【体験談】家族全員がかかった悪夢のインフルエンザ!0歳児(生後2週間)の末っ子は入院に…その時に学んだホームケアのコツも紹介!

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チコリーヌ

三姉妹のママしています。子供好きでもないのに、なぜ三人も産んだのか自分でも謎…。ようやく三人の話を同時に聞けるようになりました。子どもたちの笑顔をめざして、まだまだ奮闘中です。よろしくお願いします!

ママテク(@mamateku)ライターのチコリーヌです。

毎年12月ぐらいになると始まるインフルエンザの流行!

インフルエンザは予防接種を打っていてもかかることがあり、子どもが集団生活に入るともらってくる、やっかいな病気の一つです。

我が家も末っ子が産まれた年に大変な思いをしました。

3姉妹の子育てで大変だったことベスト3に入るほどの悪夢でした!

悪夢のインフルエンザ体験記

それはパパから始まった

パパから始まり、じぃじ、ばぁばまで巻き込んだインフルエンザの嵐!

このインフルエンザ事件は、長女4歳、次女2歳、末っ子生後2週間という、ただでさえ大変な時期に起こりました。

発端は長女の幼稚園が冬休みに入った、ある土曜日。

お昼近くに起きてきた(これはいつものこと!)パパがなんだかしんどそう…。
食欲もないみたいで、熱を計ると微熱っぽい。

チコリーヌ
疲れてるんじゃない?風邪のひきはじめかなー。
とか言っているうちに、どんどん熱が上がってきた。

あっという間に39度の高熱!もしかしてインフルエンザ?

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でも、土曜の午後だし、インフルエンザだったとしても、発熱して12時間後ぐらいじゃないと検査してもわからないっていうし…。

しんどそうなパパはバイキン扱いで申し訳なかったけど、その日は別の部屋で寝てもらいました。

パパ、インフル確定

次の日になっても一向に下がらないパパの熱…。日曜なので病院は遠くの休日診療へ。

さすがに生後2週間の末っ子がいるので、連れていってあげることもできません。

パパにはタクシーで病院に行ってもらいました。結果はインフルエンザA型…。

「なんでこんなときに…」正直パパの心配より、「まいったなー、勘弁してよー」という気持ちでした。

チコリーヌ
パパ、ごめん…。

パパを別室に隔離して、末っ子以外は家族全員マスク装着!部屋を加湿!

二次災害を防ごうと、考えられることはすべてやりました。

長女インフルになる…

でも次の日、なんだか元気のない長女…。

嫌な予感は的中!長女もあっという間に熱は40度に!

長女もインフルかどうかは、12時間後でないと検査してもわかりません。

その日は、自宅で様子をみることにしました。やはり全然下がらない高熱…。

長女は4歳だったので、ある程度きちんと症状やしんどさを話すことができました。

「寒い」と震え、高熱でわけのわからないことを口走る長女。

本当に心配で、インフルエンザ脳症のことなども聞いていたので、不安でたまりませんでした。

小さいときには、症状をちゃんと伝えられないことが不安だったのですが、痛いところや、しんどいことを伝えられると、それはそれで心配なものです。

不安な一夜を過ごし、やはり熱は高熱のまま。

次の日の朝、かかりつけ医を受診するとやっぱりインフルエンザ!

タミフルと解熱剤、咳や鼻水もひどかったので、その症状をやわらげるお薬ももらいました。

まさかの生後2週間の末っ子が発熱!

そしてその日の夜、生後2週間の末っ子が鼻水ずるずるに…それに、なんだか熱っぽい。

「まさか!?」熱を計ると38度!少し薄着にして数分後…やっぱり38度。

チコリーヌ
えーっ!こんな赤ちゃんでもインフルエンザになるのー?

長女の熱も下がっていないし、どうしようか迷ったのですが、さすがに生後2週間での発熱は心配すぎる…と小児夜間診療に連れて行きました。

まだ小さい末っ子の鼻の穴を綿棒でコチョコチョして検査。

熱が出て3時間ぐらいなのに、「ばっちりインフルエンザA型に陽性でてますねー」との言葉…。

チコリーヌ
こんな赤ちゃんがインフルエンザになるんですか?
そりゃあなりますよ。母親が抗体をもってない病気は風邪もひくし、インフルにもかかります。
さらに、
まだ生後2週間だし、入院ですね。
と言われてしまいました。

チコリーヌ
にゅ、入院?困ったなぁ…
家にはまだ熱の下がらないパパと長女。それに今は元気な2歳。

チコリーヌ
だいたいパパは、子どもの世話といっても公園で一緒に遊ぶことしかできませんけど?
家事全般出来ないですけど?そもそも体温計のある場所すら知りませんけどーっ!?

かといって、インフルエンザの生後2週間を家でみるのは確かに危険すぎる…。

しかたなく夜中でしたが、近くに住む義母にSOSを出しました。こんなときは、近くに助けてくれる人がいるって心強いものですね。

末っ子入院…

そして、私と末っ子は夜中の2時に夜間診療所からタクシーで総合病院へ。

インフルエンザなので、個室です(個室料金はかかりませんでした)

当直のお医者さんは、とっても若い先生。点滴のルートをとるのも30分以上かかりました。

インフルエンザなので、治療はラピアクタというタミフルと同じような薬を使用します。
と言われましたが、ちょうどタミフルの異常行動などが話題になったころで不安になりました。

チコリーヌ
新生児に使っても大丈夫な薬なんですか?
う~ん、多分大丈夫だと思います。
との頼りない返事…。ほんとに大丈夫~?

とりあえず今はまだ薬を与えないとのことだったので、「薬を入れるときには、ちゃんと説明してください」と伝えました。ちょっと失礼だったかな…。

翌朝、ベテランの先生の診察で、

  • 新生児はインフルにかかっても軽症なことが多いこと
  • ラピアクタなどの抗ウィルス薬は新生児にはまずは使わないで治療すること
  • 熱が下がって母乳やミルクが飲めれば退院できること
を説明してくれました。

昨夜診てくれた若い先生が担当医になったんですが、どうやらベテラン医が指導医として治療方針などは決める様子。
失礼なことを言っちゃったけど、ちゃんとそういうシステムがあるんですね。

ちなみに若い先生は、こまめに様子を見に来てくれて、とっても優しい先生でした。

ベテラン先生のいうとおり、末っ子の熱は38度ぐらいですみました。

ただ、鼻水がすごかったので、母乳やミルクはあまり飲んでくれませんでした。

熱でしんどかったのか、ひたすら寝てたので、私はヒマなくらい…。

インフルエンザに私がかかってる可能性もあるので、あまり院内もウロウロしないでと言われていたので、本当にヒマでした。

そして次女がインフルに!

末っ子が入院した翌日、お昼過ぎに家から連絡があり「次女が熱がでてきた」と…。

これは確実にインフルだな…。翌日にかかりつけ医に連れていってもらうと、当然インフルエンザ。

次女もタミフルをもらってきました。

パパの発熱も5日目。ようやく37度台になってきたらしい。
長女はまだ38度台が続いているようです。

今度はばぁば!?

その次の日、パパはようやく平熱に。長女も微熱程度に落ち着いてきたようです。

次女はまだまだ38~39度だけど、まぁまぁ元気そう。末っ子も一日中微熱程度になってきました。

そして夕方、家にきてもらっていた義母から電話が…。

私も寒気がして、熱が出てきてみたい…
マスクをしてたとはいえ、三人のインフル患者とずっと一緒にいた義母。

どう考えてもインフルですよね…。ということで、義母のお手伝いは終了。

義母は結局その日のうちに病院に行き、検査では陽性がでなかったものの、状況から考えてインフルだろうとのことで、タミフルを処方してもらったそうです。

すぐにタミフルをのんだからか、義母の高熱は一日ですんだそうです。

とりあえず一晩はパパに頑張ってもらい、次の日に平熱にもどった末っ子は退院。私も家に戻りました。

本当はもう一日ぐらい入院して、熱がぶり返さないか様子をみたほうがいいと言われたんですが、状況的に無理!ということで、退院しました。

普段からもっとパパにも育児に参加してもらっておけば…と反省しました。

そして、最後の犠牲者はじぃじ

そしてこのインフル騒動の最後の犠牲者は義父でした。

家に帰った義母の看病をして、二日後に発熱。インフルエンザだったそうです。インフルの感染力、半端ないですね…。

我が家のインフルエンザの経過まとめ

高熱微熱
パパ4日1日
長女3日1日
次女2日1日
末っ子2日1日
義母1日2日
義父詳細不明

子どもたちは熱が急にあがっていくときが一番つらそうでした。
1日目はしんどそうだったけど、2日目ぐらいからは熱の割には元気!

パパが一番ぐったりしてました…。

タミフルは心配していた異常行動などは特に気になりませんでした。

タミフルをのんでいなかったら、もう少し熱の期間は長かったのかもしれません。

そして、なぜか私にはうつりませんでした。末っ子と病院にいたからか、母の気合いか…。

とにかく、ものすごく大変な1週間だったことは間違いありません。もう二度と経験したくないです。

インフルエンザの予防接種の効果は?

そんな我が家、末っ子以外の家族全員、インフルエンザの予防接種はしていたんです。

インフルエンザって予防接種していてもかかるって聞いてたけど、本当なんですね。予防接種代、全員で2万円ぐらいかかったのに…。

入院中に、看護師さんに「ぶっちゃけ、予防接種って効果あるんですか?」って聞いてみました。

その看護師さん個人の印象は「効果あり」だそうです。

病院の職員は当然、みんな予防接種しているとのこと。

予防接種をうけたからといって絶対にかからないというわけではないけど、やっぱりかかりにくいし、重症化は防いでいるという印象だそうです。

毎年、子ども三人、大人二人分の予防接種代。
正直イタイ出費だけど、うちは懲りずに毎年全員、受けています。

ちなみに、インフルエンザにかかったのはこの時だけ。これ以降は家族の中では、誰もインフルエンザになっていません。

予防接種は、個人的に病気になるのを直接防ぐという意義もあるようですが、感染する病気が流行るのを防ぐという社会的な意義もあるそうです。

予防接種は副反応などのリスクもあるので、いろいろな考え方があるとは思います。

うちは三人も子どもがいるので、集団で流行るとリスクも3倍。

その上、常に3人が一緒に行動している(ケンカばっかりしてるのに!)ので、1人が感染症にかかるともれなくうつります。

なので、防げるものは防ごうと、定期接種以外でも一般的な予防接種は受けるようにしています。

インフルエンザのホームケアのコツ!

ふつうの風邪より症状もキツく、期間も長いインフルエンザ。感染力も強く、合併症も怖いですよね。

末っ子が入院中に、医師や看護師さんにいろいろ質問しました。

その時に教えてもらった、おうちで看病するときに気を付けることや、ケアのコツをまとめてみました。

続く高熱…ケアのコツは?

インフルエンザの特徴はなんといっても高熱!

いろんな風邪をひく子どもたちですが、インフルエンザの高熱のぐったり具合はかなりのものです。

高熱のときのケアのポイントを看護師さんに教えてもらいました。

手足が冷たいときは温める、手足が熱いときには冷やす

手足が冷たいときは、熱が上がっていってるときだそうです。
本人も寒気を感じていることが多いので、温かくしてあげましょう。

手足が熱いときには体から熱をだしているときだそうです。
本人が嫌がらなければ、氷枕をつかったり、わきの下や首のうしろ、足の付け根などを冷やしてあげると、熱が下がりやすいそうですよ。

脱水症状に注意!

高熱のときは、体から水分がなくなりやすいそうです。

水分補給(できればOS-1やアクアライトなど)をしてあげましょう。

嘔吐がひどいときには、吐いてすぐに水分を与えると、また吐いてしまいます。
しばらくしてから、スプーン1さじずつ様子をみながらあげてくださいね。

うちの3姉妹はOS-1やアクアライトはマズイといって飲んでくれません(T_T)

むし歯が気になりますが、高熱のときだけはポカリやアクエリアスを飲ませています。

解熱剤の使い方

高熱が続くと心配ですよね。熱は病原菌やウィルスをやっつけるために必要なことです。

でも水分も睡眠もとれない状態が続くようであれば、一時的に熱を下げて、その間に水分や睡眠をとって休ませてあげるといいそうです。

かかりつけ医では

熱が高くても本人が元気なら解熱剤はいりません。
と言われます。

また、熱がぐんぐん上がっているときに使うより、上がりきってから使う方が効果的だと言われました。

解熱剤は子ども用に処方されたものを使用してくださいね。
体重によって量も違うので、兄弟姉妹のものを使用するのは危険です。

とくにインフルエンザは、解熱剤の種類によっては使ってはいけないものもあります!医師に処方されたものを正しく使うようにしましょう。

合併症に注意!

インフルエンザ、症状もつらいけど、合併症も怖いですよね。

これについても私が医師や看護師さんに教えてもらったことがあります。

熱性けいれん

インフルエンザは急に熱が上がるため、熱性けいれんが起きやすいそうです。

熱性けいれんは、初めて見ると親はパニックになりますが、ほとんどは数分でおさまり、後遺症も残らないことがほとんどだそうです。

  • けいれんが5分以上続く
  • 一度の発熱で何度もけいれんを起こす
  • 症状が左右対称でない
などのときは受診しましょう。

けいれんが治まっても意識が戻らないときや、けいれんが5分以上たっても止まらないときには救急車を呼びましょう。

肺炎や気管支炎

インフルエンザから、細菌感染などで肺炎や気管支炎になることがあります。

呼吸が苦しそうだったり、5日以上熱が続くときや、一度熱が下がったのに再度熱が上がってくるときには受診するように言われました。

インフルエンザ脳症、脳炎など

脳症や脳炎の合併症は、子どもに多いそうです。

症状は、けいれん、意識がおかしい、異常行動などが出るそうです。しかし、合併する確率は低いそう。

インフルエンザの高熱による熱せん妄でも、意識がもうろうとしたり、幻覚症状がでます。

様子をみて長時間続いたり、明らかに様子がおかしいときには受診するように言われました。

うちの長女も高熱がでると、熱せん妄の状態になるので、毎回ひやひやします。

インフルエンザのときには、うとうとしたかと思うと急に起きて「ママに虫がいる~」と泣き叫んで、かなり怖かったです…。

強い感染力!インフルエンザの二次被害をくいとめよう!

結局、被害が拡大してしまった我が家でしたが、感染を防ぐポイントも入院中に色々と教えてもらいました!

他の家族と接触しないこと

インフルにかかったら、できるだけ別室に隔離!

患者本人も家族もマスクをし、手洗いを徹底、食器やタオルの共用をしない。

できるだけ、接触を避け、ウィルスに感染しないよう気を付けましょうってことですね。

でも、でも、子どもがいる生活でこれって、かなり難しくないですか?
マスクなんてすぐ外しちゃうし、鼻水は服の袖でふいてるし…。

いつのまにか食べかけのオヤツやご飯を他の誰かが食べてるし…。
いやいや、ほとんど不可能なんですけど…と思うのは私だけ?

長女に喘息があるので、マスクはなんとなく日本製を使用するようにしています。

インフルエンザウィルスの増えにくい環境を

こまめに換気しましょう。

インフルエンザウィルスが増えにくい環境は、室温20~25度、湿度50~70%だそうです。

温度と湿度を管理することで、部屋の中のウィルスを減らすことができるそうです。

これは我が家もやりました。ただ、加湿器で加湿しすぎて、押入れの中にカビが生えかけました…。加湿のやりすぎ注意です!

加湿器、うちで使用しているのはこちらのタイプです。

さすが象印、湯沸しポットみたいな加湿器です。

熱い湯気が出るのが子どもには気になりますが、とにかく手入れが楽で助かります。

インフルエンザ、人に感染させるのはいつからいつまで?

インフルエンザの潜伏期間は2日前後だそうです。

感染力は発症してから3日ぐらいがピークで5日ぐらいは感染力があるそうです。

なんと、潜伏期間も感染力があるのだとか!

それを聞いて、ちょっと絶望的な気分になりました…。やっぱり姉妹の間で感染予防なんて、できる気がしません。

今でもしょっちゅうオヤツを3人でシェアしてるし、ごはんも自分のお箸で食べさせあったりしてるし、咳とかくしゃみとかお互い顔面に浴びてたりするし。

できるだけ手洗いをまめにして、お行儀のよい生活を心がけるしかないですね。

なんといっても免疫力が大事!

やはり、免疫力を高めるのが一番の予防だそうです。なんでも、感染と発症は別なのだとか…。

免疫力を高めるには、規則正しい生活やバランスのとれた食事などが一番なのだそうです。

インフルエンザ、やっぱりかかるときはかかってしまいます。子どもがインフルエンザになったら、ゆっくり休めるようケアしてあげてくださいね。

そして、なによりママがかかってしまったら、いちばん悲惨です。

子ども同士はしかたありませんが、ママの予防は手洗いやマスクである程度可能です。

最後の砦のママ、忙しいと思いますが、免疫を高めるために睡眠時間や休憩もしっかりとって、インフルエンザシーズンを乗り切りましょう!

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