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ママテク(@mamateku)ライターのChiKaです。
はじめての出産は、赤ちゃんのためにどんなものを揃えていいのか手探りですよね…。
赤ちゃんが産まれてから「アレがない」「コレが足りない」と慌てたくないので、ある程度の育児用品は揃えておきたいという人もいることでしょう。
ですが、赤ちゃんの服やオムツ、おしりふきなどの必要不可欠なアイテム以外のものは、このタイミングで買うか買わないかホントに悩んでしまうものです。
育児雑誌を参考にしようにも、見るものによって情報が少しずつ異なるし、どう判断していいのか困ってしまいますよね。
中でも「搾乳器」は、まだ授乳経験のない人からするとホントに要るのか、どんなときに使うのか未知のものだと思います。
私もはじめての出産の際に、搾乳器の存在を育児雑誌で知り「自分には必要なものなのか…?」と最後まで悩んだものです。
そもそも、なぜ搾乳器というものがあるのかがよく分かっていませんでした。
結局は上の子のときは購入せず、産後も特に必要性も感じませんでしたが、下の子のときは「ある理由」でほんの少しの期間でしたが搾乳器に大変お世話になりました。
結論から言うと、搾乳器を使うことで私も下の娘も快適に過ごすことができて「あってよかった!」と心から思いました(^^)
今回は搾乳器が必要かどうかお悩みの人のために、私が搾乳器を使った理由や実際に利用した感想などをお伝えしますので、購入を迷った際には参考にしてみてくださいね。
パッと読むための目次
搾乳器は必要?買っておいた方がいい?
搾乳器を買っておこうかお悩みのアナタ。
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後々必要になるなら早めに買っておきたいところでしょうが、あまり見切り発車で買い物をすると無駄になってしまうこともあります。
これから育児にはイヤというほどお金がかかるので、できることなら無駄な買い物は避けたいですよね。
結論からいうと、搾乳器は「産まれてから購入を考えても大丈夫」です!
まだ赤ちゃんが産まれていない人は今は買わないのがベスト。
搾乳器は、産後の経過や事情によって必要な人とそうじゃない人がハッキリと別れるアイテムです。
自分がどっちなのかがわかってから購入しても遅くはありません。
しかし「産後の経過や事情によって」って、具体的にどんなことなのかが気になりますよね。
次の章では、私が搾乳器を使うことになった経過も含めて、搾乳器を使った感想もお伝えしていきますので、よかったら読んでみてください。
私が搾乳器を使い始めたきっかけ
私がはじめて搾乳器を使ったのは、下の子が産まれて半月ほど経ったころでした。
搾乳器を買った理由は「残った母乳をしっかりと出したかったから」です。
上の子が赤ちゃんのころは母乳の出があまりよくなく、母乳のことでとても悩まされました。
そのため、下の子を妊娠したときは
下の子の生後間もなくは、あまり母乳が出ておらず「やっぱりな」と思っていたのですが、産後1週間を過ぎたころ、なぜか突然母乳量が増えたのです。
上の子の時とは比べ物にならないほどの母乳量に戸惑いつつ喜んでいましたが、あまりにも突然量が増えたので、飲み手である下の子のペースが追い付くことが出来ず…
飲んでるそばから次々と母乳が溢れて出し、飲む速度と分泌スピードが噛み合わず、下の子はしょっちゅう母乳でむせていました。
その結果、満足いく量を飲む前にギブアップしてしまい、あとから落ち着いて飲めるようにミルクを哺乳瓶で飲んでいました。
直母のときは苦しそうにしていたのに、哺乳瓶のときは安らかにしていた下の子の姿を見て
せっかく母乳が出ても子供にあげられない。
また、生産された母乳を毎回飲みきることがないので、いつもおっぱいはパンパンの状態…。
手で母乳を絞って少し圧を抜くのですが、私が絞るのがヘタクソな上に、パンパンになったおっぱいを触るのはとてもツラく、常にスッキリすることはありませんでした。
そんなとき、たまたま退院後に予約していた母乳外来の日がやってきました。
赤ちゃんの様子を一通り伝えたあとに、
- 母乳量が突然増えて我が子が追い付けていない
- 手で残った母乳を絞るのがツラい
- 母乳がたまる一方でしんどい
すると、担当の助産師さんから「搾乳器」を使うことを提案されました。
母乳が溜まるしんどさから解放されるだけでなく、搾乳した母乳を我が子に飲ませられるなんて…!
私にとってはまさに一石二鳥でした。
その話を聞いて、母乳外来の帰りにさっそくドラッグストアで搾乳器を購入!
私が購入したのは、ピジョンの手動タイプの搾乳器でした。
私が行ったドラッグストアはこの搾乳器1択だったのと、使っていた哺乳瓶もピジョンだったということもあり、コチラの搾乳器を購入することにしました。
搾乳器の使い方は?
初めての搾乳器を見たときの私の感想は
見た目だけで何となく使い方を悟ることはできますが、まずはしっかりと説明書を読みました。
説明書によると、このラッパ部分は「搾乳口」と呼ばれるものでした。
この搾乳口は「搾乳口パッド」という肌触りの優しいシリコンでカバーがされています。
ここに乳房をフィットさせて、搾乳口と乳房に隙間がないかを確認してからハンドルを握る→搾乳という流れになります。
ですが、このままだと搾乳をしても母乳がだだ漏れになってしまうので、搾乳器の下には付属の哺乳瓶をつけるようにします。
そうすることで絞った母乳が哺乳瓶に溜まっていくのです。
手持ちの哺乳瓶がピジョンなら、互換性があるので、ピジョンの搾乳機に取り付けることができますよ(^^)
そしてお次はいよいよ搾乳!
ハンドルはゆっくりと浅く握ると、乳首にいくつかある母乳を出すため穴からシャーッと母乳が出てきます。
母乳が吸い出されているという感覚はありましたが、痛みは感じませんでした。
ハンドルは思いっきりギュッとパワー全開で握ると乳腺や乳首がビックリしてしまいますので、あくまで優しく、ゆっくりと搾乳します。
その後、5分ほどかけて優しく搾乳していると、おっぱいがラクになっていくのが実感できました。
初めての搾乳では150mlほど搾乳することができました。
いつも飲み残しをされてカチカチになり、ダルい状態が続いていたおっぱいでしたが、搾乳することでふんわりと柔らかくなり、とても爽快になりました!
搾乳した母乳を初めて哺乳瓶で我が子に飲ませてみましたが、コチラも問題なく飲むことが出来ました。
哺乳瓶なら直母のように噴射しないので、全部は無理でしたが落ち着いて満足するまで飲んでくれました。
搾乳器の素晴らしさに感動した私は、その後もしばらく搾乳器のお世話になりました(^^)
搾乳器を使うタイミング
そして使うタイミングも色々試すようになりました。
最初のころは直母はせずに、赤ちゃんのペースで飲めるよう搾乳した母乳を哺乳瓶であげていましたが、「噴射さえしなければ直母でいけるかも?」と思い、ある程度搾乳して母乳を出してから直母してみたりしました。
溜まった母乳は最初の数分は勢いよく出るので、その勢いが無くなってから直母すれば…と思ったのです。
すると狙い通り、母乳は噴射することなく、下の子もゆっくり落ち着いておっぱいから母乳を飲めていました(^^)
生後3ヶ月くらいになると、下の子もおっぱいを飲むのが上手になってきたので、搾乳器は使わなくても普通に母乳を飲めるようになりました。
相変わらず飲み始めは噴射してしまうおっぱいでしたが、下の子も負けじと食らいついて、むせることはなくなりました。
試用期間は1ヶ月半ととても短い間でしたが、私は搾乳器にとても助けられました。
搾乳器がなかったら乳腺炎になっていたかもしれないし、我が子に母乳をあげることができなかったかもしれません。
下の子が生後半年くらいのころ、私が体調の関係で薬を飲む必要があったので、完全ミルク育児に移行していきました。
早々に断乳することになりましたが、少しの間だけでも母乳育児をすることができて本当によかったです(^^)
母乳育児を諦めずに出来たのは、搾乳器のおかげだったと今でも思っています。
搾乳器のデメリットは?
敢えて搾乳器のデメリットを挙げるのであれば「洗うのが手間!」ということです(^^;
搾乳器を使うたびに、細かいパーツまで全て分解し、しっかりと洗浄する必要があるのです。
搾乳した母乳を赤ちゃんに飲ませることを考えると、衛生面はちゃんとしておきたいですよね。
慣れてしまえば手早く分解して洗うことができますが、分解するということはパーツを無くすリスクもあるので、パーツの管理にも気を付けるようにしましょう。
搾乳器はレンタルすることもできる
ちなみに、私のママ友は電動の搾乳器をレンタルして使っていたそうです。
ママ友は少し早産でしたので、赤ちゃんを病院に残し、ママは先に退院することになったのです。
そのためママは毎日赤ちゃんに母乳を届けるべく、搾乳する必要がありました。
最初は手で絞って搾乳していたようですが、なかなかうまく絞れずにとても時間がかかっていたそうです。
また、夜中にも搾乳して母乳の分泌を増やしたいのに、思うように絞れずに「このままでは母乳が止まる」と焦っていたそうです。
入院している我が子のために「少しでも母乳を」と強く思っていたのです。
そんなママ友は、病院に相談して電動の搾乳器をレンタルすることに決めました。
最初はレンタルできることを知らずに購入することを考ていたそうですが…
これからも赤ちゃんにはお金がかかるので、少しでもお安くできるならそっちの方がいいですよね(^^)
電動の搾乳器を使うようになってからは搾乳のストレスはなくなり、夜中もラクラク!
我が子が退院して、上手に直母でおっぱいが飲めるようになってから搾乳器のレンタルを解約したそうです。
手動の搾乳器は、人によっては
- ハンドルが重くて手が痛くなる
- 思うように搾乳できない
搾乳器を使う理由は人それぞれ!
前の章では、搾乳器を使った感想についてお伝えしました。
私の場合は自分のおっぱいをラクにするため、赤ちゃんに落ち着いて母乳を飲んでもらうために搾乳器を使っていましたが、ご紹介したママ友の場合は、入院している赤ちゃんに自宅で搾乳した母乳を届けるために搾乳器を利用していました。
このように、人によって搾乳器を使う理由や動機は異なるものです。
また、なかには
- 職場復帰する
- 赤ちゃんを置いて出かける
我が子が授乳期のうちに職場復帰するママは、離れている間も母乳を飲ませてあげたいと思う人もいることでしょう。
「直母は無理でも、母乳を…」と考えるママは、あらかじめ搾乳した母乳を保育園に預けるために搾乳器を利用している人もいます。
また、職場にいるときに胸が張って仕方ないので、休み時間にロッカールームやトイレなどで搾乳して、胸の圧を抜くために搾乳器を使っている人もいます。
そして、普段は家にいて好きなときにおっぱいをあげられているママでも、たまには赤ちゃんをパパに預けて1人で出掛けたいときもありますよね。
でも、赤ちゃんがミルク拒否をしていたり、母乳育児にこだわりたいママだったりすると、授乳の関係で思うように外出することができません。
そんなときに、搾乳した母乳があるととっても便利です!
ミルク拒否の赤ちゃんでもママの母乳なら飲めますし、できるだけミルクを飲ませたくないから1人で外出できなかったママでも、飲ませるのが自分の搾乳した母乳なら安心することができます(^^)
このように、ママと赤ちゃんが離れていても、搾乳器があれば、赤ちゃんにママの母乳を飲ませてあげることができるのです。
搾乳した母乳の保管方法も知っておこう
ほかにも、搾乳した母乳は「保管」についてもしっかり押さえておくようにしましょう。
搾乳した母乳は、
- 冷蔵なら24時間以内
- 冷凍なら保存の仕方にもよるが、3週間から数ヶ月以内
母乳はなまものなので、衛生的に保管しつつも早めに消化することがとても大切です。
常温で置きっぱなしというのが1番やってはいけないのでご注意を!
冷蔵庫は開け閉めする頻度が高く、庫内の温度のアップダウンが激しいので、冷蔵で保管するときは24時間以内にしてください。
冷凍保存するときは、専用のフリーザーパックに母乳を入れて保存することになるのですが、そのパックによって冷凍保存できる期間が異なります。
3週間以内とするメーカーもあれば、最大6ヶ月保存可能というメーカーもあります。
長い期間保存できるのは助かることもあるますが、母乳はなまものであることを頭に置いて、できるだけ早め(1ヶ月以内が好ましい)に使いきることをおすすめします。
フリーザーパックには搾乳した日付を書いて、しっかりと管理しましょうね(^^)
まとめ
搾乳器という存在は知っていても、ホントに必要なものなのか見極めに困っている人も多いことでしょう。
搾乳器は、赤ちゃんが産まれてから購入を考えても遅くはありません。
母乳育児にまったく問題がなく、哺乳瓶も搾乳器も必要ないという人もいれば、我が家なのように赤ちゃんの成長(母乳を飲むペース)と母乳が出る勢いやペースが合わず、搾乳器が必要と感じる人もいると思います。
また、赤ちゃんが入院していて毎日母乳を届ける必要がある人や、職場復帰のため日中は赤ちゃんに母乳をあげられない人など、赤ちゃんと物理的に離れてしまうので直接母乳があげることが出来ないママも「搾乳器が必要な人」になります。
離れていても母乳をあげたいママなら、搾乳器はあったほうがいいでしょう。
手で絞ることが苦痛じゃない人なら搾乳器はいらないかもしれませんが、手早く衛生的に搾乳したいのであれば搾乳器をおすすめします。
育児に関連するアイテムはホントにたくさんあって、選ぶのにひと苦労しますよね。
オムツなど絶対に必要なものもあれば、あれば便利だけど無くても平気なもの、正直「コレ、いる?」というようなものまであります。
搾乳器は、使う人によっては絶対必要なものにもなりますし、不要なものにもなります。
自分がどちらのタイプなのかは赤ちゃんが産まれてからじゃないとわかりませんが、「こういう時に便利だよ」ということを知っておけば、いざというときに判断しやすいことでしょう。