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ママテク(@mamateku)ライターのMeow-Meowです。
『出産前はよく旅行に行っていた』というママは多いと思います。
筆者も大の旅行好きで、「そうだ、あそこへ行こう!」と夫とふたりで気軽によく出かけていました。
でも、子どもが産まれてからは、前ほど簡単に行くことができなくなってしまいました。
わが子がちょうど1歳のとき、やっと家族で二泊三日の温泉旅行に出かけました。
また、筆者や夫にとっても、新婚旅行ぶりの本格的な旅だったので、どうなるかとても不安でした。
- 長い車移動は大丈夫かな?
- 宿ではちゃんと寝てくれるだろうか
- ずっとベビーフードだけど、いいのかな
実際に1歳児と二泊三日の温泉旅行をしてみて、旅行前に用意しておいた方がいいものややっておいて良かったことをご紹介します。
また、赤ちゃんとの旅行の計画を立てるうえで、どんなスケジュールが楽なのか、3日分のわが子の離乳食はどう用意したのかなども、体験談を交えて紹介したいと思います。
これから赤ちゃん連れで旅行デビューを考えている方に、参考にしていただければと思います。
パッと読むための目次
赤ちゃん連れの旅行を計画!どんなスケジュール?
今回の旅行は、二泊三日。
目的地までは順調に行っても車で5~6時間。
独身の頃に訪れたことがある場所ですが、なかなか遠い道のりです。
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しかも、赤ちゃん連れとなれば、計画通り順調にいく保証はありません。
そこで、こんなスケジュールを立てました。
11:00 休憩ポイントに到着(ショッピングモール)
11:30 ランチ
12:00~ ショッピングモールのキッズスペースで遊ぶ
14:00 ショッピングモール出発
18:00 本日の宿に到着
10:30 動物園に到着(ここでランチも済ませる)
13:30 動物園を出発
16:00 寄り道しながらドライブし、本日の宿に到着
温泉街を散策
10:30 近くのアウトレットでショッピング
12:00 アウトレット内か、混んでいたら近くのファミレスでランチ
13:00~ 観光
18:00 現地を出発する(トイレ休憩以外は、運転を交替しながら家までほぼノンストップ)
0:00 帰宅
寝ているわが子を寝室へ運ぶ
赤ちゃん連れの旅行は、トラブルがつきもの。
大人だけの旅行とは違い、計画どおりにいかないことが多いです。
とはいっても、何も計画を立てず行き当たりばったりで行くのは、不安しかありません。
わが家の場合は、行く場所と大まかな時間だけ決めて、あとは子どもの様子を見ながら臨機応変に変更できるように、ゆるーくスケジュールを立てました。
移動時間を“ねんね時間”に
車内でゴキゲンな赤ちゃんって、なかなか少ないと思います。
シートベルトで固定されて動けないし、ママやパパの顔も見えないし…。
筆者も遠出の際に何度も経験しましたが、移動中の車内で赤ちゃんがぐずってばかりだと、ママとパパは楽しめませんよね。
そこで、赤ちゃんのお昼寝の時間に合わせて移動時間を設定すれば、移動時間を有効活用でき、赤ちゃんもぐずらせずに済むことができます。
具体的には、たとえば1日目。
↓
ランチを食べ、しばらく遊ばせる
↓
遊び疲れたところで車に乗せ、ぐっすり昼寝しているうちに宿に到着
こんな感じです。
その子の普段のお昼寝リズムに合わせて、計画を立てるとスムーズだと思います。
移動時間が長い場合は、夜間も視野に
また、子どもが寝ている夜のうちに移動する、という方法もあります。
帰省ではそうしているという方もいるでしょう。
わが家も、旅行の帰りは夕方に現地を出発し、着くころには夜中だったので車でぐっすり寝ているわが子をそのまま寝室へ運びました。
移動中に子どもが寝てくれれば、ママとパパも楽、着いたときにはゴキゲンと一石二鳥です。
子どもの機嫌は旅行の大きな要となるので、こんなことも踏まえて計画を立ててみるといいと思います。
赤ちゃん連れの旅行の持ち物は?哺乳瓶やマグの消毒はどうする?
おむつや哺乳瓶、離乳食が必要な赤ちゃんとの旅行では荷物が多くなります。
わが家の車はファミリーカーではないので、トランクも後部座席もパンパン。
「引越し?家出?」と見間違えてしまうくらいでした。
もちろん、その中には一度も使わなかったものもあります。
しかし、予備として持っていったものの中で「これを持って行って良かった!無かったら大変だった!」というものもあったので、余裕があれば赤ちゃん用品は多めに持って行くことをおすすめします。
最低限必要なものリスト
わが家で、最低限「これだけは無くてはならなかった!」というものを紹介します。
- いつものお出かけグッズ(母子手帳やおむつやおしりふきなど)
- おむつ(30枚)
- おむつ処理袋(たくさん)
- おしりふき、除菌ティッシュ2~3パック
- 着替えたくさん(小さく畳み、圧縮するとかさばらない)
- 食事用品(ストローマグ、スタイ、スプーン、歯ブラシ)
- お風呂用品(赤ちゃんソープ、タオル、保湿クリーム)
- ねんねグッズ(ぬいぐるみ、パジャマ、枕)
- お外で使うもの(ベビーカー、抱っこひも、帽子、日焼け止め、靴、靴下、レッグウォーマー)
- お菓子、離乳食
- 食器洗いセット(食器用洗剤、スポンジ、除菌つけ置き剤)
意外と見落としがちなのが『食器洗いセット』かなと思いました。
旅館のお部屋にあった洗面所で、使ったストローマグやスプーンを洗い、持参したタッパーにミルクポンでつけておきました。ミルクポンは小分けされているものが売られているので、旅行に便利です。
荷物を用意するうえで、気を付けるポイント
赤ちゃん連れの旅行の荷造りの際に気を付けるポイントを挙げると…
- おむつや着替え、レトルトの離乳食は多めに持っていくと良い。
(現地調達もできるが、知らない土地だとドラッグストアを探してわざわざ寄り道するのが意外と面倒だったので) - いつものお出かけバッグをそのまま持っていくと、トイレ休憩などで降りるときにさっと持って行けて楽。
- 哺乳瓶や食器、マグなどは、すぐに洗えない時のことを考えて予備を持っていくと良い。使い捨てでも◎。
旅行だからといって、特別な物はありません。
いつも使っているものを日数分+α持っていけば、問題ないと思います。
赤ちゃん連れの旅行―前日までにやること
旅行に備えて練習
以前、わが子と遠出をしたとき、着くまでの車内で終始ぐずりっぱなしだった経験があります。
出発が朝早くだったため、まだ朝寝の時間には早く、眠れなかったのかなと思います。「失敗したな~」と思いました。
この経験を活かし、わが家では、早朝のドライブに慣れさせることにしました。
朝起きる時間を1時間早め、出勤前にパパがドライブに連れて行くのを数回くり返すと、八時前には眠ってくれるようになりました。
赤ちゃんは驚くほど適応能力が高く、何度かくり返すと、すぐに慣れてくれるのですね。
長時間のドライブに慣れていない子は、旅行の前に「いつもより長めのドライブ」を経験しておくと良いかもしれませんね。
持ち物を揃える
事前に作っておいた持ち物リストをもとに、旅行に持っていくものを買いに行きます。
おむつやベビーフードはたくさんあると安心なので、日数分+αを買っておきます。
アカチャンホンポは品揃えが豊富で、ベビーフードもたくさん種類があり、赤ちゃん用品をそろえるにはとても便利でした。
また、旅行中は写真をたくさん撮ると思うので、可愛い服を着せたいものですよね。
前日や当日に「あっ、汚してる!」や「洗濯してない!」という事態にならないように、筆者は旅行に着せたい服は、洗濯をして早めにバッグに詰めておきました。
前日には準備完了
出発前にあたふたしないように、前日には玄関に荷物を用意しておきます。
ドライヤーやストローマグなど、当日の朝まで使うようなものは、リストを付箋かなにかでバッグに貼っておくと、忘れません。
赤ちゃん連れの旅行―出発当日に確認すること
朝6時に起き、前日から用意しておいた荷物を車に積みました。
「旅行に行くんだよ。楽しみだね」とわが子に声をかけ(まだ理解していないと思いますが)、チャイルドシートに乗せました。
移動はほとんど高速道路を走ることになるので、何かあってもすぐに停まることができません。
それを踏まえて、出発前には次のことを確認しました。
- チャイルドシートのベルトはしっかり閉まっているか確認
- 日よけや防寒を調節しやすいように
- ぐずったときのための対処法(お菓子、おもちゃなど)は手の届くところに
- おむつをチェック!(できればうんちは済ませておきたいので、朝起きたらお腹をぐるぐるとさすって促してあげます)
旅行中の離乳食はどうする?
旅行でいちばん気にかかっていたのは、わが子の食事(離乳食)です。
このときはすでに卒乳しており、離乳食のみになっていました。
3日分のお弁当を家から用意して行くわけにはいかないし、朝昼夕と1日3食同じものを食べさせていては飽きる…
「授乳していた頃のほうが楽だったなあ」と思ってしまいました。
そこで、わが家は3つの方法を使い、3日×3食=9回分(+おやつ)の食事を乗り切りました。
ベビーフード
一つ目は、外出の救世主『ベビーフード』です。
初日くらいはお弁当でも良かったのですが、洗い物が出ると面倒だと思い、わが子の食事は主にベビーフードを利用しました。
『和光堂の栄養マルシェランチボックス』は、スプーン付きで旅行にうってつけです。
カップに入ったタイプで、容器はそのまま食器として使えます。スプーン付きで外出に便利です。忙しいママの代わりにバランスのとれた食事をしっかりケアする「栄養マルシェ」。大満足のたっぷりサイズ、1歳以降向けの「BIGサイズの栄養マルシェ」もあります。
(和光堂HPより)
とあるように、月齢に応じて量や味を変えていて、赤ちゃんのことがちゃんと考えられています。
種類がとっても豊富で、和風弁当やお子さまランチ、京風弁当なんていうものまであり、旅行中に毎日食べさせていても飽きないのが、ありがたかったです。
わが家は旅行中、このベビーフードに助けられていました。
ただ、ベビーフードにはデメリットもあるため、筆者は次の点に気を付けました。
- 手作り離乳食に慣れている、場所が変わる、などだと食べないこともあるため、近くのショッピングセンターのフードコートでベビーフードに慣れさせた。
- 食べやすいようにやわらかく(どろどろ、ねばねば度が高い)作られているため、固めのご飯が好きなわが子には月齢のひとつ上のベビーフードを用意(1歳ですが1歳4ヶ月頃~と書かれているものをあげた)
- 食べやすくペロリと完食してしまえるため、物足りないようだったので、大人のご飯を混ぜて量を増やした。
- 電子レンジがない場所では、冷たいまま食べさせることになるため、大人のお味噌汁やあたたかいミルクも一緒に飲ませるようにした。
パン
二つ目は、子どもが大好きなパンです。
パンは、手軽にどこでも現地調達できて、食べやすく、保存もきくのが利点。
わが子も大のパン好き。食パンを1枚渡すと、丸かじりして全部食べてしまうほどです。
旅行先はリゾート地だったため、パン屋さんがたくさんあり、米粉パン専門店やオーガニックのパン屋さんもありました。
宿でおすすめのパン屋さんを聞いて、寄り道。
子どもでも食べられそうなパンを購入して、食事やおやつにあげていました。
スーパーやコンビニはどこにでもあるので、食パンや子ども向けのスナックパンを買っておけば便利です。
わが子は、アンパンマンの『ミニスナック』というスティックパンがお気に入りでした。
大人の食事をとりわけ
三つ目は、大人の食事のとりわけ。
これが一番楽でした。
1歳にもなれば、離乳食も完了期。大人のご飯を分けてあげられるようになってきました。
わが子も、家で大人のご飯やおかずに手を出してはつまんで食べています。
たとえば定食であれば、サラダのトマトやゆで卵、コロッケ。デザートのイチゴやオレンジ、ヨーグルトなどは喜んで食べます。
ご飯を大盛りにしてもらって分ける、うどんも細かく切れば手づかみ食べしやすいです。
ファミレスであれば、とりわけ可能なメニューを選ぶことができますし、ホテルの朝食バイキングがあれば好きなものを選べるのでとりわけしやすいです。
裏ワザとしては、大人用のご飯に温かい麦茶をかけるとふやけるので、やわらかくなります。
お弁当を用意する手間やお金を節約する方法として、ご飯にかける『ふりかけ』や『おかずベビーフード』だけあれば、ご飯は大人用をとりわけできるのでなんとかなりますよ。
赤ちゃん連れの旅行―泊まるところはどんな感じ?
独身時代や夫婦だけのときは、費用を抑えるためにビジネスホテルを利用することが多かったのですが、赤ちゃん連れとなるとそうはいきません。
少し料金が高くなってしまいますが、わが家は『赤ちゃん歓迎の宿』を選びました。
ホームページなどで『赤ちゃん歓迎』と書かれている宿は、安全対策がしてあったり、おもちゃや赤ちゃん用品が完備されているので安心して泊まれます。
その中でも、わが子の性格などを考えて、部屋選びでは次のポイントを重視しました。
- ベッドではなく、布団
→わが子は最強に寝相が悪く、ベッドだと落ちてしまう心配があるため - 部屋に段差がないバリアフリー、またはお座敷のお部屋
→よちよち歩き始めの時期なので、段差でつまずく恐れがあるため - 部屋にバス、トイレつき(貸切風呂でも○)
→まだ大浴場だと迷惑がかかるかなーと考えたため。万が一子どもが不機嫌だったり、体調不良になったりしてもお部屋でさっと入浴を済ませられるため。
ねんね期の赤ちゃんなのか、動き回る時期なのかによっても、宿選びは変わると思います。
詳しくは、宿に問い合わせてみるのもいいと思います。
宿選びのポイントについては以下の記事で詳しく紹介しています。
旅行先での寝かしつけは大丈夫だった?
赤ちゃんとの旅行で大きな心配事のひとつが、「慣れない場所でちゃんと寝てくれるのかな?」というものでした。
抱っこや添い乳、トントンなど「これで寝る!」という寝かしつけ方法があればいいのですが…わが子の場合は、寝室を暗くしてしばらくひとりで置いておくと勝手に寝るという子でした。
しかし、初めての部屋、見慣れない布団なのです。
いつも通りに寝てくれるのか、心配でなりませんでした。
少しでもいつものわが家の環境に近づけたいために、普段使っている布団を持っていきたいところですが、当然ならが無理です…(大人用のセミダブルなのでそんなものを車に積んだらキャパオーバーしてしまいます!)
苦肉の策で、枕と掛布団カバーを持っていきました。これなら、なんとか旅行用キャリーケースに入りました。
宿の部屋に入るなり、わが子はニコニコしながら部屋の中を歩き回り、探検していました。
『場所見知り』はしなかったので、第一関門クリアです。
まず、私たちは布団やマットレスを部屋にあるだけ敷き詰めました。
布団カバーとお気に入りの枕もセットしました。そして、テーブルを端に寄せて枕でガードしました。
これは、布団に慣れてもらうためと、安全対策です。
まだ歩き始めの時期は、よく転ぶのです。
自宅では床にジョイントマットを敷き、机にはコーナーガードを設置していますが、宿にはそれがなかったためです(でも、赤ちゃん歓迎の宿だからか、机の角は丸かったです!)
夕飯とお風呂を済ませたあと、部屋を暗くすると、わが子は布団にゴロンとしました。
暗くする=ねんね、という習慣が身についているようです。
少しでも時間を有効活用しようと思い、パパにはゆっくりお風呂に行ってきてもらい、私はそばで寝たふりをしました。
すると、15分もするとわが子は持参したお気に入りの枕を抱いて寝息を立て始めました。
慣れない場所で、わが子はまったく寝れずにぐずりまくる…そして3人とも寝不足で翌日はヘトヘト…という最悪の事態を想像していましたが、いつも以上の寝つきの良さに拍子抜け。長
旅の疲れもあったのかもしれません。
パパが戻ってくると、交替で私がお風呂へ。
子どもと一緒だとゆっくりつかることができなかったので、わが子が思いがけず早めに寝てくれたことで温泉に入り直す時間ができました。わが子に感謝です。
まとめ
旅行に行く前は、「どうなるんだろう?大変だろうなあ」と不安ばかりでしたが、いざ出発してみるとわが子はいつもと変わりなく、取り越し苦労だったと気付きました。
まだ1歳になったばかりなので、状況が分かっていないことが幸いしたのかもしれません。
イヤイヤ期に入ってしまえば、それはそれで大変だったと思います。
赤ちゃん連れの旅行は、気が抜けないので大変なことも多いですが(実際、かなり疲れました)、得るものも大きいと思います。
子どもにいろんな体験をさせてあげることができますし、その様子をビデオや写真に残してあげれば大きくなったときに一緒に見返して思い出話をしてあげることができます。
今回の旅行で一番良かったと感じたことは、初めて見るもの、体験することに対するわが子の新鮮な反応を見ることができたことかなと思います。
これからも、いろんな場所に連れて行ってあげたいと思いました。