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ママテク(@mamateku)ライターのチコリーヌです。
10月に入ると一気に秋めいた空気が感じられますね。
そうかと思うと夏に逆戻りしたような日があったり、まだまだ台風が来たり…。
秋は一日の中での気温差も大きく、大人も子供も体調を崩しやすい時期です。
我が家の子供たちも、秋は体調を崩すことが多いです。
秋から冬に流行する病気には、一通り経験している気がします。
今年もすでに末っ子がRSウイルスにかかり、ようやく熱が下がったところ…。
そんな秋冬に気を付けたい感染症のことや、ホームケア、効果的な予防法について書いてみます!
パッと読むための目次
秋から冬に流行する感染症って?
RSウイルス
RSウイルスは秋になると一気に流行する感染症です。
我が家の三姉妹も全員かかっています。
ウイルスなので風邪といえば風邪なんですが、赤ちゃんにとっては結構やっかいなウイルスなのです。
お医者さんに教えてもらったRSウイルスの特徴がコレです!
- 2歳までにほとんどの子供が一度は感染している
- 赤ちゃんが感染すると肺炎など重症化しやすい(インフルエンザより危険だそう)
- 初感染では高熱、鼻水、咳が続き、気管支炎や肺炎に注意が必要
- 熱が下がっても、咳が長引くので保育園や幼稚園で流行しやすい
- 特効薬がないので、症状を緩和する薬を使いながら、重症化に注意するしかない
- 何度もかかるうちに免疫がつき、年長児ぐらいからは軽い風邪程度で治まることが多い
RSウイルスは病院の迅速診断キットですぐに診断がつきます。
鼻に綿棒みたいなのをつっこんで、ぐりぐりされ泣きわめくアレです。
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どちらにしても対症療法しかないので、重症化の恐れが少ない幼稚園児ぐらいからは検査しないことも多いそうです。
うちの三姉妹がRSウイルスと診断されたときの症状は、だいたいおんなじでした。
2~4日ほど続く高熱、ひどい鼻水からのネバネバドロドロの鼻水、痰のからんだ咳が長引くなど、だいたいスッキリ完治まで1週間ぐらい。
喘息のある長女は、ゼロゼロした咳がかなり長引きました。
今回、3歳の末っ子がかかった風邪もRSウイルスでした。
38度~39度の熱が3日続き、今も痰のからんだ咳だけ残っています。
上のお子さんからうつることも多く、赤ちゃんの場合は重症化しやすいので、ゼロゼロした咳が続いていたら、ぜひ受診してあげてくださいね。
インフルエンザ
そろそろ予防接種の予約が始まりだしたインフルエンザ。
これも毎年秋冬にかけて流行する代表的な感染症です。
昨年はA型とB型が同時に流行し、学級閉鎖が相次ぎ、小児科は連日大変なことになっていましたね。
我が家の経験では、その年の流行する型によって症状は違いますが、突然カーンと40度近い高熱が出て、咳もけっこうひどい印象があります。
インフルエンザは私たちが子供の頃からあった感染症ですが、その頃はひどい風邪として対処されていた気がします。
最近は迅速診断キットがあり、特効薬があり、予防接種があるゆえに、親として悩むことの多い感染症ですよね。
インフルエンザ予防接種する?しない?
予防接種にもいろいろな情報があり、予防効果があるのかないのか…検索しまくってもよくわかりません。
予防接種にはやはり副反応もあり、するかどうか悩むところですよね。
我が家のこれまでのかかりつけ医(転勤族なのでかかりつけ医も4か所ぐらい経験)に、「ぶっちゃけインフルエンザ予防接種の効果ってどうなの?」と聞きました。
すると
予防接種をするかしないかは、個人の価値観や判断になりますが、我が家は毎年全員に予防接種しています。
家族5人分、出費も痛いです。
それなのに予防接種を受ける理由は一つ!かかったらヒドイ目にあうから!
子供が小さいうちは、一人かかると全員にうつります。
2日おきぐらいにバタバタと発熱…。発熱している子も引き連れて、連日小児科通い。
幼稚園も小学校も出席停止で2週間はひきこもり決定。
看病する母親も倒れたら、目も当てられない大惨事です。
なので、少しでも被害を小さくしたい!そのために、毎年悩んだあげくに予防接種を受けている我が家です。
まぁ、全員予防接種していてもヒドイ目にあっている年もあるので、難しいところですね。
我が家がヒドイ目にあった時の体験談は以下の記事でまとめています。
ちなみに予防接種の副反応、うちの長女は腕が腫れます。はじめてのときは肩から肘までパンパンに腫れてびっくりしました。
それ以降は、抗アレルギー薬を前日と当日服用し、腫れにくいように深めに注射してくれています。
同じようなお子さんは、かかりつけの先生に相談してみるといいかもしれません。
インフルエンザっぽい…いつ受診する?
冬に急に高熱が出たら、真っ先にインフルエンザを疑いますよね。
でもインフルエンザで悩むのが、受診するタイミング。
熱が出て、すぐに小児科に行っても、夕方や次の日に再受診になった人も多いのではないでしょうか。
インフルエンザかどうかは、迅速診断キットでわかります。
これも鼻の奥をぐりぐりする、子供が嫌がる検査。私でも嫌です…。
ただこの検査、発熱してすぐでは正確な結果が出ないそうです。
ある程度正確に診断するためには、発症後12時間以降がいいそうです。
その上、インフルエンザのお薬は発症して48時間以内に開始しないとあまり意味がないとか…。
ということで、症状が出てから12時間~48時間の間に受診するのがいいと言われています。
ちなみに我が家がどうしているかというと、朝に発熱したときには午後診の遅めの時間に、昼以降に発熱したときには次の日に受診するようにしています。
抗インフルエンザ薬、使う?使わない?
インフルエンザと診断されてから悩むのがこれですよね…。
数年前、タミフルの副作用がずいぶん話題になりました。
我が家の姉妹がインフルエンザになったときには、タミフルを服用しました。
実際には、副作用のようなものはありませんでした。
ただ、長女はインフルエンザの高熱では、毎回うわごとを言ったり、幻覚みたいなものがあるようです。
寝ていたかと思ったら、むくっと起き「○※△■~!」とわけのわからないことを口走り、「ママ、ママが虫になってどっかに飛んで行って、どうたらこうたら~」と笑いだし、いわゆる異常行動…怖いです。
これはタミフルを服用しはじめる前からあるので、どうやら高熱によるもののようです。
なので、高熱の期間は短い方がいいかなと思って、抗インフルエンザ薬を使っています。
使った感想としては、やっぱり早く解熱しています。
かかりつけ医の先生のは、
なので、昨年B型に感染したときには、症状が軽かったので抗インフルエンザ薬は使いませんでした。
インフルエンザの季節は、お医者さんも毎日ウンザリするほど抗インフルエンザ薬の説明をしているんでしょうが、気になることはしっかり聞いて、どうするか決めてあげてくださいね。
ロタ、ノロなどの胃腸風邪
これも秋冬になると流行る感染症ですね。
流行りだすと、小児科にはビニールと洗面器みたいのを持って診察を待っている子がいっぱい。
感染力も強いので、あっという間に感染拡大…。
ロタやノロも小さいお子さんがいるママさんにとっては、色々な意味で恐怖の感染症ですよね。
はい、私も何度もロタウイルス、ノロウイルスの洗礼を受けています。
とくに悲惨なのが就寝中の嘔吐…。
吐いたものまみれの子供と布団、子供を抱っこしたとたん、再度吐かれて私も吐いたものまみれ。
一体誰からどう処理したらいいのだか…途方にくれる真夜中の私。
そして、確実に兄弟姉妹に感染決定。
これも一家全滅することの多い感染症です。
とにもかくにも脱水に注意
胃腸風邪はウイルスが体から出るまで待つしかありません。
その間、脱水症状に注意しましょう。
嘔吐、下痢が激しいときには急激に脱水症状が進みます。朝受診したときは大丈夫だったのに、夕方には脱水になっていることも!
尿の量が減る、手などの皮膚をつまむとシワシワになる、目がくぼんでぐったりしてくるなどの症状があれば迷わず病院へ行きましょう!
うちは1歳代、2歳代のロタウイルスで点滴してもらったことがあります。
家族への感染を防ごう
ロタやノロのウイルスはアルコール消毒や石鹸では死にません。
吐いたものや便の中のウイルスが乾燥して、空気中に飛び散っても感染します。
とくに便の中には大量のウイルスがいるそうです。
下痢のオムツの処理にはマスクをする、使い捨て手袋をするなど、細心の注意を払いましょう。
吐いたもの、オムツの処理の仕方
ロタやノロのウイルスの殺菌には、台所や洗濯に使う塩素系漂白剤が有効といわれています。
我が家ではペットボトルのキャップ6杯分の塩素系液体漂白剤を1.5リットルの水に溶かして、消毒液としてペットボトルで置いておきます(これで直接手は洗わないでくださいね!)
そして吐いたものはティッシュやキッチンペーパーをかぶせて、その上から作った消毒液をかけてビニールに入れます。
さらに吐いた場所に消毒液をかけて、半径3メートルぐらいも消毒液で拭きまくります。
ドアノブや子供が触りそうなところも、これで消毒!
吐いた物が付いた衣服やシーツなどは1晩漂白剤につけてから洗濯します。
あまりに広範囲についたものは、もったいないけど処分。
自分の洋服もこまめに着替えるようにしています。
オムツは二重にビニール袋に入れて処分し、オムツ替えのたびに念入りに手洗いします。
これだけしても、夜中に吐いたりすると家族にうつるのを完全には防げないのが悲しいところなんですが…。
ロタ、ノロウイルスのときにあったら便利なもの
胃腸風邪は突然の嘔吐でやってきます。うちでは上記のものを冬に備えて常備しています!
- 使い捨てのビニール手袋
- ロール型じゃない一枚ずつ取り出せるキッチンペーパー
- 使い捨てマスク
- 捨ててもいいバスタオルやぼろ布
これらの感染症は潜伏期間にも感染するものもあり、幼稚園や保育園に通っていると防ぐことは難しいものですよね。
とにかく重症化しないよう気を付けること、他の家族への感染を防ぐことに気を付けて乗り越えましょう!
感染症にかかったら!ホームケアのコツ!
感染症にかかったら、いろいろとつらい症状が出てきます。
三姉妹の看病で気を付けていることや、我が家のホームケアのコツなどシェアしますね。
高熱が出ている時
子供ってビックリするような熱を出しますよね。しかも、38度ぐらいだったら平気で遊んでいたりします。
うちの子供たちもそうですが、さすがに40度近くなるとぐったりすることが多いです。
高熱のときは、かかりつけ医の指導で次のようなことに気を付けています。
- 解熱剤は高い熱が続いて、水分が摂れなかったり、眠れないときに使用する。
- 熱の上がり始め(手足が冷たい)は暖かくしてあげ、熱が上がりきる(手足が熱い)と、アイスノンを使ったり薄着にして、体が放熱するのを妨げないようにする。
- 食欲がないときは無理に食べさせず、水分補給には気を付ける。経口保水液がベストですが、子供が嫌がるときにはスポーツ飲料など飲ませています。
咳が出ている時
咳は熱が治まっても長引くことも多く、子供にとってはつらい症状。
とくに夜にひどくなり、親子ともに寝不足になったりしますよね。
うちは長女が喘息もちなので、小さい頃は本当に咳に悩まされました。
子供にはあまり強い咳止めを使うのも気になりますし、いろいろなホームケアを試行錯誤しました。
病院でもらった薬以外のホームケアを紹介します。
空気の乾燥に気をつける
部屋の空気が乾燥すると咳はひどくなります。
なので、部屋の湿度を60%ぐらいになるように、加湿器などで調節しています。
でも、加湿しすぎるとカビの原因になるので注意してくださいね。
鼻水をこまめに吸ってあげる
咳の原因が、鼻から喉に落ちる鼻水のことも多いです。
本当は電動がいいのですが、我が家は私の肺活量頼みの口で吸うタイプの鼻吸い器を使っています。
最初はうまく吸えないかもしれませんが、試行錯誤しているうちにコツをつかめば結構吸えますよ。
難点はママに風邪がうつりやすいことですが…。
鼻水がドロドロしてくると、人力では吸えなくなってくるので耳鼻科で吸ってもらっています。
おばあちゃんの知恵袋的な咳対策
即効性があるわけではありませんが、あまりに咳が続くと何でもいいからやってみたくなるのが親心ですよね。
我が家で効果があったかなと思うのが、タマネギ!
はちみつにみじん切りしたタマネギを半日ほど漬けておきます。
そのはちみつをスプーンに1杯ほど寝る前にのませます。
そして半分に切ったタマネギを枕元に置いておきます。
気持ち程度ですが、咳がマシになる気がします。
まぁ副作用があるわけでもないので、気休め程度かもしれませんがやっています。
あまりに咳が続くときにはお医者さん!
ただ風邪の症状が残っているだけならいいのですが、肺炎や気管支炎、喘息になっていることもあります。
原因によっては薬も変わります。
咳が続くときには、熱がなくてもお医者さんに診てもらうようにしています。
嘔吐、下痢の時
嘔吐、下痢が続くと、だんだんぐったりしてきて、親としてもとても心配ですよね。
三姉妹の嘔吐、下痢を繰り返し看病して、お医者さんからも色々アドバイスもらいました。
- 水を飲んでもすぐに吐くようなときには、まずは何も食べさせない、飲ませない。
様子をみて、スプーン1杯の水分から始める。
それで吐かなければ30分後に再度スプーン1杯。
その後様子を見ながら、少しずつ飲ませる量を増やしていく。 - 吐き気があるときは、ヨーグルト、みかんなど酸味のあるものは吐き気が酷くなるのでやめておく。
- 下痢をしているうちは、固形物は食べさせない。基本的に便と同じような状態のものを食べさせるのが、胃腸に負担がかからないそうです。
水のような下痢のときは水分のみ。やわらかい便になってきたら、離乳食のようなやわらかいもの。 - 脱水症状がみられるときには、迷わず受診する。
尿の量が極端に少ない、ぐったりする、皮膚がシワシワしてくる、目の周りがくぼんでくるなどの症状があるときには病院へ行きましょう。
これからの季節、感染症予防のための習慣を!
感染症、かかってからでは家族への被害をくいとめるのは難しいもの。
潜伏期間にも感染力はありますし、その間の感染予防は現実的には難しいですよね。
やっぱり感染する前に予防するのが一番です。
保育園や幼稚園に行っていると、ある程度病気をもらってくるのは仕方ありませんが、少しでも予防に努めましょう!
我が家が実践している、予防対策をご紹介します!
うがい、手洗い
基本中の基本ですが、やはり感染症予防には欠かせません。
手洗いは、指のあいだや手首までしっかりと洗う習慣をつけたいですね。
うがいは小さいお子さんは難しいかもしれませんが、我が家では口に水を入れて上を向いて「あ~」と言わせてました。
最初は飲んじゃってましたが、いつのまにかできるようになりました。
マスクの着用
インフルエンザなど空気感染に欠かせないのがマスクですね。
保育園や幼稚園で流行りだしたら、うちの子は咳をしていなくてもマスクをさせていきます。
まぁ帰ってくる頃には、外しちゃってることも多いんですけどね。
小児科を受診するときには、必須アイテムです。
小児科受診したときに、別の病気をもらってくることも経験上けっこう多いです。
タオルやスプーンなど共用を避ける
感染症が流行っている時期は、タオルやスプーンの共用に気をつけています。
もちろん普段から共用していないのですが、兄弟姉妹がいるとついゴッチャになっちゃうんですよね。
姉妹で勝手に食べ物をシェアしていたり、スプーンを交換してたり…。
そういったことに、感染症の時期は目を配るようにしています。
ハミガキの仕上げ磨きも、三人いるので一人やるごとに私が手洗いするようにしています。
子供に無理のないスケジュールを!
習い事や土日のレジャー。予定が入っていると、少しの鼻水や咳ぐらいだと強行しちゃったりしますよね。
うちのように兄弟姉妹がいると上の子に合わせて、下の子には無理をさせがち…。
我が家ではやっぱり無理をさせちゃったかなという時に、子供たちは体調を崩すことが多いです。
とくに下の子は、睡眠不足がテキメンに体調不良に結びついている気がします。
まとめ
いかがでしたか?
子供は病気を繰り返して強くなっていくもの!
そうはいっても、親としてはぐったりしている子供を見るのはツライもの…。
両親ともにお仕事をされている家庭では、子供の病気は色々な意味で深刻ですよね。
できるだけの予防をして、感染症にかかったら重症化しないよう気をつけてあげましょう!
また、子供が病気をしたときにはママにもかなり負担がかかりますよね。
子供の風邪が治ったころに、ママが体調を崩しがち…。
ママもしっかり休息をとってくださいね。