
ののかママ

最新記事 by ののかママ (全て見る)
- 保育園入園が決まったけど寂しい…。保育園に預けることへの葛藤、私はこう乗り越えました! - 2018年12月31日
- ひらがなの勉強はいつから?我が家の場合と実践している練習法をシェアします! - 2018年12月29日
- 我が家流・イクメンパパの育て方!育児に消極的だった夫を変えた4つのポイントをシェア! - 2018年12月26日
ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。
小さな子どもを抱える家庭にとって、今の時期気を付けなくてはいけないのが、熱中症。
特に今年は熱中症での救急搬送数は信じられない数になっているうえに、死者も多数出ていて、一つ判断を間違えれば取り返しのつかない状態になってしまうような緊急事態であると思います。
我が家は…と言えば、わが子は今のところ元気なのですが、先日私自身が軽い熱中症になり通勤途中にダウンしてしまいました。
現在妊娠中ということもあって、元々体温が高く、それに加えた外気の暑さに体が追いつかなくなってしまい、1日休みを取って安静にしなければならない状態になりました。
軽度の熱中症とは言っても、うっとおしい体の熱さに、手足のしびれや眩暈、吐き気はがとてもつらくて、「これが3歳の娘ではなくて良かった…」と心の底から思ったのがつい先日の出来事です。
こんないつ起こるか分からない熱中症の恐怖と隣り合わせの今、子どもたちが熱中症にならないか心配で仕方がない家庭は我が家だけではないと思います。
今回は我が家で子どもの為に行っている熱中症対策や、先日私自身が熱中症で医者に行き、お医者さんから教えて頂いた熱中症対策をご紹介したいと思います。
熱中症の種類は大きく分けて4つある
熱中症というのは暑さから体に起こる健康障害の事ですが、ただ単に熱中症とは言っても、熱中症には大きく分けて4つの種類があるそうです。
①熱失神
熱中症の中では軽度に分類されますが、涼しい場所で衣類を緩め水分を十分に取り安静にする必要が有るそうです。
②熱痙攣
運動中や炎天下での作業中に起こることが多いそうです。
【スポンサードサーチ】
塩分を含んだ水分を取り、安静にする必要があるそうです。
③熱疲労
この段階で適切な対処が取れるかどうかが生命の維持に大きく影響するのだそうです。
とにかく涼しい場所で水分をたくさんとり、安静にする必要があります。
場合によっては医者に行き、点滴等で水分や塩分を補う必要があるそうです。
④熱射病
安静にしているだけでは正常にはならず、死の危険があるため、救急車を呼ぶ必要があるそうです。
一言で熱中症と言っても、軽度のものから命に影響のあるものまであり、軽度のうちに適切な対応をしないと取り返しのつかないことになるということが上記の症状からも分かります。
子どもの熱中症の特徴って?
この時期に私たち親が常に頭に入れておかなければならないことは、子どもの熱中症ですよね。
それでは、子どもの熱中症の特徴はどのようなものなのでしょうか。調べてみました。
- 自分で予防が出来ない
- 脱水症状の悪化が早い
- 地面の照り返しの熱をもろに受ける
- 大人より暑さに弱い
大人より地面に近い場所を歩き、体温調整機能が未発達な子どもたちは、熱中症のリスクが大人よりも多く付きまといます。
暑い時期ではなくても子どもを抱いているととても暖かいですよね。
それだけ子どもは体に熱がこもりやすく、体温が上がりやすいのです。
そのこもりやすさが夏場には命とりとなります。
また、具合が悪くても具体的な症状をきちんと説明出来ないのが乳幼児です。
おそらく熱中症というものが何なのかさえ理解していないでしょうから、体のどこかに不快感があると言うことだけで、自分が今どういう状態なのかを具体的に説明することはほぼ出来ないでしょう。
ただ疲れてそうだな、機嫌が悪いな、元気ないな、食欲が無いな…と楽観視している間に熱中症が深刻化してしまうことも珍しくないそうです。
我が家で実践している熱中症対策をご紹介
先日のニュースで、熱中症でなくなったお子さんの話を見て、胸を痛めたのは私だけではないはずです。
私たち親は学校や保育園に行かせれば安心、と思っている所もあると思うのですが、どんなに注意して貰っていてもどこかに抜け穴はあって、絶対ということはないのだなぁと改めて感じました。
最近の小学生は可哀想なくらい大きな水筒を持って歩いていますし、娘の通う保育園でも定期的に水分補給をさせる時間があると聞いていますが、自分の命は自分で守る、自分の子どもの命は自分で守る位の気持ちが無いと、この猛暑を乗り切ることは難しいかもしれないと思う今日この頃です。
我が家が日頃から行っている熱中症対策をご紹介します。

①朝食で塩分を取らせる
我が家の場合は今年の夏は特に、毎朝起き掛けに1杯の水を飲ませ、朝食には必ずぬるめのスープやお味噌汁を出すようにしています。
とにかく水分補給と塩分補給を同時に簡単に行えるもの、と考えた結果、体温が上がり過ぎないようにぬるめのスープをだしています。
また、保育園に行く直前にもコップ一杯の麦茶を飲ませて水分を補給させています。
今まで忙しい朝はたまに手抜きで、トーストと牛乳だけだとかシリアルとお茶だけという日もあったのですが、熱中症予防のためにちゃんと朝食を用意してそれを食べるかどうかを見ることで、子どものその日の健康状態の把握にも一役かっているように思います。
また、朝から水分をしっかり取らせることで排泄も良くなっているような気がします。
②子どもの様子を良く見守る
子どもが疲れていないか、体温が上がり過ぎていないか、汗を適度にかいているか、を家の中でも定期的に確認するようにしています。
とはいっても、常にバタバタ動き回っている3歳の娘。
なかなかじっくり観察することって難しいのですよね。
そして気が付いたのが、子どもの健康状態を調べる為に一番いいのが、スキンシップであるということ。
普段はバタバタしていて家に帰ると怒涛の家事に追われていますが、子どもを膝に乗せる時間を作ることで子どもの様子をよく観察することができているように思います。
保育園に通っている間は先生たちにお願いするしかないですが、帰宅後や土日は定期的にベタベタして、子どもの体温が正常か、元気があるかをしっかりチェックします。
③子どもに言い聞かせる・保育園にお願いする
保育園でも出来る限りの熱中症対策は取って頂いているとは思っていますが、子どもにも自ら対策を取ってほしいので、我が家では子どもにも口酸っぱく
- 水分を取る事
- 遊んでいる途中でも水分をとる事
- 頭が痛くなったり気持ち悪くなったり、暑くて息苦しく感じたりしたら真っ先に先生にいうこと
また、保育園に預けるときには先生の前でもそれを伝えるようにしています。
もしかしたらしつこいと思われるかもしれないですが、対処が遅れると命取りになってしまうのが熱中症。
子どもに言っていることを伝えることで先生たちも良く見ていてくれると良いな…という願いを込めて毎朝同じことを伝えています。
④黒い色の服は着せない
普段は泥だらけにされてしまうのでなるべく白っぽい服は着せないのですが、今年の夏は白や白っぽいTシャツを大量に購入しました。
黒い色は太陽の熱を貯めやすいと言いますよね。
気持ちだけでも、ほんの1度でも0.5度でも熱から逃れられるように、という願いを込めて涼しさを重視で黒以外の色の服を着せるようにしています。
案の上、朝白かった服は夜泥だらけになって戻ってきますが、割と白い服は漂白剤を躊躇なく使うことができるので洗濯もそれほど大変ではないです。
⑤家に帰る頃を狙ってエアコンタイマーをセット
我が家はフルタイムの共働きなので日中は家には誰もいません。
家に帰ると当然エアコンは効いておらず、涼しくなるまでとても時間が掛かるのです。
そんな我が家では、毎朝家を出る時にエアコンの入タイマーをセットして出かけるようにしています。
家に帰る大体30分から1時間前を設定して出かけると、家に帰るころには程よく冷えていて子どももゆっくりと涼むことが出来ます。
また、ベッドに入る30分位前には寝室のエアコンも付けておき、部屋を冷ましておきます。
家に居る時はずっとエアコンを付けている我が家ですが、エアコンを我慢して体調を崩すよりはずっといいので、夏の節電はしていません。
夜間眠っている間も、27度又は28度でずっとエアコンは稼働させています。
私自身はエアコンが苦手なのですが、エアコンを切った途端暑苦しいのか娘の寝相がとても悪くなるので、エアコンは必須です。
⑥睡眠はしっかりととらせる
睡眠不足の時ほど熱中症になる可能性が高いと聞いてから、意識的に睡眠をしっかりととらせるようにしています。
熱中症だけではなく、疲れも、その他の病気もしっかりと眠る時間を確保する事で免疫力が上がると言われているそうです。
これだけ過酷な暑さだからこそ、眠る時間をしっかりと確保し、元気いっぱいに毎日を過ごして欲しいと思っています。
エアコンを夜間ずっと付けているのも、それが主な理由です。
⑦無理はしない・させない
どんなに楽しみな外出の予定が入っていても、炎天下の外出は熱中症が怖いのでなるべく避けるようにしています。
どうしても出かけなければいけないときや、振り替えることが出来ない用事のときにはやむを得ず出かけますが、駅までの移動にはタクシーを使うなど、炎天下では子どもの健康を第一に考えます。
子どもは公園で遊ぶことが大好きですが、どんなに泣かれてせがまれても炎天下の日中は避け、ある程度日が落ちた夕方等に連れて行くことにしています。
ちょっとでもこれは危険だな、熱中症になってしまうかも…と思ったら決して無理をしない・させないと言うのが我が家のモットーです。
実際、外で遊ばなくても家の中で一緒にお菓子を作ったり、家の掃除を一緒にしたり、お風呂の中で水遊びをしたり、車で日陰を作ってあげて水遊びをさせたりするだけでもわざわざ外出しなくても楽しむ方法はいくらでもあるように思います。
⑧外出するときに持って行くもの
それでもどうしても外出しなければいけないときには、必ず下記のものを持って行きます。
保冷剤や凍らせた飲むゼリーは、暑いなと思ったら首の後ろやわきの下を冷やしてあげています。
凍らせたお手拭は我が家が外遊びやおでかけするときのマストアイテムで、タオルを濡らして凍らせ、保冷バッグに入れて持ち歩いているだけなのですが、暑い時にも手が汚れた時にもとても便利です。
外出先でも定期的に休む時間は作り、涼しい場所で水分補給をして暑さで火照った体をクールダウンさせています。
⑨決して一人にしない
我が家の子どもは3歳。
以前に比べればだいぶ言葉も進んで自分の体調を的確に伝えられるようになってきたものの、子どもと一緒にいる時に家の中でも「一人にしない」ということを我が家では徹底させています。
車内に一人で放置することは言うまでもないですが、暑い日はトイレもなるべく開けたままさせています。
一人で家の中でおとなしく遊んでいるな…と思う時でも、必ず私や夫の目の届く場所で遊ばせて定期的に声をかけています。
子どもは遊びに熱中してしまうので、熱中している間についつい水分を取ることを忘れたり、自分の体力以上の無理をしてしまったりすることがとても多いそうです。
定期的に声をかけ、休憩を取らせることで熱中症から守りたいと思っています。
⑩大活躍のウォーターサーバー
我が家では子どもが生まれたときにウォーターサーバーを導入しました。
ミルクを作るためのお湯を沸かすのが面倒だったのが導入の理由ですが、3歳となった今でもウォーターサーバーは大活躍です。
どう大活躍なのか、と言いますと、子どもが勝手に水を飲んでくれるんですよね。
お湯が出る場所こそ触ってはダメと口酸っぱく言い聞かせていますが、水は自分で好きな時に好きなだけ飲みなさいといい聞かせています。
コップだけおいておけば自分で喉が渇いた時に飲んでくれるので、今年の夏は大活躍です。
ちなみに我が家ではサントリーのウォーターサーバーを使用しています。
病院で教えて貰った熱中症対処法
こんな風に子どものことはとても気を付けているのに、今回自分が熱中症になってしまった私。
外は朝から炎天下で、妊娠中で体温が高いにも関わらず、保育園に子どもを連れて行ったた後、駅まで競歩大会(妊娠中で走れないので)をしてしまったのが熱中症の原因かと思います。
慌てて電車に飛び乗ったものの、とにかく暑い。
尋常じゃない汗が大量に吹き出してきて、めまいと吐き気に手足のしびれが始まり、熱中症だろうなとは思ったものの、お腹の赤ちゃんに何かあると困る…と慌てて病院に駆け込んだのでした。
診断名は案の定熱中症で、点滴を受けてしばらく涼しい場所でじっとしていたら体調回復しましたが、人生初の熱中症は本当につらくて絶対に子どもには味わわせたくないと思ったのでした。
今回自分が熱中症になった際に、病院で教わった対処法をご紹介したいと思います。
①尋常じゃない汗をかき始めたら涼しい場所で休む
今年の夏の特徴は「湿度がとても高い」ということだそうです。
汗の機能は汗を出すことで肌の表面の熱を下げることですが、熱気と湿度がある中では、汗が汗の機能を果たせないそうです。
汗をたくさんかいて、体の水分はどんどん外に流れていっているにもかかわらず、体温を下げることが出来ない。
そんな状態では脱水症状と体の体温の上昇が同時に行われるため、熱中症になるのは時間の問題であると言えるそうです。
そのため、自分自身や子どもが汗をたくさんかきはじめたらどんなに元気そうでも一旦涼しい場所に移動し、汗の流出を防ぐ必要があるそうです。
どんな時でも適度に休憩を取ることがとても大切で、体が熱いなと感じたり尋常じゃない汗をかいているなと思ったら、涼しい部屋でクールダウンさせることがとても大事であるそうです。
②めまいや頭痛・吐き気を感じたら即病院へ
めまいや頭痛・吐き気を感じたら、特に小さな子どもの場合は即病院に行ったほうが良いと、私のお医者さんはおっしゃっていました。
子どもは体調の変化をきちんと説明することが出来ません。
意味もなく泣く、食欲がない、元気がない時にはすでに重篤になっている場合も多く、どれだけ早く適切な対処を取れるかが命を守ることにつながるそうです。
暑い日に、めまいや頭痛・吐き気とみられる、またはいずれかはわからないけれども何かしらの不快感を子どもが感じていると思ったときには、まずは涼しい部屋に移動させ体を締め付けるような服は脱がせて、首の後ろやわきの下、太ももの付け根などを冷やし、経口補水液やスポーツドリンクを薄めたものの少しずつ飲ませながら、一刻も早く医者に連れていくほうが良いそうです。
③意識がないときは救急車
そして、意識がない時には、迷わず救急車を呼ぶようにとお医者様には言われました。
熱中症の中で一番怖いのが熱射病。
熱射病になってしまうと、医療機関で適切な対処を取るしか命を救う方法がないそうです。
救急車が来るまでの間には、上記で説明したような水分補給や体を冷やす応急処置をしたほうが良いそうです。
まとめ
「命の危険のある暑さ」テレビでこの言葉を見るたびに、自分の子どもや家族を守らなければ!と思うのは私だけではない筈です。
今年の夏はどれだけ気を付けても十分ということはないのではないかなと思います。
しっかりとした熱中症対策をして、この夏を乗り切りたいですね。