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ママテク(@mamateku)ライターのChiKaです。
初めてのお子さんの出産を控えてドキドキされている人はきっと多いことでしょう。
出産予定日を間近に控えてこの記事を読んでおられる人もいらっしゃることでしょう。
そして中には出産予定日を超過している人もおられることでしょう。
予定日までは「もうすぐ我が子に会える!」とワクワクしていたのに、予定日を超過すると
実際、多少の予定日超過ならよくあることなのですが、あんまり超過しすぎると母体にも胎児にもよくないそうです。
そんな予定日超過をした人に対して産婦人科医から提案されるのが「陣痛促進剤」です。名前のとおり、陣痛を促進する薬を使って陣痛を起こして出産へと導くのです。
私も上の娘のときに予定日を超過したので担当医から陣痛促進剤の提案がありました。
今回は「陣痛促進剤で出産するのってどんな感じ?」と不安に思っている人のために、私が上の娘を陣痛促進剤でスピード出産をした経験談をご紹介していこうと思います!
パッと読むための目次
臨月の妊婦検診…「運動しなさい」の指示に
私は里帰り出産を希望しており、臨月に入るまでは自宅のあるマタニティクリニックで妊婦検診を受けていました。
妊娠がわかったときからそのクリニックでお世話になっていましたが、最初の段階で里帰り出産を希望している旨を伝えていたので、出産予定の産院への紹介状も快く書いていただけました。
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臨月に入り、里帰りをして初めての産院での妊婦検診では新しい担当医から
およそ3ヶ月のあいだ、ずっと安静にしていたので体力がかなり落ちていて少し動くだけでも息切れ…このままお産となったらと思うとぞっとしました。
子宮口うんぬん以前に
臨月に入ってからは検診が週1回になりましたが、毎回「運動するように」の指示を出されてとにかく必死で歩き、家事をやりまくりました。
体力がついた実感はそんなにありませんでしたが、臨月に入ると増える一方だと言われている体重をキープできていたので運動の効果はあったのでしょう。
ですがお産の兆候は一切なく、周りから
とうとう出産予定日超過…陣痛促進剤でお産が決定
運動の効果も虚しく、子宮口ガチガチの状態で出産予定日を迎えました。
予定日当日に検診があり、この全く産まれる気配のない状態をどうしたものかと担当医に相談したら
確かに予定は未定…だけど、数値として目安になっている日に気配すらないのはとても不安になりました。
そんな私の様子を見て、担当医が
私の周りで促進剤を使ってお産を使った人がいなかったのでちょっと不安でしたが、「これで産まれるのなら!」と陣痛促進剤を使う決心しました。
帰宅後は出来るだけ陣痛促進剤を使わず、自力でお産にたどり着きたいと思っていたので、今まで以上に運動や家事に励みました。
実家の母も「私、やることないよ…」と寂しそうに家事をやりまくる私を眺めていました。ですがそれでも陣痛は起きず…次回の検診日となりました。
この検診では子宮口は1.5センチ。ある程度柔らかくはなっているが…という状態でした。あれだけ動いたのにまだまだ先は長い感じでした。
がっくりする私を見た担当医は
その後、陣痛促進剤の説明や書類をもらって帰宅し、母や夫に陣痛促進剤で出産することを伝えました。
夫は
悪気はないのでしょうが、陣痛促進剤の出産を控えた私に言う言葉ではないですよね…
そんな母の発言も何とか消化しつつ、入院当日へ向けて準備を整えておきました。
入院当日!まさかのおしるし…?
入院当日の朝、いつもどおり朝食を取って簡単に身支度をしていました。
実家の私の部屋へ、次帰ってくるときは赤ちゃんも一緒だなと思うとちょっとソワソワしました。
入院するのでメイクはしないように指示されていたので、歯磨きをして顔を洗い、髪の毛をとかして出発…その前にトイレに行くことに。
用を足し終わった後に何か違和感があったので何となくティッシュを見てみるとなんとピンク色の液体が!
いわゆる「おしるし」でした。
「えー!今!?」と驚きましたが、もう出発の時間でしたので色々考えるヒマもなく、おりものシートをあてて病院へ行くことにしました。
病院までは母が付き添ってくれました。入院手続きを済ませ、病室に案内されてパジャマに着替えました。
しばらくするといつも会う助産師さんが現れました。
助産師さんは
おしるしがあったから
確かに母親学級でもおしるし→即陣痛、出産というふうには教わらなかったな…なんてことを思い出しながら、担当医が来るのを待っていました。
そして担当医が病室に到着。その後、いつもどおりの診察をうけてから陣痛促進剤の準備に取り掛かりました。
陣痛促進剤開始!
朝の10時ちょうどから陣痛促進剤が開始されました。
見た目はただの点滴です。助産師さんから
一緒に付き添ってくれていた母もそれを聞いて
しかし、30分後の11時半頃…鈍いけど確かな痛みが下腹部や腰回りに出始めました。
そして12時頃、助産師さんが昼ご飯を持ってきてくれました。
このとき、既に痛みは3分間隔でした。痛みを感じてからわずか30分でここまで痛みだすなんて、もうこれは間違いなく陣痛だろう…と思い、助産師さんにお腹が痛い旨を伝えました。
ですが
13時頃、NST(胎児の様子を見る機械)の調子を見にきた助産師さんに、本当はむちゃくちゃお腹が痛いけど出来るだけ平静を装って
陣痛促進剤が作り出している疑似の陣痛?もう痛すぎてよく理解できませんでしたが、自前の陣痛じゃないからまだ出産のときではないのだなということだけ理解しました。
13時半頃、うなり声が出てしまうほどの痛みになりました。
これが促進剤による陣痛だったとしても痛すぎるし、何か異常があっての痛みだったら怖いので助産師さんに様子を見てほしいと思い、ナースコールを使いました。
すぐに「どうされました?」と助産師さんが来てくれたので
すると助産師さん
医療用のゴム手袋を付けて助産師さんは内診開始…最初は笑いながら話をしてくれてた助産師さんでしたが、内診をしていた手がふと止りました。そして
いきなりの7センチには驚いていた様子ですが、さすがプロです。陣痛の痛みの合間に、夫とさっき帰ったばかりの母に連絡をしました。
子宮口7センチからは怒涛のスピードで出産へ!
14時過ぎに母が再び病室に到着しました。
そして先ほどの内診でさらにお産が進み、この頃には耐え難い痛みになっていました。
お腹の痛みをごまかすために、無意識に髪の毛をつかんで引っ張ていたようで髪の毛が大量に抜けてました…。
また、痛みが来たら息を止めて耐えるくせがあり、それを見た助産師さんから
さらに30分後、会社に出勤していた夫が病院に到着しました。
すでに陣痛が進んだ状態の私を見て
夫の到着直後にまた内診が行われ、この時点で子宮口は9センチを超えていました。
ベッドのまま分娩室に運ばれて分娩台へ…もうスピード感がありすぎて頭がついていきません。夫もアワアワしている間に立ち合い出産するための服に着替えさせられていました。
どんなに展開に頭がついていかなくても私の体の出産の準備はどんどん進んでいきます。
痛みのあまり分娩台に寝そべっていられず、身をよじって痛みを逃がそうとした瞬間に破水。
生温かい感触と、床に大量の水がこぼれる「ビシャッ」という音が聞こえました。
激しい痛みの中
破水してさらにもう1段階痛みが加速し、ついに吐いてしまいました。吐いたことを助産師さんに謝ると
そばで助産師さんが「もうすぐ先生来ますよ!」と手を握って励ましてくれていましたが、その後ろで別の助産師さんが「先生は○○さんの方に行った」「あっちは経産婦さんだしね」という会話が断片的に聞こえてきました。
このときは自分のことに必死で気にも留めませんでしたが、出産後に相部屋になった○○さんと話していると
どんな状況であれ、私は先生が来るまで必死で痛みに耐えていました。
そして数分後、ついに先生が到着しました。「これで産める!」と張り切っていきみ…2回のいきみでなんとか出産することができました。
疲れと達成感でボーっとしている中、我が子をカンガルーケアさせてもらい、おしもの手当をしてもらいました。
ふと無意識に時計を見るとまだ15時にもなっていませんでした。
子宮口7センチがわかってから1時間半も経っていませんでした。
陣痛促進剤で出産…その後。
出産後、しばらく様子を見るための回復室に運ばれました。
夫は到着から30分もしないうちに我が子が産まれてあっけに取られていましたが、産まれたてのおサルのような我が子を見て、ようやく「我が子が産まれた」という実感がわいたようです。
お産中も立ち合ったにも関わらず、ずっとアワアワしていた夫よりも助産師さんの方が心強かったという本音は夫にはナイショです。
その後、様子を見に来てくれた助産師さんと夫が会話をしていたのですが
最初に私が「痛い」と訴えたときは「陣痛促進剤を投与しだしたので、思い込みで言っているのかと思った」と言っていました(実際に陣痛促進剤を投与してすぐに「痛い、陣痛かも」と錯覚で感じる人はおられるようです)
また、陣痛促進剤は薬で人工的に陣痛を誘発するので、自然に陣痛が起きる人より痛みが強かったり進みが早かったりすることがあるのとのことでした。
確かにものすごいスピードで進んでいったけど…初産婦ということでかなり油断されていました。とにかく無事に我が子にあえてよかったです。
陣痛促進剤を使ったからといって私も赤ちゃんも特に異常がなく、今も母子ともに元気に暮らしています。
まとめ
いかがだったでしょうか?陣痛促進剤を使った初産婦の出産、参考になったでしょうか?
私の場合は異様に進みが早かったそうですが、「こういうケースもあるのか」と頭の片隅に置いといてもらえたらなと思います。
「もう予定日なのに産まれない…陣痛促進剤は使わなくてもいいのかな?」と思う人もいるかもしれませんが、陣痛促進剤の使いどきは主治医が検診をして、アナタの様子や赤ちゃんの状態を見た上で的確なタイミングを見極めてくれます。
チキンと検診を受けて、陣痛促進剤を使うのか、このまま自然に陣痛が来るのを待つかを判断してもらいましょうね。急がなくてももうじき我が子に会えるので、その日を心待ちにしててください!