
ChiKa

最新記事 by ChiKa (全て見る)
- 育児が辛いというママへ。大丈夫、数年後には絶対楽になります! - 2019年4月12日
- 【2人目ママ向け】幼稚園ママ友トラブルを未然に防ぐために気をつけるべき3つのポイント! - 2019年3月20日
- 混合育児のコツ・スケジュールを大公開!混合育児成功のポイントをシェアします - 2019年2月25日
ママテク(@mamateku)ライターのChiKaです。
暑い夏が終わり、ちょっと肌寒くなってくるとインフルエンザが気になりだしますよね。
毎年秋の終わりから翌年の春まで流行する厄介なインフルエンザですが、近年では流行りだすタイミングが早まってきています。
初秋のころに子供の様子が普段の風邪と違ってちょっとおかしいと思ったのだけれど

インフルエンザはちゃんと正しく看病したら1週間ほどで治る病気ですが、なかにはインフルエンザ脳症など深刻な合併症を引き起こすことがあります。
こういうこともあるので、もし子供がインフルエンザにかかっていたら早めに気付いてあげたいものですよね。
そのためには、インフルエンザが発症したときの様子や症状についてよく知っておく必要があります。
そこで今回は、我が家の次女が2歳になりたてのころにインフルエンザになったときの症状、完治までの流れなどを体験レポートとしてまとめてみました。
子供がインフルエンザにかかってしまい不安になっているお母さん、また予備知識として頭に入れておきたいお母さんにも、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
パッと読むための目次
長女の幼稚園でインフルエンザが大流行!
我が家には幼稚園に通う長女と、当時未就園児ので2歳の次女(自宅保育)がいました。
長女が幼稚園に通い始めてから、家族全員でインフルエンザの予防接種を打つようにしていました。

【スポンサードサーチ】
しかし、その年はかかりつけの病院ではインフルエンザワクチンが不足しており、取り寄せてからの接種になるため、理想であった10月のワクチン接種ができませんでした(11月中旬にようやく予約が取れました)
11月に入り、

最初に「園で2名のインフルエンザの感染者がいます」と聞いてから、ものの5日ほどで一部のクラスが学級閉鎖に追い込まれるほどの勢いでした。
例年より早いインフルエンザの流行に戸惑いつつも、とにかく感染させないために必死でした。
幸い長女は元気にしていましたので、手洗い・うがいを徹底し、夜ご飯はしっかり全部食べさせ、夜は早く寝る…こうしてインフルエンザの予防を心がけていました。
次女の体調不良…
長女に気をとられ続けたある日、次女の様子がおかしいことに気がつきました。
いつもお昼寝をすると1時間半から2時間くらいするのに、30分ほどで起きてグズグズ言っていました。
「まぁ、こんな日もあるか…」とオヤツを出しても「イヤ!!」と跳ね除けました。

いつもはおかわりをしたくて騒ぐほどなのに、オヤツを頑なに拒否したので「なんだかおかしいぞ!」と熱を測るとすでに39度を超えていました。
朝までは元気だったのにいつの間にか高熱が出ていたのでびっくりしてしまいました。
この時点ではまさかインフルエンザに感染しているとは思いもしませんでした。
今までも風邪をひいて39度近くの高熱を出すことがあったし、何より自宅保育だった次女は、インフルエンザに感染するような場所には出かけていなかったからです。

ちなみに長女の幼稚園ではさらにインフルエンザが猛威を振るっており、長女のクラスもその次の日から学級閉鎖になりました。
「まさか、そっち!?」次女、インフルエンザ初感染!
かかりつけの病院に到着すると、なんと病院は患者さんだらけでした。
待合室の椅子に座れないのはもちろん、待合室のフロアにも立っていられない状態でした。
どうやらインフルエンザと風邪の患者さんであふれかえっているようです。

この状態の病院で診察まで待っていると長女も感染しまうと思い、受付だけ済ませて一時帰宅することに。
「1時間半後にまた来てください」と言われ、自宅に戻りました。
しばらくすると、お迎えのときに次女の様子を心配してくれた幼稚園繋がりのママ友が

私が心配していたことを理解してくれたのがうれしかったですし、とても助かりました!
その後、ママ友が長女を自宅まで迎えに来てくれたので、私はそのままもう一度病院へ向かいました。しばらくすると次女の名前が呼ばれて診察室へ…
いつも娘たちの体調不良をよく見てくださるベテランのお医者さまに、症状やこれまでの様子を伝えました。
するとちょっと難しい顔をして

それに対し


私はびっくりして


そうです、次女は長女の幼稚園でインフルエンザに感染していたのです。
長女のように長時間幼稚園で過ごしてはいないけど、ちょっとの滞在時間でも大流行の場所に行くと小さい子供だとあっという間に感染してしまうことがあるのだと先生から聞きました。
その後、鼻から長い綿棒のようなものを突っ込む「迅速検査」をしました。
先生は「発症のタイミングが早いから、正確には結果が出ないかも…」と言いながらの検査でしたが、結果は陽性(インフルエンザに感染している)でした。


本当なら発症から8時間から12時間後の検査が望ましいとのことなのですが、次女が検査をしたのは私が発症に気付いてから5時間程度でした…
陽性が出たのは運がよかったようです(陰性だったら、また後日に検査と言われていて2度手間だったため)
タミフルと、インフルエンザのときでも安全に使える解熱剤を処方してもらい帰宅することに。
長女がインフルエンザになるのはともかく、まさか自宅保育の次女がインフルエンザにかかるとは…
幼稚園に通う長女にばかり気が取られていましたが、どんな環境であれ、2人ともに注意をしてあげないといけないと反省しました。
発症1日目の夜…とにかく愚図りがひどい!
ママ友のお宅から長女が帰宅し、いつもよりの遅めの夕飯をとりました。
次女は体がしんどいのか、まったく夕食は食べませんでした。
かかりつけの先生から、

その後、「ゼリーが食べたい」といったのでゼリーを出しましたが、1口だけ食べて「ごちそうさま…」と手を合わせる次女…かなりしんどい様子でした。

その後に問題だったのが薬を飲ませることでした。
もともと薬を飲むのがとても嫌いな次女なので、かなり押さえつけて飲ませることになってしまいました。
泣き叫ぶ次女に強引に薬を飲ませながら

夫が帰宅し、長女と一緒にお風呂に入ってもらいました。
いつもならパパとお姉ちゃんと3人でお風呂に入るのが大好きで、大騒ぎで2人を追いかける次女ですがこの日ばかりはスルー。どれだけ体調が悪いのかがよくわかります。
夫や長女にインフルエンザが感染するといけないので、今日は寝室を分けることにしました(夫・長女ペア、私・次女ペアで)
21時ころからウトウトしはじめて就寝するのですが、身体がしんどいのか1時間おきに目を覚まして泣き出していました。
眠れないのはツラいだろうと思い、午前1時すぎに解熱剤(座薬)を使いました。
ちょっとでも熱が下がって眠れたら…と思ったのですが、次女の熱は下がることはなく、そのままグズグズを繰り返して朝を迎えました。
発症2日目…まだまだ体調は良くならず…
寝たのか寝てないのかよくわからないまま、朝を迎えました。
朝7時くらいの次女の体温は39度前後をキープしていました。次女は朝ごはんのおかゆも食べたくないと言って泣いていました。
明け方くらいから激しい咳をするようになっており、咳込むたびに切なそうに泣いていました。

この日は長女の幼稚園がインフルエンザで学級閉鎖だったので、送迎で外出する予定もなく一安心でした。
その分、次女から長女にインフルエンザが感染する可能性が高いのですが…

その日の午前中、昨日に長女を預かってくれていたママ友から連絡があり

こんなにも周りがインフルエンザだらけだと、長女もそのうちかかるだろうなと思いました。
出来るだけ長女への感染を防ぐためと、次女のより早い回復のために加湿器をフル稼働して常に湿度が60パーセント以上であるように気を配っていました(インフルエンザウイルスは乾燥した寒い環境を好むようです)
昼食時、次女が「お腹すいた」と言い出しました。実質丸1日なにも食べていないのでさすがにお腹が空いてきたようです。
うどんやおかゆは拒否されたので、カップのバニラアイスを出すと、嬉しそうに半分くらい食べました。
いつもなら1カップ全部食べても「足りない!」と怒るのに…半分が限界のようでした。
相変わらず39度前後の高熱をキープしたまま、また夜を迎えて前日と同じような状態が続きました。

ただ1つ違ったのが、解熱剤が効くようになったことです。午前0時ころに解熱剤を使うと、30分後には37度代になっていました。
そうなることによって次女の機嫌が回復し、「おにぎりが食べたい」「リンゴが食べたい」など、食欲も回復しました。
食べられるうちに食べさせてあげたかったので、深夜でしたがおにぎりやリンゴを用意してあげました。
ひと通り平らげると、すっと眠りにつきました。
発症3日目…回復の兆し?
朝起きて1番の体温は相変わらず39度前後でした。咳もたくさん出ています。
しかし、前日と比べるとかなり機嫌はよく、話しかけてもたまに笑顔が見られるようになりました。
長女は引き続き学級閉鎖で在宅していましたが、コチラは変わらず元気もりもりでした…元気過ぎて「お外に遊びに行きたいな~!」とずっと言っていました。

お昼くらいから次女が「うどん食べたい」と言い出しました。
熱はまだまだ39度前後でしたが、ちょっと回復してきたなと実感できました!
夜も「おにぎり食べたい」とオヤツ系でなくご飯系を欲しました。量はたくさん食べらなかったのですが、おいしそうに食べていました。
就寝時間になり「今夜もグズグズかな…」と覚悟していたのですが、起きたのは水分補給の2回だけでした。
その時の熱は40度あって心配でしたが、眠れている様子だったので解熱剤は使わず、そのまま朝まで様子を見ることにしました。
発症4日目…やっと解熱!!
発症から4日目、やっと熱が平熱に戻りました。前の晩に40度あったのに、朝になるとすっきりした顔をしていました。
相変わらず咳はしているのですが、それ以外はピンピンしています。

この日は土曜日だったので、パパやお姉ちゃんと遊びたがって大変でした。
解熱したてなのに大暴れさせたくなかったので、パパに子供向けのDVDを借りてきてもらい、それを見させて過ごしました。
この日以降は再度熱が出る事はなく、普段と変わらず家で過ごすことが出来ました。
この時点でだいぶ回復している様子でしたが、病院で処方されたタミフルは5日分だったので最後まで飲み切りました。
発症6日目…インフルエンザ、完治!
発症5日目の日曜日は土曜日と同じ感じで、とにかく元気でした。
しかし、病院に行って「回復したよ」という診断をまだ受けていなかったので、念のためお家でゆっくり過ごすことに。
そして、週明けすぐにかかりつけの病院へ向かいました。
診察を受けて先生から「もう大丈夫」とのお言葉をいただき、ほっと一安心したのを今でも覚えています。
しつこい咳が残っていたので、咳止めの薬だけ処方されてその日は帰宅しました。
次女のインフルエンザが終息した感想
このように我が家の次女は発症から6日目でインフルエンザを終息することができました。
この時点で咳は残っていましたが、そこから2日後にはその咳も止まりました。
「思ったより回復が早かったな」と思ったのですが、これはタミフルをちゃんと飲んでいたことにあるようです。
タミフルについて色々調べていたのですが、タミフルなしでインフルエンザを治そうとすると解熱するまで5日ほどかかるのに対して、タミフルを飲んでいると3日から4日ほどで解熱するそうです。
たった1日くらいなのですが、子供のツラい状態は1日でも短くしてあげたいものですよね。

また、タミフルは深刻な合併症のリスクを下げてくれるようなので、子供がインフルエンザになったらしっかりと飲ませてあげるようにしたいですね。
ただし、年齢や医師の判断によってはタミフルが服用できないこともあるので、必ず医師の指導のもとで薬を飲むようにしましょう。
また、水分は本当に大切です。
次女は解熱するまでずっと39度から40度の高熱があり、熱によって脱水してしまう恐れがありました。
食欲がないのは諦めがつきましたが、水分に関しては諦めてはいけません!
水やお茶、イオン水のほかにも、アイスでもいいので、出来るかぎり積極的に水分を摂らせないとと色々な手段を取っていました。
どうしても水分が摂れないようであれば、再度病院を受診して医師に相談するようにしましょう。状態次第では点滴をしたほうがいい場合もあります。
ちなみに、いつインフルエンザにかかってもおかしくない状況で過ごし続けた長女ですが、結局インフルエンザにかかることはありませんでした。
体格がしっかりしているというのもあるでしょうが、年々体が強くなっているのを感じました。
今はいろいろな感染症にかかっている次女ですが、彼女もそのうち長女のように病気に負けない体になることを期待しています。
まとめ
インフルエンザは大人でもツラいのに、子供がかかると尚更心配ですし、可哀そうでたまりませんよね…
私は今回の次女のインフルエンザ感染により、未就園児でもインフルエンザにかかる危険はあるということを思い知りました。
次女がインフルエンザになる可能性があるとしたら、長女がインフルエンザになってそこから感染するというパターンしか考えていませんでした。
流行っている時期は、インフルエンザにかかる可能性は誰にだってあるということをよく頭に置いておくといいです。
もし、インフルエンザになってしまっても本当に苦しいのは発症から1日目から3日目くらいまでだと思います。
お医者さんから処方された薬をしっかり飲んで水分補給もこまめに行いながら、ホームケアを行いましょう。