【体験談】壮絶だったウテメリン点滴…私が感じた副作用、大変だったこと、卒業して思う事をまとめました。

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はーまま

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2015年10月に全前置胎盤の危機を乗り越え男の子を出産しました。 現在は専業主婦をしながら育児の合間にライティングのお仕事をしています。 育児は楽しいことも山ほどありますが、悩みやストレスもつきものです。 どんなことに喜びを感じるのか、悩みの解決法などありのままの情報を発信していきたいと思います。

ママテク(@mamateku)ライターのはーままです。

妊婦さんが抱える悩みの1つが“お腹の張り”です。

お腹張りは、妊娠の週数が増えれば徐々に感じるようになりますが、そうでない早い時期に感じる場合には注意が必要です。

私は妊娠初期のころからお腹の張りに悩まされ、張り予防であるウテメリン内服や効果の強いウテメリン点滴を経験しました。

今回は、お腹の張りはどんなものなのか?予防薬であるウテメリン内服やウテメリン点滴について体験談を交えて詳しくご紹介していきたいと思います。

妊娠を希望の方、既に妊娠している方、ともにお腹の張りで悩まされる可能性も十分にありますので、是非参考にしてくださいね。

お腹の張りって一体何?

まず、お腹の張りで悩まされた体験談の前に

  • そもそもお腹の張りって何?
  • 張り予防のウテメリンって何?
と思う方のために、予備知識としてお腹の張りについて少し触れておきたいと思います。

妊娠中のお腹の張りとは、子宮の収縮が起きている状態です。

お腹がどんどん大きくなるにつれてお腹の張りを感じる頻度も増えてくるようになります。

これは、陣痛の予行練習のようなものであり、決してすべての張りが悪い状態という訳ではありませんが、妊娠初期や中期ごろに頻繁に感じる場合には注意が必要です。

お腹が張るってどんな感じ?

初めての妊婦さんの場合、お腹の張りがイマイチ分からないという人も多くいます。

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分からないと言っている時点では、そこまで強い張りが起きていないか、張りを感じにくい体質なのかもしれません。

お腹が張ると、お腹がつっぱるような感じになります。

寝た状態でお腹を触ってみるととても分かりやすいと思います。

お腹が張っていない状態では、お腹の表面も中もだらんと緩んだ状態です。

しかし、お腹が張った状態だと、軽く指で押してみると指が深くに入っていきません。

お腹が硬くなりパンっと突っ張っているのが分かると思います。

弱い張りの場合には、数秒で治まるのがほとんどですが、強い張りになってくると時間が分単位で張ってしまったり、胸が苦しくなることもあります。

お腹の張りが頻繁になるとどんなリスクがあるの?


お腹の張りが頻繁に感じるようになると妊娠初期のころには切迫流産、妊娠中期~後期のころには切迫早産のリスクがあります。

妊娠期間全体を通しても、いつでもお腹は張ることがあります。

しかし、お腹の張る間隔が一定の場合や痛みを感じる場合には特に注意が必要です。

お腹の張りに痛みがついてくると陣痛が始まってしまう場合もありますからね。

目安として、10分に1度のお腹の張りがある場合には、回数が多いと思った方がよいですよ。

お腹の張りを抑えるためのウテメリンってどんな薬?

妊娠時期に見合っていない程のお腹の張りを感じる場合には、お腹の張りを抑えていかなくはいけません。

お腹の張りを抑える方法として、内服薬、点滴薬が使われます。

共に“ウテメリン”という名の薬がメジャーです。

ウテメリン内服薬を服用する場合には、自宅での安静生活の指示がある場合があります。

基本は無理をせずに自宅でゆっくりと過ごします。

薬の量が多い人の場合には、寝たきりの状態が望ましく、トイレ食事以外は体を横にして過ごします。

それでもお腹の張りを抑えられない場合には、入院をしてウテメリンの点滴を行います。

ウテメリン点滴となるとさらに安静にしなくてはなりませんが、より高い効果が期待出来ます。

私のウテメリン内服薬&点滴の体験談

私は初めての妊娠が分かってから出産日当日までお腹の張り止めを服用し続けていました。

こんなにも薬を体に入れていて大丈夫なのかと心配になりましたが、現在我が子はとても元気に成長していますよ。

妊娠初期:“切迫流産の疑い”で張り止め薬の処方

妊娠検査薬で陽性が出た数日後、下着に微量の出血がありました。病院にもまだ行っておらず、出血確認の方が先でした。

診断の結果は、“切迫流産の疑い”

切迫流産の危険があるという状態でこの時からお腹の張り止めの薬を飲みだすことになります。

妊娠初期の段階ではウテメリンの内服ではなく、とても弱い張り止めが出されました。

お腹の張りという感覚は全くなかったので、薬を飲む必要があるのかと疑問に思いながらも飲んでいました。

妊娠中期:お腹の張りを感じるように…

安定期に入ったころには、お腹の張りを感じるようになりました。

安定期と言うと、お腹の張りが起こるのには早すぎる時期です。

立ち上がった瞬間にズーーンと下に引っ張られるような、重力が重たいと感じるようなそんな違和感が常にありました。

椅子に座っていれば何ともありませんが、立ってしまうとダメでした。

しかし、私はこの症状がお腹の張りだとは分からず、

はーまま
妊娠中は皆こんな感じなのかな~
と思いながら生活をしていました。

仕事もフルタイムでしていましたし、家事も休憩をしながら行いました。

妊婦健診ではこんな症状があると先生に訴えていましたので、お腹の張り止めの薬は相変わらず飲み続けていました。

しかし、飲んでも飲んでもお腹の違和感は治まらず、ついにウテメリン薬に切り替える時がやってきたのです。

ウテメリンの薬と言えば多くの産婦人科でも処方されている薬で、お腹の張りを抑える代表的な存在です。

お腹の張りを抑える効果が強い分、副作用も強く出やすいのが特徴です。

副作用としてあらわれやすいのが、手の震え、激しい動機、体が火照るなどです。

飲み始めの時には症状が強く出やすく、本当に飲んでいても大丈夫なのかなと思うほどです。
私も初めて飲んだ時には正直勝手にやめてしまおうかとも考えたくらいこの副作用が辛かったです。

薬が効きだしたころから手がガクガク震えてきて、心臓がドキドキしていました。

しかし、私は比較的体が慣れるのが早かったのか、2.3日で副作用も気にならない程度になりました。

ただ、ウテメリンの内服を欠かさず飲んでいてもお腹の張りが落ち着くことはなく、お腹が張る回数は減ったけれども完全にはなくならない状態が続き、ついに出血を起こしてしまったのです。

妊娠後期:早産予防のために入院へ

妊娠後期ごろに少量の出血が起こりました。

そして、ウテメリンの内服を飲んでいてもお腹の張りを抑えることが出来ないため、早産予防のためにも入院することとなりました。

入院をする目的は、ウテメリンの内服から点滴薬に切り替えて、更に強い効果の薬を体に流すことが目的です。

とにかくこのウテメリン点滴が強烈すぎでした。

ウテメリン点滴は、ウテメリン内服よりも何十倍も濃度の濃くした状態です。

点滴で流していくので、内服薬よりも効果が高く一定の濃度を保つことが可能です。

27週の時点で入院をスタートさせて、36週すぎまで点滴を流し続けました。

約10週間ウテメリン点滴を体験しましたが、内服薬とは比べ物にならないくらい強烈なものでした。

私が体験したウテメリン点滴の副作用

点滴も内服も、薬の効果自体は変わりません。ただし、点滴に変わるにしたがって、濃度もグンと濃くなります。

なので、当然副作用も内服と比べても強く体に現れました。

手の震え

点滴をスタートさせると同時に手の震えが出てきます。

この手の震えがなかなかのもので、手を開いて眺めてみると明らかにブルブル震えているのが分かるほどです。

この手の震えで最も困ったのが、食事の時です。

お味噌汁やスープなどが毎食必ず出ていましたが、手が震えて汁をこぼしてしまうのです。

お椀を持った瞬間に汁物が波打ってしまい食べるに食べられない状況で自分でも笑ってしまうほどでした。

体の火照り

ウテメリン点滴をしている時には、とても体が火照ります。

私が入院した季節は、夏でエアコンがかかっていましたが、それでも暑くて暑くて仕方がないくらいです。

面会に来る家族はまるで冷蔵庫にいるみたいと言っていましたので、エアコンの温度は低めの設定にはしてあるようでした。

最も激しい火照りを感じたのは、初日の夜です。

夜中に自分が汗びっしょりで頭がぐちゃぐちゃになるほどの状態でした。

とにかく暑くて暑くて仕方がなく、アイスノンを貰い抱えて寝たほどです。この火照りは、点滴を抜くまで続いていました。

動悸

ウテメリン点滴は、激しい動悸を引き起こします。

何をしていてもドキドキと心臓が脈打つような音を感じることになります。

あまりにもドキドキ言って心配になりましたので、看護婦さんに相談してみました。

ウテメリン点滴を流している時は、マラソンをしている状態と同じなんだよ。だから動悸が起こってしまうの。徐々に体が慣れてくると感じにくくなるからしばらくの辛抱
ひたすら耐えるしかないようです。

ウテメリン点滴をすると多くの制限が…

ウテメリン点滴の厄介なところは、強い副作用があるだけではありません。

ウテメリンに生活を拘束されているという感じでしょうか、多くのことに制限がかかってしまいます。

ウテメリン点滴をスタートさせると、お腹の張りがしっかりと落ち着く、もしくは一定の週数を過ぎるまでは点滴をストップさせることは出来ません。

基本24時間ずっと体に流し続けることになります。
寝ている時もトイレに行く時も、診察に行く時も食事をとる時もです。

点滴量を管理している機械を引き連れて移動することになります。

長い点滴の管に巻かれての生活は本当に不便です。

管を踏んでしまえば点滴薬は流れなくなりエラー音が鳴ります。
特に就寝中にはこのエラー音が本当に厄介で、同室の妊婦さんを起こしてしまうほどの音量で響き渡ります。

常に管を気にしながら寝なくてはいけないのでぐっすりなんて寝ていられません。

唯一、シャワーの時には、点滴から離脱することが出来ました。

シャワーの時には、点滴の針自体は体に残したまま防水処置を行ってもらいます。

そして、30分だけ点滴をストップさせてシャワーを済ませます。

それ以上の時間が経過してしまうと薬の効果が落ちてきてしまいお腹の張りが出てくる危険があるため、なるべく早めに点滴を再開させる必要があります。

たかが30分、されど30分、点滴と離れられる時間はとても貴重でした。

しかし逆に言えば、お腹の張りが頻繁にある場合には、点滴をストップさせることが危険なので、お腹の張りが落ち着くまではシャワーに入ることも出来ません。

1週間、2週間とひどいと1カ月は入れないなんてこともザラではないようです…。

ウテメリン点滴は、血管との戦い

ウテメリン点滴は24時間体に流し続けると言いましたよね、となると

点滴針は体に刺しっぱなしなの?
と疑問に思いますよね。

答えはイエスです。

しかし、針といっても、皆さんがイメージしている針とは異なり、軟らかい細い管のようなものです。

血管内に刺す時には鋭い針を刺しますが、血管内に残しておくのは軟らかい管を残しておいて、針は残しません。

なので、上から軽く触っても痛くも何ともありませんし、多少激しく動かしても血管内で針が貫通するなんてことも稀です。

しかし、1度刺したらそのままという訳にはいきません。
私の入院していた病院では最低1週間に1度は針の差し替えがありました。

これは、感染症予防のためにも必ず行わなければならず、2日に1度、3日に1度という病院もあるようです。

とても強い血管だと、1週間に1度の交換頻度ですが、血管のもろい人や、血管自体が見つかりにくい、細い人だと、点滴が上手く流れなくなることがあります。

ウテメリン点滴自体が血管をもろくする副作用があるため、1週間血管が耐えてくれる人の方が珍しいかもしれません。

私は幸い、ウテメリン点滴と相性が良かったのか入院期間のほとんどが1週間に1度の差し替えで済みました。

しかし、後半1.2週間は、さすがに血管が悲鳴をあげてきたのか、だんだんと点滴薬が漏れたり流れなくなることが多くなり、3日間で交換、1日で交換ということもありました。

腕は点滴の穴と内出血でボロボロでした。

私の横のベッドの妊婦さんは、ウテメリン点滴と非常に相性が悪く、毎日差し替えをしていて本当にかわいそうでした。

血管も細く、見にくい体質だったようで、刺すだけでも何度もチャレンジし、やっと刺さったかと思えば血管から漏れてしまい激痛で苦しんでいました。

そんな状況でも点滴をストップさせることは絶対に出来ないので、腕、二の腕、手の甲、指の間と驚くような部位に点滴をさし続けていました。

ウテメリン点滴の更に上の点滴薬もある

ウテメリン点滴から少し話は脱線しますが、ウテメリン点滴よりもさらに効果の強いお腹の張り止めがあります。

“マグセント”という張り止め点滴ですが、これはウテメリン点滴よりも強烈な効果と副作用のある点滴薬です。

ウテメリン自体は、子宮の力を抜くような効果がありますが、マグセントは体全体の力を抜くような効果があります。

早産になっては困るような緊急事態を要した時に期間限定で使用するような点滴薬で、経験する妊婦さんもそう多くはいません。

このマグセントは、ウテメリン点滴の濃度を上限まであげてもお腹の張りがおさまらない時に使用します。

ただ、副作用が強すぎるため、妊娠週数や母体の状態を考慮しながら使うか使わないかを判断するようです。

私は36週の時点でウテメリン点滴の上限まで行きましたが、マグセントの使用は免れました。

36週をすぎれば、早産ではあるものの、正期産と同等程度に赤ちゃんが育っているのでその必要はないとのことでした。

ウテメリン点滴だけでも本当に体がぐったりして苦しいので、それ以上の苦しみは避けたいのが本音ですよね…。

【まとめ】ウテメリン点滴を卒業して思う事

ウテメリン点滴の卒業は、36週を迎えるか、出産日を迎えた時です。

私は前置胎盤という症状を抱えていたので、36週と2日の出産日当日の朝までウテメリン点滴を流し続けました。

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2018年3月23日

出産を終えてウテメリン点滴が体から抜けきった時の感覚は、本当に体が軽い!!そう思いました。

動悸もない、手の震えもない、火照りもない、半袖で過ごしていいた部屋が寒すぎるほど感じました。

しかし、ウテメリン点滴があったからこそ我が子を無事にお腹で育てられたのだというのも実感させられました。

内服をどれだけ多く飲んでもお腹が重たい、苦しいという張りの感覚があり、出血も起こしてしまいました。

しかし、点滴を流すと、お腹の違和感も一気になくなってしまいスタスタと歩くことが出来るのです。

確かに副作用は大変でしたが、お腹の張りは、しっかりと緩和されていたのだなとありがたく思いました。

点滴の傷は、産後一年ほどは残ります。
夏には腕は出しにくいほどの跡がありましたし、今でも探せば見つかる箇所もあります。

しかし、だんだんと腕の跡も綺麗になっていくものがほとんどで気にしなければ忘れてしまうようなほど回復してしまいます。

完全に消えなかった傷も、我が子を守り通した勲章なのかなとプラスに考えることが出来て、いい思い出にもなりました。

ウテメリン内服、点滴は本当に辛くて泣きたくなる日々の連続でした。

入院のストレス、痛みのストレス、出産の不安など様々な気持ちが募るばかりでしたが、ママになるからこそ乗り越えられる壁なのかなと感じされられます。

きっと、パパだと乗り越えられないだろうと思いますよ(笑)

ママは我が子を守るためならばどんな困難にも立ち向かえる事が出来ます!

妊娠中には想定外のトラブルも生じる可能性があります。ウテメリン内服や点滴にお世話になる可能性もあるでしょう。

しかし、いつかは必ず終わりがくる戦いなので、もしお腹の張りなどのトラブルが起こったとしてもゴールを目指して乗り越えましょうね!

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