気」でした。

ここでは、そんな私の2回の会陰切開の体験談をお伝えしておこうと思います。
長女のとき(1回目の会陰切開)
長女を妊娠したときは、初めての妊娠&出産だったので色々気合いが入っていました。
仕事もやめて時間があったので、妊娠のことや出産のことを調べる時間もたくさんあり、雑誌、ネット、友達の話など、あらゆるところから情報を仕入れていました。
そんななかで「会陰切開」というものの存在を知り、恐怖しました…(汗)
しかし、出産経験のある友達に会陰切開のことを聞くと「自分は会陰切開しなかった」という子ばかりだったので「実はそんな頻繁にすることではないのかも…?」とちょっと安心することが出来たのですが…
その後、私よりも4ヶ月早く出産をした友達が会陰切開をして出産しており

切られるのがハッキリとわかってコワかった

当時かなり弱気だった私は、妊婦検診のとき担当医に「会陰切開はしたくない…」と漏らしてしまいました。
すると担当医は

赤ちゃんが安全に産まれているくるためには必要な処置であることはわかっていたのに、つい弱気になって担当医に相談したのが恥ずかしくなってしまいました…。
その後、助産師さんに

切るのはそんなに痛くないよ!割けるよりも切ってしまった方が予後がいいよ
結局モヤモヤとした不安を残したまま、時は流れて出産となりました。
分娩台に上がり、あとちょっとで産まれるというときに「(会陰を)切るから、麻酔しますね~」「ちょっとチクッとするよ~」と言われ、次の瞬間、麻酔を打った刺激がありました。
麻酔のおかげか興奮しているせいか、会陰を切られているときの感覚はありませんでした。
何より「早く産まないと!」ということで頭がいっぱいだったので会陰切開のことはあまり考えずに済みました。
そしてようやく長女を出産。

やっと我が子に会えた!
そのとき、陣痛や出産のもととは違う痛みが股の方から感じて「いたっっ!」と声をあげてしまいました。
すると担当医が「今、切った会陰を縫ってるからね~」と説明してくれました。
私が感じた痛みは縫われている刺激だったようです。ですが、めちゃくちゃ痛いというわけではなかったです。
その日は産後の興奮状態もあったので、痛みや疲れよりも達成感やハイな気持ちでいっぱいでした。
そんな出産の翌朝、無性にトイレに行きたくて目が覚めました。
トイレに行くため起き上がろうとすると…股に激痛が!
何かが突っ張るような痛みで、これまで体験したことのないジャンルの痛みだったので、思わずナースコールをして助けを呼んでしまいました(汗)
何事かと駆けつけてくださった助産師さんに状況を伝えると

あとで先生の診察があるから、見てもらおうね
その後、担当医に診てもらうと「縫ったところはキレイだから安心して。痛み止め出しておくね」とあっさり診察は終了。
めちゃくちゃ痛いけど、担当医や助産師さんが診るかぎりでは回復は良好だったようです。
入院中に処方された痛み止めが効いているうちはかなり痛みは緩和されるのですが、効果が切れたときは歩けない、座れない、眠れないなど、とにかく痛んで仕方がありません…。
授乳するときも意を決して円座の上に座り、オムツ替えのときも覚悟を決めて立ち上がっていました(T_T)
入院室内にあるトイレに行くにも5分くらいかけてゆっくり歩き、産後2、3日は痛みをこらえるのに必死でした。
退院も近づいてきた入院4日目、まだまだ会陰が痛くてとても退院できるような気持ちではありませんでした。
せっかく我が子を連れて家に帰れるのに、会陰の痛みで暗い気持ちになるのがとてもイヤでした。
そんな気持ちを助産師さんに伝えたら

痛みがあるうちは無理しないで、周りの人に頼って!
結局、会陰は痛むまま退院し、そこから5日は寝たきりの生活をしていました(汗)
里帰りなのをいいことに、実家の母の助けを大いに借りていました。
それでも会陰切開で切ったところが痛すぎて泣いてしまったときもあります(泣けたのはホルモンバランスの乱れもあったのだと思います)
また、自宅でシャワーをするときは会陰切開で切ったところをしっかりシャワーであたためました。これは退院直前に助産師さんからいただいたアドバイスです。
会陰切開で切ったところを早く回復させるには、シャワーであたためて血行を良くするのがいいとのことでした。
正直、シャワーを当てるだけでも痛かったのですが、早く回復したかったのでガマンしていました。
そしてこんなに痛んだ会陰切開で切ったところも、日が経つにつれてゆっくりゆっくりと良くなっていきました。
産後1ヶ月後の私の検診では全く痛くないわけではありませんが、ちゃんと歩いて病院に行くことができました。
ですが、その様子を先生に話すと「え!?まだ痛むの?」「1ヶ月も経てばほとんどの人は痛いとか言わないよ」と驚かれました…
自分としては良くなっているのでいいかと前向きにとらえていたのに、ちょっとショックでした…。
会陰切開の痛みはともかく、検診の結果はすべて問題なしだったのでその日から湯船に浸かることができるようになりました。
最初は切ったところが怖かったのですが、湯船に浸かっているあいだはジンジンとした地味な痛みも、突っ張るような違和感も消えてとても気持ちよかったです。
産後2ヶ月が経つ頃、気が付くと会陰切開の痛みはなくなっていました。
もしかしたらもっと前からとっくに痛みは消えていたのかもしれませんが「そういえば私、もう普通に歩けている!」と気付いたのがこのタイミングでした。
次女のとき(2回目の会陰切開)
長女の出産時の会陰切開が痛すぎて「もう子供は1人でいいよ…」と思っていた時期もありましたが、どうしてももう1人欲しくなった私。
「痛みは長くても2ヶ月くらい、我が子が欲しいという気持ちの方が強い」と思って妊活、そして第2子を授かることが出来ました。
妊娠初期でつわりがあるうちは余計なことを考える精神的な余裕はありませんでいたが、つわりが終わってからはちょっとずつ会陰切開のことを思い出すように…
妊娠中期から切迫早産気味だったので自宅で安静にしているせいか、長女出産のときの陣痛のことや会陰切開のことを鮮明に思い出しては恐怖する日々が続きました(T_T)
ですがどれだけ怖がっても自分が「もう1人産む」と決めたのですから逃げるわけには行きません。
思い出しては「怖くない!」「2ヶ月のガマン!」と自分に言い聞かせて2人目のお産に挑みました。
そして時は流れ、次女を出産。
今回も「ちょっとお股切りますね~」と言われたときは「ああ…やっぱり今回もか…」と諦め半分でした。
赤ちゃんが安全に産まれてくるための処置なのはわかっているので、自分が痛いと思うことに関しては受け入れる気持ちでいました(それ以外どうしようもないのですが(笑))
その後、長女のときのように処置が行われたのですが「アレ…?思っているより痛くないかも」と感じていましたが、すぐに「前回も産後の処置はそんなに痛くはなかった。問題は明日から!」と思い直しました。
そうです、前回も地獄はここからだったのです。
「会陰、痛くなるんだろうな…」と憂鬱に思いながらその日は就寝しました。
そして次の朝…
目が覚めてまず最初に確認したのは「どれくらい痛いのか」「歩けるレベルなのか」ということでした。
トイレに行くついでに痛さレベルのチェックをしました。
そーっとベットから降りて、おそるおそる1歩を踏み出してみると…
なんと、全然痛くないのです。
ゆっくり歩こうがササッと歩こうが、お股には何ら異常はなく…(産後特有のだるさはありますが)
とってもいいことなのですが、なんだか肩透かしをくらった気分でした…
先生や助産師さんには長女のときの様子を伝えていたので「会陰、どう?」「歩ける?」ととても気を遣って様子を見に来てくださるのですが、自分でもビックリするくらい何ともなかったので、本当に申し訳ない気持ちになりました…(汗)
その後、産後1ヶ月後の検診も問題なくクリアし、会陰のことなどすっかり忘れていました。
1回目と2回目で同じことをしているのに、こんなに経過が違うということに本当に驚きました。
会陰切開後の自宅ケア
前の章では私の2回の会陰切開の体験談をお伝えしてきました。
1回目と2回目があまりにも差があったので、次女のときは「ホントに切ったの?」という疑いすらありました(^^;
しかし、それでも会陰切開をしているという事実はあったので切ったところのケアは必要でした。
私がしていた会陰切開後のケアは
- シャワーのときに、会陰をしっかりと温める
- トイレのたびにウォシュレット&洗浄綿で清潔にする
体験談でもお伝えしたとおり、シャワーで温めることによって血行が良くなり傷の回復が早くなるそうです。
痛みがピークのときはシャワーを当てるだけでも痛かったのですが、回復してくるとシャワーで温めるのがだんだん気持ちよくなってきますよ。
また、会陰切開をしたあとはトイレがとても怖かったです。
出産したてのことは会陰の痛みに加えて悪露が出ているので、トイレをするだけで5分以上は時間がかかっていました。
ですが、悪露が出ているからこそ、会陰が痛むからこそ、トイレ後のケアはしっかりとすることをおすすめします。
産後のトイレで活躍するのが「ウォシュレット」と「洗浄綿」です。
ウォシュレットがついているトイレのときは、用を足したあとにウォシュレットを使って会陰を清潔にするようにしましょう。
また、温水のウォシュレットはシャワー同様、会陰切開の傷口の回復を早めてくれる効果があります。
また、ウォシュレットがないときなどは洗浄綿を使って清潔にするようにしましょう。
ただでさえ傷があるところと拭くのは怖いかもしれませんが、バイ菌が入ってしまうともっと大変なことになります。
私が助産師さんから教わった洗浄綿での拭き方は、ゴシゴシとこするのではなくトントンと優しくおさえるように拭く方法でした。
おさえるように拭くとそんなに痛みはありませんでしたよ☆
ちなみに、会陰切開をした人は円座クッションを買っておくことをおすすめします。
長女のときは円座クッションがなかったらきっと満足に授乳が出来なかったと思います…!
病院に円座クッションがあって便利だったので、母と夫に「退院までに円座クッションを買っておいて」と依頼しておきました。
出産準備をしている段階では「円座クッション」は候補にも挙がらなかったので、急遽購入することになりましたが、ホントにあってよかったです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
会陰切開はこれからお産をする人にとってはとても気になることですよね…。
普段そんなに気にしていない部位だけに、いざ「切るよ」と言われると怖くなってしまいますよね。
私の場合、長女のときは「激痛」、次女のときは「まったく痛くない」というものでした。
1回目がむちゃくちゃ痛かった(しかも長かった)ので必要以上に怯えていたのかもしれませんが、2回目はホントになんともなかったのです。
これから出産の人を脅かすわけではありませんが、1回目のときは本当に涙が出るくらい痛かったです…
ですが、ゆっくりでも必ず痛みはなくなっていくので、どうか痛み止めなどを上手に使って頑張って乗り越えてください!
また、私の2回目のときのように「全く痛くない」というパターンもあります。
会陰切開をしたあとの自宅ケアは「シャワーのときに、会陰をしっかりと温める」「トイレのたびにウォシュレット&洗浄綿で清潔にする」などするといいですよ。
毎日のシャワーのたびに会陰を温めるのは本当におすすめです。
傷の痛みがヒドいうちはシャワーの水圧が痛いかもしれませんが、回復が早くなるのでやっておいた方がいいでしょう。
また、トイレに行くたびにウォシュレットをするのもおすすめです。
温水のウォシュレットは会陰を清潔にできるだけでなく、回復を早めてくれる効果もあるそうなので一石二鳥ですよ。
自宅にウォシュレットがないときは洗浄綿で清潔にするようにしてくださいね。
そして会陰切開をした人は退院後のために円座クッションを購入することをおすすめします。
あのドーナツ型は本当によく考えられた設計なので、極力会陰の痛みを感じることなく授乳をすることができますよ。
会陰切開とは赤ちゃんを無事に出産するためには必要な処置です。
確かに痛いこともあるので「できれば避けたい!」と思う気持ちもわかりますが、あまり極端に怖がったりせず、リラックスしてお産に挑むようにしましょうね(^^)