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ママテク(@mamateku)ライターのりっくんママです!
手足口病が今全国で大流行しています。
そんな中、うちの0歳(7ヶ月)の息子も先日手足口病に感染してしまいました…。生まれてからはじめての高熱で私もあたふたしましたが、なんとか今は完治し元気を取り戻すことが出来ました。
そんなわけで今回は手足口病に関する情報やホームケアのポイント、予防法など、実際の体験談も交えながらご紹介していきたいと思います。
パッと読むための目次
そもそも手足口病ってどんな病気?
手足口病とはその名の通り、手や足や口周り、口の中などに水疱状の発疹が出来るウイルス性の病気で、0歳児~5歳くらいまでの主に乳幼児がかかる夏風邪の一種です。
夏風邪と聞くとなんとなく大した病気ではないような印象を受けますが、まれに脳炎などを引き起こし重症化するケースもあるそうで甘く見てはいけません。
また今年2017年は手足口病大流行の年だそうで、ニュースでも度々話題に取り上げられており、警戒するように各地で呼びかけがされています。
うちの子が通っている保育園でもかなり流行っており、0歳児クラスではほぼ全員が手足口病にかかったと聞きました。恐ろしい感染力です・・・。
幼稚園、保育園に通う子どもたちは1人かかってしまうとバッと一気に広がるので特に注意が必要ですね。
うちの子もそろそろまわってくるかも・・・と思っていた矢先、突然発症してしまいました。
手足口病の始まりはこんな感じでした
高熱が出る前日、普段通り離乳食を食べさせていると、いつもより食いつきが悪く、口の中に食べ物が入れるとなんとなくモグモグしずらそうにしていました。
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ちょっと温めすぎたかな?野菜の切り方が大きすぎたかな?などと思いながら、フーフーして熱を冷まして食べさせたりと色々手をつくしましたがやはり食いつきが良くなることはなく…。
「食欲がない日なのかな?」との結論にいたり、離乳食を早々に切り上げました。その後のミルクも残したものの、その他は特に普段と変わった様子もなくご機嫌で、夜はいつも通りの時間に眠りにつきました。
しかしその夜、普段なら起きてこない時間帯に突然泣き始めたので、どうしたのかな?と思い抱っこしたら、身体がとても熱く、熱を測ると38度台。
翌日の明け方には39~40度台を行ったり来たり…。ぐったりしている息子を抱え、朝一で慌ててかかりつけ医へ駆け込みました。
その時の診断結果は手足口病ではなく、同じく夏に流行る病気の“ヘルパンギーナ”というものでした。
どうやら口の中に発疹がたくさん出来てしまっていたようで、離乳食を残したり、ミルクも飲みが悪いのは口の中が痛いからだろう。例えるなら、口の中に大きな口内炎がいっぱい出来ているようなものなのでツバを飲み込むのも辛いような状況。と説明を受けました。
ヘルパンギーナには特効薬はないらしく、ひとまず解熱剤(座薬)を処方してもらい、家に帰って解熱剤を使ったところ翌日にはなんとか発熱はおさまりましたが、口の中が痛いのかなかなか食欲は戻らず・・・。また口の痛みからなのかヨダレも多く出ていました。
そして翌々日あたりに手や足、お尻などに赤い発疹が出てきて、これはもしかして。と思い、再診をした所、ヘルパンギーナではなく手足口病だったことが判明しました。
ヘルパンギーナ同様、手足口病も特効薬はないため、そのまま自宅療養で症状がおさまるのを待つことになりました。
手足口病の症状は人ぞれぞれ!2017年の特徴は?
うちの子の場合は「突然の高熱」「食欲不振」「大量のよだれ」「解熱後に手や足、口周り、お尻などに赤い発疹」という症状でしたが、聞くところによると熱が全く出ない子もいるそうで、また熱が出ても37~8度台で比較的元気そうにしていたりと、症状は人により様々だそうです。
手足口病が完治して、保育園へ登園した時に保育園の看護師さんに
「発疹のほうは比較的軽そうで良かったですね~、発疹がひどい子は蕁麻疹のように全身に大きな発疹が出て跡もなかなか消えなくて大変なんですよ。」と言われました。
また手足口病にかかってしばらくしてから爪が剥がれたりすることもあるそうです。手足口病と一言でいってもウイルスの型により、症状はかなり異なるようですね。
またうちの子が最初に診断されたヘルパンギーナという病気も夏風邪の一種で、手足口病と症状が似ている部分があるため、ヘルパンギーナと間違われたりすることも多いようです。
手足口病で気をつけたいのは熱性痙攣と脱水症状
手足口病のホームケアで気をつけたいのは熱性けいれんと脱水症状です。
熱性けいれんは手足口病に限らず、高熱の際に引きつけを起こしてしまう症状のことです。
熱性けいれんが起きると白目をむいたり、ガタガタ震えたり、意識を失ったりと、かなり激しい症状が出るため、そんな状態の我が子を見てパニックになってしまいそうになりますが、多くの場合は数分で症状が収まるので落ち着いて対処することが大切なんだそうです。
また熱性けいれんは高熱が出てから24時間以内に発症することがほとんどなので、高熱が出て24時間は特に注意して、子供から目を離さないように看病を続けましょう。
またその次に注意したいのが脱水症状。手足口病は口の中に出来る発疹が痛くて飲み込む行為がつらくなるため、水分や食事を嫌がってしまう子も多いそうです。
うちの子もミルクは普段の半分も飲めなくなってしまい、麦茶や水もほとんど飲んでくれなかったので、どうやって水分を取らせようかとかなり頭を悩ませました…。
手足口病の水分補給どうする?うちの子にはこれが効いた!
ミルクをあまり飲んでくれなかったため、ミルク以外の麦茶や水、OS-1などに変えて飲ませてみましたが、やはりほとんど飲んでくれず…。
その後、哺乳瓶ではなく大好きなストローマグで飲ませてみるもそれもダメ。
常温ではなく冷たい方がひんやりして飲みやすいかとも思い、麦茶を冷やしてあげてみたりと色々と試行錯誤をしましたが、やはり飲んでくれず…。
そして試行錯誤の末に一番うちの子が飲んでくれたのが「スプーンで少しずつ水を飲ませる」という方法でした!
憶測ですが口の中が痛いので、哺乳類やストローを吸うという行為自体が苦痛だったのではないかなと思います。スプーンだと吸い込む行為がないので飲みやすかったのかもしれません。
手足口病で嫌がってなかなか水分を飲みたがらず、脱水症状が心配な場合には、スプーンやスポイトであげるなど工夫すると少しは飲んでくれるようになるかもしれません。あくまでうちの子の場合ではありますが、参考までに。
ちなみに卒乳している子供の場合は、冷めたスープやおかゆ、うどんなど消化に良い食べ物、子供用のイオン飲料水などが良いそうです。口の中が染みる柑橘類、トマトなどは控えたほうが良さそうですね。
解熱剤はどのタイミングで使う?
熱は体内で一生懸命ウイルスと戦って防御を行っている証拠なので、正常な体の反応。ですので無理に熱を下げる必要はないそうです。
発熱していても機嫌がよく、食事や水分が取れていれば、解熱剤は使わずにゆっくりと休んで熱が自然と下がるのを待ちます。
高熱が出ていて機嫌が悪く、食事や水分がほとんど取れなかったり、寝苦しそうにして何度も起きてしまう場合は、それにより脱水症状などを引き起こす可能性もあるため、そういった場合には迷わず解熱剤を使ってあげるようにしましょう。
かかりつけ医には「昼間はママの目があるので出来れば使わずに、主に夜使ってあげるといいですよ。1回使ったら次の解熱剤は最低5時間は空けて下さい。」と説明を受けました。
とはいえ、39~40度出てさすがにぐったりしていたので、病院から帰ってからすぐに解熱剤を使いました。すると1~2時間後には効いてきたようで、その後ぐっすりと眠ってくれました。
解熱剤を使えば病気が治るというわけではないので、むやみに使わず、子供の様子を見ながら使うかどうかを判断するようにすると良いですね。
高熱が出た時はどんなことをしてあげればいい?
かかりつけ医によると高熱時には「脇の下、足の付根を冷やすといいよ」と教わりました。保冷剤をタオルやガーゼに巻いてあててあげると良いんだそうです。
とは言われたものの、実際やってみたところ、脇の下にあててもすぐに保冷剤が外れてしまって困ったな…と思っていたらこんな便利アイテムを発見!!!すぐにAmazonでお急ぎ便で購入。こちらはすごく便利でした(^o^)でも器用な人なら手作り出来ちゃうかもですが…
冷えピタは本人が気持ちよさそうにしていれば貼ってもいいけど、冷えピタ自体に解熱効果はないので、嫌がるようなら無理して貼らなくてもいいとも言われました。冷えピタは念のため、貼っておくくらいで良さそうです。
また高熱が出た時に厚着をさせたり、布団をたくさんかけたりといったホームケア方法もありますが、それは場合によっては逆効果になるとのことでした。
のが良いそうです。
高熱と一言でいっても症状によってケアのポイントが違うので、本人が寒がっているのか、暑がっているのかをよく観察しながらその都度調整するのがいいようです。
手足口病の時、お風呂はどうした?
お風呂はかかりつけ医によると「熱が下がっていれば大丈夫」とのことでしたので、熱が出ていた日は身体を拭くだけにし、熱が完全に下がってからお風呂に入れてあげました。
しかし、同じお風呂に入ることで家族に移る可能性も0ではないので、なるべく同じ湯船に入らない、同じタオルは使わない、感染しやすい乳幼児の兄弟がいる場合には一緒にお風呂に入れない、感染している子供を一番最後に入れるなど、出来る限りの感染予防を心がけたほうが良さそうですね。
とはいえ、一緒に住んでいる限り、限界はあるとは思いますが…^^;
うちの子はまだ0歳なので一緒にお風呂に入らないわけにはいかず、一緒に入っちゃってました。
手足口病は大人もかかる!家庭内感染も要注意!
手足口病は主に乳幼児がかかる夏風邪ではありますが、実は大人にも稀にですが、感染する病気です。
しかも大人がかかると重症化しやすいという特徴が!
また何度でもかかってしまう可能性のある病気なので、一度過去に手足口病にかかったことがあっても油断は禁物です。しっかりと家族でも感染予防を心がけたいですね。
手足口病のウイルスはくしゃみなどによる飛沫感染、唾液や鼻水などによる接触感染が主な感染経路となるため、マスクをする、しっかりと手洗い・消毒をする、タオルを共有しないなどで感染を防ぐことが出来ます。
特に看病をしているママは接触は避けられないと思うので、手洗いを徹底して行い、なるべくマスクをするようにしましょう。
大人は特に免疫が弱っている時に感染しやすいとのことなので、しっかりと栄養のある食事をし、睡眠も出来るだけしっかり取るようにすることが大事です。
看病しながらだとなかなかそうもいってられないとは思いますが、出来るだけ二次感染しないように心がけるようにしましょう。
また手足口病が治ってからも2~4週間は排泄物にウイルスがいるため、おむつ替えの時はゴム手袋をするなど、完治してからも引き続き、注意を払うようにしましょう。
手足口病でいつから登園出来た?
保育園への登園時期についてかかりつけ医に相談したところ、「熱が下がって食欲が戻ったら登園してもいい」と言われました。
発疹が収まってからのほうがいいのかな?と思いましたが、発疹の跡がグジュグジュした状態でなく、乾いていれば特に問題はないそうです。
ただ発疹がヒドイ場合は、周りから大丈夫?と心配な目で見られるかもしれないので、ある程度収まってからのほうが安心かもしれませんね。
またうちの子が通う保育園の場合は、手足口病では医師による登園許可証などの提出は特に不要とのことで、『お医者さんから登園しても良い目安まで症状が落ち着いたらママの判断で登園してください』ということでした。
園によっては医師の許可証が必要になるかもしれないので、手足口病でいつから登園させられるか気になる場合は、通っている園に確認を取りましょう。
ちなみにうちの子の場合は火曜日に発症し、火~金曜日まではお休みさせ、週明けの月曜日には登園をすることが出来ました。
約1週間のお休みでしたが、本当に大変だったのは高熱が出た火曜日、水曜日あたりで、あとは食事もだんだん取れるようになったので比較的看病も楽になりました。
その後、手足口病の跡はどのくらいに消えた?
手足口病の跡は大体1週間から10日ほどできれいになりました。ただうちの子の場合は、発疹の症状は軽かったようなので、症状によってはなかなか消えないこともあるかもしれません。
ただ一生残るようなことはまずないので、あまり深刻に捉えず自然に消えていくのを待ちましょう。
手足口病にかからないために出来る予防・対策は?
そもそも手足口病にかからないためには、とにかく手足口病のウイルスに触れないことが大切です。
手足口病が完治しても、唾液などからは1~2周間程度、排泄物からは2~4週間程度はウイルスが排出されます。これが手足口病の大流行を引き起こしている一つの要因なのかもしれないですね。
夏なのでプールや水遊びをする機会もあるかもしれませんが、その水を介して感染する可能性もありますし、保育園や幼稚園ではみんなが舐めたり触ったりしたオモチャを共有で使うので、そういった共有物を通じて感染するケースも考えられます。
なかなか完全に予防するのは難しいですが、流行している間は大勢の乳幼児が入っているプールにはなるべく行かない、出来るだけオモチャを共有しない、帰ってきたら手を洗う、うがいが出来る子供にはうがいをさせるなど、出来る限りで予防を行っていくしかありません。
保育園へ通っていると病気はつきものなので、完全に予防をするのは難しいものですが、せめて保育園から帰ってきたら手を洗ってあげたりしていれば、もしかしたら感染を防ぐことが出来たかも…と思うと、反省です。
まとめ
以上、今全国で大流行している手足口病について、うちの子の実体験も交えながら紹介しました。
手足口病の最大の特徴である発疹は主に解熱後に出てくるため、初期の段階では手足口病と判断がつきにくいことも多いようですが、急に食欲がなくなったり、水分を嫌がるようになったり、急な高熱が出た場合には手足口病の感染を疑ってもいいかもしれません。
まだまだ夏の間は手足口病の流行がしばらく続くと思いますので、外から帰ってきたらうがい手洗いをしっかりして予防を心がけるようにつとめたいですね。