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ママテク(@mamateku)ライターのせっきーママです。
里帰り出産をするママでもそう考えるも多いのではないでしょうか?
それが第一子の出産となるとその思いもひとしおのはず。
しかし、「遠方になるから立ち会ってもらうのはさすがに無理なんじゃ…。」と思って諦めてしまう方も中にはいると思います。
そんな中、わたしは自宅が神奈川県で里帰り先が北海道という結構な遠距離という条件下で、第一子の出産の際には里帰り先に駆け付けてもらい、見事立ち会い出産を実現することができました。
今回は、わたしの里帰り先での立ち会い出産の体験談や、遠方の里帰り先で立ち会い出産を実現するためのアドバイスなどについて書いていきたいと思います!
パッと読むための目次
感想「出産に立ち会ってもらってよかったけど、夫は結構ハードだった…」
夫としては、
わたし自身も立ち会ってもらってよかったと思っています。
よく言われる「立ち会い出産をしてみて家族の絆が深まった」とかいう、目に見えた変化はうちの場合はなかったですが…(笑)
しかし、やはり夫側の負担は身体的にも金銭的にも結構大きかったと感じています。
なので、「気持ち的には立ち会って良かったけど、それ以外の面を見てしまうとデメリットのほうが多い」というのが正直な感想です。
遠方の里帰り先での立ち会い出産を希望した理由は…「わたしのワガママ」
里帰り先が近距離ならばまだしも、わたしの場合は飛行機でわざわざ行かなければならないという距離。
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どうしてわざわざ飛行機に乗らなければいけない距離の里帰り先に来てもらったのかというと、これは単純にわたしのワガママでした。
そのことを夫に伝えると、二つ返事で「いいよ。」と言ってくれました。
夫のほうも第一子は出産に立ち会うべきという考え方の人だったので、お互いの認識が合ったということもあり立ち会ってもらうことにしました。
想定外の出来事にてんやわんや!わたしの遠方里帰りで立ち会い出産体験記!
ここでわたしの立ち会い出産の体験談を時系列で書いていきたいと思います。
そう決めていたわたしに、全くの想定外の事態が起こります…。
出産前日22時:夫が飲み会の時に風呂場で早期破水
予定日を約3週間後に控えたある日、夜にお風呂に入っていると「パン!」と下腹部のあたりで何かが破裂する音が…。
次の瞬間には股から生暖かい水のような液体が流れ出てきました…!!
この時わたしは早期破水をしてしまったのです。
慌ててお風呂から上がり震える手で病院に電話したのち、このタイミングで夫に電話しました。
だがしかし、一向に繋がらない…。
この日夫は会社の飲み会だということを思い出し、苛立ちと焦りで震えながら電話をかけまくったことを覚えています(笑)
出産当日10時:朝一の飛行機で夫が飛んできてくれた
破水した翌日、夫は朝一の飛行機で東京から飛んできてくれました。
朝の4時に起きて飛行機に乗ったため、病院に来てくれた時はものすごく疲れた顔をしていて、なんだかこっちが申し訳なくなりました。
出産当日12時:なかなか陣痛が始まらず一旦わたしの実家へ夫を連行
夫も急いで病院に来てくれたものの、特にやることもなくわたしの実家に両親といったん帰ることになりました。
16時頃にまた来てくれましたが、陣痛も耐えられるレベルでこれまた特にやることもないので夫はちょっと暇そうでした(あまりにくつろいでるので、自分との気持ちのギャップにちょっと悔しくなりましたが…。)
出産当日18時:怒涛の陣痛の中、夫にお尻を全力で押してもらう
徐々に陣痛の間隔が短くなり痛みが増してきました。
そして19時を過ぎたころ、だんだんと陣痛が耐え難いレベルになってきて、お尻からとてつもない圧力を感じました。
お尻が痛くなるとどうしてもいきみたくなってしまったのですが、助産師さんに「まだいきんじゃだめよ!!」と軽く怒られる…。
しかし、出てこようとするものを押し込めようとするのは生理的にものすごく辛い…。
わたしはどうすることもできない苦しみから、
そんな身も蓋もない恥ずかしい妻の叫びにひるむことなく、夫は献身的にお尻を押し続けてくれました(笑)
子宮口が最大になり、いざ分娩室に移動するとなったときにも、夫は助産師さんと一緒に肩を担いでくれ連れて行ってもらいました。
こういうときも夫であるからこそ安心して身を任せることができ、「あぁ…助かる…。」ともうろうとする意識の中で夫に感謝していました。
出産当日22時:産まれた瞬間お互いボロ泣き
陣痛開始から8時間後の22時、元気な産声とともにわが子が産まれました。
初産にしてはかなりスピーディなお産で助産師さんに後々褒めらました。
わたしは陣痛の耐え難い激痛から解放された嬉しさと、何事もなく赤ちゃんが出てきてくれた喜びから「よかった~」と泣いている中、夫をふと見上げるとボロボロと目から大粒の涙をこぼしてないているではありませんか!!
普段から無感動な夫なので、一瞬「え、なんで泣いてるの!?」とこっちが逆に驚いてしまいました。
その後「お父さん、へその緒切る?」なんてお医者さんに聞かれて促されるまま夫はへその緒を切っていました。
わたしからは見えませんが、股の下は相当なグロテスクな光景が広がっているはずで、ここまで何とか頑張って付き添ってくれた夫が卒倒したりしないか内心かなり心配していました。
カンガルーケアなどをしたり、会陰切除の縫合をしたり、様々な処置が終わったのが0時頃でした。
その後は陣痛室に戻り、夫は床に簡易ベッドを敷いて即眠りについていました。
出産後もしばらく実家に滞在してもらった
わざわざ北海道に来なければならなかったため、夫は仕事を3日間ほど休んでくれその間わたしの実家に泊まっていました。
そして入院中も毎日来てくれ、産まれたばかりの我が子を抱っこしたり、オムツを変えてみたり、写真を撮ったりしていました。
毎日短い時間しか一緒に過ごせませんでしたが、自宅に帰ったらこういう感じなのかなと束の間の「家族の時間」に思いを馳せながらのんびりと過ごしました。
里帰り先での立会い出産のメリット
この立ち会い出産の経験を通して、わたしが感じた里帰り先での立ち会い出産のメリットについて書いていきたいと思います。
メリットその1.久しぶりに夫に会えることで精神的安心感を得られる
里帰りするとなると、最低でも1か月はお互い離れて暮らすことになります。
わたし自身は実家で家族と暮らすということもあり、あまり寂しさは感じませんでしたが、ふとした瞬間に夫に会いたいなぁと思うことがありました。
わたしは自宅を離れて1か月半ぶりに夫と会ったので、来てくれるとなったときは「久しぶりに会えるんだ…!」と不安な心境の中でもテンションが上がりました。
また、お産のときは終始不安と緊張の連続状態なので、一緒にいてくれることで精神的に気持ちが落ち着きました。
メリットその2.わが子が産まれた瞬間の感動を分かち合える
これは里帰り先でのメリットというよりも、立ち会い出産自体のメリットになってしまうのですが、わが子が産まれる瞬間の感動を夫婦で分かち合えるというのは、その後の人生においても記憶に残る素晴らしい思い出になると思います。
いつもは何事にも感動しないような夫ですが、子どもが産まれた瞬間はボロボロと涙をこぼして泣いていました。
感動して泣いたのか緊張の糸が切れてブワッときてしまったのかは定かではありませんが、一緒になって苦労を乗り越えたことの達成感はともに味わうことができたと思っています。
メリットその3.自分の腕となって動いてもらいやすい
これも立ち会い出産の方のメリットになってしまうのですが、夫になら「あれをして、これをして。」というお願いをしやすいというメリットがありました。
わたしの場合、陣痛が始まる前に破水してしまったのでなるべくベッドの上で安静にしていなければならず、自分で動くことがあまりできませんでした。
忙しそうにしている助産師さんにお願いするのはなんだか申し訳なかったので、ひたすら夫に「水とって」「携帯とって」などとアゴで使っていました(笑)
里帰り先立会い出産のデメリット
わたしから見るとあまりデメリットはありませんでしたが、夫からするとデメリットもなかなか多かったようです。
あくまでもわたし達が感じた個人的なデメリットなので、「こういうこともあるんだな~」と参考程度に読んでもらえたらと思います。
デメリットその1.お産が始まるまでの間、手持ち無沙汰な時間が多かった
わたしの場合は陣痛が始まる前から夫が来てくれていたので、陣痛が始まるまでの間はこれといってやることもなく夫は手持無沙汰なようでした。
いくら久しぶりに会えたといってもそこまで会話することもなく、しばらくするとスマホをいじり始める夫。
もし駆け付けた時にすでに陣痛が何分間隔になっていたり、すぐ産まれる!という状況であればこんな時間はなかったのですが、私たちの場合は思いがけず間延びした時間を夫婦で過ごすことになりました。
デメリットその2.仕事を休んで来なければならなかった
里帰り先が北海道だったため、夫は平日3日ほど会社を休んでこなければなりませんでした。
わたしの場合は陣痛から出産までが思ったよりもスピーディだったため、夫の滞在日数も少なくて済みましたが、お産が長引けばもっと滞在してもらうことになったと思います。
幸いこの時夫の仕事はあまり忙しくなかったのですぐに来てもらうことができましたが、繁忙期や急な対応をしなければいけない時だったら間に合わなかったと思います。
デメリットその3.事前予約ができないため飛行機代がかなり高かった
当日の予約だと飛行機代は普通運賃となるため割引料金が適用されません。
なので結局往復で5万円ほど飛行機代がかかってしまいました…( ノД`)
LCC(格安航空会社)を利用すれば、もっと飛行機代を安くすることができると思いますが、それでもやはり遠方まで来るとなると交通費はたくさんかかってしまいます。
里帰り用の交通費を二人分用意しておかないといけないので、あらかじめ冬のボーナスから捻出しておきました。
デメリットその4.夫が自宅に帰りたくなくなる
そんな二人を置いて自分はまた自宅に一人で帰らないといけない…。
それはわたしが思ってる以上に寂しいものだったようで、夫にしては珍しく「帰りたくない…。」と帰る直前に愚痴をこぼしていました。
いくら毎日LINEなどで連絡を取り合ったりしているからと言っても、物理的に離れているので夫は想像以上に寂しい思いをしていたようです。
デメリットその5.田舎だったので「足」をわたしの両親に頼るしかなかった
わたしの実家はドがつく田舎なので、基本的にクルマがないとどこにも行けません。
外出するときは必ずクルマなので、夫の移動手段はわたしの両親に頼るしかありませんでした。
お見舞いに来てくれても、いざ実家に帰るとなってもわたしの両親の都合でしか動けません。
仕方ないとは思っても動きたいときに自分の意志で動けないというのは少なからずストレスになっていたようです。
里帰り先で立ち会い出産を実現させるための4つのアドバイス
結果的にわたしたちの場合はデメリットのほうが多くなってしまいましたが、「それを踏まえても里帰り先で立ち会い出産をしたい!」という方へ向けてアドバイスをさせていただきたいと思います。
以下のアドバイスは、わたしが遠方の里帰り先で立ち会い出産を実現させたときに、実際にやっておいたことや、やっておいたほうがよかったなと感じたことをまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
1.お互いにいつでも連絡が取れるようにしておく
遠方での里帰り出産に立ち会ってもらう場合、「夫を呼ぶタイミングがわからない」という悩みが付きまとうと思います。
陣痛が来たら?おしるしが出たら?病院に着いたら?などと色々なタイミングがありますが、正直どのタイミングで呼べば間に合うかは「神のみぞ知る」といったところです。
なので、どのタイミングでも何が起きてもすぐに対応できるよう、お互いいつでも連絡が取れるような状況にしておいてください。
もちろん夜寝ているときでも関係ありませんので、着信音などをいつもより大きめにしておくなどしておいてください。
わたしの体験からも言えますが、いざというときに電話が繋がらないと焦るし不安だし、何より「なんで繋がらないんだよ!!」と妻は激しく苛立ちます(笑)
2.里帰り先までの交通手段や飛行機などの時刻表を事前に把握する
出産は何が起こるか全くわからないので、何かが起きてもすぐに駆け付けられるように、交通手段とその時刻表は事前に把握しておくことをおすすめします。
わたしも地元の空港の時刻表を夫と共有したり、わたしの両親が迎えにいけなかった場合に病院までどう移動するかを事前に決めていました。
3.事前に職場の人に里帰り先に行くことを伝えておく
自分の妻が遠方に里帰りしていて、自分も出産に立ち会う予定だということは、前もって職場の方々に伝えておいてください。
そのほうがいざ里帰り先に行くとなったときも、周りの人がフォローしやすくなるからです。
事前にわかっていれば作業の割り振りも考慮してくれると思うので、職場の上司の方と相談をしておいてください。
4.時と場合に応じてレンタカーを借りることも考えておく
里帰り先がクルマでしか移動することができず、もし夫が免許を持っているならば、レンタカーを借りることも考えておくといいと思います。
田舎だとクルマがないとどこにも行けず、かといって妻の両親に頼るというのもいざというときに機動性に欠ける場合があります。
自分の足があれば動きたいときに動けるので、何もすることがない時間などにやきもきすることもなくなると思います。
まとめ
わたしの場合は事が運よく運び、結果として出産する際には夫に立ち会ってもらうことができました。
しかし出産は本当に何が起こるかわからないので、事前に立ち会ってもらおうと思っていても、いざとなるとタイミングが合わず出産に立ち会うことができなくなる場合もあると思います。
でもそれはそれで仕方のないこと。
間に合わなかったとしても「お互い大変だったね」と相手をねぎらって、産まれてきたわが子と一緒に過ごす時間を大切にしてくださいね。