まさかのバナナで食物アレルギー発覚!症状がおさまるまでの経過を実録レポート

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misakichi

2015年生まれの息子、マイペースな夫と3人でのんびり暮らしています。「楽に楽しく」が我が家の子育てのモットーです。子育てを通して気がついたこと、学んだことをシェアし、私を含めたママ達が楽しく子育てできればいいなと思っています。

ママテク(@mamateku)ライターのmisakichiです!

順調に進んでいると思った離乳食でしたが、離乳食を初めて1ヶ月頃、息子はバナナで食物アレルギーがでてしまいました!

普段から気を付けていたつもりなのに、意外と気が付けなかった食物アレルギー…。

病院で食物アレルギーと診断されて正直驚いてしまいました。

そこで、今回はバナナでアレルギーがでた時の症状や、その後の様子などを実際の体験をもとにレポートしたいと思います!

少しでもみなさんの参考になれば幸いです(^^)

バナナでアレルギー反応がでた時の症状

我が家では離乳食を5ヶ月頃に始めました。

少し離乳食に慣れたかなと思っていたある日のこと。

バナナを食べさせたあと、ふと気がつくとお腹あたりに湿疹ができてしまいました。

離乳食を始めて1ヶ月たった頃でした。

恥ずかしいことに、私はすぐに湿疹に気がつくことができませんでした。

お風呂に入っている時にお腹に湿疹がうっすらでているのを発見し、よく見てみると口周りもいつもよりカサカサして赤くなっていることに気がつきました。

misakichi
特にアレルギーがでそうな物は食べさせていないし…赤ちゃん特有の湿疹なのかな?
と思い、2、3日様子を見ることにしました。

しかし、しばらくしても湿疹がおさまらず、痒そうなそぶりを見せるようになったので、その時点で病院へ行きました。

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先生の診察を受け、バナナが原因ではないかと言われた時はとても驚きました!

市で開催された離乳食の講座で食物アレルギーについての話を聞いていた私。

『唇が腫れ上がる症状や下痢の症状がでた時には食物アレルギーの可能性がある』という話が強く印象に残っていたためか、湿疹のことは頭からすっぽりと抜けてしまい、「湿疹=食物アレルギー」とすぐに察することができませんでした…。

今思うと、湿疹がでればまっさきに食物アレルギーと疑うべきなのに、当時は右も左もわからない状態で、離乳食を食べさせることにいっぱいいっぱいだったのかもしれません…。

甲殻類や乳製品、小麦、卵などアレルギーがでやすい食品にはかなり注意していたのですが、 果物によるアレルギーはあまり気にしていなかったのも大きな反省点です…。

食物アレルギーの症状って?

私のように、うっかりアレルギー反応を見逃さないために、食物アレルギーの症状について少しおさらいしたいと思います(^^)

食物アレルギーは主に皮膚に現れやすく、呼吸器系、消化器系に症状が現れることもあります。

1度に複数のアレルギー症状が現れることを「アナフィラシキー」といい、血圧が下がってしまう場合や、意識障害を伴う場合は「アナフィラシキーショック」 と呼ばれ、強いアレルギー反応を起こしているため、すぐに病院へ行くことが必要だといわれています。

食物アレルギーの症状は、具体的に次に紹介するような症状が現れるそうなので、離乳食を与える時に子どもに異変がないか注意して観察することが大切ですね。

皮膚

湿疹や蕁麻疹、発赤、唇の腫れなどの症状が現れ、乳児の場合は、頬や額、頭、口周り、首周り、耳に湿疹がでやすいそうです。

また、目の充血、目が赤くなる、唇の腫れだけではなく、口の中が腫れる場合もあります。

症状がひどくなると、体や手足にも湿疹がでる場合もあり、症状は個人差があります。

例えば、食品が口に触れただけで赤くなることもあり、しばらく症状がおさまらない場合もあれば、汚れを取り除くことで症状がおさまる場合もあるそうです。

息子も離乳食の頃は、肉類を食べると口周りが赤くなることがあったので、そういった物を食べた時はすぐに口周りを拭くように心がけていました!

年齢とともに食事中に口周りが赤くなることも減っていきましたが、今思うとアレルギー反応の1つだったんだなと思います(^^;)

なので、食事が口周りについてしまった時は、長時間そのままにはせずに気がついた時に拭き取ってあげると、こういった症状が悪化しないで済むので安心ですね。

また、離乳食を食べた後に湿疹がでていなくても、体を痒そうにしている時は、湿疹や蕁麻疹がでそうなサインかもしれないので、こまめに皮膚の様子を確認してあげると良いと思います(^^)

食物アレルギーの反応は食後1時間から2時間で現れるといわれていますが、息子の場合は、2時間以降にうっすら湿疹がでることもあったので、そのあたりにも個人差があるのかな?という感じがします。

私の友人の子どもは母乳でアレルギー反応が起きたと話していました。

気がつかずに母乳を飲ませていたところ、目から血がでてきてしまってとても驚いたと言っていました!

このことからもアレルギー反応は個人差があり、子どもの体質によって様々なことがわかります。

新しい食品を食べた日は2時間以降も、子どもの様子をこまめにチェックしてあげると良いと思います。

消化器系

下痢や嘔吐、腹痛などの症状が現れるといわれています。

下痢や嘔吐は気がつきやすいですが、食べた後に機嫌が悪い時は、腹痛の可能性もあるかもしれないので、いつもと様子が違う時は念の為、病院で診てもらった方が良いかもしれません。

息子は離乳食では下痢になったことはありませんが、薬の影響で強い下痢になったことがあります。

服用する前に薬の副作用で下痢になりやすいと病院では言われていましたが、明らかに異常なほど下痢の症状が現れ、病院で診てもらったところ薬のアレルギー反応だということが分かりました!

アレルギー反応は体に顕著に現れ、下痢などの症状が起こるということを強く実感した出来事でした。

呼吸器系

くしゃみや鼻づまり、鼻水、せき、ヒューヒューという音がでて苦しい、などの症状もアレルギー反応の可能性があるそうです。

風邪の症状ととても似ているため、見分けがつきにくいかもしれませんが

離乳食を食べる前はせきをしていなかったのに、急にせきがでてきた!
というような時はアレルギー反応を疑い、念のために病院で診たもらった方が良いかもしれません。

アレルギー反応はすぐに分からない時もあるので、

  • 機嫌が良くない
  • なんだか元気がない
  • ぐったりしている
  • 体が痒そうなど
など、ほんの少しでもいつもと違う様子があれば、病院へかかることをおすすめします!

私のように自己判断せず、すぐに病院で診てもらうと早期の発見にも繋がると思います(^^)

アレルギー反応のでやすい食品

厚生労働省では、アルゲンを含む食品の表示を義務付けています。特に注意な食品7品目には、

  • 乳製品
  • 小麦
  • 落花生
  • そば
  • えび
  • かに
の食品が該当し、これらはみなさんもよく目にしたことがあると思います。

この7品目よりはアレルギー反応をおこすことが少ない、アレルゲンを含む食品というものが20品目あり、

  • いくら
  • くるみ
  • 大豆
  • 山芋
  • ナッツ類
  • ごま
  • さば
  • さけ
  • いか
  • 鶏肉
  • 牛肉
  • 豚肉
  • まつたけ
  • あわび
  • ゼラチン
  • キウイフルーツ
  • バナナ
  • もも
  • りんご
  • オレンジ

の食品があげられています。

果物は、キウイフルーツ、バナナ、もも、りんご、オレンジが該当します。

どれも離乳食に取り入れることが多い果物なので、私はちょっと驚いてしまいました。

身近にある果物ばかりなのでうっかり見落としがちですが、しっかり注意してあげなくてはいけませんね…。

バナナアレルギーがでた直後~症状がおさまるまでの経過

バナナアレルギーによる湿疹は「乳児湿疹かな?」と思うような、赤く細かいポロポロがお腹に発生しました。

初めは口周りや頬の赤みやお腹の湿疹はあまりひどくありませんでしたが、徐々に赤みが強くなり、だんだん痒そうな素ぶりを見せるようになったので、バナナアレルギーが発生してから3日後に病院へ行き、その日処方してもらった塗り薬をつけると、約10日ほどで症状がおさまりました。

薬を塗ると、口周りや頬、お腹の湿疹もしばらくするとカサカサになっていきましたが、しばらくするとカサカサと赤みが引いていきました。

バナナは1回しか食べさせていないのに、治療が遅れたせいなのか症状がおさまるまでに10日もかかってしまいました…。

薬は赤いところにむやみに塗るのではなく、お風呂上がりに1日1回程度塗ると良いと言われました。

ちなみに、お風呂上がりはお湯で肌が赤くなりやすいので、しばらくたっても赤みが消えない部分にうっすら塗るのがポイントだそうです。

あくまでも息子の症状の場合なので、病院で塗り薬が処方された時は、塗り方をかかりつけ医に聞くことをおすすめします(^^)

アレルギー検査は受けた?

バナナによるアレルギーで湿疹がでて病院へかかった息子ですが、アレルギー検査は受けていませんでした。

かかった病院は特別なアレルギー専門の病院ではなく、予防接種でお世話になっていた小児科でした。

先生の方針としては、

  • まだ赤ちゃんで(当時はまだ1歳になっていなかった)血液検査をして痛い思いをさせるより、アレルギーがでてしまったバナナを避けてアレルギーがでないようにしたほうが良い。
  • 消化器官が未熟なため湿疹がでてしまったかもしれない。
  • 消化器官が発達して落ち着いてきたら、もう一回バナナに挑戦し、それでもアレルギーに悩まされるようだったら血液検査をしたほうが良い。

という考えで、私も夫も先生の考えに賛同したので、しばらくバナナは食べさないことにし、アレルギー検査はひとまず受けないことにしました。

食物アレルギーの考えは様々で、

  • アレルギーの原因となる食品をしばらく避けて離乳食作りをした方が良い。
  • 少しずつアレルギーの原因となる食品を体内に取り入れて体を慣らす方が良い。
  • 離乳食を中断し、消化器官がもう少し発達してから再開した方が良い。

などの考え方があるそうです。

今回、たまたま息子はバナナで食物アレルギーがでたのですが、バナナを食べなくても生活には困らないので、しばらく食べないという選択をしましたが、乳製品や卵、小麦など食べられないと困るような食品だった場合はまた対応が違ったのかなと思います。

私の友人の子どもは湿疹がおさまらず、原因を調べるために入院することになりました。

検査の結果、卵アレルギーが原因で湿疹がでてしまったことが分かり、少しずつ摂取して慣らす治療をしているそうです。

息子は軽度の症状でおさまりましたが、子ども体質によっては入院が必要な時もあり、対応も様々なことが分かりました。

バナナアレルギー発覚後に気をつけたこと

どんな食品でも初めて食べさせる時は午前中に

バナナ事件以降はどんな食品であっても油断はせず、初めて食べさせる時は午前中に試すことしました!

そして、「午後に用事がない日」というのも気をつけていました。

なぜなら、食物アレルギーは食後1時間から2時間後に発症することが多く(息子は湿疹が2時間以降にでることもありますが)、湿疹に気がついたら、午後に病院へ連れて行けるからです。

病院の休みが多い、水曜日や木曜日、日曜日、午前診療の土曜日などはなるべく避ける方が安心ですね。

初めは一口。少しずつ量を増やす

また、それまでは果物はあまり警戒していませんでしたが、アレルギーがでやすいといわれている果物を食べさせる時は、初めは一口。

何もなければ、次の日に少し量を増やして二口…というように、より気をつけるようになりました!

どうやら息子の場合は、肉や魚、大豆、乳製品などのアレルギーはありませんが、バナナ以外の果物でもアレルギーがでることがあるようで、「洋梨」「びわ」もバナナと同じように、お腹や背中に湿疹がでることが後に判明しました。

新しい食品を試した時は、こまめに子どもの体をチェックし、少しでも湿疹がでてしまった時は、原因となった食品は食べさせないように気をつけています。

アレルギーのでる食品を周囲にも伝えた

息子の場合はアレルギーがでる食品が「バナナ」「びわ」「洋梨」なのでそこまで食べさせる機会があるわけではないですが、一応私の実家と夫の実家には、この3つの食品を食べると湿疹がでてしまうことを伝えています(^^)

また、予防接種の時には、予防接種用紙に『食品や薬でアレルギーがでたことがあるか』の項目があるので、バナナなどの果物で湿疹がでることを病院に伝えています。

かぜなどで病院にかかる時も食物アレルギーがあるか聞かれるので、診察時に予防接種の時と同じように、バナナなどで湿疹がでることを伝えています。

今のところ、「バナナ」「びわ」「洋梨」でアレルギーがでるからといって、予防接種を断られたり、薬が変更になるといったことはありませんでした(^^)

むしろ、「赤ちゃんのころから洋梨なんて贅沢ねー!」などと話題になることもあるので、私自身もそこまで深刻には思っていないです。

今は息子もあまりわかっていないので、食卓に「バナナ」「びわ」「洋梨」がでなければ自分から食べたいとは言ってきません。

しかし実際のところは「びわ」と「洋梨」が大好きなので、もっと分かるようになったら自分から食べたいと言うようになるかもしれないので、それまでにはなんとかしてあげられたらと思っています!

現在3歳。バナナは食べられる?

現在、息子は3歳になったばかりですが、「バナナ」「びわ」「洋梨」の3つの果物は食べさせていません(^^;)

3歳になったので、そろそろチャレンジさせたいなと思っているのですが、夏はあせもができたり、蚊に刺されたりして肌が痒いことが多く、冬は乾燥して肌が痒いことがあるので、通年肌のトラブルが絶えない状態です。

そんな肌の調子で、食物アレルギーの湿疹がでたらかわいそうだなと思ってしまい、なかなかチャレンジできないのが現状です。

それでも、食べ物の幅も広がると良いなと思っているので、そろそろチャレンジさせたいとは思っています。

湿疹がまたでてしまうようだったらアレルギー検査も考えようと思います。

食物アレルギーと遺伝について考える

私も夫も食物アレルギーはないので、食物アレルギーと遺伝は関係ないように思えますが、私は花粉症があり、子どもの頃も少し皮膚が敏感な時期があったので、そういったアレルギー体質が息子に遺伝してしまったのかなと思うことがありました。

そこでいろいろと調べてみると、どうやら食物アレルギーと遺伝はあまり関係ないようです。

親が喘息やアトピー性皮膚炎の症状がある場合は、その子どもも程度は違うものの、喘息やアトピー性皮膚炎を発症しやすい傾向はあるそうです。

妊娠中は、母体が摂取する物で子どもにアレルギーが現れやすくなるという話も聞いたことがありますが、アレルギー反応が現れやすい食品を食べないからといって、子どものアレルギー反応を完全に予防できるというわけではないそうです。

食物アレルギーが起きるのは、体に有害な細菌などが体内に入り込もうとすると、もともと兼ね備えている免疫力で体を守ろうとするからだそうです。

体にとって害はないものと認識すると免疫力は働きませんが、なんらかの影響でがうまく働かなかったり、消化器官が未熟だったりすることで、食べ物を「異物、有害」として捉えてしまい、その結果アレルギー反応を起こしてしまうのだそうです。

『子どもに食物アレルギーがあるのは自分のせいかもしれない』と責めているママがもしいたら、遺伝が原因ではないことが多いそうなので、あまり自分を責めないで下さいね(^^)

まとめ

子どもは湿疹や肌荒れを起こしやすいので「食物アレルギーのせいで湿疹がでた」と案外気づきにくいものです。

下痢や嘔吐で現れる場合もあれば、腹痛だったり、口腔内の腫れだったりとすぐに目に見えて分からないような症状が出る場合もあると思います。

初めての食品を食べたあと、なんだか元気がない、不機嫌、だるそうなどの症状がみられる時は自己判断はせず、すぐに病院へ行くことをおすすめします。

食物アレルギーの対処は、症状や体質などによって変わってくると思うので、医師の指示のもとアレルギー対策をしていきましょう(^^)

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