チコリーヌ
最新記事 by チコリーヌ (全て見る)
- 100円ショップで充分!家事&育児で本当に使える私的おすすめグッズ17選! - 2019年5月21日
- イヤイヤ期は乗り越えるな、やり過ごせ!教科書的じゃない私流の対処法まとめ - 2019年3月22日
- 「ゆる親のススメ」~育児迷子のママさんへ伝えたい5つのこと - 2019年3月4日
ママテク(@mamateku)ライターのチコリーヌです。
愛するパートナーとの妊娠発覚!その喜びもつかのま、すぐにやってくるのがつわり…。
「つわり?よくわからなかったよ」という人から、「産むまで吐き続けで幸せなマタニティライフなんてなかったわよ!」という人まで、つわりの症状は様々なようですね。
でも、一番多いのはやっぱり吐きつわりじゃないでしょうか?
今回は私のつわりの体験記や、試行錯誤したつわり対策あれこれをシェアします。
いま、どこかでつわりで苦しんでいる方の参考になればと思います!
パッと読むための目次
【わたしのつわり体験記】その1…長女妊娠時
長女を妊娠したころ、まだ仕事をしていた私。
つわりといえば、ドラマなんかで出てくる「ウッ!」突然の吐き気。
そんなイメージしかなく、つわりって吐き気がするのね~ぐらいの気持ちの準備しかありませんでした。
ある日、外回りの仕事でお昼にパスタを食べ、いつも通り訪問先から帰る途中、だんだんこみあげてくる胸やけ。
「食べ過ぎた?」なんて思っていましたが、これがつわりの始まりでした。
そこからは急展開。次の日、また外回りで電車に乗っていると車酔いのような気持ち悪さ…。
あまりの気持ち悪さに早退させてもらい、帰途につきましたが時すでに遅し。
【スポンサードサーチ】
帰りの電車でもますます酷くなる吐き気と何とも言えない重だるさ。
駅から徒歩5分のところに住んでいたのですが、吐き気としんどさで歩けず、なんと20分もかかって家にたどり着きました。
そのまま布団にもぐりこみ、次の日も全く動けず、結局そのままつわりが治まるまで2ヶ月半も職場に行けなくなり、多大な迷惑をかけてしまいました。
とにかく眠っているとき以外は気持ち悪くて、何も食べられず水も受け付けず、すべての匂いが嫌になり、ひたすら寝ているだけの毎日。
そのうち、夜中にタコヤキの匂いがするようになり(もちろん実際にはタコヤキなんてありません)、「これはヤバい!」と思ったらしいダンナに病院に連れて行かれました(笑)
そして尿検査や血液検査の結果、極度の脱水状態だったらしく、そのまま車椅子に乗せられ入院させられました。
なんやかんやで結局、2ヶ月の入院生活。
とりあえず水分をある程度摂れるようになって、ようやく退院させてもらえました。
もちろん、その後もダラダラとつわりは続き、ちょっとずつちょっとずつ食べられるものが増えていって徐々に治まっていきました。
初めてのつわり経験で、本当に身も心も廃人のようだった2ヶ月間。
「つわりはいつか必ず終わる」それだけを頼りに、ただただ時が過ぎるのを待っていた日々でした。
【わたしのつわり体験記】その2…次女妊娠時
あれだけ長女の時のつわりがしんどかったにも関わらず、やっぱり子供は可愛くて次女を妊娠した私。
今回は食べつわりから始まって、「つわり、二人目は軽くなることもあるみたいだし」なんて淡い期待もしていました。
が、そんな期待は見事に裏切られ、やっぱりやってきた吐きつわり。
それでも1歳の長女のお世話もある。一日中寝ているわけにはいきません。
中でも、一番大変だったのが長女の食事。
自分はつわりで食べられない。ダンナは外食でなんとかなる。
でも長女の食事だけは、私が準備しないとどうにもなりません。
スーパーもお惣菜コーナーは匂いがキツくて近寄れなかったので、もっぱらベビーフードやアンパンマンカレーで乗りきりました(和光堂さん、永谷園さんには感謝しかない!)
一番ひどい時期には、長女が食べているところにも一緒にいてやれませんでした。
まるでエサを与えるように長女の目の前に置いて、隣の部屋に立ち去るというヒドイ仕打ち…。今考えても可哀想だったなぁ…。
このときもやはり、ヒドイ脱水状態で入院を勧められていました。それでも長女がいるので入院するわけにもいきません。
とにかく脱水にならないよう一口ずつでも何か飲んで、ダンナが休みの土曜日に産婦人科で点滴してもらい、どうにかこうにかやり過ごしました。
転勤族で近くにどちらの実家もなかった時期。
ものすごく助けてくれたのが、長女の子育てつながりのママ友たちです。
長女の分の食事を届けてくれたり、公園や買い物で会うとそのまま長女を夕方まで預かってくれたり…。
ママ友って面倒くさいイメージもあるかもしれませんが、この頃のママ友とは本当にたくさん助け合って、お互い引っ越して離れても戦友のような感覚でつながっています。
次女のつわりもやはり、長女の時と同じぐらいの時期に徐々に治まっていきました。
【わたしのつわり体験記】その3…末っ子妊娠時
末っ子妊娠時は、さすがに「つわりがそろそろ来るぞ!」と覚悟を決めていました。
それでもやっぱり、つらいものはつらい!
三人目もつわりの症状は変わらず、ヒドイ吐きつわり。
ピークの時期も変わらず、その1ヶ月間はほとんど飲まず食わずの日々。
この時もヒドイ脱水になり、何度も点滴のお世話になりました。
脱水でいきなり頻脈になり、あまりに心臓がバクバクするので怖くなって、過呼吸になり夜中にかかりつけの出産予定の産婦人科で点滴してもらったこともありました。
三人目妊娠でつらかったのが、長女が幼稚園に行っていたこと。
とくにお弁当作りがきつかった…。
ほとんど冷凍食品で乗り切りましたが、朝からごはんの炊ける匂いが地獄でした。
長女は年少で入園してすぐに、私がつわりでダウンしたので、やっぱりずいぶん負担をかけたなぁと思います。
この時は、転勤で義理の実家の近くに住んでいたので、義母にもずいぶんお世話になりました。
普段なら義母に色々お願いするのは気疲れする面もありますが、つわりがつら過ぎて、もう助けてくれるなら誰でも大歓迎でした。
つわりの時期、治まったのはいつ?
つわりの真っただ中はとにかくツラくて、よく「つわりはいつ終わる?」なんて記事をネットで検索しまくっていました(笑)
私の場合はだいたい5週目ぐらいから始まり、7週目にはほぼ何も食べられなくなりました。
そのまま脱水状態になり、廃人のような状態が10週目ぐらいまで…。
そこから少しずつ食べられるもの、飲めるものが出てきました。
完全に治まって、美味しく食事ができるようになるのは、16週目ぐらいでした。
ちょうどつわりの酷い時期に、毎日流れていた「おかあさんといっしょ」の今月の歌は、そのあと1年ぐらいトラウマになりました。
つわりの入院ってどんな治療をするの?
先程も話したとおり、長女妊娠のときに約2ヶ月つわりで入院しましたが、治療といってもひたすら水分を点滴するだけです。
なので、入院してもつわりの症状が楽になることは、あまりありません。
お医者さん曰く、「つわりで食べなくてもママも赤ちゃんも死なないけど、脱水は良くない」そうです。
なので点滴をされながら、ひたすら時期が過ぎるのを待つ…。
脱水で血管も縮んでいるので点滴のルートがとれず、何度も刺し直しになり、私の腕は青アザだらけ…。
大部屋だったので、隣のベッドのおばあさんが食べてる御煎餅の匂いにもだえながら寝ていました。
ちょうどオリンピック開催時で、浅田真央ちゃんの演技になんとなく勇気をもらったのを覚えています。
つわり中にハマった食べ物は?
つわりって吐きつわりでも「これだけは食べられる!」というものがあったりしますよね。
それまで苦手だったものが好きになったり。
私は3回のつわりを経験しましたが、3回ともハマった食べ物(飲み物)が全然違いました。
次女 … スイカ、マクドのポテト、水
末っ子 … ギンビスの動物ビスケット、トマト、もずく
3回ともぜんぜん違いますね。
ただ3回とも共通したのは、つわりでハマったものはその後しばらく見るのも嫌になったこと!
とくに次女のスイカはほぼ2ヶ月スイカしか食べていなかったので、2年ぐらい苦手な食べ物になりました。
スイカの水分のおかげで入院せずにすんだんですけど…。
つわりの症状にはどんなものがある?
つわりと一言でいっても、その症状はさまざま。
私が経験したつわりの症状を紹介します!
吐き気
吐き気はつわりの代表ともいえる症状ですね。
つわりではこれに一番悩まされました。
とにかく寝ても覚めても続く吐き気…。
吐いても吐いても治まらない。胃液どころか緑色の胆汁まで吐いても治まらない。
酷い時には吐きすぎて、食道か喉のあたりが傷ついたのか、血まで吐いてました…。
食べつわり
これもよくあるみたいですね。
つわりの初期と治まる頃は、この食べつわりの症状が出ました。
とにかく何か口に入れてないと気持ち悪い。よく飴玉をなめていました。
よだれつわり
一人目のときに吐き気に続いて悩まされたのがコレ!!
とにかくよだれが止まらない。
よだれを出しても出しても、すぐに口の中いっぱいによだれが溢れてくるんです。
寝ている間もでるので、枕はビショビショ。
上を向いて寝ると、自分のよだれに溺れて目が覚めるという…(^_^;)
これは産む直前まで続いて、地味ですが結構つらかったです。
ちなみに、よだれつわりは珍しいのか、私の周りでは私とあと一人だけしか聞いたことがありません。
つわりがひどいときの対策アレコレ!
つわりが治まる時期がくるまでは、症状をゼロにはできないつわり。
私もネットで検索していろいろしましたが、「これでスッキリ!」というような魔法みたいな方法はありませんでした。
それでも少しでも楽になる方法があったら…と思いますよね。
とりあえず食べられるものを探す
つわりの時期って、味が薄くてさっぱりしたものが食べやすいかというと、そうでもないんですよね。
ポテトチップスとか、炭酸ジュースとか意外なものが食べられたりします。
とにかく色々試してみてください。途中で急に食べられるものが変わったりもします。
私の経験ではゲップしたときにキツイ匂いのあるものは、調子に乗って食べると後でエライ目にあいました。
外出時にはマスクを!
つわりの時期、どうしても匂いに敏感になりますよね。
そんなときに欠かせないのがマスク!少しは楽に過ごせます。
外出先って思わぬところから思わぬ匂いがするものです。
エレベーターで乗り合わせた人から、タバコや整髪料、香水の匂いがしたり…。
私はスーパーのお惣菜コーナーと冷凍食品売り場の匂いが鬼門でした。
マスクは感染症予防だけでなく、つわりの匂い対策でもお役立ちアイテムです。
とにもかくにも脱水に注意!
あまりに食べられないことが続くと「赤ちゃん、ちゃんと育つのかな?」と心配になってきますよね。
でも病院の先生の話では大丈夫だそうですよ。
赤ちゃんはちゃんとママの蓄えから栄養を摂っているそうです。
その証拠か、私はつわりで5キロ以上痩せました。
ただ水分だけは別です!
脱水になると、ますます吐き気もひどくなり、魔のループにはまってしまいます。
私が脱水で入院したとき、退院の条件の一つが一日に1リットルの水分が摂れることでした。
どうしても飲めないときは、氷をつくってなめたり、水より味のあるもののほうが飲みやすかったりするので試してみてくださいね。
そして、あまりにもひどいときには躊躇せずに病院に行ってください。
脱水の状態は尿検査で簡単に分かります。点滴してもらうだけでも、いくぶん楽になりますよ。
精神的なものも大きいのがつわり!
こう書くと、まるで我慢が足りないように感じますがそうではありません。
むしろ我慢することが、つわりをひどくすることも多いようです。
入院したときに担当のお医者さんから、「責任感の強い人はつわりがひどくなりやすいよ」と慰められました。
もちろん病気ではありませんが、病気であろうとなかろうとツライ症状があるのには違いありません。
中にはつわりに理解のないダンナ様もいるかもしれません。
私のダンナも、つわりというのが想像しにくかったようです。
「車酔いや二日酔いが1日中1ヶ月も続いてる感じ」と説明したら、とりあえず「それは動きたくないな」ぐらいは想像できた程度…。
周りの反応がつわりに理解がないと、ついつい無理をして精神的にも自分を追い込んじゃいますよね。
頼れる人がいれば、どんどん頼っちゃいましょう。
人に甘えることが苦手な人もいるかと思います。
でも、また自分が元気なときにお返しすればいいんです。
お世話になった人にできなくても、また困っている他の人を助けてあげればいいんです。
私を助けてくれる先輩ママさんたちは、みんな言います。
子育てするようになって、そうやって世の中は回っているんだなと思うようになりました。
助けてもらうところは助けてもらって、つわりの症状はツライですが、少しでも減らせるストレスは減らしましょう!
「いつかは終わる」を希望に!
つわりが本当にひどいとき、唯一の救いがこれでした。
「いつかは終わる」
「どんなに長くても産んだら終わる」
つわりには必ず終わりがきます。一生続くことはありません。
ピークの1ヶ月は本当に絶望のどん底にいるような気分でしたが、三人とも当たり前ですがちゃんと終わりが来ました。
美味しくごはんが食べられるようになりました。
「いつかは終わる」それを希望に、脱水にだけは気を付けて、なんとかピークを乗り越えましょう。
あんなにキツかったつわり…なんで三人も産めたのか?
つわりは本当につらくて、三回ともつわりのピーク時は妊娠したことを後悔したほどです。
正直、嬉しいはずのエコー写真を見るのも嫌なぐらい…。
それなのに、なんで三人も妊娠し出産したのか?
出産の痛みは生きてきた中で一番痛くて、とんでもないものだと思いました。
でも、産んでしばらくすれば忘れました。
いや、忘れてないけど、そこまでイヤな記憶としては残っていません。
でも、つわりの記憶は吐き気や感覚まで鮮明に覚えていますし、その頃やっていたCM、歌、よく食べたものと共に蘇ってきます。トラウマになるぐらいイヤな記憶です。
それなのに、またつわりがあると分かっているのに、どうして二人目、三人目を妊娠する気になったのか…。
それは、やっぱり赤ちゃんの可愛さ、子どもが成長する喜びなんだろうなと思います。
妊娠や出産だけではなく、子育てもたくさんの苦労がありますよね。
産後1年は、本当に体力的にも精神的にも大変な1年です。その後も、いろいろ気苦労が絶えません。
それでも、やっぱり喜びや楽しみの方が大きいのが子育てなんだと思います。
つわりのピーク時には闇の中にいて、このしんどさが全てになってしまいますよね。
でも、その後の子育てに比べたら妊娠の期間はわずかなもの。
これはつわりを終えて無事に出産して、ある程度子どもが成長したからこそ、そう思えるのだと思います。
いま、つわりで苦しんでいるママさん、つわりが始まったばかりで不安なママさん、つわりは絶対終わりが来ます。
出産したら、本当に大きな大きな喜びと、かわいいかわいい宝物に出会えますよ。
そして、出産後の食事は格別です(笑)
しんどい時は、手を抜いて、助けてもらって、無理しないで病院にも相談して、なんとかやり過ごしてくださいね。