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ママテク(@mamateku)ライターのののかママです。
私の妹の結婚式に参列してから、我が家の娘の結婚やウェディングドレスへの憧れにメラメラと火が付きました。
保育園では仲良しの△君と、仲良く手をつないで、結婚式ごっこを楽しんでいる様子。
そして結婚式の後、ほどなくして私の祖父が亡くなり、娘を連れてお葬式にも参列した我が家。
短期間の間に、結婚式やお葬式と向き合うことになったわけですが、子どもが生まれてから初めての冠婚葬祭ということもあって、何よりも心配事は
- 娘がじっとしていられるか
- 他人に迷惑をかけないかどうか
ということでした。
今回は、我が家の子供連れの冠婚葬祭についての体験談をご紹介したいと思います。
これから子連れで結婚式やお葬式に参加される方の参考になれば幸いです。
パッと読むための目次
はじめての結婚式
実は妹の結婚式の前に、私の友人の結婚式もありました。とても親しい友達だったため、その喜びもひとしお、二つ返事で出席の返事をしました。
その時、娘はまだ2歳になったばかり。しかも、夫は単身赴任中でいませんでした。
それを気遣ってくれた友人からは、親戚の小さい子たちもたくさん来るので「娘ちゃんも是非」とありがたい言葉をかけていただいていました。
しかし、友人のときには娘は実母に預け、一人で参列しました。
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なぜかというと、やはりまだ2歳。じっとしていられないことが一番の理由です。
厳かな式の最中、イヤイヤ期の癇癪が爆発したらそれこそ大変。
一生に一度のビデオ撮影等もあるかもしれませんし、招待客は友人の知り合いばかりではなく、友人と結婚相手の知り合いもたくさん来ることは明白です。
そして何よりも、娘自身が知らない人達ばかりの中で怯えてしまうのではないかと考えました。
そのため、せっかくのご招待ではあったものの、娘の参列は断り、その時は私一人だけが出席しました。
友人の結婚式は断ったものの、私の実妹の結婚式は娘にとってはおばちゃんにもあたり、私以上に私の妹は娘のことを溺愛しているため、参加させない答えはありませんでした。
結婚式へ参列。子供にはどんな服を着せた?
いざ出席することを決めると、まず何を着せていくかを考えました。
結婚式の参列となると、一番大事なのは花嫁さんよりも目立ってはいけないということ。
そのため、白い服、レースの服は避けました。花嫁の家族という扱いになりますので、ふわふわ・ひらひらしたドレスも選びませんでした。
結婚式の服装として、娘のために用意したのは、水色のセレモニーワンピースと、着替え用に普段着でも着れそうなピンクのワンピースの2着。
そして、髪飾りは小さな花が付いた可愛い髪飾りと、夏だったのでベージュのサンダルを用意しました。
どれに対しても一番気を付けたのはおとなしめのものを選ぶように気を付けました。
なぜかと言うと、
わが子は可愛いですし、せっかくの結婚式でおしゃれさせてあげたい気持ちもありましたが、主役は花嫁であることを考え、我慢しました。
また、動き回りたい年齢ということも考えて、子どもが動きやすい服装であることにも意識しました。
また、なぜ2着用意したのかというと、食事の最中絶対に汚れることが分かっていたからです。
写真もたくさん撮られるでしょうし、その際に汚れた服はまずいと思ったのと、花嫁である私の妹が大好きな娘。
汚れた服で抱き付くなどして、万が一ウエディングドレスを汚したら大変です。
お金はかかりますが、必要な経費として考え、2着用意しました。
結婚式に持って行ったもの
娘対策で結婚式に持って行ったものは下記の通りです。
- 着替えの服 2着(ワンピースと普段着)
- スニーカー 1足
- バスタオル 1枚
- ハンドタオル 3枚
- エプロン
- ウェットティッシュ
- オムツ
- お菓子
- おもちゃ
- カメラ
着替えの服には礼装として着させられるワンピースの予備1着のほか、普段着ているTシャツとズボンという動きやすい恰好の服装も1着持っていきました。
これは、服を汚した時の予備というよりも、ずっとカチッとした服装だと疲れてしまうので、帰りに動きやすい恰好で帰らせるためでもありました。
また、靴も普段履き慣れていないサンダルのほかに、履きなれたスニーカーで色合いの落ち着いたものも1足持って行かせ、披露宴のときにはサンダルではなくてスニーカーを履かせていました。
これは、サンダルで靴擦れなどができたときに痛いと騒ぎだしたり、機嫌が悪くなったりすることを避けるためです。
また、小さな子はスニーカーでも転ぶことがあるため、転ぶリスクを少しでも少なくしたいことありました。
小さな子どもは泣き声も大きくなる場合があるため、大騒ぎになるリスクはなるべく避けて通る必要がありました。
その他持って行ったものは、結婚式場は空調が効いていることが多いため、眠ってしまったときにかけてあげるためのバスタオルや、何かをこぼしたり汚したりした時に使うタオル類を数枚。
そして普段は使わなくても、食事の最中に服を汚さないようにエプロンなども持参しました。
食事などが出る式場でお菓子などを持っていくことも一般的にはタブーだと思いますが、ソワソワと落ち着きがなくなってきたときにこっそり外に連れ出してお菓子を与えるために持っていきました。
また、オムツは、結婚式に参列したころにはすでに外れていたものの、チャペルでの挙式の最中、トイレ…と騒がれるのもいやなので、事前にトイレに行かせ、チャペル挙式の最中はオムツをさせました。
事前にトイレにはいかせていたため、トイレに行きたい…ということはなかったのですが、こちらも万が一を考えての対処でした。
ちなみに、我が家の娘にとっては、結婚式に持っていって良かったもののの第一位はカメラでした。
もともと、今回結婚式を挙げた私の妹が娘に買ってくれた本物のデジカメなのですが、親戚や新郎新婦の写真を撮らせるという任務を与えると娘は大はりきり。
プロのカメラマンが写真を撮っている姿にも触発されて、披露宴の間中、テーブルに飾ってあるお花や、出席したいろんな人の写真をパチパチ撮って回っていて、大騒ぎすることもなく静かにすることができたと思います。
持ち物に関しては、うるさくさせない方法を事前にいろいろと考えて、かなり準備万全にそろえていきました。
結婚式の間中、親として与えられたミッションは「騒がせない」こと。泣かせたり騒がせたりしないように持ち物を検討しました。
結果的には大荷物になってしまいましたが、クロークに預けることもできたので良かったと思います。
子連れ結婚式での失敗談
色々考えて対策を練ったつもりでしたが、結婚式の参列にあたって、チャペルでの式は失敗がありました。
思った以上にチャペル内は静かで、厳かで、やはり2歳児には難しい場所だったかなと思います。
結婚式で、うちの娘はフラワーガールの役目を任され、何とか任務を全うはしたものの、
そして2番目の反省点は、厳かな空気の中、挙式に意識が集中してしまって、娘への意識が緩んでしまったことでした。
挙式の間、娘が何をしていたかというと、私や夫が牧師さんの話に集中し、ちょっと娘から目を離したすきにチャペルの装花に興味を持ってしまって、ふと目を向けると、あろうことかチャペルの装花をむしっていたのです。
目が合うと得意げにニヤッと笑うその姿に、私や夫は静かに大慌て。そんな我が家の姿に牧師さんも新郎新婦も苦笑い。
妹夫婦にはあとで謝ることは出来たものの、これが実の妹の結婚式ではなかったら…と思うと笑い事では済まなかったなと思います。
厳格な空気の中ではついつい式に集中してしまいますが、子どもがいる場合においては、子どもの言動から目を離してはいけないなと思いました。
はじめての結婚式・娘の感想
チャペルでの挙式、そして披露宴と、初めてのことに少し興奮気味の娘ではありましたが、娘自身、とても楽しんでいたように思います。
式の前日に娘と一緒に妹夫婦の似顔絵を描いて、披露宴の最中にこっそり娘に渡しに行かせたのですが、いつもとは違ってウェディングドレスを着てキラキラとした幸せオーラに包まれているおばちゃんに娘は照れてしまい、なかなか近寄れませんでした。
そんな中、新郎新婦の間で写真を撮らせてもらうともう有頂天、大喜びでした。
まだ2歳でしたが、結婚式=楽しいと思ったようで、しばらくはその時の写真を見つめてうっとりしていました。
幼いころに結婚式に参列した経験のある子は、結婚に対して前向きなイメージを持つ、と聞いたことがあるのですが、本当にそうかも…と思えるくらい、結婚式に参列した後は保育園で仲の良い男の子と毎日結婚式ごっこを楽しんでいる今日この頃です。
はじめてのお葬式
妹の結婚式が終わると、ほどなくして祖父のお葬式がありました。
結婚式のときと違って、お葬式に関しては迷うことなく参列しなければ…と思ったのですが、結婚式での反省点がお葬式への参列に関してとても役立ったと思います。
祖父が亡くなったとき、真っ先に病院に娘もつれて駆け付けました。祖父は娘をとてもかわいがってくれていたので、最後に合わせたいと思ったのです。
祖父の入院していた老人病棟は、乳幼児の入室は禁止でしたが、祖父が亡くなったときだけはマスクをすることを前提として入室を許可してくれました。
最初病室で騒ぐのではないか…と少し不安であったものの、シクシクと泣いたり、鼻をすすり上げたりする大人たちの中で、娘はその神妙な空気を感じ取ってずっと静かにしていました。
いつもなら「おりこうさん」と頭をなでてくれるひいおじいちゃんが全く動かないことを感じ取ると、静かにひいおじいちゃんの手を握っていました。
2歳児なりに、死というものがどういうものなのか、何となくわかったような気もします。
お葬式へ参列。子供にはどんな服を着せた?
お葬式の日程が決まると、即、娘の服などを準備しました。
乳幼児をお葬式に参列させるには何を着させたらいいのか、ネットなどで調べたのですが、普段着でよいという意見もあれば、ちゃんとした礼服を着させたほうが良いという意見もあって混乱しましたが、最終的には喪主である父に相談して白黒の普段着で参列させることにしました。
我が家が祖父のお葬式で娘に着させた服は、下記のとおりです。
- 白の長袖シャツ。襟のついたものをもともと持っていたのでそれを着させました
- グレーのジャンパースカート
- 黒のカーディガン
- 白のタイツ
- グレーのスニーカー
- 黒のワンピース
- 黒のカーディガン
- 白のタイツ
- グレーのスニーカー
結婚式のときと比べて、お葬式の時に特別に買ったのは白のタイツだけ。あとはもともと持っているものを組み合わせて着させました。
普段明るい服装を着せるのが好きなのですが、こういう時のためにも何枚か黒や紺の服があると便利なのかも?と準備をしながら思いました。
当たり前ですが、お葬式にふさわしくないキャラクターや動物のアップリケのあるようなものも避け、マザーズバッグも普段の明るい色ではなく、黒い袋に入れ替えてもっていきました。
今回、我が家のほかにも小さな子どもを連れた親戚が参列していましたが、子どもたちは皆、グレーや黒、白の普段着という形でした。
靴なども明るい色の靴を履いている子どもはいませんでした。
また、持ち物や服装の準備だけではなく、お葬式は娘の大好きなひいおじいちゃんにさようならをする大事な式であることは、2歳児には難しいかなとは思ったものの、ちゃんと事前に説明をしました。
ひいおじいちゃんがもう喋らない、起きてこない、もう会えないということは理解できているのかどうかは正直微妙でしたが、さようならはしなければいけないということは何となく理解できたように思います。
同時に、娘だけではなく、いろんな人がさようならをしに来るので、大騒ぎして邪魔しちゃダメということもお通夜やお葬式に参加する前に話して聞かせておきました。
お葬式に持って行ったもの
お葬式に参列するにあたって持って行ったものは、大体結婚式のときと同じなのですが、騒いだ時に静かにさせるために、絵本なども数冊持っていきました。
また、お通夜だと夜遅くまでかかるため、通夜振る舞いなどがあるとは言ってもお寿司などだと食べられないものも多いので、子どもが食べやすいパンなどの軽食もコンビニで購入してから行き、車の中で食べさせました。
また、寝かして置けるようにベビーカーを持参して、眠くなったらベビーカーで寝かせておきました。
結婚式とお葬式が大きく違うのは、結婚式のときのような明るい雰囲気がないことです。
娘がほかの子どもたちとキャーキャー叫んで走り回ったり、その場にふさわしくない態度をとったりすることはとても怖かったので、おもちゃなども静かに遊べるような折り紙やお絵かき帳などをもっていかせました。
私の父が喪主ということもあって、私自身が父母を手伝うことがたくさんあったため、子どもが騒いだ時の対応はすべて夫に任せて、少しでも騒いだら外に出ることを徹底してもらいました。
子連れのお葬式で気を付けたこと
お葬式で気を付けたことは、子どもから目を離さないことと、騒いだら外に出るということです。
夫に子どもの世話係を完全に任せておきましたが、少しでも騒いだら強制的に子どもは外に連れていき、葬儀場近くの公園で遊ばせたり、散歩をしたりして葬儀の邪魔にならないようにしました。
親戚には事前に騒ぐ可能性があることを伝えておき、騒ぐ寸前で外に連れ出すことで葬儀を邪魔することなく、参列することができたと思います。
大好きなひいおじいちゃんの葬儀ということもあり、できればセレモニーの際にもずっと参列させておきたかったのですが、まだ2歳児には難しいことだったので、無理せずに葬儀場のそばで待機しました。
はじめてのお葬式・娘の感想
お葬式で出棺の際、娘も献花を行い、神妙にひいおじいちゃんを見送りました。
「ひいじい、ねんねしているね。もう痛い・痛いはないね」
これが、献花の際の娘の言葉です。入院中、体が痛いと訴えていたのを見ていたので、娘なりに心配していたのかもしれません。
その後は誰が教えたのか、「ひいじいはお空にいる」と言っています。
まだ2歳~3歳児に死を理解することは難しいのかもしれませんが、お葬式は「さようなら」をするための大事な儀式であることは2歳児なりに学ぶことができたような気がします。
まとめ
結婚式やお葬式はしょっちゅうあるものではないので、大人だけの参列でも少し構えてしまうことが多くあります。
そして、そこに大騒ぎするかもしれない子どもが加わるとハードルはとても高く感じますよね。
しかし、実際に両方を経験してみて思ったのは、周りへ不快を与えないように親ができる配慮を十分にすれば、子どもが多少失敗したり愚図ったりしても、周りから温かく見ていただけることも多いということでした。
まだまだ乳幼児とはいえ家族の一員。大事な家族の一員として冠婚葬祭にもちゃんと参加させて行きたいです。