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ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。
赤ちゃんが出来た喜びも束の間、最初に押し寄せるのがつわりの辛さにノックアウトされそうな気分になる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
つわりは、妊娠した女性の7割~8割が経験されているそうです。
私も延々と続くように思われるつわりの辛さに、「これから母親になる」ことの大変さを思い知らされました。
お腹の赤ちゃんに「ちゃんとお母さんに覚悟できている?」と問われているような気がして、折れそうな気持ちになりつつも必死で耐えていた記憶があります。
私は過去に3回、そして今4回目の妊娠をしていて、1回目と3回目は残念ながら赤ちゃんは空に帰って行ってしまったのですが、4回とも毎回違った形でのつわりがありました。
赤ちゃんの性格が各々違うように、つわりも違います。
今回は同じようにつわりで苦しむママ達に、私の過去と今のつわり、そしてその乗り越え方をご紹介したいと思います。
パッと読むための目次
そもそもつわりとは?
それではつわりとは一体どんなものなのでしょうか。
- 妊娠初期に起こる吐き気や眠気などの不快症状のこと。
- だいたい4週目くらいから12週目くらいまで続き、吐き気の他匂いに敏感になったり、よだれや眠気、頭痛、下痢などを伴ったりする場合もあります。
- 具体的な原因については解明されておらず、ホルモンの変化による不調であると考えられています。
- 症状が酷くなると妊娠悪阻(にんしんおそ)と呼ばれる病名がつき、安静や入院が必要になることも。
つわりは妊婦さんのだいたい7~8割が経験しており、つわりの重さも人それぞれで全くないという人もいます。
また、通常は12週くらいまでですが、なかには、出産するまでずっと続くという人もいるようです。
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つわりといっても種類がある
赤ちゃんやお母さんの性格がそれぞれ違うように、つわりの種類も異なります。
つわりの主な症状は下記の通りだそうです。
吐きつわり
一般的に知られている消化器系の不快感を伴うつわり。食べ物や匂いによる嘔吐が続きます。
食べつわり
何かを食べていないと気持ちが悪くなるのが食べつわりです。胃が空っぽになってしまうと吐き気が伴うため、少しずつ何かを摂取する必要があります。
眠りつわり
ひたすら眠くなってしまうのが眠りつわりです。眠っても眠ってもまだ眠いという状態になります。
よだれつわり
多量のよだれが出てしまい、そのよだれを飲むことも困難になるのがよだれつわりです。
匂いつわり
一定の匂いによって気分が悪くなるのが匂いつわりと言います。匂いつわりと吐きつわりを同時に経験する方もいます。
また、上記のほかに下痢や頭痛、肩こり、倦怠感などもつわりの症状だそうです。
私のつわり体験談(計4回)とその対処方法をご紹介
それでは、私が今までの妊娠で体験したつわりと、その対処方法についてご紹介したいと思います。
【だるい、寒気、食欲衰退】風邪のような症状が出た最初の妊娠
生まれて初めての妊娠は風邪の症状からやってきました。
慢性的な体のだるさ、熱っぽさ、そして軽いめまいのような吐き気と喉の痛み。
夏なのにだるいな、寒気がするな、食欲がないな…という感覚です。
実はこの時、ただの風邪だと思って風邪薬を飲んでしまっていました。
この時はただ単に「辛い」というより「なんだかだるい」「なんだか調子が悪い」くらいの気持ちで、それが悪阻であると認識しなかったため、生理前の体調の悪さかな…くらいの軽い気持ちで受け取っていました。
その後、産婦人科で妊娠が確定し妊娠であることがわかり、症状を先生に相談したら軽く「つわりだね」とあしらわれてしまったのですが、その何となくだるい感覚は数週間続き、ある日突然だるさがなくなったな…と思った途端、稽留流産となってしまったのでした。
その時に初めて知りましたが、妊娠の初期に今まであったつわりの症状がある日突然なくなったときは実はとても危険で、気を付けておかないといけないとのことです。
最初の妊娠の時のつわりの対処法は、妊娠のことを何一つちゃんと理解していなかったために手探り状態。ただひたすら体調が悪いというだけの状況で対処法があまりわからないまま終わってしまったのでした。
- 風邪のような倦怠感
- 微熱
- 軽い吐き気(食欲不振)
- 特になし
【匂いつわり】あらゆる匂いが駄目になった2度目の妊娠
2度目の妊娠は、あらゆる匂いがダメになるつわり、匂いつわりに苦しみました。
妊娠が確定した6週目くらいから、電車の中で周りの人の香水の匂いやシャンプーの匂い、街を歩いている時の食べ物屋さんの匂い、たばこを吸っている人の体臭の匂い、若い男性の体臭の匂いなど、あらゆる特徴的なにおいがダメで、何が一番辛かったというと通勤電車がとても辛かったです。
毎朝乗る電車は都内でも有数の乗車率の電車で、会社に通勤する時間帯はかなり混みます。
身動きさえ取れない電車内では周りの人の匂いから逃げることが出来ずにひたすら時間が過ぎる事を祈りつつ、それでも運悪く匂いがきつい人のそばに立たなければならない時には、途中下車してしまうこともしょっちゅうありました。
途中下車できないような長距離の際には座り込んでしまうことも度々でした。
また、食べ物はかろうじて少しずつ食べることが出来たものの、テレビなどで食べ物の特集をしていると吐き気が促され、コマーシャルなどでさえ見ていられない程でした。
特にダメだったのがお蕎麦やラーメンの特集で、お蕎麦やラーメンなどの麺類をすすることを想像するだけでトイレに駆け込まなければなりませんでした。
この時のつわりの対処法はひたすらマスクを外さないことと、電車はかなり早起きして比較的空いている電車を狙って乗っていました。
若い女性は香水や制汗料、シャンプーの匂いが強いことが多いため近づかない、ピシッとしたおしゃれなサラリーマンも香水をつけていることが多いため近づかない、など、乗っている人の客層を見て自分が乗る車両を選んでいました。
また、通勤途中に体調不良に陥ることがとても多かったため、カバンの中には冷たい水やのど飴を必ず入れていました。
調子が悪くなっても冷たい水を飲むことで少し気持ちが落ち着きましたし、のど飴で口のがスーッとすると気持ちの悪さも少し和らいだような気がします。
テレビを見ての吐き気に関しても、なるべくテレビを見ないことで乗り切りました。
家にいるときは毎日決まった時間に食事をとることはあまりなく、食べられる時に食べられるものを食べていて、その他の時間はずっと横になっていた気がします。
当時は夫と二人きりだったため、夫には自分の食事は自分で何とかしてもらっていました。
また、医者に相談して吐き気止めを処方してもらったこともありました。
- あらゆる匂いがダメになる
- 食べ物の想像が一切できない
- 電車に乗る時間を調整して匂いを回避する
- マスクをする
- 水や飴を常に常備する
【吐きつわり】食欲不振、嘔吐で分かった3度目の妊娠
3回目の妊娠は残念ながらまた流産であったのですが、過去2回の妊娠から検査薬を使う前に妊娠していることがわかりました。
まだ4週目くらいだったと思うのですが、普段飲んでいるお酒がとても不味くて味が一切しなかったのです。
それはお酒だけではなくて、毎朝食べるシリアル、コーヒー、すべてを体が拒否している感覚があり、無理に食べると確実に嘔吐しました。吐きつわりです。
そのため、3日間寝込んだ後「これは確実に妊娠している…」という勘から妊娠検査薬を使用しました。
検査薬では予想通りの陽性で、そこからずっとつわりが酷く、食べるものが殆どない状態でした。
当時、娘の保育園の運動会があり、運動会を見に来た義両親と運動会の後に食事をしなければならなかったのですが、食事中にどうしても吐き気を我慢することが出来ず、やむなく妊娠したことを報告しました。
結果的に早い段階で義両親に相談したことで、その後は義母が家事をしに通ってくれて娘の食事や夫の食事をどうしようかと悩むことなく助かりました。
毎日が吐き気との戦いで仕事もままならず、直行や直帰や在宅での勤務を組み合わせながら流産までの期間は会社に妊娠したことは告げずにいました。
会社でデスクワークでずっと同じ体勢でいるよりも、外に出ることで新鮮な空気を吸うこともできましたし、在宅にしてベッドの上で仕事することもありました。
そんな状態の中、唯一食べることが出来たのがチョコミントのアイスクリームと辛いものでした。
この時、下痢もあったので、本当ならば冷たいものや辛い物はNGだったはずですが、それしか食べられるものがなかったのです。
その後、不正出血が続き切迫流産と診断され、会社にもそうなってから初めて相談してほぼ在宅で仕事をしながら流産手術の日を迎えたのですが、流産手術を終えた途端、食べたいものがあれもこれも…と頭の中に浮かんできました。
流産の悲しさよりも食べたいものが浮かんできた自分にはとても驚いたものの、悲しんでいる暇はない、娘のために頑張って体力付けなさいと言われている気がして、家に帰ってからそれまで食べることが出来なかったものを全部食べようと思ったのでした。
とは言え、手術直後はまだ体が食べ物を受け付けず、2-3日は何も食べずに寝込んでいたように思います。
- 一定の食べ物以外を体が受け付けない
- ひたすら吐き気と戦う
- 下痢
- 勤務時間をうまく調整する
- なるべく安静にする時間を作る
- 食べられるものを食べる
【眠りつわり】ひたすら眠い4度目の妊娠
4度目の妊娠は今で、今がつわり真っ只中なのですが、今回のつわりはひたすら眠い眠りつわりと、延々と続く車酔いのような調子の悪さです。
今回は特にお酒がまずいとか、食べられないものがあるという感覚は全くなかったのですが、何かあるたびに眠くて、ふと気づくとうとうとしてしまうことから何か変だなと思っていました。
なんだかおかしい…と思っていた矢先、「そういえば生理も来ていないぞ…」ということから念のため検査薬を試してみると陽性。
寝不足の時に軽く目が回る感覚というか、頭が重い、少し気持ち悪い感覚ってありますよね。
私が今回経験しているのがまさにそれで、その何となく重い感覚と眠気からお腹が空くことがなく、食欲がわかないのです。
また、朝起きてからベッドから出るまでの時間が異様にかかるようになりました。
非妊娠時には目が覚めてすぐ体を動かすことが出来たものの、起きてすぐに体を起こすと何とも言えない気持ち悪さがあるため、体のエンジンがかかるまでベッドの中で過ごさなければならず、それはまるで頭は起きても体はまだ眠っているような感覚で朝の起き掛けはとてもフワフワしています。
食事に関しても無理に食べた後には胃がひっくり返ったような胃もたれ感が常にあって、少しずつ食べられるようなお煎餅だったり、ポテトチップスだったりはぼそぼそと食べることが出来るものの、その他の食べ物は食べた後の調子悪さから敬遠しがちです。
また、あまり好まなかった生野菜やフルーツがさっぱりしていてとても食べやすかったのですが、今まであまり食べなかったものを急に食べてしまったからか、生野菜などでお腹が冷えてしまったからか、前回と同様に下痢も伴ってしまい、下痢の腹痛やお腹の違和感から食欲不振にも拍車がかかります。
今回は夫の長期出張が重なり、娘の世話から食事の準備まで一人でこなさなければならないのでとても辛いのですが、過去3回のつわりの経験から長いつわりにもいつかは終わりが来ることが分かっているので、何とか持ちこたえています。
妊娠が発覚してから、スマホには妊娠関連のアプリをいくつかインストールして週数を確認し、その週数から順調にいけば大体いつ頃つわりが終わるのかを予測したり、お腹の赤ちゃんの発育状況を確認したりしています。
お薦めアプリ1:ルナルナベビー
毎日の赤ちゃんの成長具合を教えてくれるアプリです。
辛いつわりの最中でも、お腹の赤ちゃんがどれくらい成長しているかを確認することで気持ちが励まされます。
ルナルナ ベビー:妊娠中から出産/育児までママをサポート
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お薦めアプリ2:妊娠カレンダー
現在の週数がわかることで、つわりの期間などが把握できるため、あとどれだけ頑張ればこの辛さから解放されるのかの目途になります。
つわりの最中はいつ終わるのか、いつまで苦しめばいいのかに焦点が当たりがちですが、大体でも終わりの時期の把握が出来るだけで気持ちの持ちようが違います。
妊娠カレンダー
Seiichi Ito¥120posted withアプリーチ
お薦めアプリ3:妊娠週数
こちらも週数を把握するアプリです。
こちらの場合は何よりイラストが可愛くて毎日見るたびに癒されます。
妊娠週数 – 出産予定日や最終月経日から妊娠週数計算
Aine LLC.無料posted withアプリーチ
- 眠気
- 食欲不振
- 下痢
- 移動時間・お昼休み・休憩時間などは迷わず寝る
- 食べられるものを食べる
- アプリなどで気持ちを鼓舞する
辛いつわりを乗り切るためには?
過去3回と現在の計4回のつわりの経験から、つわりを乗り切るために感じたことは、「無理に食べようと思わないこと」であったように思います。
食べなければ赤ちゃんに栄養が行かないとか、もう丸一日食べていないとかを考えてしまうと気持ちも落ち込みますし、つわりの辛さにも拍車がかかるんですよね。
妊娠していることで、栄養バランスの良いものを3食定期的に食べたい気持ちはあるものの、つわりの間だけは食べたいときに食べられるものを少量ずつ食べるという気持ちを持っているほうがずっと楽です。
過度のつわりで「妊娠悪阻」になっている場合を除き、「今日はトマトしか食べられなかった」という気持ちではなくて「今日はトマトが食べられた」と前向きに捉えたほうが良いと思います。
周りのママ達に聞いた!つわりを乗り切る方法も紹介
また、今回この記事を書くにあたって周りのママ達にもつわりを乗り切る方法を聞いてみました。
参考までにここで紹介したいと思います。
- 匂いの少ないもの(クッキーやクラッカーを)を食べる
- 朝起きてすぐに食べるものを用意しておく
- 時間・場所関係なく食べられるように食べられるものを小分けにしてストックしておく
- 食べたいものを食べる(ジャンクフードも含む)
- 飴やガム、冷たい飲み物を常備する
- 体を締め付ける服装をしない
- 休みたいときには休む
- 深呼吸やストレッチでリフレッシュする、血行を良くする
- バナナなどビタミンB6を含む食べ物を食べる
私も実際に行っているものがいくつかありますが、正直に言って、つわり期間中体調が完全に良くなる、普通になることはないです。
しかし、完全に体調不良が解決することはないものの、少しでも楽になれば良し、という気持ちで試してみると良いと思います。
つわりというのは辛いもの、通常の状態ではないもの、と割り切ってしまうことも大切だと思います。
まとめ
私自身、4回もつわりを経験していて、その都度思うようになっていったことは、つわりの期間というのは赤ちゃんが自分の育ちやすい土壌つくりをしているのではないか、ということです。
これには全く科学的な根拠などはないのですが、私自身、4回の妊娠それぞれで異なったつわりを経験していて、その時々で食べたいものも食べられるものもその時々の体調も異なっています。
赤ちゃん自身が、自分が育ちやすい母体にするために、自分に必要な栄養素を母親である私に採らせて、不必要なものは排除している。
また、お母さんが疲れているようであれば休みなさいというシグナルを送っているのではないかな…と思うのです。
個人的にはそう思うようになったことで、つわりの期間もただ単に「辛い期間」ということではなくて、赤ちゃんを育てるためには仕方ない期間であると割り切ることが出来ます。
また、何より悲しい流産を2回も経験している身としては、「お母さんの体をどれだけ改造しても良いから何としても元気に育って欲しい」という気持ちでいっぱいです。
つわりはとても辛いのですけど、つわりがあることは赤ちゃんがまだ体の中にいてくれている証拠でもある。
心が折れそうになることはありますが、つわりの期間にも妊娠期間にも必ず終わりはあります。
可愛いわが子を抱けるその日を目標に、無理をしない範囲で、辛いつわりを乗り切りましょう。