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ママテク(@mamateku)ライターのMeow-Meowです。
『多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)』って、聞いたことありますか?
聞きなれない言葉ですが、珍しい症状ではなく、妊娠適齢期の女性のうち約8%が発症しているといわれています。
今すぐ身体にトラブルが起きるものではありませんが、問題は「不妊の大きな原因」になっていることです。
不妊外来を受診して初めて気づく、というケースも多いようです。
特徴的な自覚症状があるわけではないため、潜在的にこの症状をもっている女性も多いと言われています。
「生理不順」「なかなか妊娠しない」など、月経トラブルを抱えている方は、もしかしたら『多嚢胞性卵巣症候群』かもしれません。
筆者は23歳のときに、この『多嚢胞性卵巣症候群』という診断を受けました。
その後、結婚し、第一子を出産しました。
今回はその『多嚢胞性卵巣症候群』の兆候や妊娠への影響、筆者がどういった経緯で受診したのか、どのようにして妊娠に至ったのかをお話ししたいと思います。
パッと読むための目次
多嚢胞性卵巣症候群ってどんな病気?
筆者は高校生の頃からたびたび月経トラブルに見舞われ、これまで10年以上いくつかの産婦人科に通院していました。
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そこで聞いたことや自分の体験など、多嚢胞性卵巣症候群について、筆者が知っていることをまとめてみました。
多嚢胞性卵巣症候群の特徴
多嚢胞性卵巣症候群とは、排卵が阻害されて卵巣内に多数の卵胞がたまり、月経異常や不妊を生じた病態。
Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/多嚢胞性卵巣症候群より
つまり、次のようなことがいえます。
- 卵子のもととなる卵胞が、卵巣内である一定の大きさまでしか育たず、その後、排卵しにくい。
- 排卵しないため、生理が来ない。
- 排卵しないため、妊娠しにくい。
- 排卵しにくいというだけで、排卵しないわけではない。
- 不妊治療が必要な場合もあるし、自然妊娠する場合もある。
『多嚢胞性卵巣』は、卵巣の状態のこと。
『多嚢胞性卵巣症候群』は、その状態によって起こるさまざまなトラブルの総称です。
多嚢胞性卵巣の原因
主に卵巣内の男性ホルモン値が高くなってしまうことで、卵胞が育たず排卵しにくい状態になってしまうのが『多嚢胞性卵巣』の仕組みだそうです。
原因はいくつか考えられるようですが、これといって明確なものはなく、体質によるものというのが大きいそうです。
筆者も産婦人科で原因を聞きましたが、はっきりした答えは返ってきませんでした。
したがって、正確ではない可能性もありますし、個人差も大きいのですが、筆者は次のようなことも影響するのではないかと考えています。
これはあくまで医療機関を受診したときの筆者の印象(先生から聞いたはっきりしない話)や、同じ症状で悩んでいる人の体験談から筆者が考えたことなので、参考程度に思っていただければと思います。
肥満
産後に受診した際、
たしかに肥満は多嚢胞性卵巣の原因のひとつとされているようです。
肥満女性の半数以上が多嚢胞性卵巣だというデータもよく知られているようです。
でも、肥満の女性がみんなこの症状というわけではありませんし、痩せている女性にも多嚢胞性卵巣の方はいます。
一説では、多嚢胞性卵巣だから(ホルモンの影響で)太るのではないか、とも言われているようです。
つまり、肥満が先か、病気が先か…といった議論になります。
でも肥満はあらゆる病気を引き寄せてしまいますので、太らないように気を付けることが健康につながることは言うまでもありません。
無理なダイエット
これは筆者の経験です。
十代の頃ですが、月経が来なくなった時期に、筆者はかなり無理なダイエットをしていました。
ダイエットでカロリーを制限していると身体の栄養が足りなくなり、「自分の身体を生かすこと」を優先させるために「子どもを作る機能」が停止してしまうようです。
それまでは毎月ちゃんと生理が来ていたのですが、このとき生理が止まってしまい、それ以降ダイエットをやめても薬を使わないと生理が来なくなりました。
そして『多嚢胞性卵巣』と診断されました。
上で「肥満はよくない」と書きましたが、「無理なダイエット」もするものではありませんね…。
ピルを飲み続けたことによる影響
避妊の方法として、「低用量ピル(経口避妊薬)」を飲むという方法があります。
安全で副作用も少なく月経改善などの効果もあり、正しく飲めば100%の避妊効果があるため、若い女性はもちろんですが、もう子どもは作らないと考えている既婚女性の間でも人気だそうです。
ピルは排卵を止めてしまう薬です。
排卵はしませんが、月経は毎月起きるようになっています。
ピルの服用をやめると、排卵は通常通りに戻るといわれています。
しかし筆者が出会った女性は、数年間ピルを服用したのち、生理がこなくなってしまったとのことでした。
彼女はピルの服用を後悔していて、同じ経験をした女性がピルの危険性についてうったえる団体を作っているので、入ろうか迷っていると話していました。
因果関係はもちろんわかりません。たまたま、かもしれません。
でも、私たちの体は精確なマシーンではありません。
薬で排卵が抑制されたのち、何事もなく元通りになる保証はないのですね。
多嚢胞性卵巣症候群の日常生活への影響
多嚢胞性卵巣症候群は痛みや違和感などの自覚症状がないため、これといって日常生活にも支障はありません。
- 生理がこない
- 生理が遅れる
症状といえばこんな感じなので、とくにまだ妊娠を望んでいない独身女性であれば、なおさら気づきにくいと思います。
生活へ支障があるとすれば、妊娠を疑ったり、旅行の計画が立てづらかったりと余計なストレスが増えることくらいでしょうか。
しかし妊娠を望んでいる場合は、「タイミングが分からない」「不妊」といった深刻な影響があります。
さらに無月経の状態を放置していると、子宮体がんのリスクが高まるそうです。
リスクについてはこのあと詳しく説明していきたいと思います。
多嚢胞性卵巣症候群が発覚したきっかけ
上で『多嚢胞性卵巣』は自覚症状が乏しいと書きました。
日常生活に支障がないなら、どうやって発覚するのか…
それは「生理がこないために産婦人科を受診する」というケースがほとんどだと思います。
また妊娠を望んでいる場合は、「不妊外来」として受診するケースもあるでしょう。
筆者は前者のケースでしたが、その様子を振り返って書いてみたいと思います。
生理がこない…
高校三年生のときでした。
3か月ほど生理が来ない時期が続いていました。でも妊娠の心当たりもありません。
「生理がこない」なんて言えば、変な想像をされると分かっていたので、親や友達にも言えず、3か月もひとりで悩み続けて心細かった覚えがあります。
産婦人科を受診することにしましたが、高校生にとって産婦人科に行くというのはとてもハードルが高く…。
結局、心を許せる同級生に付き添ってもらい、自宅や学校から離れた産婦人科へ自転車で30分以上かけて行きました(産婦人科に出入りするところを知り合いに見られたくなかったため)
受診したけれど、原因が分からない
産婦人科の待合で待っているときは、高校生の自分たちが周りから浮いていないか(浮いていたと思いますが…)不安で仕方なかったです。
たしかに今自分が妊婦健診などで産婦人科に行き、高校生らしき女の子が友達や親に連れられてきているのを見たら、なんというか、いろんな想像をしてしまいます。
こういった先入観はいけませんね。
月経は早ければ小学生から始まりますし、産婦人科へ来るのは妊娠や性病といった分かりやすい事情からだけではないはずです。
当時のことは記憶があいまいでしっかり覚えてはいませんが、問診や経腟エコーといった診察を受けたのだと思います。
もしかしたら血液検査や性病の検査などもしたかもしれません。
産婦人科には2回ほど通いました。
でも、原因はわかりませんでした。
何か薬をもらいました(生理を起こさせる効果がある薬だったと思います)
年齢が低いとわからないこともある
おそらくですが、このときはまだ多嚢胞性卵巣ではなく、ただ「ダイエットのしすぎ」で生理が止まってしまっただけだったのだろうと思います。
産婦人科の先生からは
この言葉は、その後相談した保健室の先生、数年後に再び受診した産婦人科など、人生のうちで何度か聞くことになりました。
「原因が分からない」ことをぼかして伝える都合の良い言葉であり、何の解決にもなっていませんでした。
でもまだ十代だった筆者は、「なるほど」と思い、
身体が発達途上である十代のうちは、診断がしにくい場合もあるようです。
多嚢胞性卵巣は年齢を重ねるごとに、顕著になるという特徴もあるのかもしれません。
やっと多嚢胞性卵巣と診断された
そんな十代を経て、やっと原因が判明したのが、23歳のときでした。
はじめに「おかしい」と気づいてから、6年が経過していました。
その間、何度か産婦人科を受診するたびに疑問を持ちながらも「まだ若いから」という言葉を信じて生理不順と付き合っていました。
新しい産婦人科を受診してみた
ちょうど仕事で別の街へ引っ越したときで、環境が変わったストレスもあったのか、重い生理痛に悩んで産婦人科を受診したのです。
これまで通ってきた産婦人科とは違い、女医さんでした。
聞いたことのない単語に、頭の中はハテナマークだらけでした。
ネックレスサインが見えたら『多嚢胞性卵巣』
女医さんはエコー写真やイラストで丁寧に説明してくれました。
その内容は、次のようになります(以下は私の実際のエコー写真になります)
エコーで卵巣が白くぼや~っと見えるのですが、その中にいくつかの丸いものが並んでいます。
これが“卵胞”だそうです。
卵胞になる卵細胞は、生まれたときから決まった数だけ卵巣内に持っていて、ホルモンの分泌を受けてひとつずつ大きく育っていきます。
そして排卵され、卵子となるのですね。
したがって、通常は卵巣内に丸いものは1つしか見えないそうです(体質や排卵誘発剤の影響で、2~3個育つ場合もまれにあるそうですが)
しかし多嚢胞性卵巣の人は、10個くらいの卵胞が同時に大きくなり始め、卵巣の内側に張り付くように連なっています。
これを『ネックレスサイン』というそうです。
多嚢胞性卵巣の診断には、この『ネックレスサイン』が見えることが不可欠で、これが見えると間違いなく多嚢胞性卵巣状態だといえるそうです。
この状態は、
- 卵胞がある程度までしか大きくならず、排卵に十分な大きさまで育たない
- 卵胞がたくさんありすぎて、詰まってしまっている
治療法は自分で決めていい
とはいえ「絶対に排卵しない」というわけではなく、そのうちのひとつが気まぐれに大きくなって、気まぐれに排卵することもあるそうです。
したがって妊娠を望んでいる場合でも、必ず不妊治療が必要なわけではないそうです。
どのような治療を望むのかは、本人にゆだねられます。
筆者もこのとき、「どうする?」と聞かれました。
妊娠は当時まだ望んでいなかったため、選択肢としては二つでした。
- 排卵誘発剤で排卵を起こさせる。
- ピルで生理を起こさせる。
女医さんによれば、どちらが良いと言えるものではないそうで、好きなほうを選んでいいとのこと。
どちらも飲み薬で、体質によっては副作用が出る可能性は同じくらいあるそう。
と言われましても、素人には分からず…おみくじを引くようなもの。
引いてみて“凶”だったら「違う方を選べばよかったな」と後悔するくらいなら、正直「代わりに決めてください!」という感じでした。
最近は治療法などを患者自身が決めることが多くなったと感じます。
「責任は患者自身に持たせる」という方針もあるのかもしれませんが、より医療に詳しいお医者さんのおすすめをぜひ聞きたいなと思う筆者なのでした。
このときは、
多嚢胞性卵巣の治療法
治療その1、排卵誘発剤
『排卵誘発剤』はクロミフェンに代表される錠剤で、多嚢胞性卵巣症候群などの無排卵の治療、無排卵が原因の不妊治療に使われます。
脳のホルモンを分泌するところを刺激し、排卵するように仕向ける効果があるようです。
5日分処方され、1日1錠ずつ飲みます。
それから個人差はありますが一週間ほどで排卵するようです。
細かいことは忘れてしまいましたが、このときはちゃんと生理がきたことだけは覚えています。
この排卵誘発剤は耐性ができてしまうようで、むやみに使うものではないと、その後別のお医者さんから聞きました。
もし無排卵が原因で不妊治療を考えているなら、信頼できるお医者さんとよく話し合い、計画的に処方してもらう方がいいと思います。
治療その2、ピル
その後、筆者は生理が来ない期間が続くたびに、産婦人科を受診しました。
もうひとつの治療法の『ピル』も試してみました。
こちらも錠剤で1日1錠ずつ飲むところは同じですが、それが3週間続きます。
その後、生理のような出血が起こるのです。
ピルは前述したとおり排卵をおさえる薬のため、排卵したわけではなく、このときの出血は無排卵月経ということになります。
自分に合った治療法を自分で選択する
つまり、『排卵誘発剤』は「排卵を起こさせる」治療法。
『ピル』は排卵はしないが「生理を起こさせる」治療法。
アプローチするところが違うのですね。
どちらが自分に合っているかよく考え(お医者さんの意見も聞き)、治療法を選ぶといいと思います。
継続的に治療していくなら、「今回は排卵誘発剤。次はピル」と途中で切り替えてもいいと思います。
多嚢胞性卵巣の根本的な治療法はない
多嚢胞性卵巣の原因はわからない、と上で書きました。
そのため、根本的な治療法もないということになります。
『排卵誘発剤』や『ピル』で一時的に生理が来ても、その後は元に戻ってしまい、また無排卵・無月経の状態になるという人がほとんどではないかと思います。
もちろん、この治療をきっかけに改善する方もいるようです。
肥満の解消や妊娠・出産を機に治る人もいます。
しかし筆者のように、何かのきっかけで一度狂ってしまった機能が、二度と戻らない可能性もあるのです。
いろいろ試したものの改善されないという人は、「自分はこういう体質なんだ」と割り切り、うまく付き合っていくしかないのかなと思います。
では多嚢胞性卵巣と付き合っていくために知ってほしいリスクをまとめてみました。
多嚢胞性卵巣症候群のリスク
産婦人科のエコーでネックレスサインが見え、多嚢胞性卵巣の状態だと分かったとしても、定期的に生理が来ているのであれば問題ありません。
問題なのは「全然生理が来ない」という場合です。
したがって多嚢胞性卵巣症候群そのもののリスクというよりは、排卵しないことによる『無月経』のリスクと言い換えてもいいと思います。
子宮体がんのリスクが高まる
筆者が産婦人科でしつこく言われたのが、「無月経の状態が続くと、子宮体がんのリスクが高まる」ということでした。
子宮頸がんは有名ですが、子宮体がんはあまり知られていませんね。
子宮の内膜にできるがんで、女性特有のがんの中でも起きる確率の低いがんとされています。
ですが、多嚢胞性卵巣の人は発症率が3倍にも4倍にもなるといわれ、50年以上前から多嚢胞性卵巣と『子宮体がん』の関係が指摘されていたようです。
なぜかというと、女性ホルモンが影響しているのだそうです。
排卵が起きると、月経周期は黄体期に入り、黄体ホルモンであるプロゲステロンが分泌されます。
プロゲステロンはがんの発症を抑える働きをもっているそうです。
しかし、排卵がないとプロゲステロンが分泌されず、子宮内は逆にがんの発症を高めてしまうエストロゲンで常に満たされてしまうことになるそうです。
月経のある女性ではとくに発症率が低く、閉経後にリスクが高まるがんだそうです。
しかし、多嚢胞性卵巣の人は卵巣機能が休業状態なので、閉経後と似たようなホルモン環境になってしまうため、放置すればするほど、この子宮体がんのリスクが高まるというのです。
これを防ぐために、『排卵誘発剤』や『ピル』を処方してもらい、ときどき生理を起こさせることが重要となってくるのですね。
3か月に1回が目安だそうです。
もし3か月以上生理が来なかったら、一度産婦人科の受診をおすすめします。
更年期障害のような症状が現れる
上にも書きましたが、多嚢胞性卵巣は閉経後と似た状態になっています。
女性ホルモンが減っている状態なので、イライラが続くなど、更年期障害のような症状が現れることもあるようです。
筆者も、2か月以上生理が来ない時期が続くと、だんだん気持ちが不安定になってきます。
「なかなか生理が来ない」と悩んでいるストレスも影響しているのかもしれませんが…。
子宮内膜増殖症になる
これも聞いたことにない病名ですよね。
『子宮内膜増殖症』とは、子宮内膜が厚くなりすぎてしまう症状のことです。
赤ちゃんを迎える準備を整えるために子宮内膜が厚くなり、やがて剥がれて月経となることは一般的な知識として知られていると思います。
しかし、月経がないということは、子宮内膜は厚いまま。
厚くなりすぎてしまう人も中にはいるそうです。
子宮内膜が厚くなりすぎると何がいけないのかというと、上で書いた子宮体がんのリスクが高まったり、子宮内膜症になりやすかったり、子宮内膜が厚すぎてそれらの異常を見落としてしまうことが挙げられるそうです。
『無月経』の人によくある「少量の不正出血」も、この厚くなりすぎてしまった内膜が一部剥がれたものである可能性があるそうです。
定期的に月経を起こさせて、子宮内膜をきれいにする必要があるのですね。
肌荒れ、毛深い
女性ホルモンが減少し、男性ホルモンが増すということは、女性ホルモンのおかげで保たれていたきれいな肌が荒れてしまうこともあるようです。
にきびができやすくなったり、毛深くなったり…。
女性ホルモンは、女性らしさを保つための効果もあるのですね。
自然妊娠はできるの?多嚢胞性卵巣と不妊症との関係
「排卵しない」ことの一番大きな影響は、妊娠を望んでいるのに妊娠できない、ということではないでしょうか。
しかし、多嚢胞性卵巣症候群はいわば「卵巣機能がお休みしている状態」なので、一時的にでも回復させることは難しいことではありません。
一時的にでも回復して排卵できれば、妊娠は可能になります。
筆者が服用したような『排卵誘発剤』を使うことは、もっとも手軽で効果的です。
もし効きづらい場合は、注射をしてもらうこともできるようです。
卵巣の中には育ち始めた卵子がたくさん待機しているので、まずは成熟させるように促すことから始めるということなのですね。
不妊治療は難しくない場合が多い
ほとんどの人は排卵誘発剤で排卵するそうなので、不妊治療といっても初期段階で終わりです。
不妊の原因はさまざまですが、もし多嚢胞性卵巣だけが原因であるなら、不妊治療は比較的スムーズにいくと考えられます。
しかし、産婦人科の先生からは
自然妊娠できる人も多い
多嚢胞性卵巣は無排卵が続いてしまう症状ですが、ひょんなことから排卵が起きることもよくあるそうです。
筆者自身も、第一子は自然妊娠で授かることができました。
同じ多嚢胞性卵巣だと言われていた友人も、二人のお子さんを自然妊娠しています。
私たちの身体は気まぐれで、ちょっとした精神状態に影響されてしまうこともあるようです。
旦那さんとラブラブで、たくさん仲良くしていると、自然と排卵が起きる。という話もまったくの嘘ではないようですよ。
大事なのは
- ストレスをためないこと。
- いつ排卵が起きてもいいように、旦那さんと仲良くしておくこと。
まとめ
筆者はもう10年以上『多嚢胞性卵巣症候群』と付き合っていることになります。
若いころはみんなと違うことが恥ずかしかったり、悩んだりしましたが、今では普通のこととして受け入れられています。
なにしろ、結婚したときに自分が多嚢胞性卵巣症候群だということを、自分の両親や夫の両親にも打ち明けていて、「そのうち排卵誘発剤もらってきますねー」なんて言っていたので、自然妊娠を知ったときには驚きでした。
そんなミラクルが起きることもあるのですね。
人間の身体ってわかりませんね。
「生理が遅れているだけで病院に行くのはどうなんだろう」
と思っている方もいるかもしれませんが、生理が大幅に遅れるということは、何らかの理由があるはずです。
「そんなことで病院に来るんじゃない!」なんて言う産婦人科医はいないと思いますので、気軽に産婦人科を受診してみることをおすすめします。
エコーで子宮や卵巣の状態を確認したり、お医者さんの話を聞くことは、自分の身体を知るきっかけとなります。
不安を解消する・自分の身体を知るためにも、「もしかしたら」と思ったら病院に行ってみてくださいね。