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ママテク(@mamateku)ライターの美奈ママです。
夏から秋にかけて赤ちゃんと色々な場所に出かけようと思っているママ・パパが多いと思います。
赤ちゃんとのお出かけは、育児で忙しいママにとってもよい気分転換になるはず。また、赤ちゃんが歩き始めたら、公園などに連れて行ってあげる機会もぐんと増えますね。
でもそんなときに気になるのが虫刺されです。
私もよく蚊に刺される体質なので、子どもの虫刺さされがとても気になり、公園で遊んでいても常に虫のことを考えてしまいます。特に赤ちゃんは、皮膚もデリケートで腫れやすく、かゆいとかきむしってしまうので、重症化してしまうことも。
そこで、今回は虫に刺された時の対処法や予防法、虫よけグッズについてご紹介します。
ママやパパがしっかりと予防することで、赤ちゃんを虫刺されから守ることができます。楽しいお出かけにするためにも、是非虫よけ対策を行いましょう。
パッと読むための目次
赤ちゃんの虫刺されについて
虫に刺されると赤ちゃんは大人よりも重い症状があらわれやすいといわれています。
虫に対する免疫が未熟なこと、赤ちゃんの皮膚が薄いこともあり、大人よりも腫れやすく、患部が硬くなってしまうことも。
また、赤ちゃんにはかゆいところをかいてはダメと言ってもまだ理解できません。かきむしって化膿して水膨れになってしまうこともあります。
水膨れのなかには、感染力のある細菌が含まれています。細菌の付いた手で他の場所をさわることで、それが「とびひ」になって病院を受診しなければいけないことになります。
赤ちゃんはなぜ虫にさされやすいの?
赤ちゃんってよく虫に狙われやすいですよね。私も蚊によく刺される体質ですが、赤ちゃんや子どもと一緒にいると、やっぱり小さい子の方に蚊は群がってきます。
赤ちゃんが虫に刺されやすい特徴は以下のとおりです。
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- 体温が高く、汗かき
- 動きがゆっくり
- 肌の露出が多い
- 草陰などに入ってしまう
蚊は、二酸化炭素や人の体温、湿度、汗に含まれる乳酸などに反応してターゲットを認識するといわれています。
赤ちゃんは、新陳代謝が活発で体温が高く、汗かきです。体温が高い、また汗をかきやすいと、蚊のターゲットになってしまいます。
また、赤ちゃんは立ち止まっている時間も長いです。
私の子どもも、ぼーっと何かを見つめながら立ち止まっていることが多いです…。何かが気になるんでしょうね。
ですが、動かないと余計に蚊に吸われやすくなります。そして、蚊が飛んできても大人のように避けることができません。
また、歩き始めた赤ちゃんは、虫が潜んでいる場所にずんずん行ってしまうこともあります。大人と違って、草陰など虫が多くいる場所に入っていきやすいので、刺される機会も増えますよね。
そして、赤ちゃんは体温が高いので、あせもを防ぐために夏は特に肌の露出が多い服を選んでしまいがちです。腕や足がたくさん出ている服を着ることで、虫に刺される場所が多くなってしまいます。
こう書いてみると、赤ちゃんは虫にとって絶好のターゲットですよね。ママやパパが気を付けて守ってあげなくてはいけませんね。
赤ちゃんが刺されやすい虫とは?
ハチ
ハチの種類によっては家の軒下やベランダ、家の庭や公園に巣をつくることがあります。
赤ちゃんはハチが怖いものとわかっていないので、好奇心で自分から寄って行ってしまうことも。
ハチに刺された時に注意しなければならないのが、死に至ることもある「アナフィラキシーショック」です。
ハチに刺されて「呼吸困難」「嘔吐」のような症状が出たときは、すぐに救急車を呼んで病院に行きましょう。
毛虫
毛虫はよく葉っぱの裏についていることがあり、赤ちゃんの体調によっては通りがかっただけでもかぶれたりすることがあります。
蚊
虫刺さされで一番身近で、赤ちゃんが刺されやすいのが蚊です。
夏に刺されるイメージですが、実は蚊は高温が苦手なため、猛暑には活動が鈍ります。
活動時期は、4月中旬から11月中旬と幅広く、冬の寒い時期以外は、蚊の危険にさらされていることになります。
私はよく蚊に刺されるのですが、秋になって刺されることも多いです。夏が過ぎたからといって油断せずに予防に気を付けたいですね。
赤ちゃんは、虫に対して抗体がなく、皮膚も薄く弱いために刺されると悪化して「とびひ」になってしまう可能性もあります。
湿疹の範囲が広がってきたら、すぐに病院にいくようにしましょう。
虫に刺さされたときの対処法とは
1.まずは水で洗い流そう
刺されたと気づいたら、すぐに刺された場所を洗い流しましょう。
虫に刺されると、ばい菌や蚊の唾液が刺された場所についてしまいます。それをまずは洗い流すのが大切です。
洗うときは、アルカリ性の石鹸を使うといいといわれています。
患部をゴシゴシと洗うのではなく、こすらずに優しく洗うようにしましょう。外出先で水がそばにないときは、持っているペットボトルの水で洗ってもいいですね。
2.患部を冷やそう・温めよう
少しの時間で大丈夫です。5分程度は冷やすようにしましょう。
保冷剤があれば保冷剤で冷やします。外にいるなら冷水で冷やしたタオル、冷たいペットボトルなどで冷やすのもOK。冷やすと皮膚の感覚が鈍り、かゆみや腫れが抑えられます。
赤ちゃんが長い間かゆがっている場合に冷やしてみましょう。
患部が温まるとかゆみが増す場合があります。刺された日はお風呂を短時間で済ませて、なるべく身体を温め過ぎないようにするといいですね。
実は反対に、温めるのもかゆみを止めることができます。
温めることで、蚊の唾液成分に含まれるたんぱく質を破壊することができるといわれています。
レンジで温めたタオルなどを患部に5~10分程度あてるようにしましょう。
ただし熱くてやけどしてしまわないように、ちゃんと確かめてからあててくださいね。
ポイントは、刺されてすぐ気づいたときに温めること。
刺されてしばらくたっているときは、温めると逆にかゆみが増す可能性があるので、そのときは冷やすようにしましょう。
3.市販のかゆみ止めを塗ろう
市販のかゆみ止めは注意書きをよく読んでから使うようにしましょう。「6ヶ月未満の子どもは使用しない」など書いてある場合があります。
私もよく使っている「ムヒベビー」は、生後1ヶ月から使えます。
また、かゆみに対し即効性がある、液体タイプのムヒベビーは、生後3ヶ月から使えます。
かゆみが軽症の場合は「かゆみ止めの塗り薬」で大丈夫ですが、悪化していたり、かゆみが強かったりする場合は、「ステロイドの塗り薬」が効果的です。
4.パッチタイプのシールを貼ろう
虫刺されは患部をかかせないことが大切です。でも、赤ちゃんはわからないので、かゆいときは思いっきりかいてしまいますよね。
かいてしまうと、より患部がはれたり、とびひになってしまったりすることがあります。
そんなときは、パッチタイプのかゆみ止めシールがおすすめです。
アンパンマンや、ポケモンなどの子どもが喜ぶキャラクターが描かれていて、患部を守ってくれます。同時に、かゆみも抑えられて一石二鳥です。
また、包帯とガーゼを利用して、患部を覆うのでもOKです。
ただし、パッチタイプのかゆみ止めシールは、肌に負担がかかることがあり、使用は1歳以上を目安としているので注意しましょう。
パッチタイプのシールを利用した場合は、そのまま放っておくのではなく、少なくとも1日1度は状態を確認するようにしましょう。
赤ちゃんの皮膚はデリケートなので、シールでかぶれてしまったり、悪化してしまったりする場合もあります。
5.爪は短く切っておこう
爪が長いと、かいてしまったときにより患部が悪化してしまうおそれがあります。
治るまでは爪はこまめに切ってあげて、短く清潔にしておきましょう。
6.こんなときは病院へいこう
つぎのような症状の場合は、病院を受診しましょう。小児科か皮膚科か迷うと思いますが、まずはかかりつけの小児科を受診しましょう。
- 湿疹の範囲が広がった
- ジュクジュクしてきた、膿が出ている
- 腫れがひどい
- 熱がある
など
赤ちゃんの虫刺されの予防法とは?
1.肌を露出しない
赤ちゃんは暑がり・汗かきなので半袖・半ズボンで遊ばせるママも多いと思います。しかし、露出している部分はどうしても虫に刺されやすくなってしまします。
通気性が良くて、薄手の生地の長そで・長ズボンでなるべく遊ばせるようにしましょう。
また、靴は露出の多いサンダルではなく、靴下を履いて靴で遊ばせるといいですね。
2.汗を拭いたり、着替えたりしよう
赤ちゃんは特に汗をかきやすいです。蚊は汗のにおいで寄ってくるといわれているので、汗をかいたらこまめに拭いてあげるようにしましょう。
また、汗がしみ込んだ服をきているのもNGです。着替えを持って行って、汗をたくさんかいたら着替えるようにしましょう。
3. 外出の時間に気を付けよう
蚊は35度を超える高温が苦手で、活発に活動する気温は20度から30度あたりだといわれています。
早朝や、涼しくなってきた夕方・夜にかけての時間帯に、赤ちゃんを連れて活動するのをなるべく避けるようにしましょう。
花火大会や、夏祭りなど夕方から夜にかけて出かけるときは、虫よけ対策をしっかりとしましょう。
4.服の色に注意しよう
蚊は、濃い色に反応するといわれていて、濃い色を着ているとターゲットにされやすいです。
外出の際は薄い色の洋服を着せてあげるといいですね。
最も強く反応する色は、黒です。黒い服装はなるべく避けるようにしましょう。
髪の毛も黒いので、薄い色の帽子をかぶせてあげるといいですね。
帽子は熱中症対策や日よけ対策にもなるので、外出する際は、必ずかぶるようにしましょう。
赤ちゃんにおすすめの虫よけは?
虫よけには、直接肌に塗るタイプやスプレータイプ、置いて使うタイプなどさまざまな商品が販売されています。
なかには、まだまだ未熟な赤ちゃんにとって影響が心配される成分が含まれる場合もありますので、使用可能な月齢、年齢をしっかりとチェックしましょう。
赤ちゃんにおすすめの虫よけグッズをいくつかご紹介します。
1.オーガニックタイプの虫よけ
虫が嫌うアロマを配合したオーガニックタイプの虫よけは、赤ちゃんに安心して使うことができます。
ただし、赤ちゃんの肌は敏感なので、肌に直接塗ったり吹きかけたりするタイプのものは、最初に腕の内側や太ももなどに少量を試して、一日肌の様子を確認する、パッチテストを行うようにしましょう。
アロベビーUV&アウトドアミスト
日焼け止めと虫よけの両方に効果がある、オーガニックミストです。
主な成分はレモングラスやローズマリーで、100%植物由来からできています。
こちらも新生児から使える虫よけスプレーです。1本で2役の効果があるので、忙しい外出の支度時には嬉しいですよね。
エルバビーバ オーガニックバススプレー
柑橘系の爽やかな香りで、敏感肌の赤ちゃんにも直接スプレーすることができる商品です。
レモンユーカリ、レモングラス、シトロネロールなど虫が嫌うハーブが配合されています。
2.蚊取り線香
どこの家にも一つはあった昔からの定番、蚊取り線香。夏の風物詩として、おなじみですよね。
蚊取り線香は、除虫菊という植物が主成分で、赤ちゃんに悪い影響はないといわれています。
ただし、煙を直接吸い込んでしまうと、目や口、鼻の粘膜に影響が出ることがあります。赤ちゃんがいるそばでは焚かないようにしましょう。
また長時間使用する場合は、定期的に窓を開けるなどして換気するようにしましょう。
3.アースノーマット、ベープ
アースノーマットやベープなどの液体型の虫よけは、電気を入れるだけなので手軽に使用できて便利ですよね。こちらも、赤ちゃんに使用することができます。
ただし、使用する場合は蚊取り線香と同様に、定期的に窓を開けて換気をするようにしましょう。
蚊取り線香と違って煙が見えないので、長時間使用しがちになるので、注意したいですね。
また蚊取り線香と同じくこちらも、赤ちゃんが誤って触ってしまったり、口に入れたりしないように、手の届かないところにおくようにしましょう。
4.シールタイプの虫よけ
虫よけシールは、服や帽子などに貼って使うタイプです。虫が嫌がるオイルやエキスなどが含まれていて、衣類に数か所貼って虫を予防します。
ベビーカーにも貼ることができるのも便利ですね。
直接肌に貼らないので、肌が敏感な赤ちゃんにも安心して使用できるのがいいですね。
「虫くるりん」シールタイプ
可愛い動物のイラストが描かれていて、私の子どもも貼ってあげると喜びます。
持続時間は6時間程度ですので、一回のお出かけには充分ですよね。
子どもが口に入れてしまわないように、背中など手が届きにくいところに貼るのがおすすめです。
抱っこ紐にも貼ることができるので、抱っこしているときは、抱っこ紐にたくさんはっています。一回につき4~6枚ほど貼るのですが、私はよくはがすのを忘れて洗濯してしまうことがあります……。
「虫ぱっちα」シールタイプ
プーさんの絵柄が可愛いシールタイプの虫よけ。レモンユーカリの爽やかな香りがするのが特徴。
こちらは使用環境にもよりますが、香りが12時間持続するので、長時間の外出のときに便利ですね!
5.「虫くるりん」吊り下げるタイプ
ベビーカーやベビーベッド、車内などに吊り下げるだけとお手軽なのが嬉しい商品。天然精油と除虫菊のエキスのダブル効果で、虫から赤ちゃんを守ってくれます。
約90日間使用できます。
可愛いぞうさんの形をしているので、ベビーカーにつけるとお出かけが楽しくなりそうですね。
6.蚊帳(かや)
蚊帳は置いておくだけで虫よけ対策になる、赤ちゃんに安全・安心のグッズです。
天井から吊り下げる大きなタイプだけでなく、ベッドの上に置くタイプのコンパクトな蚊帳もあります。
ベビー用蚊帳「かやっ子」
ベビーベッドにすっぽりとかぶせることができる蚊帳。場所を取らないのが嬉しいですね。
窓がついているので、おむつ替えなどお世話をするときなども便利です。
ベビーベッド兼用ワンタッチベビー蚊帳
ベビーベッドにも、ベビー布団にも使用できる蚊帳。赤ちゃんが大きくなって、ベッドを卒業したあとでも使えるのが便利。
虫から守るだけでなく、クーラーによる体の冷え過ぎからも守ってくれるのが嬉しいですね。デザインも可愛いです。
7.ベビーカー専用の虫よけカバー
ベビーカーにすっぽりとかぶせるタイプのカバー。UVカットにもなり、ダブルの効果が嬉しいポイント。
ベビーカーで頻繁に出かけする人におすすめです。
まとめ
以上、虫に刺されたときの対処法や、予防法、おすすめ虫よけグッズをご紹介しました。
赤ちゃんの皮膚はとても弱いので、虫に刺されると赤く腫れてしまって可哀想ですよね。ママ・パパが事前に虫よけグッズで予防してあげるのが大切です。
ただ、赤ちゃん向けの虫よけグッズは肌に優しいため、効き目が弱いことも。
蚊が特に多い場所に行くときは、併用して使用するなど、工夫してみてくださいね。
虫よけ対策を万全にして、赤ちゃんとのお出かけを楽しみましょう!