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ママテク(@mamateku)ライターのChiKaです。
お産を間近に控えているという人は、今が1番ワクワクしている時期でしょう。
お産への不安もあるでしょうが、それ以上に「いよいよ我が子に会える」という喜びのほうが大きいですよね。
臨月にもなるとお腹がパンパンになって今にも産まれてきそうな感じになるので、さらにお産への意欲が高まることでしょう。
ですが!臨月になったからといって「今すぐ産まれてきてもいいよ~」というわけではありません。
臨月になってからも、ひとまずは「正産期」までは待つ必要があります。
お産を間近に控えると臨月やら正産期やら色々な呼び方がありますが、何だかごっちゃになってしまいますよね…。
一体正産期とはどんなもので、どのように過ごしたらいいのかということが気になる人も多いことかと思います。
今回は正産期についてや過ごし方の注意点などを、私の経験談とあわせてお伝えしていきたいと思います(^^)
パッと読むための目次
正産期ってなに?正期産、臨月とは違うの?
「正産期」とは、妊娠37週目0日から41週目6日の「時期」のことを言います。
この時期になると、赤ちゃんの体重は2,500グラムを超えている子がほとんどで、いつ産まれてもバッチリな状態になっています。
2,500グラムに満たない赤ちゃんは健康でも念のため保育器に入ることになる場合が多いですが、正産期に入ってから産まれてくるのであれば体重面はクリアすることができそうです。
また、正産期に陣痛が来た場合は特別な事情がない限りはそのまま出産となります。
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そして「正期産」とは、妊娠37週目0日から41週目6日にする「お産」のことを言います。
この期間内にお産をすることを正期産と呼ぶのです。
正産期と正期産の違いは、時期のことを意味するのか、その時期にするお産のことを意味するのかというところです。
また、正産期とは俗語、正期産は医療用語というのも異なるポイントです。
また、臨月とも何が違うのか気になりますよね…
臨月は妊娠36週0日から39週6日の期間のことをいいます。いわゆる妊娠10ヶ月目のことです。
多くの人が妊娠10ヶ月中盤から後半にかけてお産をすることになります。
そしてお気付きでしょうが、正産期が「妊娠37週目0日から」なのに対して、臨月は「妊娠36週0日から」になります。
正産期と臨月では1週ほどズレがあるです。あまり差がないように感じますよね(^^;
しかし、たかが1週とはいえ妊娠36週0日から36週6日のあいだにお産をすると「早産」となり、赤ちゃんに処置が必要になってしまうことがあります。
ここは大きな差なので覚えておきましょうね!
37週以降の過ごし方の注意点などを私の体験談とあわせてご紹介!
前の章では、正産期についてお伝えしました。
出来ることなら早産は避けたいので、正産期にお産ができるようにしたいですよね。
そして正産期に入って「いつ産まれてもOK!」となっても、何やってもいいというわけではありません。
正産期は正産期なりの過ごし方の注意点というものがあります。
ここでは、正産期である37週以降の過ごし方の注意点などについてを私の体験談とあわせてお伝えしていきたいと思います!
長女のときの場合(妊娠41週5日に出産)
長女は私にとって第1子であり、はじめてのお産でした。
お産に対するワクワクはありましたがそれと同じくらい出産の不安も大きく、すでに子供がいる友達からたくさん話を聞いて参考にしたり、心の準備をしたりしていました。
経産婦の友達からのアドバイスのなかでも特に印象に残ったのが「子供が産まれたら当分は身動きとれないから、今のうちにやりたいことやりなよ!」というものでした。
そのアドバイスを受けた当時はつわり真っ最中だったので
そしてようやくつわりが終わって身動きが取りやすくなったころ、「切迫早産の気がある」と診断されて安静指示が出てしまいました。
やっとやりたいことができる!と思った矢先でしたが、『まだ時間はあるし、正産期に入って安静解除になったら好きなことをして、好きなものを食べて過ごす!』と再度決心しました。
そして月日は流れ、念願の妊娠37週、正産期に入りました。
先生はこれまでの私の体重増加が気になっていたようで「この時期に急激に体重が増える人が多い」「急激に体重が増えると難産になるよ」と釘を差してきました…!
また「子宮口もしっかり閉じてるので、よく動いてくださいね」とも言われました。
そして助産師さんからは「体重管理やお産の体力作りをするためにもウォーキングしてね」「これまで以上に食事には気を付けてね」と言われ…
結局、正産期はウォーキング&減塩食でヘルシーに過ごすことになりました。
私のやりたいことといえば「お肉の美味しいビッフェやフルーツバイキングに行く」ということだったので、この夢が実現することは出来ませんでした…
しかしそのおかげか、予定日を大幅に過ぎてからの誘発剤を使っての出産でしたが、かなりのスピード出産&安産でした。
出産体験談には以下記事にまとめています。
次女のときの場合(出産予定日当日に出産)
次女の妊娠時も長女の時と同様に、妊娠中期から切迫気味を指摘されて思うように動けないことが多かったです。
制限が多いし、幼い長女もいますし、出来れば正産期に入ったらすぐにでも出産したいと強く思っていました。
早産に怯えながら安静にして過ごし、何事もなく正産期を迎えられてホッとしていると…
やはり先生が「よし!これからはバリバリ歩こうか!」と突然の運動指示を出してきました。
今回もやはりこれまでの体重増加が目についたようです。
長い安静生活で体力が落ちていた私にとって、運動はかなり過酷なものでした…(TT)
ですが、こんな状態でお産をしてもすぐにガス欠になりそうだったので、「安産のために!」と頑張ってウォーキングをしていました。
今回は経産婦ということもあり、陣痛が来たらあっという間にお産になる可能性もあるので、ウォーキングは家の回りだけにするように言われました。
たしかに家の回りなら、いつ陣痛が来ても安心でしたが、歩いても歩いても変わり映えのない景色が続くのでとても苦痛でした(TT)
そして2回目の妊娠のせいか、1回目のときに比べるとやたらお腹が大きくなっていたので足元がかなり見えにくかったです。
そのため、ウォーキングしにくく、こけないように慎重に歩いているつもりでも重心が前に行くのでとてもしんどかったです。
正産期でウォーキングをする人は絶対に足元には気を付けてくださいね!
また、長女のときはあまり感じたことがなかったのですが、正産期に入ってから、強いお腹の張りを何度か感じることがありました。
規則的ではないのですが、連続して続いてはいつの間にか無くなっているようなお腹の張りで、いわゆる「前駆陣痛」でした。
最初は「またお腹張ってる」くらいにしか思っていませんでしたが、たまに痛くて息苦しくなるほどの張りもあったので、検診のときに先生に相談したら「それは前駆陣痛。お産が近い証拠だから、念のためチェックしといて」と言われました。
…と、このように私は2回の妊娠で2回の正産期を経験しましたが、その両方で共通していたのが「正産期に入ったらウォーキング!」ということでした。
私の場合、体重がかなり増えやすかったので、その体重管理に注意する必要があったようです。
臨月になるとどれだけ食事内容に気を付けても、おやつも食べないようにしても、何故か体重が増えてしまいます。
しかも、赤ちゃんが下がって胃がスッキリすると食欲がわいてくるので、とんでもない「食べたい願望」との戦いになります(TT)
太りすぎると難産につながるので体重管理と食欲の制御はとても大切なのです。
そして、ウォーキングで体力をつけておくとお産のときにとても助かりますよ。
お産はホントに体力勝負なので、正産期からでもウォーキングをしておいてよかったなと思いました。
ちなみに、次女の妊娠時は長女の時以上に安静ばかりだったので、出産や入院準備の進みがかなり遅かったです。
安静中は「赤ちゃんには長女のときのものがあるし、私もゆっくり揃えたら何とかなるでしょ」と思っていたのですが、正産期に入ってから最終チェックをすると、用意の抜けや漏れが多くて冷や汗をかきました(^^;
このまま出産や入院をしてたらかなり困ったことになっていたと思います。
正産期には出産や入院準備の最終チェックをしておくようにしましょうね…!
正産期までにクリアしておきたいことも!上の子がいるお宅は要注意
前の章では、正産期の過ごし方の注意点について、私の体験談をあわせてお伝えしました。
お産が近づくと赤ちゃんが下に降りてくるので圧迫されていた胃がスッキリするせいか、食欲が増してしまいますよね。
そうなると体重の増加が心配なので、安産のためにも体重管理には注意してくださいね(^^)
そしてこれらのほかにも、正産期までにはクリアしておきたいことはあります。
それは「上の子がいる人は、出産や入院時の上の子をどうするか」ということです。
いざ陣痛がきて入院!となったときに、上の子の今後が決まっていないとパニックになることがあります。
私のママ友は旦那さんの勤務がシフト制な上に、妻が出産でも休みや半休が取れない忙しい職場に勤めていたのですが、出産となってからが大変だったようです。
そのママ友は「小学生以下は出産の立ち会い&お見舞いNG」というルールがある病院での出産を希望していましたが、上の子がたまたま旦那さんがお休みのときに産まれたので「2人目も何とかなるだろう!」と軽く考えていたようです。
ですが、お産はそう簡単にいかないもので、旦那さんが仕事真っ最中に陣痛が来ました。
経産婦なのでお産の進みが早く、あっという間に陣痛が3分間隔…
上の子は病院に連れていけないし、両実家も遠方のため頼れません。
困り果てたママ友は、上の子の幼稚園クラスのグループLINE(私の上の子と同じクラスでした)に「夫が帰るまででいいので、上の子を預かってください」とお願いしてました。
そのとき、たまたまLINEを見ていた私と数人のクラスのママが事情を聞き、1人のママさんが「1日だけなら…」とお産を目前に控えたママの上のお子さんを預かりました。
その後、旦那さんがお礼とお詫びをして上のお子さんを迎えに行ったそうですが、きちんと事前に出産時の上の子の段取りをしていれば、これだけ周囲を巻き込んだバタバタにはならなかったはずです。
上のお子さんも突然友達のお宅で過ごすことになって動揺していたようですし、誰にとってもいいことはありません。
もし上の子がいるというお宅は、正産期までには「自分がお産のときや入院中、上の子はどうするか」ということをしっかりと決めて、その内容を上の子に伝えてあげるようにしてくださいね。
上の子が話の内容をあまり理解できないのでは?と思うかもしれませんが、子供なりにきちんと話は聞いているので、あらかじめ事情を話すのと話さないのではかなり違いますよ。
私のママ友は園ママの厚意で何とかなりましたが、本来であれば事前にファミリーサポートなどに登録してなんとかすべきだったのかなと私は思います。
正産期を過ぎたらどうなるの?
先ほどもお伝えしましたが、正産期は妊娠37週0日から41週6日までの期間のことを言います。
この期間に出産をすれば正常な範囲でのお産「正期産」となりますが、なかには41週を超えても一向にお産の前兆もなく、正産期を超えてしまう人もいます。
そんな場合は、陣痛促進剤などの医療の助けを借りて出産を促すことになります。
正産期を過ぎると胎盤の機能が低下したり、羊水が減り始めたりして赤ちゃんが苦しい状態になるので、早くお産を進める必要があるのです。
私も長女の妊娠時、なかなか陣痛が訪れず妊娠41週5日に促進剤によって出産をしました。
予定日を過ぎた直後の検診では
「予定日はあくまで予定日」「気長に待とう」
と先生も言っていましたが、私が不安げだったので「次回の検診(41週1日)までに生まれてなかったら、促進剤の予約を取ろう」と言ってくれました。
そしてやはり次の検診でも産まれていなかったので、数日後に陣痛促進剤による出産が決定しました。
受付で入院申込書や促進剤の同意書などを渡され、「記入して入院当日に持ってくるように」と指示されました。
予定日を大きく過ぎていること、陣痛促進剤を使うことなど色々不安はありましたが、陣痛促進剤を使うとあっという間に産まれて、何とか正産期内ギリギリに出産することができました。
もし、予定日を過ぎても産まれてくる気配がなく正産期ギリギリになっていたとしても、主治医がしっかりと方向を示してくれるので安心しましょうね。
どうしても気になる人は、事前に担当医に「もし正産期ギリギリまで産まれてこなかったからどうするのか」ということを聞いてもいいかもしれませんね。
そうすることで陣痛促進剤を使う心の準備や、周りとの予定調整をすることもできます。
まとめ
正産期に入ると、いつお産になってもおかしくないのでドキドキしますよね。
もうすぐ我が子に会えるという喜びが大きいでしょうが、お産が終わるまで気を抜くことはできませんよ。
私が2回の出産を通して思った「37週以降の過ごし方の注意点」は、
- 体重管理やお産に向けた体力づくり
- 出産や入院準備の最終チェックをする
- ウォーキングの際は足元に気をつける
- 前駆陣痛などお産の前兆をチェックする
妊婦が出来る運動といえばやはりウォーキングですが、正産期のころにはお腹が大きくなっていて足元が見えにくく、重心も前に行って転けやすいので気を付けてくださいね!
そして出産や入院準備のチェックも必要です。
いざ子供が産まれてから「アレがない、コレもない!」とワタワタしていたら大変ですよ!
正産期のあいだが最後のチャンスなので、前からきちんと準備をしている人も、最終チェックとして確認しておいてくださいね(^^)
そして、上の子がいる人は正産期までに「出産や入院時は上の子をどうするか」ということを決めておくようにしましょう。
いざ陣痛が来てからではママも困るし、周りも困ってしまいます。
もし両家の実家が頼れない場合は、事前にファミリーサポートに登録するなりして対策を取っておくと安心することができますよ。
また、正産期を過ぎそうになった場合は、陣痛促進剤などの医療の助けを借りての出産になることがほとんどです。
正産期を過ぎると胎盤の機能が低下したり、羊水が減り始めたりして赤ちゃんが苦しい状態になるから早めに出産する必要があるからです。
きちんと妊婦検診に通っていると、主治医がベストなタイミングで促進剤を提案してくれるので、その指示に従うようにしましょう。